2019年10月26日土曜日

講演終了 ぜんにほんりこーだーきょういくけんきゅうかいぜんこくけんきゅうたいかいおおさかたいかい



長生きはするもので、リコーダー奏者として30年、当方の勉強不足も重なり、全くご縁の無かった「全日本リコーダー教育研究会全国研究大会:大阪大会」という団体の会に呼ばれ、二時間の講演をして来ました。




多分、教育系の活動をされている先生方の集まりだと思いますので、プロの演奏家やそれを取り巻く環境についておハナシした次第です。芸術系リコーダー?ですね。
参加された方々は非常に関心をもって好意的に聞いて下さいました。


同じ楽器なのですが、教育現場と芸術演奏で、こちらはもの凄い勝手にアウェー感。しかし、やり甲斐はあり、実は次に控える文化庁の芸術系教員のセミナーへも良いステップになった次第です。文科省の担当の方がたまたま?同じだったようで御丁寧にお声掛け下さいました。

普段、全く組織に属さず一人で用意し、考察し、孤独に苛まれるなか、弟子が声をかけてくれたり、わざわざご感想をお伝え下さる先生方もおられました。特に沖縄の先生方が印象に残りました。


結局は四の五の言わず、リコーダーを通して、いかに人を幸せに導けるか互いに頑張りましょう、という結論です。




2019年10月25日金曜日

蒜山高原



ごくたまに平日が休みになるので、愛する愛玩犬のメリーと共に自宅から二時間半程にある蒜山高原に出掛けた。



高原は曇りで温度は13℃ともう寒いくらい。
メリーはボーダーコリーの純粋種で本来は牧畜、牧羊犬なので高原を走り回る時に血が騒ぐのか、もの凄く楽しそうにはしゃぐのだった。凄いスピードで普段の数十倍は走り回る。可愛いのは言うまでもないw、、、。


手前味噌だが、その姿は華麗で美しくカッコいい。
絶対に近くから離れないのも忠誠心なのか、果たして気が弱いのか。

ジュージー牧場では牛に向かって吠える始末。
その後、一斉に「なんじゃ、うらっ」という位に牛がメリーの方に集まって来るのも興味深い。




近くには塩釜の名水をくめる場所もある。

雨が降るとどうしようもないワンコとの旅行だが、何とか楽しめたという報告です。


2019年10月20日日曜日

キャッシュレス2



結局、スーパーの買い物でクレカ。
ブックオフwと移動の鉄道でスイカ。

空港では食事も土産物もJALカードやANAカードのクレカ。
飛行機に搭乗するのも購入したクレカをかざすだけ(ICチップを読み込まれる)。
関空で支払う駐車場代金もそう。



ただ、これにポイントカード関連があるのでプチパニックにもなる。
(趣味の範囲を超えていると思う程に効果する事がある)


例えば、
関空カードというのがあり、国内線で到着すると到着ロビーの読み込みマシンに入れる。
搭乗した証明証をスキャンさせるので2つの何かが必要。
片道10ポイント。往復20ポイント。
その20ポイントで空港駐車場一日分が無料になり、後は数割り引きになる。


その駐車場に行く前に小腹がすいたので関空のファミマでおにぎりを購入。
ここではTカードにポイント加算、関空カードで割り引き、クレカで支払い3枚必要。
そこにスマホを用意し、クイックペイ支払いで二割還元を狙うので4種みたいなものか。
(コンビニで全商品もれなく割り引きされるのは珍しい=関空カード:無料で作れます)

駐車場の事前清算機では駐車券を挿入、関空カードを入れて、クレカで支払うので3枚必要。


この作業で

搭乗券、関空カード、Tカード、駐車券、クレカを用意し、収納しなければならない。
この負荷がボケないためには良いのかと感じた。スマホも無くしてはいけない。

最終、大阪のコインパーキング以降は3日間現金を全く使用せずに帰宅したので、やはり時代は進んでいる。





2019年10月18日金曜日

キャシュレス




所用で東京に用事があるので二泊程。
ならば完全にキャッシュレスで貫き通してみようと思うので、それをレポートする。

可能なのは、クレジットカード数種類、クイックペイ、モバイルスイカ、楽天ペイという布陣である。どこまで可能か。



まず、午前は大阪市の南方で合奏指導のお仕事。
小さく安いコインパーキングでコインが必要。
いきなり玉砕、、、。元々「コイン」と言ってはるので仕方ないのか。

搭乗便まで時間があるので移動の間にあるショッピングセンター内でランチ:これはクレカ。
高速で空港へ。これはETCカード。

◆余談だが、空港でラウンジが使えるので入った。大人の空間。
入った時は札幌行きの乗客で混んでいたものの、一斉に出て行ったので角の席を取った。で、すわ、子供連れの4人家族が背中側に陣取り、繋がった状態の私のイスのみが揺れる揺れる。
何が惹き付けているのだろう。持っているなぁ。

