2014年10月26日日曜日

ギックリ




左の肩が常に痛いので、整体やらシップやらで生きているが、折からの寒さで、
ギックリ肩を発症。

肩甲骨(けんこうこつ)のほんの一部分がえぐ痛い。
たまらなくなりロキソニンを服用するもあまり効果が無い。

そういう時に限って、おかげ様で忙殺のスケジュールであったりする。

この秋のシーズンは初めて伺う予定の特別授業?や、マタイ受難曲への出演など。



とにかく、肩が回らない・・・とは果たしてうまいか?




2014年10月22日水曜日

感想(凄い主観ですけど)




劇的な忙殺とやり甲斐の訪韓から帰国して、ルーティンワークに戻った。
それはそれで生きていく上では当然の事であるが、どちらかというとブログで前記したような
トホホな事が多い。(記載にはかなりの限界があった上で、である)

幸せ感に浸る事が少なめ、と、批判を受ける事があるが、全ては繊細で「美しい音色」を
奏でたい、という個人のロジックに他ならない。品格美学も捨てがたい。


さて、韓国のリコーダー事情について、時間が過ぎると冷静に理解が出来てきたので、記録に。

どの国でも、どの分野でも、派閥やパワーゲームはあるようだが、自身は極めてそこには興味がない。即ち、処世術も結構だが、全ては「音楽芸術」という単純な部分にしか価値が見いだせない私が単細胞であるからだ。


で、総合的には非常に「学ぶ」事が多かった。

私の年齢よりたかだか1~2つ上の先生が、第一世代で、(演奏や教授法はよく理解出来ないものの)立派な第二世代(およそ30~40歳)を輩出しているのは見事。

ほとんどがオーストリアかドイツに留学し、帰国後にその第二世代がその次の世代(20歳前後)や愛好家に対して、適切な方法論を用いて教えている。教えさせている第一世代も謙虚と言えよう。今回のフェスでも決して出しゃばりはせず、挨拶のみ。失礼ながらご自分より上手な演奏家がごまんといるわけで。



リサーチをしてみると、なるほど、と思うエチュードやスケールが適切に、また、アヴァンギャルドや初期バロックの奏法に至るまで、的確に伝授している。楽器所持もレンジが広い。

これが、おおいに機能している、ということで、恐ろしいまでのテクニックを披露してくれるわけだ。
また、母国語とドイツ語が有効で、英語は日本の少し上のレベル。英語は小学生から必須ゆえ、
たいていの簡単な単語は通じる。これは多分、タンギングのシラブルにも関係している。



昨年、第1回の国際フェスティバルを創設した大阪の匠、竹山氏が少し上の年齢故に、例えば、韓国の第一世代、同じく(50歳少しほどの年齢の)、台湾、香港の第一世代の諸先生方は、彼をワン・アジアン・リコーダー界(プロ)のプレジデントとして尊敬しているのが、会話の中や、文章でもよくわかる。イントロデュースでもよく名前が挙がるだけに、ご尽力の賜物と脱帽しかり。

いみじくも、大阪がアジア・リコーダー(プロ)の中心に成り得たのは、結局は彼のマンパワーであり、製作される楽器の向上の証であろうと思う。最近は諸外国の比較的若い製作家の楽器が日本品質に似て来たのも側面的にも重要。(昔の名器には発展が少なく、しかし、モーガン一人だけは別である。)


おかげで、ここ2年で私も今までに無いほどの数多い諸外国の友人の輪が出来上がった。
彼らの日本文化に対する尊敬も助けとなり非常にラッキーであり有意義になったのは事実である。

どうあれ、諸国のリコーダー界は、それを非常にうまい事まわしていく(或いは存在を消す品格は確かにお持ちになっている)事に成功している。前記、派閥も必要悪と考察すれば、対抗的勢力が出来て、即ち業界が盛り上がる結果となろう。



その点、恥ずかしながら同じ世代の不肖わたくしの力などは微々たるもので、情けなくなる。
環境整備に失敗し、愛すべきお弟子たちのみなさんにまだまだ色々と還元出来ない状況にある。

