2013年6月29日土曜日

ヒューマンな部分



3ヶ月ぶりに休日が訪れ、ならば大阪の再開発の最先端である「グランフロント」を冷やかしに
出かけました。

オープン時に行きたがるミーハーさには欠け、一時的に落ち着いた時点で訪れるあたりが
インテリジェンスですね。(自分で言うか・・・)

しかしながら、よりによって今日からバーゲンですと(@_@;)



仕方ない。都市計画、コト大阪のキタに関しては日本でも著しく遅れていた感が否めずに
いただけに、どのようなハイセンスな構想の結果が見れるのかとワクワクして向かった次第。



主観的観点から、また相対的に最近の風潮でみれば、まんま東京駅の丸ノ内ビル、通称、
丸ビルと第二丸ビルに似た雰囲気でした。渋めと安易なファースト・フードの安い臭もなし。

南館は空間が少なく、お店も人が多い。駅に至近なための綿密な計算ですね。
北館はシンガポールや香港のショッピング・コンプレックスにみる無駄な空間での優雅さを
見事に具現していた感。
逆に、大阪らしさは皆無と言えましょう。ただレストランは28時までとは国際的。


店舗自体にはそれほどの魅力を感じるこちらの才能は無いものの、これだけの飲食系やショップ、
はたまたラボから大手の公認ショップまで揃った事には正直、雇用も相まって、景気回復の一躍を
担っている気配すら感じました。


日本を独立してもおかしくないくらいに主観を重んじる関西人に果たして適合するかは未知数
ながら、新しいデート・スポットとしてはなかなかのロケーションとバリエーションだと思います。


*******************


さて、そこで出かけたついでにドコモショップにグランオオサカ店に携帯の「電池」を妻と
2台分申し込みに寄ってみました。

まずは、受付のコンシェルジュにその旨、伝えます。
まぁ、立派な店舗でしたわ。広い、綺麗。

待ち時間など野暮な時空は無し。

いきなり案内され、担当にしっかりしたおねいさんに長年使用による経年劣化を説明。
ドコモ・コンシェルジュというワッペンをつけた彼女に1を言えば10を理解する能力に、
全くのストレスレスで事柄が進行していきました。

自信とプライドを持って真摯に向き合う姿勢は素敵なのです。


ついで、お持ちの携帯を今、クリーニング致しますね。
しばらくして、おしぼりまで出てくる始末ですわ。



その間に妙な気まずさが漂わないように、以前に体験した西宮ガーデンズ店の、
どあさってな対応を報告しておきました。

いわく、
私の使用中の携帯の液晶が割れて完全に使用不可。
非常に困っているので、何とかしてください。
はぁ、しかし今日はギャラクシーの発売日で待ち時間は2時間ほどです。

いやいや、買い換えるポジティブ精神と、緊急自体のネガティブ精神が共存はおかしいでしょ。
わかりますか、私の言っていることが。もし仕事で電話がかかったらどうするっ!(゚Д゚)ノ

お持ち下さい、で、正社員らしきスーツ姿の正社員的おば姉さん登場。
結果、
ここに電話をして下さい。

「・・・・だから、携帯が壊れとるのですが、電話しろって・・・。わ、わかりました・・・」

多分、こやつらはアホですから私の心が折れました、その時。
非常に冷静に阿呆に分類される人って状況判断能力に欠けます。

帰宅して、家の電話で電話。
そしたら、「お客様、ドコモの携帯ショップに行かれて下さい」
ぐぅぅぅぅぅぅ

まぁ、そんなトホホなハナシを今日の彼女に致しましたわ。

グランフロントオオサカの非常に気合いの入った店舗のおねいさんですから、
多分、秀逸な選ばれしスタッフなのでしょう。
さすがに「それはひどいですね~」と同情してくれました。

最終的にブランドがどうのこうのではなく、ヒューマンな部分が非常に重要であると
確信した次第ですわ。あらゆる分野でですね。


目を見てしっかり自信をもって対応。引けめなどなし。
携帯の電池もドンと出てきて、無料ですっ!


綺麗な人でしたが、優秀だから綺麗なのでしょうね。
引け目のない人生を送りましょう!




