2018年5月25日金曜日

睡眠、催眠アプリ




最近ろくな事が無い事が多い我が国です。確かにいびつな者が悪びれず、正直者が馬鹿を見るというのは平和なロジックの象徴かとも思いますけど。
尤も、昔からろくな事が無い気もしますけど、その中でも小さな感動を待ち、持ちながらいつか未来を楽をしようというモチベーションで恐ろしい環境に耐えに耐えているわけです。その面、芸術表現を出来る身は良かったかもしれないと思いもします。


さて、もの凄く小さなハナシですが、
古楽についての演習及び講義をする授業で、1750年からの数年で爆発的に出版された演奏法の専門的な楽書を紹介しその項目を解説する今日等は、なんとっ! 出席1名というていたらく。受講生は7名。京都に比べ、大阪で古楽が根付いていない事を象徴する側面でしょうか。


空しいとも思わないまでに成長した自分には既に鼓舞などという概念はありません。そういう艱難も幸い聴講を希望する士気の高い4回生が3人乱入したために粛々と授業を行えた次第。一人でも授業はしたと思いますが、結果は丁々発止になって良かったのかもしれません。
こういう事が数倍の毎日なわけです。



さて、そういう時代を生き抜くわけですから睡眠に障害を持つ生涯にあるわたくし。
おもしろいグッズを発見しました。

アンドロイドですが、スマホのアプリで「Sleep well」というもの。

https://surfcityapps.com/app/sleep-well-insomnia-hypnosis/


まさかと思いつつ枕元で素直に聞いていれば、徐々に催眠にかかり、睡眠出来るというもの。確かに初回数回は2クールくらいは聞いていましたが、徐々に解説する女性の声自体で眠くなって来ます。科学的、医学的見地、根拠はしっかりしているようです。


で、まさかですが、2週間くらい続けていますが、ここ数日は秒殺で効果しています。
基本は無料ですが数百円の課金で脳波を安定させる何かが何かをどうにかするそうです。

試してみて下さい。信じれば救われることもあります。



2018年5月19日土曜日

アンサンブル発表::追記




9日13時半よりに島之内教会に於いてアンサンブルの発表会を致します。7団体8演目で3時間弱で終了予定。全団体12人以下で美しいハーモニーを奏でて下さると思います。

追記::::::::

で、8演目7グループ、50人弱の皆さんのそれぞれの個性に満ちた素敵な会が梅雨の晴れ間に無事終了しました。

この発表会も25年近くになりますが、続けておられるそれぞれの皆さんは毎回お上手になっていかれます。
その時その方々にあった少し難しい楽曲をご提供しているつもりですが、それに対して適応する努力をされる姿には頭が下がります。
また来年に。

デジタルカメラのSDデータが一瞬にして吹っ飛んだため、写真の掲載が出来ません、、、



2018年5月15日火曜日

HRC 堀江リコーダー倶楽部:始動




大阪は北堀江にある「堀江アルテ」という音楽会場にて新しいリコーダークラスが始動。

120名収容の空間を贅沢に使用したVIPな感じで、丁度適当な数の方々にお集り戴きました。神戸市北区で始動したクラスと同じ人数とは不思議です。


最近はこういう施設の方々が親切で丁寧。これは重要なファクターでしょう。
ひと昔なら音楽家同士の情報交換で、様々な会場の担当者パーソナルキャラを共有したもので、「あそこだけはやめておけ情報」があったものですが、最近は本当に親切な対応が多い気がします。そもそもそれが普通でしょうけど昔は違いました。偉い立場などと思っていたのでしょうね。当然避けますので長年をかけて結構閉館して行った気がします。


本日1回目は徹底して導入講習を実施し、集中出来る素敵な空間で、美しいシンプルな音色が響きました。

あと100名強ほど募集しておりますので?美しいハーモニーを求める、どちらかと言うと月1回で十分、謙虚なタイプ、の方々をお待ちしていますw。


2018年5月13日日曜日

任務完了




この年齢では酷なのか、今だからなのか、テレマン作品の室内楽演奏会で音符を沢山吹いて来ました。
特にリコーダーでは音の羅列が半端無く、若者向きの作品だと思うのは勝手な主観ですが、ここ2年ほどは協奏曲や室内楽尽しで、衰えに歯止めはかかりそうでより技術の練習をするようになるという始末。優雅なフランス作品が得意なのですが、神様のいたずらというやつでしょうか。


ゴリゴリの古楽集団の音響をお届けしました。




そもそも客演させて戴く事がそれほど多く無い演奏家な上、6曲中の5曲に参加でしたのでなかなかの修行となりました。
しかしながら己では組まないであろうプログラムを演奏出来たり、経験豊富な先輩方との対等での立場というものにはかなり刺激がありました。フルートとオーボエの爆音に同等に響かせて品格を維持するという試練。楽器選定にも迷った次第。


そもそもリサイタルなどで己の自由度が高い演奏会はするものの、今回は相手方の要求する演目を強制的?に演奏しなければなりません。それだけ自分勝手にリサイタル等ばかりしてきたものですので、意外な発見点や模索点などが多々。