去年、訪れた台湾の二都市と香港でも同じような現象が起こっているだけに、苦渋を痛感している。

未来は予想出来ないものの、こちらとしては、自身のスキルを更に上げ、近隣国に匹敵するスキルを持った若者を輩出、あるいは交流をより深く図っていく方法しかないのかもしれない。



とにかく、主観だが、恐ろしいほど練習し、現実を目にする事は必要だと思う。
未来的には更なる交流が始まるので、日本も後押ししてもらうチャンスが来たとも言える。

愛好家の演奏はクオリティよりも楽しみを優先して戴き、プロと言って過不足ないヤングとミドルを
可及的に育て上げねば、はっきり言うと情けないのが現状と言えなくもない。
草野球的に楽しむ世界や教育界とは完全な境界線をプロに持たすようにしなければいけない。

それだけ現在は個人の基礎能力とモチベーションの高さは、およびもつかない現実と言えよう。


近未来は韓国や台湾に留学を勧める事態にならなくもないだろう。現時点の音楽系大学や学部が首の皮一枚でつながっている現状では、もう未来は無いだろうが、台湾にはついにドクターを持ったリコーダーの教授と専攻が誕生。同じくソウルにもリコーダーを専攻し、クオリティの高いレッスンを受講出来る事が可能となってる。完敗。日本が未来を見据えなかったのは工業界のよう。


因みに全てが「縮小傾向」にある地元では、来年度から、担当する「リコーダー指導法」という授業が消滅!・・・一回り若い准教授の先生の説明いわく、歴史的以前の書類不備との事で、私は後任時期に教科書まで(自費!)制作したが、時既に、で、消滅なのだった!!
再度申請提案をされたが、お断りした。無念さ、よりはアホらしさが上回った結果だ。


で、古楽なり、リコーダーを専攻出来る大学にも果たして現状は適材の最先端でクレバーな先生方がいるのか、と、残念ながらも受け留めなければならない。


結局は、東京の大学か、欧州への留学を直接、と考える時期が確実に来たということ。







まぁ、しかしながら、そこまでなど、誰も考えてはいないでしょうけれど・・・。




2014年10月21日火曜日

残念・・・




日本もそういう面があるのね~と、言うのは、
洗車直後の愛車に、実に3回目で噛んだガムを故意に付けられたことですわ。

誰か特定人物であるのは間違いない、同じ場所への同じガム。

それが月曜の職場の駐車場なんですが、学生が歩行しない方向だけに、
果たしてどの先生?がそんなことをするんでしょう。

これが、日本の大人の現状の側面です。
これまた非常に気分が悪い。


2014年10月20日月曜日

無能な活動家



大層気分が悪い。


欧州からの楽器輸送が自宅に到着するも、届けるJPが税金を徴収するというのだ。

払わなければ玄関先で、価値ある高価な商品を数メートルで渡して貰えないのだから笑えん。
JPに説教しても彼らは門外漢だろう。

市民というのは、弱者であり、説明のないままの金額、実に1万3千百円を現金で支払うハメに。
まぁ人質みたいなものである。当然のフリーの音楽家は自費で支払い、政治家のように、おむつまでを税金で支払う身分では無い。人間の資質には問題があろうから、そこにはプライドと教養は持ち合わせているつもりでいる。「先生」と言われる程の馬鹿で無し、とは先人が既に言い得ている。

さて、この無能と節操のない行為からくる衰退を象徴するかのように、開封された痕跡のある楽器の箱を開けたが、ようやくそこに国税の作成した微々たる内訳の紙が挿入されていた。


笑うが、通関料が200円。これは、まぁ、ご苦労さんでした。で許せよう。


残り1万3千円が関税の記載無く「消費税」と記載され、詳細は不明。
しかも、不服申し立てが出来ます、という紙がご丁寧に入っている。
これが人の気分を敢えて害する物であるのは明白だ。

こいつらほど安定収入があって、暇ではないので、不服だが申し立てする時間などないのを
知って、これを泣き寝入りさせるという方法なのかと、実感した次第。素晴らしいロジック。


折からのここ数年の空虚で形骸化のような男女参画云々で女性閣僚の無様過ぎる厚顔無恥に
この市民の税金が使われでもしたら、と思うと、この国の将来は全く暗黒であろう。やりきれん。