2013年6月28日金曜日

日常に潜む僅かな感動




某大学の、コマの多くを締める「リコーダー合奏」の授業の前期が今日終了しました。

6月最終のこんな時期に私は開放されるわけです。妙ですよね。


なんだかんだと上から強制的に「邦楽」の授業を受講させるゆえに、こちらが排除されるという、
まぁ理不尽な世界観ですが、これに慣らされてくるあたりが組織の恐ろしさといえましょう。

勿論、強制排除された分は一切支払われないという感覚は、もうアンタッチャブル。
さて、そんな民度の低いハナシはこの際よろしい。



今日のあるコマに、これまた50人を履修させ、こちらに有無を言わせないという
超大人数クラスがあります。(次のクラスは2人で非開講で待機状態・・・)
普通に思考すれば50人が一斉に笛をふいたら頭の気が違うでしょう。

しかし、幸い、本当に幸いですが、非常に士気の高い学生の皆さんでたまたま構成されたため、
4月から夢のような素敵なクラスとして数ヶ月間の授業が存在してきました。

熱心、とは少々異なるにせよ、珍しいくらいにレスポンスの良い若者の集合体です。
メリハリがあり、合奏、知識、人物に興味を持つ優秀な若者達です。

24年も言い続けている、20人以下でのクラス構成など、全くのガン無視をされ続けているものの、
奇跡的な良い雰囲気が続いて来ました。

アルバイトとはいえ、やりがいがある数少ない一つの仕事時間です。



さて、今日で私は終わり、来週からの数週間は邦楽の先生があなたたちを担当するみたいなので、まぁ真面目に主席しといて下さいね。じゃぁみんな元気でね!

と言い放った瞬間、なんと、みなさんから大拍手が。。。


「先生ありがと~」ですって(゚o゚;;。


おぉ~そんな大した事もしていないのに恐縮ですぅ!
しかも気の毒がってくれて。


でも、この若者達の厚意には、嬉しく思いました。
長年、講師をしてますが、しばしの強制排除を惜しむ拍手をもらうなんて感激です!
後期には元気に再会を誓いました。


教員としてもプロとして一切の感情を出さず、楽しく学んでもらうように配慮はしてはいましたが、
まさかのまさかの拍手だったのですね。リコーダーを好きでいてくれる証拠でもありましょう。




この若者たちには、もう数年は頑張ろうかと思わせられました。




2013年6月21日金曜日

窮地




まぁ~あまりの現実は記載すべきでは無い、のがこういう世界でしょうが、

専門大学や学部での授業では適材適所、適宜適切に譜面や進行をその集団(クラス)に
合わせて、個々のスキルを上げていきます。今回の話題はリコーダーの基礎訓練です。

例えば、管楽器の学生が多いクラスでは、ロングトーンの熟成は概ね済んでおり、
よく楽器が鳴り、その周辺の例えば、作曲や鍵盤専攻の学生まで連ねて明らかに
上手になり、大変好都合でなかなかの合奏力を発揮します。
当然「耳」も素人に比べ必要以上の訓練を受けていますから、音楽の理解も早いわけです。
良いクラスは。


私も可能な限り、時空的な憤まんや理不尽や繰り返しを乗り越え、週の半分を若いパワーに
エネルギーを捧げ、毎度、血が出るような満身創痍状態になっておりますが、



「え~無理!無理無理!無理ぃっ!」



には、参りました。

「今日はこの楽曲をしましょうね。」
と、譜面を配布した直後にこういう言動ですわ。


全否定、完全否定、拒絶。



回答に窮するこの言動の被爆を数回。
このツッコミに、どう返して良いのか。


熟練だと信じていた己の関西トークをもってしても、結局は玉砕し、そいつを無視する事しか
出来ない自分の対応力の無さに愕然としました。非常に気分が悪い。まだまだ修行です。


そういう学生さんへの対処は


もう無理ですな・・・。







2013年6月17日月曜日

ミスと偶然




先日、来日した台湾のチンウェイ君を連れて、中央区南船場にあるお稽古場近くの
(いつも大人で混んでいる)素敵そうなイタリアンに行きました。


さて、まず、私の大阪のお稽古場とチンウェイ君が宿泊する定宿が至近という偶然がまずひとつ。


お店はというと、料理は少々値が張りますが、さすが大阪中央で、洗練と美味に文句なしです。
その際、少々大柄な、しかしとてもプロで親切なお兄さんが黒い料理人スタイルでスマートに
料理の説明をしてくれます。シェフは白い衣装で厨房です。