広い空港だけに普通空間で走り回れば如何かと思うのだが、まぁ沖縄便利用のようで、もう少しでお別れという情報。昔は夏休みに琵琶湖くらいだったが、学校を休んで平日沖縄なんてモダンな感じだ。休日に授業をしている大学生とは比較にならない。


で、、、いきなりの機材到着遅れで半時間遅れる!との掲示と案内。やな感じ。


機種変更で中型になるが、シートも変更される事がある


◆非常にすいたラウンジの真正面に男性。まっ、それは良いですよ。
そこから考えられぬ程のパソコンのキーボードタップ音が響く。
どこのPCなのかね。因みにモバイル用のマックは音は出ないぞ。


関西圏で自由業ならばあまりラッシュで人に揉まれない人生を送る事が出来るのだが、到着時に17時を過ぎるので、実は慣れずに怖い事だ。




で、函館の修学旅行女子高校生(とても静だった)が200名程同じ便に搭乗。
機材も本来のA321からボーイングのB767に変更で静寂。これは良かったかも。
テイクオフは16時になって尚かつ低気圧で「劇揺れ」でサービス減少という始末。

羽田空港は一番遠いゲートに到着。相当歩いて京急に乗れたのは17時22分であった。
その後の人からの揉まれ方は想像に難く無いことはないと思う。しかも雨だ、、、、。


おっと、キャシュレスのハナシでした。
京急はモバイルSuica。
食事はクレカ。スーパーもクレカ。



しかし、、、こういう移動の時間に練習すればもっと上手くなるだろう。





2019年10月17日木曜日

京芸リコーダーアンサンブルクラブ定期演奏会






12月18日(水)午後7時開演で京芸リコーダーアンサンブルクラブの第3回の定期演奏会を音楽棟校舎内2階の大合奏室で開催します。

音楽学部のリコーダーアンサンブルクラブという物自体が非常に希少です。
ご興味のある方は是非お聴きになって下さい。


今回は新任のフルートの中堅若手で世間では大活躍中の江戸聖一郎先生(木管五重奏演習担当の講師)にもお手伝い戴きます。

学生主体のクラブですので、ほぼ若者達で活動をしており、私は演奏会ではヘンデルの指揮を担当します。




2019年10月11日金曜日

これまでに経験したことのないような




例えば、9月に祝日が二回(敬老、秋分)、10月に体育の日があるが全て月曜だ。
で、全て授業日。そこまで勉強させるだけ我が国は馬鹿が多いのかと思ってしまう。

この変な感じ、昔に誰が予想したろうか。
超高齢化の我が国ではもう敬老も許されず、体育に限っては意味が分からない。



ある所のあるひとコマの物語。



少子化は理解する。根拠のない倫理観と未来を読まなかった代償だろう。
履修人数は(学費に関係無く)5人以上でしか開講されず、一方的に授業を潰される。
これは理解不能だが、抗えない。給与も突如剥奪される。
人間としてモチベーションは保てるはずもない。


で、何とか6人履修で出席簿が出来てきた。
うち一人は早々に取り消したが、新たに一人受講で6名を100%と考えて戴きたい。



1回目:2人(豊田さん、鈴木さん)33%   全て仮名

2回目:3人(豊田さん、鈴木さん、松田さん)50%

3回目:3人(豊田さん、鈴木さん、本田さん)どうした松田さん!もう来ないのか?

4回目:4人(豊田さん、鈴木さん、本田さん、川崎さん)



という状況。この絶対に揃わない感じが新しい未来感だ。
未だに2人を見た事は無い上、一人は1回しか来ていない。
二人は真面目だがひとりはよく吹けてひとりは運指を理解していない。


シラバス(進行内容や条件)はほぼ読んでおらず、楽曲が吹けずに凄まじく進めない。
あくび、スマホなど気にしてはいけない。


魔の川、死の谷、ダーウィンの海



令和は凄い時代になりそうだが、新しいと言えば新しい人間の域。
仕方が無いので、キッチリと内容重視、演習重視で取り組む事にした。何が悪い。
人間が楽器の音を操り、楽曲を音楽に導く事が我々の生産事業なのだ。