言葉が悪いので気分を害されると申し訳ないが、少し煽てられ「無能な活動家」を見るに付け、
すなわち民度低下と国家の衰退を意味するに他ならない。男女適所適切運動をすべきだろうに。

これは、差別では無く、あくまでも適材適所であり、その四文字熟語を先人が伝えている。


日本の現状に、たかだか市民の輸入品に恐ろしい額の税金を前触れ無くかけて、
強制徴収する輩たちには、もう言葉がない。

そろそろ無能者の活動を控えさせねば、有能な人間が封じ込めれ、滅亡に向かう。
少しでも歴史を学べばわかろうが、わからないからこうなるのかと。

まったく、残念な出来事と感じた。



無能で元気な活動化が減る事を祈るばかりだ。



♫  

2014年10月16日木曜日

帰国便






ラウンジを搭乗時間の半時間前に出て、出国の荷物検査に並ぶ。
いつも私のレーンが流れないので非常に運が悪いと思う。

こう、銀行のATMよろしく一列ジグザグで、空いた所に行くシステムにして欲しいが。
しかし、次の方、どうじょ!と礼をしてくれるのは丁寧。イミグレーションは「さよなら」と一言。

金浦空港の制限区域は非常に小さいので小さなカフェと免税店のみ。

手洗いに行っていたら搭乗が始まっていた。ビジネス優先も何も無く混在。
搭乗口の改札は別。しかし確かに12席に5人なので今日の便は空いている。




ドアクローズ後に通路側から窓側に移っても良いですかの問に、「もちろんでございます」と
若いクルー。モチベーションが高い。新聞もリクエストを聞きに来てくれる。


定刻前に出発。半分以上は韓国人のように思う。程なく機長アナウンスで45分で米子上空との事。全く近いものです。1時間20分のフライト。沖縄から帰阪すると1時間50分なのだ。

食事がチーフパーサーからサーブされる。独特のベテランのクールさが少し怖い。
軽い和食のお弁当に心安らぐ。






朝鮮半島は快晴だったが、現在、日本海を渡り日本上空に来ると、雲だらけである。
近いが気候の違いは上空からもよくわかる。

印象的なのは山の色だった。半島は赤い山や石がむき出しになったものが多かったが、
日本列島は緑である。

残り25分だそうだ。早いです早いです。

帰国する




結局、全日快晴で、温度も申し分無く、しかも予想と期待以上の仕事となったのでホッとしている。

空港へは前日にタクシーを予約しておき万全。金浦空港までは一律3000円だと。
運転手は日本語を喋れるインターナショナルタクシーだが、帰国の際に喋る事も無い。


半時間少しで空港に到着し、レンタル電話を返す。
マスターカードを出すと、JCBは無いか?と尋ねられる。

差し出すと、100が80になり、一日分がサービスらしい。素晴らしい!
たまにAMEXの割り引きもあるが、全ての会社を保持していたのでラッキーである。
小さいハナシだが・・・。


到着ロビーで電話代を支払って、出発ロビーに移動した瞬間にチェックインが始まって、待つことも無し。
今回は特典航空券のCクラスなのでKALラウンジが使用出来、現在そこのワイファイに乗って記載している。ランチはせずにラウンジの小さなサンドイッチでごまかすプチダイエット方式だ。





天気も安定しているし、機材は到着しているので順調に帰れると思うが、為替相場がますます不利になるのはいかんともしがたい。しかし実は自宅を出て7泊が過ぎたのでホームシックだ50である。愛犬にも会いたいのである。


もっと大きくなっているのかしら?