で、ですね、先日は料理を味わう間もないほどに、チンウェイ君の怒涛のトークを受けていたので、
「味わう」、などの味覚脳が正常に働かなかったのです。

では、という事で、今日、妻と「味わい」に最チャレンジしに行ったのです。
予約の取れない店ですから、お昼頃に前の時に取って来たお店カードに何気なく電話を。

さて、20時半の予約に13分前、お店に到着。

しかし、閉店ガラガラ・・・・(@_@;)

ん?解せない・・・。



お店のカードを持参していたので、もう一度、道路の上で少しパニックになりつつ
じっくり見てみました。

よく見ると、

スパッロ 〒@@@ 大阪市@@@@@ ☎@@@@@@


の次のスペースに 

イタリアン・バール・スパッロ 〒大阪市@@@@@ ☎@@@@@@



妻が昼ころにかけたのは偶然に何となく違うお店の方・・・。
閉店を目の当たりにして、もしかしてとバールの方に☎をかけて判明!!

要するに、(リストランテ・)スパッロの予約をしたつもりが、バールの方へ予約をしていたと。



仕方ない、大阪くんだりまで来たし、空腹やしで、遅れますがそちらを探して行きます!旨。
こちらのミスですわ。


車のナビは便利です。ものの5分で千日前へ。


すわ「いやぁ~すみません、秋山です」、と、そのバールへ入ったら、

偶然っ、南船場の前記のお兄さんが、「あっ!こんにちは」

おぉっ!先日の!



今日は偶然、南船場は夜は閉めたそうです。
多分、シェフの都合で、彼は系列店に入ったのでしょう。彼に聞いてみました。

普段はずっと南船場にいるのですが、今日だけ閉店でこちらにいたのです、旨。
しかも、明日から4日間休暇で~。妙な再会でハナシが弾みました。
キャッチーな顔をしていると良い事もあるもんです。
しかも難波付近の千日前にこんな素敵なイタリアンを発見した事にもなります。


南船場のリストランテはミドルに最適で、雰囲気も調度品も素敵なレストランです。
この千日前のバールは、カジュアルでもお味はほぼ同格でお手頃。客の世代も若い。
両店ともに禁煙というのがまた素晴らしいコト。イタリアン・ワインのノウハウも深いそう。



とにかく間違いや偶然が重なり、かえってお店のお兄さんと親しくなった次第です。
物凄く美味しいイタリアンをお探しなら、イタリアン、大阪、スパッロで検索。


ただ、二店、少々似て非なる部分がありますので、お店をお間違えないように。










2013年6月16日日曜日

目からウロコ



アンサンブル部門の発表会を終え、プロ系の弟子と反省会(12月にコンサートをします)の際、
演奏や音色、音程に関し、長時間にわたり、話し合いました。

私の元で学ぼうと思う人達ではあるものの、こちらはその人のパーソナルを引き出すのみであり、
自分のコピーを作ろうなどとは思わないタイプの先生、に種別される私は、若い人たちの意見や
感想を建設的な議論に持ち込みます。

彼、彼女らの越えられない壁を、いかに超えるのか、であるとか、今持っている良さ等、辛辣な
意見も言わなければなりませんが、全てはお弟子の成長戦略の一貫ですので、それを理解しようとするスタンスはそれゆえに大事にしてあげたいと思うこちらのモチベーションとなっていきます。

感情で叱りつける、という行為は非常に教養に欠け、品格が無い昭和のスタイルですので、
私は嫌悪しています。しかし面白いもので、優しいから怖くない~というものでも無いらしいですね。
ガナッシュというお弟子たちとのアンサンブルで私と一緒に演奏する時は吐くほどの緊張
だそうです。でもとても上手になって来ました。よく聴いて共に音楽を表現してくれるのです。
会場で演奏を聴いて泣いて下さる方がようやく。


ところで、こちらの長年の不可解をぶつけてみました。

これ全て主観で素朴な疑問ですが~

なぜにリコーダーを吹くほとんどは「音色」が「汚い」のか、
吹奏楽的なアプローチなのか、
音程を高くとる安易な方法をとるのか、
自分の音と存在をアピールしすぎるのか、
大勢の愛好家で寄って汚い音を出して悦に入っているのか、
古典調律では吹けないのか、
きっちりとリコーダーを,、また、ソルフェージュ、聴音、音楽理論、対位法、和声法、
コンコーネ、コーリューブンゲン、もちろん指揮法、,通奏低音を学んで来た人に習わないのか、

