2017年3月22日水曜日

スペイン1 マドリッド



久しぶりな気がするのは、現在日本が午前5時半なのに対しこちらがその8時間前で就寝寸前で、ようやく落ち着いたから。今日は23時間に8時間を足した感じ。

さて、前の書き込みの後、身内と無事に落ち合い、更に数時間を過ごし(フードコートで潮州麺)定刻の深夜発にCX315に乗り込んだ。
もう考えたくない程に空港内で過ごしたが、前記の通りコンセントが合わないせいで結局はスマホをいじっていた事に留まった。しかもどんどんとスマホの電源量は落ちて行く。

結局は機内でUSB電源は席についてはいたものの、コンセントは無く、PCは絶命のまま現在に至ったわけです。

さて、14時間に及ぶフライトは地獄の沙汰。狂気。しかも異国の高雄のホテルを出てから数えきれない待機と移動をしたから結構痩せた感じだ。少なくともベルトの位置が一つ縮む結果に。それは機内で気分が悪くなったり、やたら手洗いに通わなくてはならぬようにならないためにサーブされる品のほとんどの米と野菜しか食べないせいでもある。

機内は幸い静かで、シートもプレミアムエコノミーにふさわしい感じで効果はあったように思う。即ち明らかに身体疲労を少なく感じる結果に。この14時間強のフライトにビジネスクラスはほぼ個室タイプで良いものの、その他の我々を含むほとんどの人が良く耐え得るものなのだと関心してしまう。己は何らかの薬を飲んで時間を感じなく出来るのだが、相当強靭な人間だろうと思う。恐ろしく退屈だし、横になれないから足が膨らむ。

ワルシャワ上空からでもまだ三時間等の表示が出る程にイベリア半島は西にある。

で、無事に到着。ターミナルも至極快適でイミグレも並ばず荷物もすぐに無事に出て来た。
税関を通り、晴れて無事にスペインに入国。
私は初めての国。現地時間、朝の8時半。

急がないで行動しようと、カフェに入ると程なくにやけたアホなカップルが寄って来て、何かを食べたいので金をくれ、という。よくも空港まで来れたもんやねと失笑し散らしたが正直いきなりで引いてしまった。ひどい民度だ。

で、鉄道でアトーチャ駅に向かう。駅前のホテルに着いたら10時。
荷物をこころよく預かってくれて12時には入れてあげるからね〜。

では、と(実は早くインしてシャワーを浴びたかったが)マヨール広場を目指して歩き出した。程なく後ろに妙な気配を感じたらアホな若い女子が私も背負うリュックのチャックを開けているではないか!お〜いっ!と怒ったらヘラヘラして去ったが、また引いてしまった。
何という国だ。大概有名なお国は訪れたものの、ピカイチに醜い体験が連続した。未遂で終わっているものの、こちらの疲労を知っての所業だろう。むかつく。

更にどの角にもお金をくれ婆さんがいるわ、信号待ちで寄ってくる妙な金くれ男性はいるはで最悪な町。非常に気分が悪い。情景は確かに素敵だが。

と、言いつつ王立劇場で数日後にヘンデルのオペラチケットをゲットし、正午にホテルに戻る。インし、シャワーを浴び、歯を磨き、ひげを剃ってスッキリ。

その後、プラド美術館に向い、全く並ばず、相当数の名画を4時間弱かけて鑑賞。
もの凄い数に圧倒された次第。腰が痛くなる。

大事をとって明日からの鉄道チケットをゲットしにアトーチャ駅に向かう。
行っておいて良かった。調べはしたものの、チケットセンターが相当遠いし、番号札を取ってもそれなりに待たされる。
結果、3区間の移動を紙に書いて説明し、無事に席を確保出来た。特急は全指定等だし、グラナダからマドリードも戻る際は、駅からバスに乗らされ鉄道に乗り換えるというBSの番組のような行程。明日の希望時間の列車もほぼ並び席が難しかった状態。備えあれば安心。

部屋で夕食を食し、今から眠り、明日の朝、南のセビリアにインターシティで向かう。