今朝、打ち合わせにロビーを訪れた(今度私を招聘して下さる)方が、来年のソウル市内アウロスホール(130人規模の新設室内楽ホール)でのコンサートの日程を既に提示して下さり、その際には一日休んでの休前日にマスタークラスの開催、という案も依頼された。

昨日の演奏にショックを受けたミドルだが、引退にはまだ早いようだ。



光栄の至りである。@金浦空港


ソウルにて




ブログを分けて書いているもんの、こちらは日常のトホホ話、「身空」が仕事系のつもりが、
たまに錯誤します・・・・


ソウルのラマダホテル南大門に6泊。楽しく過ごしました。

眼鏡が度付きで2千円、10分仕上げ。
マッサージは日本の半額以下。

食べ物も健康志向。
実弾射撃初体験!実に98点!!(満点が百)

吉田かばんが一万円安く手に入ったがほんとか?
タクシー移動の簡単さを知る。

知り合いの店に行くと日本料理を出してくれはる。
とにかく親切である。



ホテルのコーナーツインにアップは良かったが、30階近くあるビルにエレベーターが2基・・・。
数分来ない時がある。しかもおなじ動きをする。

設計上か、洗面でドライヤーをあてているとタオル置きに右腕と頭が当たり、痛い毎日。

トイレットペーパーの場所は背中側、確実に120度の位置にある、腰を悪くする位置に。

カーテンが完全に閉まらないです。

一本一本のシャンプーやらが補充されたり無かったり。

ゴミ箱の処理ミス。



そろそろホームシック・・・


コンクール?

そう、コンテスト。

では、コンペティションの会場へ・・・




2014年の秋

2014年10月14日火曜日

驚きの連続




覚めやらぬ間に記載しておこう。

ソウル国際リコーダーコンペティションの件。




朝はジン・ユォンさんの迎えを受け、タクシーで白石大学に向かった。
漢南地区で立派な校舎である。




関係者が集まる。デンマークのボレットさん、韓国のチョ先生は顔見知り。
もう一人、確か台湾から来ると聞いたが、ケース・ブッケのお弟子の韓国の女性奏者であった。

さて、水やコーヒーを下さる。立派なパンフと採点表も。
ここで誤算。要は採点は100点満点で良いがコメント欄があるのだった。

全て英語で記載せよと。無い脳をフル稼働。(電子辞書を用意するべきでした・・・w)


喋ると書くは大違いで記載はしたが、脳がクタクタ



程なく会場へ。上の写真のようにに名前付きの審査員席が用意されている。

ソロが16で一人欠席。(唯一の日本人が欠席ですので、なぜか代表で謝っておきましたw)
アンサンブルが12組。




ソロは初期作品とテレマンのファンタジーが課題だったよう。
時代に隔たりがありすぎて、なかなか苦戦していたように思う。

一人意外がルネッサンス・タイプの楽器を持参。


以下、箇条書きにします。



テレマンはアルト415が大半で、ヴォイス・フルートも。


とにかく若い(中2~28歳)のに、物凄い運指とタンギングに技術がある。


うまい人にはムダが無く、身体が動かないのは素晴らしい。


ひとりだが、後うちの伴奏とかって、ありなのか?ズン、チャッ、ズン、チャッ。


黒い服がほとんど。


審査員にフルートとトマトの差し入れがあり、驚いた。


チューニングの仕方がうまいと、演奏もうまい。



ホールとは言え、大学だけに椅子から机が出るのは重宝した。



さすが!鉛筆は2Bで2本。採点は「黒ペン」でお願いしますと揃った筆箱が用意されている。



携帯を3台(自分の2台と韓国のレンタルフォン)で気をつかう。(鳴ったらどうしよう、など)



審査特典で今日、数グループがふるい落とされて、明日が本選だが、涙を流す参加者の挨拶
には、さすがに気の毒に思った。しかし、それがこれからの良き経験になるのだろう。



今日の8時15分のお迎えからホテルに戻るまで、13時間拘束・・・そして日本語はゼロ・・・。




ここからは「主観」ですが、リコーダーのコンクールにバロック・オリジナルのリコーダー楽曲を
なぜ吹かないのか、が理解出来ない。フォンタナやカステロはヴァイオリン曲であり、テレマンも
言ってしまえばフルート作品。盛期はヘンデルなり初期はファン・エイクなりゴマンとあるだろうに。

アンサンブルは(主観ですが)20世紀のオリジナル作品は泥臭く感じ、おしゃれではないと感じる。
いくらでも素晴らしいアレンジがあるでしょうに、ですね。




そんな感じですぅ。









緊張と気の小ささを真面目と言う




さて、色々忙殺のなか、今日から二日間「ソウル国際リコーダーコンペティション」の審査員を
する。幸いにも日本で数年間、関西でのコンクール審査を経験させて頂いたので、演奏よろしく
抵抗感は全くないものの、責任感や少々の緊張(初めての状況)で何度も目が覚めるのが辛い。
韓国語はからっきしだが、デンマーク人と「英語」で乗り切れそうである。