など。


幸い全員が過去、現在、他の吹奏楽管楽器経験者なため、
なるほど!、な意見を聞きました。

要は、リコーダーに対し、特にリコーダーの音色や特徴を求めていないのではないか、
ボーボービャービャー演奏するなら、例えばサックスフォンなどで音量アプローチすれば良いわけで、それをたまたま(本来は非常に繊細な)どちらというと低めに音を取るよう設計されているリコーダーでやろうとするから、あれほどの綺麗ではない音色で演奏し、平均律、または良くても純正律を求めたがる、かつ主張したがるのだろう、と。要は吹奏楽団。指揮者は社会の先生でも十分・・・。
それは楽しいですわ。


少し疑問が解けた気がしました。

良い悪いわけではなく、種々様々な好みの問題でしょう、もちろん。


いろいろ演奏家と合わせて来たものの、ほんのごく一部の方としか納得した演奏が
出来ない理由は私の方がニッチなゆえか、ということです。


妻はチェンバロを学び、特に通奏低音奏者メインゆえ、私は古典調律の感覚的音程などに
非常に敏感に互いに不快感を現します。こことここの音程が汚い、許せない、全く馴染めない
など。

例えば、キルンベルガー、バロッティを選択することはほとんどありません。
大合奏はミーントーンで吹いているオランダのロイヤル・ウィンドにのみ感動した事はあります。

調律はこの人!という専門家が私には存在しますし、0.5ヘルツで調整をお願いします。
毎度妻との議論も欠かしません。
(先般のダン・ラウリン氏のa=418、キルンベルガーのⅢには驚きましたが、こちらも意図は
理解出来ましたので、もちろん分かっておられるのです)


もしかしたら、そんなリコーダー奏者ってあまりいないのでしょうかしら。

でも、僅かですが、お弟子が集まり、プロを含み、目指す門下の方々がいて下さるということは、
私もあながち間違った事をしているワケではないのでしょう。

他の管楽器に相当する、また、古楽器らしい表現をより追求して行くまでですが、
違和感が少し晴れた気がしたのは、何言おうそのお弟子のおかげで、長年の違和感が
払拭された感じで、爽やかな気分です。




2013年6月13日木曜日

surface




移動中用にパナソニックのモバイルパソコンを持ち歩いていたものの、
例えば出先に持参するには少し幅があり過ぎて、カバンが膨らんで難儀をしておりました。
機内への持ち込みも結構、難儀。




では、ウルトラブックという選択肢か、パッドか。


結局、サーフェスにしました。

蓋がキーボードになり、画像も動作も文句ありません。
非常に薄いが頑丈で、OSは Windows RT 、ほぼ8と同じです。







私の奇妙な歴史をお話しましょう。

私は手前味噌ながら非常に優秀な兄妹の真ん中で育ち、そこそこの苦労かつ、えげつない苦労を
した決して順風満帆では全くない人生を送って来ました。お金ではありません。

両親には理解され、当時は高額だったロンドンの市立音楽院で徹底したリコーダー及びリコーダーアンサンブル、古楽アンサンブル、ルネサンス、バロック、古典教育をち血を吐くほど勉強して来た次第です。人種差別や主張の難しさや、孤独までを学んだものです。

当時の師匠:フィリップ・ピケには徹底した初心者用のエチュードを徹底的に叩き直され、それは
現在の愛すべきお弟子連に確実に伝えていっています。基礎を磨け、と。



幼少期にはカナダのEdmontonに暮らし、帰国時は日本語が不便。
帰国子女など、響きは良くても 3年生の子供には全く理不尽な事だらけでした。

英語が先行するために軽いいじめにも会い、帰国子女受け入れ校の芦屋まで、西宮から
バスと電車で通学。小学3年生には全てが酷な数年間でした。

子供なりのストレスを味わい、登校拒否(現:不登校)になり、日本式詰め込み勉強とい
うレールから徐々に外れてきます。

中学時に親の転勤で長崎へ。

当時の九州ではようやく習得し直した日本語が関西弁であったために、凄まじいアウェイ感を
感じたものです。どげんしよっと?おいがわいのうちにくるけんね。。

受験戦争に巻き込まれ、何とか合同選抜の長崎市立の5校のうちの北高校に入学。

クラブはオーケストラ部で指揮者。モツレクやフィンランディアを指揮したものです。
当時の九州では唯一のオーケストラ部。しかし受験校で音楽学部を目指すだけで
教師にいじめられたもんです。未だ軍国主義の残る地方での教育は馴染まぬ環境でした。

