2014年1月27日月曜日

イミグレーションのちビザ購入



詳細はさておき、祖父母(母方)の納骨に、大阪は一心寺に出掛けました。




宗教観や地方、都会など、人の死生観は無限にあることでしょう。
これにつべこべ言う者はロクなものではありません。

ところで、
うちは浄土宗だそうで、とりわけそれにこだわりをもったのが祖母だったそうです。




でもって、大阪の四天王寺と天王寺の間に位置する一心寺への納骨、となり、
両親と共に出掛けました。


一心寺は大坂冬・夏の陣で徳川家康が本陣としたことで有名だそうです。
この寺は(ある特定新興宗教を除き)、宗派を問わず納骨を受付け、数年ごとに
納められた遺骨で阿弥陀仏が造られるとのこと。(専門用語=お骨仏)




さて、滅多にないほどの納骨日和?

雲ひとつ無く、無風。気温の割には太陽の熱を暖かく感じて何より。
祖父母も喜んでいる事と思いたいようなある意味では奇跡の日でした。



都会なのか、この寺がそうなのか、とにかく段取りの良さはもうユーモラスにまで感じたので、
記載してみます。(他がどうかという比較はわかりません)


まず、朝に電話::@時までならいつでもど~ぞ。

HPで確認すると、

服装は堅苦しくなく、遺骨は外箱もろとも風呂敷に包み、胸に抱いてお越し下さい。

必携は

納骨
火葬許可証明書
数珠

キャッシュ!





実際に近くのコインパーキングに車を止め、寺に入りました。
現代美術館のような壮大な門をくぐると、受付けがあります。

所定の用紙に記入し、

少し列に並んで申込書でそれなりの申し込み手続き、

済んだらキャッシャーで現金払い、(領収書なし)



本殿に移動し、15秒程の間に尚香をし、偉いであろう坊さんのうにゃうにゃ、

奥の納骨堂に進め、と言われ、二条城のような音のする廊下を歩き納骨堂に。

中堅の坊さんの60秒位のうにゃうにゃ、

以上で終了です・・・ですとっ!








なんて合理的なことですか!。門を入り、門を出るまでに1時間以内。
ハナシも講話も念仏も無駄に長くない辺り、忙しい現代都会感満載。




要は「こころ」の問題ですから、実は非常に爽快でした。
反面、非常に可愛がってくれた祖父母との永遠の距離を感じ、少し寂しくも感じました。


で、

数年後の大何とかなになに?の時に色付きのハガキが届くそうです。
そう言えば、何らこの寺に納骨したという証明書めいた書類は皆無。

妙な感想ですが、段取りが海外旅行先のパスポート・イミグレーションのそれに
非常に似ていましたので、さながら天国へのイミグレーション(ビザ代要)という感じ。


あまり経験しない出来事を体験して来た次第です。



2014年1月25日土曜日

第3の仕事?



長生きはするもので、ある非音楽系雑誌の権威ある季刊誌(以前に記載)の方から、
将来の号での「書籍」に対する「書評」を依頼された。

存外に私から何かを感じ取って頂いたのかもしれないが、興味深く、演奏とアルバイト教員の将来に不安なだけに、一筋の光を見出し、お引き受けしようかと思っている。


一介の笛吹きごときが、例えばプロの執筆を評価するなんざ、不勉強の音楽評論家と称する輩が
演奏批評をするのにも劣るかもしれない。普段散々に輩達の知識不足、文章力の低さ、語彙の
少なさ、存在意義さえも否定的な演奏家なのであるから、自ら矢面に立って打ちのめされる可能性が非常に可能性としては高い。しかし修行と経験はすなわち、何らかの音楽的ポジティブに繋がるだろう。

しかし、何より、聡明な若い記者の方から新しい機会を頂いた事は喜ばしいことであり、
文字的実績を残す機会として、お引き受けしようと考えてはいるが、
さて、それでは一体、何の書籍を評しましょうか・・・。

身内に文筆家で書籍を出版している兄弟(義理も含む)が三名いるが、
それは難しく、正直興味がないので無理だったりする。
尤も、身内の本を評してどうする。


長生きはするもんですが、今春は読書に明け暮れます。


2014年1月22日水曜日

リコーダーフェア at 三木楽器心斎橋店






大阪の心斎橋、三木楽器さんに於いて、この週末にリコーダーフェアが行われます。

大量の楽器展示とメーカー品の多種多様ぶりにはいつも驚くばかりで、今回不詳私の
AKPの作品も置いて頂けるように先程お願いに上がりました。
快く了承して下さり、とても喜んでいる状態です。