迎えは8時15分だが、4時、6時、と目覚めるので、もう6時に起床してしまったので、寝不足。

プロの仕事とは「憂鬱」なものであるが、日の出と夕焼けを撮影するカメラマンに比べれば、
仕事とはそんなものだろうか、とも思う。これが予選と本線で2日間続くのだ。


当然、胃腸や骨盤のゆがみ、指の調子まで体調は万全を志すが、例えば、睡眠の導入材が効果
したとして、緊張で目覚めるのだから何をか言わんやである。
気が小さいか真面目かはご判断頂きたい。





さて、数日の滞在で未来思考のハナシもちらほらあった。

前回、ソウルで演奏の機会を得た折り、聴いて下さった愛好家の小学校の先生を職に持つ先生が、私の音色を気に入って下さり、自分のソウルの専門家の先生との共演でコンサートをソウルのホールで実現させたい、という申し出を受けた。来年の秋にホールコンサートが予定された。

非常にポライトな人格者ゆえ、その彼女の先生にあたる方も非常に清楚で品格のある女性。
ウィーンで10年近く学び、現在は本日行われる白石大学の芸術学部でリコーダーの講師を
しているそうで、昨夜第一会合が行われた。まだ30歳ほど。

また、先に挙げた愛好会の方の先生は来年早々に一週間の留学で私のお稽古を希望されている、とのことで、予定表を見せて頂いたのだが、毎日のレッスンをご希望。そのために来日されるそうで驚くばかりだが、ならば、と、たまたま日程の合う個人発表会にご出演頂く事にした。


縁が広がる瞬間に幸せを感じる。



先に記載した、台湾でのアジア唯一の大学プロフェッサーからのジャズ、即興指導依頼と言い、
今回はそれなりの「成果」を感じている次第。
実にアジアの大学にリコーダーの教授職を持つ人物は私より若いこの台湾人のみ。



私の事ばかりではなく、韓国のリコーダー事情の善し悪しは別にして、20年前辺りに日本に
似て、非常に高い次元で若い奏者が恐ろしく難しい楽曲に取り組んで、既に披露している。
事情は台湾に似ている。


日本の停滞と完敗を反省するまでもないが、こればかりは何の力もないわたしにはどうしようもないだろう。日本の聚落は工業製品だけではないのである。(演奏畑)

ただ、ポチポチと個人レベルではこちらに短期留学してくる人物と、特別講義でこちらが流出する機会が増えるのは確実だと感じる。





先日のコンサートで、代表として演奏した人物では、ついに最年長になってしまっていたことに愕然とし、また、50代のアジアは演奏よりは後進の育成に重きを置き始めている事もわかってきた。

バロックの研究を通せば、50になったとて、例えば、毎年開催してきたフランス・バロックの演奏会では、この年齢になってようやく見えてきた何か、があるので、演奏スキルは維持したいものの、なるほど、次世代が育成され、コンクールやフェスティバルが多い事に納得させられる。

しかし、正直言うと演奏レベルはタンギングからして決して高くない。それゆえよく身体を動かして間違った奏法を堂々と・・・。
また、愛好家の人数をいかに多く持つかを競っている価値観は全く理解しがたい。
時期にうまい若手に生徒が流失するだろう。未来を見据えれば自分のスキルを上げるのが良いとは私に主観である。


日本は全く異なる文化であり、それもまた、文化のスタイルなのだろうが、うちのお弟子には、
英語力と交流を今後更に高めて、少しグローバルに行動範囲を広げて欲しいと願うばかりである。
抜かれまくられているのは辛い実態と言えよう。頑張らねばなるまい。

要は、お金や権力ではなく、結局は個々、己のモチベーションなのかもしれない。



2014年10月13日月曜日

欠航




小事件

台風19号のおかげで、今日の妻の帰国フライトのJALが欠航。

正規航空券の強みで、レンタルしておいた携帯からJALのソウル支店に電話。



あすの(本来、インチョンの提携便のKALだったのが)市内近くの金浦空港のJAL便に(早めに)切り替えてくれた。親切に「早い方が、後からどんどん埋まってきまちゅよ~」とまで。