また、ギターの友人と共に学祭でアランフェス協奏曲を演奏し、学祭の格を上げたものです。
ここら辺から、ねじ伏せ現象が怒り出しました。

ギターは友人の尾崎俊徳君でした。ピアノ伴奏は私。
多分ピアノが弾ける男子高校生は長崎で私だけだったことでしょう。

プログラムに掲載された文章は

ギター:尾崎俊徳、ピアノ:その他

でした。その他、と秋山 滋 の字数は同じではないですか?



特に目立ちたい性分ではありません。脳ある鷹は何とやらです。
しかし、「事実を伝えない周りの配慮の無さ」には驚きました。

前記、オーケストラの指揮も当時は相当没頭にしていました。
勉強に不向きな分、当時のベーム、カラヤン、アバド、ムーティ、クライバーなどに
傾倒、没頭していったのです。


2年後に購入した卒業アルバムに掲載された指揮者は私の後輩でした。
クラブ全員の写真も私は確か大阪へリコーダーレッスンに行っていた時に撮影され、
私の存在は全くありません。


下らないことでしょうが、当時は寂しい気持ちになったものです。
まぁ、記録に残らない人物の快進撃はここから現在に至ります。

写真なども質の悪いものでは目が無い、だとか。
大学でも非常に苦労してあらゆる教本を作成し、日々努力もしていますが
どことして正しく記載されていません。敢えてかもしれませんが。


相当な確率で、私の性名や存在を消されているのです。
ここまでくると、何か妙な勘ぐりをしてしまう始末。

音楽家同士なら、まぁ張り合ったりすることもあり、わざと相手を貶めたりも
あるようですが、こちらの苦労が伝わならない事の多さは、他の音楽家に比ではありません。

前記、決して目立ちたいなどの非常に非常に低レベルなハナシをしているのではなく、
正常に業務をこなしている人間に対する仕打ちのハラスメントは尋常じゃない程度に
多いことに、不思議な疑念を抱いている次第です。


裏方で動いて差し上げている事も多いのですよわたし。


ホントに裏方と思っているあたりにはトホホなのですけど。


この年になると、モチベーションの維持は非常に難しくなります。
ましてやリコーダーなどは楽器的には非常に難しく、故に私は浮気をしませんが、
相対的に芸術作品が少ない。例えば、ベートーヴェン、リヒャルト・シュトラウスなど演奏は
出来ません。

たかが、名前。たかが、写真でしょうが、
私の露出が少ないのは、そういう見えない圧力、運命の所以のようです。


ちなみに、いままで大学のアルバイト講師歴は5校、現2校。不運な非開講二コマを除き、
八コマ(90分×8=720分!うち、三っが異なる講義内容で、毎度毎日の用意が大変)。

輩出した大学生は2千名を超え、時には過酷でハードな通訳もこなし、楽譜も出し、
四半世紀それなりに業界の底上げに奔走しているのですが、出世も消え、どうも
己のミーハー度が少ない上、それを嫌悪しているために、正しく伝えられない事実が
多いようです。

不思議なくらい、きっちりと普通に紹介されることが無いのはもう運命ですね。
今回はどうやら私には悲運な人生でした。



最近になって、諦めて始めましたが、故にあと10年がせいぜいかと思いはじめています。
「少しの配慮で、正しく伝える人」が一人でもいたら少しは報われるのですが。
恐らく神様とやらのイタズラか何かなんでしょうか。


因みに、9月に台北国立音楽庁のホールと新北市でデビューする私のポスターは、残酷なまでに
私の意に反し、クレームも無視されたため、恐らく皆さんに閲覧して戴く事はないと思います。
さすがに恥ずかしいし、不本意そのもの。あまりモンクを言うのも品格と教養にかけるため我慢。
自分の尺で他人を考えるからあまりにも異なるモノが完成し、こちらは驚愕という始末の連続。
特に世代が異なる男性に多い傾向。