深く考察すると気が狂いそうである。
少なくとも誰も助けてはくれないし、誰もモンクを言わないこの惨事は永劫続くのだろう。

因みに、上記と「真逆」の風景も他所では存在している。多分、そちらが宇宙人か。


2019年10月7日月曜日

報告誌



先般の「大阪クラシック」でのブランデンブルグ公演。
最近の大阪フィルさんの冊子に掲載戴いたようで、友人が写真を送ってくれました。


第2番の演奏模様





2019年10月4日金曜日

辟易



もう10月だが、

(一部で)せんせ〜指がわかりませ〜ん、難しいですぅ、忘れましたぁ〜等で内容を進行出来ずに辟易している。何かがどうかなっているので途方に暮れる事が近年増えている。
リコーダーなんざの運指などは超簡単な筈。「音楽」にするのは確かに難しいが。


ならばと理論や丁寧な説明をすると無反応の上「大あくび」をする始末。



悪気が無ければすべて許されるらしい、、。
因みに、未だに出席せず、一度も現れない輩も履修登録の半数存在しているから驚く。
何々のびっくり箱や〜!


どうしたニッポン。






そんな中、来年の20年、バルセロナとその近郊にてコンサートを催して戴けそうな連絡を頂きました。
モンセラート麓、去年の夏と同じ教会で出演させて戴けるかも知れません。追ってお知らせします。





2019年10月3日木曜日

新製品



リコーダーを取り巻く環境に少し変化があります。

まず、日本も興味深いのが「全音」が「古楽器」としてのリコーダー、即ち、バロックピッチ(暫定 : a=415Hz)のプラスティック製品を開発して売り出した事です。




教育用の物は何千という桁で現場に行きますが、こういうニッチな製品をこの時代にとは興味深い事です。つくづく30数年前の学生時代にあったらば良かったのにと思います。

反面、我々プロ奏者がどこで使うのかも興味があります。日常の演奏は木製が当然ですが、古楽に誘(いざな)う初めての製品として人にお勧めする事が勤めかとも思います。


a=415Hzのアルト、実物は迫力があります。

確かにバロックの奥深い響きがして、木製ともモダンピッチの楽器とも完全に異なります。この「たかが半音」が実はもの凄く異なる世界観を演出する重要な点です。



次に、先日私の元に来た総人口象牙のアルトリコーダー(a=442Hz)。
日々の吹き込みで徐々になついて来ました。


これまた木製ともプラスチックとも別物で、響きは未体験です。
一年程すれば舞台で使用出来るかと思います。


2019年10月2日水曜日

近隣事情



後期が始業して真剣に向き合うのでクタクタ。しかし我が国の平和を実感もする。


香港市民にしてみれば、市民を守る公僕の警官にピストルで撃たれるなど、想像をしなかったか、逆に予想をしていたかだろうし、そろそろ経済構造も危ういだろう。個人的にはこの国のフラッグシップのシルバー会員なので利用して遊びに行きたいものの、空港占拠がまたいつ起こる、等は不安に思う。

楽しい所なのに残念だが、高校生からして身を投げ出して将来に対する事で体勢と真剣に闘っている事には共感出来る部分がある。撃たれた高校生だが、肺に穴が空く「気胸」(経験済み)を起こすため、実際にはほぼ呼吸が出来ない状態になる。治療は猛烈な痛みを伴う。心臓を逸らした警官の発砲は訓練されており、計画的かつ能動的だと感じる。(心臓部と頭を撃つダブルタップという打ち方ではない)


一方、考えてみれば分かりそうなのもだが、えげつない便数を飛ばしていた韓国の航空会社。日本側は事を見据え、予定していたのかという程に数便を他国に就航させて特に問題も起らないようだが、あちらは従業員の強制無休休暇が発生しているとのこと。ドル箱路線の国を敵視して自ら首を占めた事になる。関西便だけでも凄まじい減便。

日本の全日空の位置に充当するであろうアシアナ航空。日本から欧州、米国便のビジネスクラスが11月ならペア購入で二人で30万円(一人往復で15万!)という価格が発表になった。仮に全日空なら軽く百万円コースだ。フルフラットの贅沢シート。

これが意味するのはどういう事か興味は尽きない。通貨危機等もだ。相対的に価値が劇的に下がる事になる。


日本も、ともすれば島国らしく周りの見えていないガラパゴス状態になりがちだが、1年前には想像しなかった「行きたくても行きにくい国」が二つ誕生し、確実に情勢は変化している。存外リコーダーにもお影響が出ているのです。


一方、歴史的な改革、「キャッシュレス」による「還元」を、様々な学生に問うも、ほぼ「現金ですぅ」、というのも如何なものかと感じました。確かに学生でクレジットカード等はもっていなかったかも〜、と。彼らはお金をあまり持っていないのに。


要はクレカを持ち、ネットを使える市民が美味しいという偏った改革。
今日買ったパンは普通に5%還元され、かつキャンペーン登録で20%還元されるJCBのシステムを使った。100円がいくらになるか。これが1万円ならどうなる。





この先も時代を読まねば、と思います。