ホテルについては私のコンクール審査のための残り3泊もツインのままなので、実に問題なし。


彼女は色々と仕事のキャンセルで連絡も大変だったが、逆に快晴のソウルを楽しんだ。


世界一快晴、台風もどこ吹く風の明洞(ソウル)



今から、ある学校の先生の接待をお受けし、仁寺洞の精進料理にお連れ頂く。


日本の台風で欠航、帰国困難は初めての経験。
しかし、良くも悪くも予定が調和した。

LCCなら空港まで往復せねばならないから余計にだ。



フェスティバルへの招聘に応えるためソウルへと向かう




毎度毎度、理不尽な回数合わせの大学授業を真面目にこなし、関西空港に向かい、朝の便に備え、ホテル日航関空に入る。より寄って、来年度から学生に重要視されて来た講義が強制終了する旨も理不尽と日本の聚落を感じる。何かとマナーと未来が無い。現場を知らんとは怖いものであるが優良企業意外は同じか。それだけに生き抜くため、と、己のアイデンティテイを保持させるためには近隣諸国に活路を見出すしかないわけで、気の毒な世代と言われる代表格でもある。


ソウル駅前のビルの楽しいイルミ



さて、関西と日本の未来はもう良いだろう。生き抜くために、逆にルーティン・ワークから離れ、自ら渦中の栗になりに国際イベントへの招聘に応える。招聘されるなど光栄の至りである。
言葉の壁や異なる常識に戸惑いつつ、少なくともやり甲斐に欠けるよりhq悪くない事かもしれないから頑張らねばなるまい。ぬるま湯にあこがれはするが、もちろん退屈では無いし楽しい事だ。


駐車場代金込みのツインで、更にワンハーモニーなるホテル・オークラと日航の会員ならではの、しかもグレードアップチケット付きで、ウェルカムドリンク(夕食時のアルコール可)プレミアム・ツインに上げられ、快適至極で良い。ちいさな褒美だ。


脳みそが小さい故の胃痙攣に襲われる体質が先般のシンガポール帰国後のクリニックで判明したのもあり、早朝便に自宅から無事に快適に空港に到着可能か、というだけで、神経が高ぶるので賢明な策なのだ。何でも使いすぎ(通訳など)で疲労した脳から、胃への働きが鈍るそうだ。故に痙攣を引き起こすという事。脳が小さいか神経が細いか、さぁ~どっち。


今回の場合は日曜に演奏、火曜と水曜には審査、という厳密なワークがある故に余計にリスクは減らしたいのは当然とも言える。プロとはそういうはかないもの。図太い無神経が羨ましい。

そもそも根拠なく、大丈夫ですよ、きっと・・・とかあまり根拠の無い自信を持つ人というのは、多分人生で数回は乗り遅れたりしているのだろうが、神経リスクは少なかろうし羨ましい限りだ。
信頼は著しく低いがwww





今回も台風シーズン故に、LCCを避け、JALの正規割引航空券にした。この場合、振替輸送が優先されるランクが上位にある。ましてや私はマイレージ特典利用でCクラスなので、完全な正規券扱いとなる。これも19号が来ると予想していたから~は、大袈裟。でも、季節的には正解かと。
ホテルはラマダの南大門でいざとなるとJALのオフィスにも歩いて行けるのだ。


前泊で早めに就寝するも、これまた脳が覚醒して6時間で完全に眠れないほどの目覚めがくる。
仕方ないので、パソコンを開けると大学の何だかな~という来年度の予定メールが・・・

とにかくこのバイトは続けざるを得ないので、了解しました、以外の選択肢しかないのが、なかなかのダーク?ブラック?パワーであるが、現在では、ありがたや、と思わないとよろしくないようです。

さて、起床出来ないどころか、余裕でアウトしてJALのカウンターでインに向かう。
関空も慣れると小さな空港という印象だ。毎度、チェックインに荷物検査にイミグレーションと時代錯誤感は否めない。発光ダイオードも良いが、これを短縮出来たらノーベル賞でしょう。