なんで、こうなるの!という顕著な作品例になり、台湾には既に出回っているとの事。


もし、応援下さる方がいたとすれば、理不尽に扱われるコトに正直少々疲れて来たので、
このまま扱われて行くようなら、もしかしたら、その理不尽に心が折れるかもしれない、という
事実をここでお伝えしておきます。



眠れぬ夜が続きますわ。




宿の予約法



招聘公演でも、こちらの好みや休み方、ロケーション、部屋の広さなどの点で、
こちらが調べて予約をさせてもらう、という方法を好む私は、例えば、次の方法で
9月の公演のホテルを予約します。金額は後日の調整です。


まず、4Travel または Trip Adviser というページを観ます。
双方共に数社を一括料金表示してきます。

税込、サービス料金込か否かで値段常時が変わるので注意が必要です。


だいたいに置いて、そこに表示されるうちのbooking.com か Expedia.com の
両方が双璧をなしており、注意深く料金を研究します。7泊で5千円程の差はよくあります。


さて、その両方の会社共にJALのHPで検索をします。

JALの頁を通して双方の頁を表示させると booking com by JAL,
或いは Expedia.com by JAL のようにJALを通しての頁が常時されます。

今回は,Expedia で予約を行います。


この際、JALの頁に現れるバナーで5%オフのものがあると、そこを通って
ボタンを押すのです。これで、総計から5%割り引かれ、尚かつJALのマイレージが
貯まります。支払いはJALカードで、しかもT-ポイントとの提携が始まり、
予約最終頁でそのナンバーを入力すると、T‐ポイントも貯まり、いずれANAマイルになります。

9月は7泊するため、だいたい5千円引きに、ざっと500ポイント弱のお得(ANA250マイルに)。
マイルは宿泊で1500マイル、HPを通したことで大体500イルをゲット。要は2000マイルの獲得。

もし、普通にホテル予約会社を観て予約したなら、相対的にはかなりの損でしょう。


教養とは関係ありませんが、知識は無駄になりません。

2013年6月12日水曜日

非常に低脳




愕然としたが、日本のプロ野球機構が選手に対して秘密裏に、しかもウソまでをつき、
統一球の反発力を操作していた件。

子供からミドルな選手、はたまたファンに対する冒涜甚だしく、日本の旧態然とした
非常に低脳な状況がまたあらわになったと言わざるを得ない。


しかも老体コミッショナーは責任無しと自分自身が考えているのだからおめでたいハナシ。
「知りませんでした」っていうウソも、もう嘲笑のクラスで脳がない。



そろそろこういう老人の跋扈する体制を変えないと、「敬老」などという精神すら
旧態化するだろうし、既に始まっている事が君らには理解出来ないのか、と、
不思議で仕方がない。




死に物狂いで努力している選手、などというヒューマニズムなどはこの際はよろしい。
努力や才能は相対的な個々の繁栄に影響しないからだ。
(投手の防御率などの成績に対するインセンティブでは、実に気の毒な事だと思います)



視野の狭すぎる権力と、お金への日本の老人の執着は結局は非常に恥ずべき行為という
マンパワーかつヒューマンエラーという状態が理解出来ないのはもう凄い。
せめて現役選手には伝えれば良かろうに。
試合中の会見も不自然極まりないし、エクスキューズだらけで反省もなし。




結局、その世界の信頼を貶めているのはあんたたちだよ、と。
日本が落ちていく側面そのものです。





2013年6月8日土曜日

AKB




常識の範囲内で非常に静観しているものの、テレビでAKBの総選挙の最後を観ていました。

まずは平和の象徴であろうという事と、何より、悲喜交々であろう精神状況下、
若い女子の割りに冷静であったり、コミカルであったりするスピーチにはそつが無く、
感心した次第です。


凄いですね、700社を超える取材陣だそうです。




しかし、何よりこのプロデュース能力の方に感心が有ります。

予定調和を嫌うとされる秋元氏の作戦はどこまでが裏なのかですね。

左遷したメンバーが1位になったようですが、予定通りの連続1位よりは当然、
騒然とし、話題になりますので、どこまでがある種のシビリアンコントロールなのか。

徳光さんの票の発表の仕方、「15万飛び、570表」などの違和感も作戦かと。



とりあえずは、世知辛いよりかは平和で何よりです。




2013年6月6日木曜日

B747の引退




全日空のジャンボ機、いわゆるボーイング747型機の今年度の退役が決まったそうです。

アメリカで就航したてのジャンボ機に搭乗したのは小学3年の時分でした。
その年かその前年に夢の大型旅客機としてデビューし、通称がジャンボだったはずです。

少年時代にシアトルからホノルル間、しかもカナダからの引き上げの時(1972年)に、
当時の「ノースウエスト航空(現:デルタ航空)」に足を踏み入れた記憶があり、
未だに鮮明に記憶に残っています。