それでもまだまだテクニックには不安があり、より一層の努力が必要かと感じました。
音符の間で迷いみたいな不思議な思考が邪魔をするのですね。なんなんでしょう。



縦と横は珍しい絵です。フルートはレアなオリジナルだそうです


思わぬ(大阪教育大から5名、京都芸大から2名など)学生さんの来場で結果百名程の幅広いお客様にお聴き戴きました。お越し戴いた皆様に感謝申し上げますと共に、多分この編成は生涯無いでしょうから貴重な体験をされたかと存じますのでご記憶下さると幸いです。へへw




2018年5月11日金曜日

追っかけていた時代





学生時代から追っかけていた、既に解散したキース・ジャレット、ゲイリー・ピーコック、ジャック・デイジョネットによるトリオのCDが、ここ最近で2タイトル発売になるという珍事?。東京や名古屋は当然、留学中もクイーン・エリザベス・ホール(いきなりの「枯葉!に驚いた」)に行ったもんです。


両方2枚組で初期(86年)と黄金期の(98年)のライブ録音ですが、至高の芸術音楽とアンサンブルここにありです。。

えぐい音楽性と卓越の技術が組み合わさるとこういうことになるというアンサンブル。
もちろん全タイトル保有していますが、どうしたのでしょう、最近になって昔の放送録音等が出て来ました。ファンとしては嬉しい限りですが。






レアな体験に



明日なんですが、大阪は島之内協会にて「イル・コレッジョ・バロッコ」というアンサンブルの演奏会に客演でお呼び戴いてリコーダーを含むテレマンの作品を演奏します。

で、パーセンテージで言うところのプログラムの83%の楽曲を吹くという出来事。
要は6曲中の5曲がリコーダー出演という事ですね。


ソロリサイタルではまず演奏しない室内楽曲のフューチャリングがリコーダーという珍しい内容ですが、そこは巨匠の音楽で名曲揃いです。

メンバーはベテランと言っても差し支えないと思いますが、結構長期に亘ってリハーサルを重ねて来ましたので本番が楽しみです。
で、音符の数からしてヘトヘトになりそうです。




2018年5月6日日曜日

続:新生活




お伝えしたAI知能を持つスマートスピーカーはアマゾンの物ですが、プライム会員で尚且つ月々380円のエコー契約で音楽7000万曲が聞き放題になるというスキルアップをしました。安直で結構。音楽家にとっては都合が大変よろしいです。
なるほどCDが売れない訳です。なので作りもしない訳です。


水だしコーヒーで数時間かけて抽出して冷たいコーヒーですが、これも新しめのレンジでチンするとボタンひとつで「沸騰しないで丁度良い温度」にしてくれるのです。これも機能の進化でしょうか。沸騰しないという、、、。エネルギーは豆を挽く粉砕のための電力だけ。口内に抵抗の無い飲みやすいコーヒーが戴けます。


19年1月のバリ旅行に向けて乗り切りますw



4月に新学期突入で、散々な人権に関わる「???」をブラック企業パワーでやられ、心ポキポキだったので可愛そうな自分を連休で徹底して休ませ、今後の身の振りなどを考察しつつ、明けてからトボトボと授業を再開、また夏までに2つの客演コンサートが続きます。
興味深いのは「国公立」大学は非常に安定しているところですね。確かに大切にして頂けます。授業が開講されない等の醜い措置はありませんから相対的に熱が入ります。

少子化で大人のギスギス感が半端無い組織が増えているニュースの一側面に確かにいます。何ら良い事は起こらず嫌な事ばかり。対応能力が低いので何を言っても「?」な感。
28年目の奉仕でも不開講2コマ給与無しとは私もまだまだという事でしょうか、ある意味策士が揃っているのかもしれません。誰も謝罪に来ないし、泣き寝入り。醜い。


最後は己の練習と極上整体でケア。
ゲスト出演するテレマン楽曲だらけのコンサートのリコーダーの音符数が半端ありません。こんなプログラムは自分では組みませんが、完璧に吹いてみせまする。





2018年5月5日土曜日

新生活?



我々プロの音楽家はこういう連休は大学授業日であったり、教材研究という準備、それにコンサートの練習と忙しく、テレビで東京の人が地方に分散していくニュースを大変だなぁと観ている位の普通の日々なのですが、まじめ過ぎても感性が宿らないので自転車で駅まで行って格安の休日券を購入し普通列車で神戸などに出かけます。

のんびりと座って出かけた普通列車。
三ノ宮でお買い物とお食事。これで十分休日な感じ。

誕生日に何が欲しい?と言ってくれたので「スマートスピーカー」を。
いわゆる話しかければ応えてくれるWi-Fiの機器ですね。



まぁ天気や気温、ニュースに音楽と、全て話しかけるだけでウーファー付きの全方向スピーカーから返答があり楽しい物です。犬の鳴き声に早口言葉も。

ついで、かつて神戸の震災で破壊された「水だしコーヒー」の機械もゲット。当時は高価だった物も今では2千円という価格まで安価になっていました。これは熱がかからないオランダ式で時間をかけて水で抽出するので非常に飲みやすいコーヒーが戴ける優れものです。