関空はビジネスチェックインのため並ばずチェックイン。尤も、事前に自宅でWEBチエックインをして、搭乗券をプリントアウトしていたので、混雑していてもそれ対応の荷物預けデスクに行っても良い、という準備はしてあった。

日増しに便利で合理化されるが、例えば今日などは身内のYクラスの荷物にも私のものを二つ、という扱いにしてくれて、プライオリティー・タグを付けてくれる。これはなかなかのJALさんの機転だと思う。その心遣いは旅客の心を捉えます。


台風の季節はLCCを避けて、大手のJAL金浦空港便


定刻にプッシュバック。飛行時間は80分というアナウンス。シップはB787ー800の新しいもの。
安定飛行後にお弁当が配膳される。しつこいものは少なく鮭と卵と桜澱粉の三色弁当であった。

クルーのベテラン度は良くも悪くも半端無いのはJALらしい。
若くて綺麗が全てでは無いという意味でもあろうか。




隣のおっさんがかんだ鼻紙を私のシートの間に置くのは法律でどうにか対処して頂きたい。
迷惑防止国際飛行法などは無いものか。新幹線でもよくあるが、アームレストをなぜお前ごときが独占するのか。この話をすると、そういう人は何も考えていない云々となるが、では、それで良いのかと。少しは思考しなはれと。


間もなく到着するが、関西からは沖縄よりも断然飛行時間が短い。
政令経熱とは言うものの、大統領が変わってからというもの、正直そこそこ相容れないムードがあるはずだが、今日のシートは全部埋まっているのは、逆に良いことなのかもしれない。

こちらとてわざわざ出かけていって不快な想いはしたくないだけにだ。

この便は仁川ではなく、近年、航空協定で設定された市内近くの金浦空港に到着するので、
ソウル駅近くのホテルまでそれほどの苦難は無いと思う。

入国後は両替とレンタル携帯ショップに直行し、空港鉄道で市内に向かう。

A`REXという空港鉄道の開業で20分以内にソウル駅に到着。
駅で韓国料理のピビンバを食べて、7~8分ほど荷物を押し、ホテルにチェックイン。6泊。

日本同様、10月とは思えないほど快晴の太陽が熱く感じる。


@JAL971



南大門





そこから数日、連日の快晴続き。
予期していた予期せぬ出来事に予期は無駄と悟った感じだ。


省略して記載すると、みんなが良い人でみんな自分の事を自分で動かしている印象。
逆にだれも威張ってもいないし、結果、国代表のコンサートは実り多き結果となり、かつl
特に私のブルースや即興、ジャス演奏に関してのプロの関心が面白い点だった。

手前味噌で恐縮だが、絶賛とブラボーとアンコールの嵐でしたwww
トークもですかねw


龍山(ヨンサン)駅からITX青春号(チョンチュン号)でチュンチュン(春川)へ


日本ではあとずさり、保守傾向だが、例えば、近隣は教えを乞うリクエストが非常に多い。
特に韓国の若者や先生だが、台湾には冬にセミサーを依頼され、一矢報いた感じだ。
ゆったり浸透している事は感じているし、未だに誰にも出来ない事はしているのだろう。


幼少からの英語が今、花開いて、近隣で少しそれなりになって役立ってきた、とは言い過ぎか。

50を過ぎるとほぼ演奏はリタイヤになる傾向から育成に変化しているらしい近隣国。

自身はよりストイックに自分のスキルを上げ、もう5年はテクニックを上げたいと感じている。
もちろん、責任をもって若手の育成と将来の交流もこうさつせなばならないが、どうでしょう、

皆さん、英語を勉強しましょう。




2014年10月7日火曜日

タイト




変更ご希望のお稽古にお応えして早目に移動した先でテレビ関係者と会合する機会が誕生。

お稽古を終えると、いわゆるインタヴューを受ける事になり、相応の脳を働かせる。




束の間にお弁当を戴き、お教室の方々のお稽古こそルーティンワークではあるが、希望される
テレビ取材のカメラが我々を狙うため、皆さんで妙な緊張。しかし、ちゃんと素敵なハーモニーが
収録されたはずなのは効果的とも考察出来ようか。