こんな小さな国にも関わらず、一時は世界最大のジャンボ保有国であった我が国も
今は昔。老体の活躍は見るに忍びなくなったのも側面の現実です。

他社の新機体、エアバスのA380の新鮮度やもうすぐフライトするA350はやはり
新鮮で全ては最新技術満載です。またボーイング777やエアバス320、330等は
中堅のベテラン機材で「安心」。

さて、老体。

JALでは経営危機で残酷なまでにさっさとお役御免になり、ANAは国際線では既に就航を
終えており、残りは国内仕様の5機のみ。ピカチュウペイントの機体を那覇や羽田で見ますが、
見るに忍びないもの、とも言えます。

その脇で、
ボーイング社自体は747-8インターコンチネンタルという最新のジャンボも売り出しています。
あいにく、日本の大手は全く関心が無いようで、恐らくもう見る事が出来なくなります。


政府専用機も2台は航空自衛隊(JAL整備)で引き続き使用されますが、
ベースが新千歳だけに、関西ではほとんどお目にかかれなくなり、時代の変化を空にも
感じ無ければなりません。現在、関西ではルフト、タイ、ユナイテッドは確実です。


老兵は去るのみ、とはいささか寂しい気もしますが、残酷なまでに確実な世代交代が如実に
わかるのは飛行機業界と言えましょう。安心が良いのは間違いない事実でしょう。

と、言いつつも、超最新のボーイング787のインシデント、いわゆるバッテリー事故による
運行停止という措置は、信じがたい出来事でした。
恐らくマンパワーの有効な育成が出来ておらず、非正規雇用の分業の詰め合わせも要因の
一つでしょう。そもそも再開したJALのバッテリーのテープの剥がし忘れは、完全なヒューマン・
エラーのなにものでもありません。信じ難き出来事です。

そう言えば、結局この「馬鹿な出来事」はそもそも、誰が担当か、をわかりにくく構成し、うまくかわし、時間で解決するように見せかける出来事。
その多さたるや、文化は後進していく限りにしか思えません。





2013年6月5日水曜日

久しぶりの所要数件です(後日写真追加)



こういう一方的で乱文がひしめく、内容に薄いブログに、一体どれくらいの方々が好意的に
ご覧になって戴いているのかは知る由もありません。

月に5人くらいかと思っていますが、どうでしょうか。
ユーモアと心の余裕は必要らしいですね。(人づて)


私の場合、通常の出来事や過去の記憶がどんどん上書きされる脳の持ち主ゆえ、
こういうところで、外のサーバーに自分の記憶を残す目的も、こういう事を記載する
側面です。(過去の記憶、記録も消すことも、ある意味では可能です)



久しぶりに、非通常業務をこなしますので書いておきましょうねぇ(沖縄風)。

私自身の音楽観では、古典期から新ウィーン学派時代までに作曲された、および完成度の
高い音楽作品が全て、でありますので、あまり学校まわりや、関係の無い仕事はしないのです。
そういう事は若い世代やそれの専門家に任せるべきです。

しかしながら、それなりに必要とされればあくまでも謙虚に出向くまでであり、かつ真剣に取り組みます。当たり前ですけど。



久しぶりに依頼され、地方の小学校を二校ほどまわる事になりました。


兵庫県の山あいにあるとても素敵な小学校へ。素敵な子供たちと先生方でした。



授業中に堂々と寝たり、CD鑑賞中に喋る等の士気の低い大学生相手よりかは、幾分興味を
持ってくれるであろうことは、こちらのモチベーションとしては精神衛生上、悪くありません。
生産的ではあるでしょう。やりがいもありますか。
なかんずく地方に出向く時はその度合いも高いと言えましょうか。


しかしながらこれは芸術環境ではありませんので、音楽的にこちらが得るものは見当たりません。
発信し、相手に喜んで戴く、リコーダーを正しく学んで来た者から正しく周知される、ことが重要。