で、身内が通っているイタリアンへ。初めて食した冷静カルボナーラ、、、しかも太めのスパゲッティーニに驚きでした。


で、残りは教材研究と練習です。猛烈なコンサートが来週に。
バキバキの古楽でテクニカルなリコーダー音楽がお好きな面々には是非に。




2018年5月4日金曜日

稚鮎




そういえば私は美食家ではありませんし、このブログでもあまりそれをテーマにした記憶がありません。好き嫌いに意見する事自体が好きではないためかも知れません。

そばアレルギーの人がいたとして、このお蕎麦は美味しいのに損ですねぇなどと言った日には思いやりに欠く人間にも思えますし、美味しいという前提の物にこちらの主観で苦言を呈すと、ろくでなしな感じになるのも日本人の独特な世界観です。


結局は純日本人で、美味しいお米と新鮮な漬け物だけで満足なのは確かでして、勿論美味しいパンなどもわかりますが、さ程興味がないのかも、と思います。





そんな中、大阪は西区にある和食のお店を教えて頂いてその第2回目来店を決行。
琵琶湖の稚鮎の天ぷらにやられた次第です。まぁ清潔、禁煙、音響無し。お客さんも全員静かで大満足。
お人柄な大将のプロ意識にもうっとりしました。プロってそうですよね。


酸素豊富なビニールの水の中に泳ぐ稚鮎に衣をつけ、(残酷なまでに)油に入れると泳ごうとするために、ヒレが開くのだそうで、出て来るプレートはほとんど芸術品です。


もう50代前半も終わりかけですが、ようやく見つかった日本料理店。
しばらく通うと思います。さすが大阪!

2018年5月1日火曜日

KKRC 北神戸リコーダー倶楽部第一回目




連休などどこ吹く風。

「北神戸リコーダー倶楽部」を創設し、北区の神戸電鉄岡場駅至近にある北神区民センターにて非常に的を得た?(多過ぎず少な過ぎずの)人数の方々にお集まり戴き、無事に一回目を終了しました。

存外リコーダーを愛好されている方々に経験の少ない完全な基礎講座から開始し、演奏へ。皆様の質問も多々あり、なかなか充実した時間になりました。
確かに大学で使用するテキストでプロから教わる事など珍事かもしれません。身近ゆえに間違った知識が流布している楽器でもありましょう。吹けない人が教え、教わる怖さもあります。


月に一度ですが、神戸市北区でお集り戴く等、昔は予想をしていませんでしたので嬉しい事です。


第3火曜には大阪市中央区で「堀江リコーダー倶楽部」の開始を準備中です。
ここも月に一回。まず基礎の基礎から開始予定ですので、ご考察下さい。


shigeru515monteverdi@yahoo.co.jp


休日授業日の%




ここのところ妙な方向に向かっている、ある意味平和過ぎる我が国(それはそれで良いと思うが)では、大学に於ける新しい概念「休日授業日」というものがあり、それは我々の学生時分におよそ24回だった回数を権力の枢軸である文科省が絶対30回に増やすしたというとても粗末な改革によるもの。ここ5年位続いている「現場」を知らぬ役人らしい愚かな措置である。専任、非常勤問わず、どこの大学も大変な時代になっている。ある意味、帝国主義時代の「全体主義思想」。適材適所、適所適切を廃する辺りが怖い未来を予測させる。


授業を6回増やせば学生が賢くなるのだ、と思うあたりが公用車でヨガにでも行きたくなるくらい賢いが、今日等は統計的に計算してみた結果、常時98%の出席率を誇る我がクラスでは72%という散々な結果に。例を挙げれば30人のクラスで8人の欠席等である。

要は地方からの学生は「帰省」をしたりするものだから、非常に重要なこの時期の授業に3割が欠席の中、形式的には授業を進めねばならないという苦痛が発生してしまう。

結局はあまり進行出来ない内容をいかにそれらしく行うかというベテラン技の披露になり、講師の負担は計り知れぬ程に実に大変なのである。内容を進めると地方に帰省していた学生がもはや遅れをとる事になりかねない。また来週に再度同じ事を繰り返し伝える事になり現場が混乱するわけだ。



役人連中のかけ離れた倫理観と現場を知らぬおめでたさに現場のストレスが耐えない。働き方改革など嘲笑に値する。何をやっとるんだ我々の税金で。怒りより知能を疑う。



たかが地方のバイト講師の戯言で済ませて良いと思うかどうかは知らないけれど、少なくともこちらは現場にて現実に教鞭をとるその道の「プロ」の演奏家でありド専門家である事に気付かないものなのかと。いつまで大学なんかで教えているつもりだ、そんなのでは一流になれないぞ!とはアインシュタインの言葉とは違うだろうが、ほど遠いのが己のネガティブな現実でもある。私も柔軟になるためにヨガに通いたい次第。くそ恥ずかしいが、、、、