その後は前歯の仕上げに歯科医院へ。
人気があるのか、予約時間の前に入って半時間+仕上げに半時間で1時間の滞在。
3割負担で2千5百円はそれなり。

別段、痛い治療では無いので構わないものの、待合い室で子供にガン見され続けて緊張した。
そのガキんちょの行為たるや、かんだ鼻紙を私に至近へ放る、というもの。
今時のお母様は注意するどころか・・・(*_*)

その待合いのテレビで西宮市内でデング熱患者誕生!という悲話を聞く。

週末からの訪韓に備え、ニンニク注射に向かう。
今度は誰も待合いにいなくなって変な空気を感じる。そこに蚊がいましたが。


帰宅するとクタクタで機能停止。

しかしノーベル賞のニュースに、日本には優れた人が確実にいはるんやな~と感慨。
名古屋の85歳と45歳の子弟の先生での共同研究というのは素晴らしいですよ。
もう一人の中村先生も結局は日本の悪しき習慣で闘い抜き、アメリカに流出し、
転身して報われた例。

欲なく、ひたすら本質を、また、誰もしてこなかった事を徹底して研究して展開、実用化という
スタンスが素敵だと思いました。







2014年10月6日月曜日

台風のよる影響




先人が都と定めた関西圏。色々と安全だからこそ、古来、都になって歴史があるのは当然です。
さすが、夜中に台風が通り過ぎ、例えば、通勤時の乱れで大騒ぎ、などというのはマシなものの、


今日の午前が休講となりました。わたしは2限が該当。



大学によっては各講師に直接お電話を下さるもんですが、そうでない企業もありますので、
目覚めたら自ずからHPを見なければなりません。

それでもHPで一応、1.2限は休講です~っと、記載されているので助かりはします。


で、今日は午後、3,4,5限の授業があるのですが、
出鼻をくじかれた・・・他が休みだから・・・、家を出る時が・・・、などの非常に現実的な理由で、
経験上、大概の若者は自主休講をするのですね~。何より命をかけんでも良いですわね。

でもこちらはバイトとはいえ、命懸けの出講しなければなりません。



少ない人数でそれなりの楽曲に振り替え、歯抜けのパートを補って、形式的に万全に敢行します。
そこまでしてお勉強せんでも良いと思うものの、往生際が非常に悪い、悪しき文化の側面かと。

学校の西側ではおさまっていても、東側は強風であったりするので、ですね。



2014年10月4日土曜日

神戸フランクフルトバロックプロジェクトのCDが完成

♫ 

(身空と同一内容)


数年前にドイツ、ダルムシュタットでテイクを行った「神戸フランクフルトバロックプロジェクト(KFBP)」によるバロック室内楽のCD「コンシスタンス」が完成しました。

★ドイツの会社からの輸入盤ですが、是非ご一報下さって御拝聴頂ければ嬉しく思います♫
リコーダー、バロックヴァイオリン、テオルボ、バロックギター、チェンバロのよる室内楽集ですので,
お聴きになりやすいと思います。

a=410 リコーダーは竹山氏製作のブレッサンのアルト、ソプラノ。
また、レイエの楽曲では平尾重治氏製作のG管を使用しています。


日本での取り扱い:アンリュウ・リコーダーギャラリーさま(10月7日午後発売開始)




We release a new CD.

Title is [CONSISTANCE] performed by Kobe-Frankfurt Baroque Project recorded at Darmstadt,Germany.
famous baroque ensemble music by recorder,baroque-violin,theorbo,baroque guiter and harpsichord.

2014年10月3日金曜日

リスクヘッジ




克己心を持ち、リスクヘッジを考えるタイプには耐え難き事象を多々経験し、災難な人生を終了。

もう少し楽に生きないと気の毒でいかんと切り替えた50代。


7日+1日前で来週演奏する行事のチラシをSNSで初めて見ました。
因みに、リハーサルをさせてもらえる時間は未だに不明なんです。


まぁ、外国ですので~そんなもんかなぁぁぁ~と考えるようになっていたんです、大人でしょ。



 



国より人、とも思うが・・・・