ヒューマンな面でも常に非常に丁寧に接して下さるこちらのショップのスタッフの方々には
いつも恐縮致しますが、今日はなんと、見覚えのある若い男性社員の方が・・・。

大学で私の器楽合奏の授業を履修していて、尚且つ私のリサイタルも足を運んで下さった
管楽器出身の@君ではありませんか!つい最近まで学生だった優秀な男性でした。

若手の育成も視野に入れつつ、今後のリコーダーの発展に寄与されている大手の会社の
フェアとそれに携わる人々がいらっしゃることは、その業界に身を置く身としては、
非常に喜ばしいことです。


是非、足を運ばれてください。




余談::

しばらく遠のいていた心斎橋界隈を徘徊していると、随分と洗練され、
また、外国人の多さに驚くばかり。高級店には外国人。
しかし、目的のミリタリーショップが閉店日で悲しい限りでもありました゚(゚´Д`゚)゚。

何より、大阪が元気になってきているような気がしたのは幸いです。

関西地区に疎い方は、大阪は「北」は梅田地区、みなみ「南」は心斎橋と難波、
または阿倍野、天王寺。そして神戸は三ノ宮と元町という地区が明確に住み分けを
しているという事実をご存知でしょうか。
東京と横浜の違いのように、大阪と兵庫は全く異なります。
それぞれに全く異なり非常に興味深いのが阪神地区なのです、歴史的にも。

原稿、記事




楽しいといえば楽しく、寂寥感は否めないものの、時間的に非常に楽な季節に入りました。
要するに学校の学期が完全終了し、アルバイト教員月間に二ヶ月の平穏が訪れるわけです。

器楽合奏を7コマ、教材研究という講義を1コマ、音楽学実習(古楽)なる講義演習を1コマ、私学ならではの非開講という愚策にも2コマ巻き込まれました。

半端ない準備と授業運営に24年目と言えど、真面目さが祟り、睡眠や体力の無さ、無意味な授業回数の増加に悩む多くの苦悩は否めず、それだけにここ二ヶ月は平和になります。
逆に学生がリコーダーをエンジョイする姿は非常に高いモチベーションとなり、彼らには感謝しなければなりません。それほど楽しい楽器だとは思わないのですが、プロとしては・・・。素敵なパワーに支えられます。



さて、先日たまたまですが、竹山氏の取材をされている建築の権威ある雑誌の場に、それも
オランダ在住の斎藤氏と共に居合わせ、偶然にも時間が空いたので、製作サイドに加え、演奏家サイドとしてお話しを、と非常にクレバーな若い女性記者の取材を受けました。

私などはさておき、現代の二大巨匠が同時に居合わせる時に取材が出来るあなたが、むしろ
奇跡でしょう、と申し上げたものです。


先般、非常に丁寧なゲラをお送り頂いて、訂正項目などのチェックをしたのですが、
不詳わたくしの言動も存分に取り上げて頂き、その文面の美しさや記事構成の品格には
唸らされました。


http://www2.ksknet.co.jp/book/jk/

近日、確認を取ってから、完成した文面をアップしたいものですが、
音楽系雑誌の文章力の低さ、見聞力表現の品格は、その美しさにはおよそかなっていません。

まさかの建築系の季刊誌ですが、拡張の高さにはただただ脱帽した、というハナシです。


2014年1月1日水曜日

頌春





2014年もよろしくお願い致します。




追加:: 

お年賀を戴いた知人に、この「消光」をたまに見ている旨を数人の方々から。
大変恐縮でございます。すみませ~ん、ありがとうございます。

不詳わたくしの主観や乱文へのご興味を継続してお持ち戴けるよう、文章力のスキルや(記載可能範囲の)トホホ話は継続して参りますが、去年の活発な活路を見出す己の行動力では、本年は少し控えめに、要するに更に本来の「器楽的技術力」を上げる方向性に導こうと思うところです。

しかしながら、人間の持つ「欲」の一つである「移動欲」がどこまで抑えられるかが課題と言えましょうか。仕事などより、旅行などで人間力を上げる方向です。例えば、言語力などもそうですね。

もともと、例えば、こいつはアホやろ、とか、ホンマ少し足りないのと違うか、などは記載出来ませんので、ブログには限界も感じつつあります。たまに、わたくし目はモンクが多い、という意見を戴きますが、現状に満足し足りぬ限りはそれこそスキルアップ欲に欠け、即ち人間力の低下は否めませんから、現実とあるべき理想のギャップなどは変わらず出来るだけお伝えをして参ります所存です。

非常に居住に適格な地域に居住し、仕事をしている自由業の身からすれば、有楽町の火事と新幹線の運行規制やUターンラッシュなどは、長年縁もなくテロかと見まがう信じがたい集団移動の理解不能な行動と苦労。
しかし、そうすればならぬ仕事こそが現代に日本で一般的に「幸せ」と言われる人間たちの行動なのだろうと、年末の出国ラッシュの日に帰国する自分の紛れもなく普通では無い職人に近い近未来の日本人を感じる日常なのか、と。


今年は戦力的活動を少々控えます。しかし、どうぞよろしくお願い致します。