さて、その後に帰宅し、自宅に戻り、兵庫県立芸術文化ホールに、ヘルヴェッヘ指揮の
コレギウム・ヴォカーレとシャンゼリゼ管弦楽団による「モツレク」(モーツァルトのレクイエム)
を聴きに出向きます。特にコーラスは秀逸な筈。


終演後。非常に興味深い古楽演奏でした。特に合唱は凄まじいレベル。勿論オケ個々のテクニックも相当でした。


こういう類は自分の意識と士気を高めますのでそれなりに建設的です。
歌専門からの指揮者がオケを振るのもなかなか面白いものです。



さて、翌日はスウェーデン人リコーダー奏者のコンサートでの「通訳」を頼まれました。
これも、通常は日本語を喋りますので非通常業務ですが、責任重大です。
存外、英語を話す専門家が存在しないそうです。通訳の専門家は楽器の専門用語が
理解出来ず、うまく訳せないことがあるため、同じ専門家が良いのだそうです。
そうでしょう。

英語はそこそこ簡単な言語ですが、なかなかドメスティックな辺りが島国を象徴しているのでしょう。
つたないながらも必要とされれば致すまでです。

同時に、台湾の若手奏者とのミーティングと仕事依頼の会議。
AKPの譜面をアメリカはボストンの古楽祭に移送してもらい、拡散予定です。

コミニュケーションは全て英語ですから、まぁそこそこ過去の経験が役に立ち始めて来た
印象です。その分、小学時での海外生活での苦しみや、大学時の英国はクイーンズイングリッシュでの差異では苦労をしたものです。おまけに過去、九州で中学高校を過ごしため、九州イントネーション英語の「米」語での教育を経てきましたから、もう支離滅裂な英米語学経験。

最初がカナダで最後はイギリスですので、一応対応可能なんです。



前記AKPの譜面事業の世界への発信は、自ら諸外国の奏者にお渡しし、拡散を試みるもので、
勿論、己からも諸国に出向きはしますが、とにかく日本の名曲を知って頂きたいと思っています。
日本古謡の美しさや相対的に遅いテンポ感や民族の血の思想がうまく伝わるでしょうか。

しかし存外、今まで不思議と誰もやろうとはしなかった専門家タッグの「日本古謡」のおしゃれな
譜面、という発想は、そこそこニッチだったと思いませんか?



今に逆輸入されん事を願いつつヽ(・∀・)ノ



2013年6月1日土曜日

勝手にお得




前記、タイヤ&ホイールキャンペーンにたまたま遭遇したわけですが、カー用品店提携で
ここではTポイントが貯まり、支払いのクレカにマイルが貯まり、次回使用可能な500円券まで
戴きました。おまけにゴミになる古い足はなんと5千円下取りキャンペーン!でラッキーヽ(・∀・)ノ



で、次のハナシですが、

今夏、韓国に仕事に行きます。

内容はどうでも良いのですが、
手前味噌ならぬ「手前手配」が好きな私は、航空券やホテルを自分で予約をしたがります。

ホテル予約の際には6~7つの会社のHPを比較し、検討をします。

税金とサービス料が含まれずに安価に表示してあったりするので2~3では決断出来ません。



さて、例えば大手のエクスペディアというHPがありますが、ここに行く前にJALのHPへ。

そこを通してJALエクスペディアのHPに行くと、JALのマイルに加算対象となります。

そこで、仮に、ソウル市内に三泊の予約をしたとしましょう。


たいていがそのHPに5%引きクーポンをクリック、などというウィンドウがあります。
当然、行使しますと割り引かれます。


さて、クレカ情報を打ち込み予約が成立します。
これもマイルの対象になります。


エクスペディアでは最近、Tポイントも項目に打ち込めば加算対象になるようになったようで、
打ち込みます。Tポイントはマイルに交換出来ます。


これで、マイルは2回、5%引き、Tポイント加算(マイル)という楽しい出来事が起こります。



因みにLCCで関空から仁川へ5250円(燃油料込)、帰りは6250円(同)ですから
もはや新幹線での新大阪~岡山相当の「ひかり」と「のぞみ」の運賃相当です。


旅行は仕事にせよバカンスにせよ、即ち環境学習ですので、教養も身について楽しいものです。