2018年9月25日火曜日

YOU TUBE




先般のリサイタルの一コマをアップしてみました。

https://www.youtube.com/watch?v=jlmiIHPDaDY&feature=youtu.be


2018年9月24日月曜日

こんな事も



先般、出演させて戴いた大阪クラシックの記事が、フェスティバルホールで行われた大阪フィルの定期公演のパンフレットに掲載された、とメンバーさんが送ってくれました。

恐らく4千人弱くらいのお客さんに届いたはず?


Day 4 大阪市中央公会堂:実に500人のお客様で満員だったようですよ



リコーダーが少しでも「縦笛」から芸術楽器へと認識されるようになるのでしょうか。


2018年9月22日土曜日

リサイタル完了



公開処刑とは言い過ぎかもしれませんけど、リサイタルというのは地獄のような訓練をしてストイックに命がけで慣行するもので、今年は後から戴いた演奏会への出演と関空事故などのために大いに翻弄されつつ、しかし、先程無事に完了しました。



イタリアバロックの音楽は、そのメロディの美しさは勿論ですが、表現が多様でなければなりません。通奏低音にあれやこれやとしてもらい、楽しい時間を作っていきました。
当時の欧州では当たり前のフォーメーションです。




経験豊富なメンバーが集結してくれたおかげで半年に及ぶリハーサルをし、いかに「合わせない」事を訓練して?、音楽作品の魅力を当日に最大限に引き出すか作戦!がうまく出来たでしょうか、多分こんな演奏は再現出来ないような、ある意味、狙い通りの舞台になりました。

作品を知る方は、そうくるか、
新鮮な方は、ほぉ〜、と思って頂けたかと。




絶好調の通奏低音軍団が抜群にリコーダーを生かしてくれました。

ワタクシも気付けばジジイの域。
近日弟子入りして来る予定でお手伝いのひとりである男子大学院生のお父様と同い年だと判明、、、。
体力はこの道30年以上で大丈夫な気はしますが、情緒とメンタルがどこまでストイックに維持出来るかが問題ですね。


聴いて下さる方々に支えられている事にあらためて感謝です。
今回への関係者諸氏にも感謝申し上げます。

2018年9月19日水曜日

身体&精神の調整と褒美




この9月は経験のない本番(三っつ終了)が続き、困憊な疲労状態で肉体はおろか、脳の一部がやられております。限りなく白米が食せたり、コーラを一気飲みなどがヤバいかと。
なので、少しだけの褒美に贅沢に、もの凄くもの凄く美味しい大阪中央の日本料理のお店に参りました。蒸した落花生などは初体験。千葉にはあるそうですよ。


スペインの料理が相対的にどうのこうのではなく、もう血の思想の域で、我が身は日本のお米で機能しているのは中高年の方々にはおわかり戴けるかと。


スペインの小料理もイギリスのおぞましい料理と味に比べれば素晴らしい域でしょう。
ただ、それに醤油と白米を持参したかった感じです。パンってパンでしかないと。


どうです。この写真 👇

繊細なじゃこご飯にあさりのお味噌汁、ぬか漬けにほうじ茶!


これで後の生涯を生きれる!と思うまで好きです。


大阪の味は上品で極上


松茸、はも、エビをかぼすでいただく土瓶蒸したるや、芸術の品でした。


しか〜し、実はビールはスペインの勝利です。(日本のプレミアム系はまた別)
少し薄く、一本90円くらいで美味しいビールを数本持ち帰りました。




「マオ」はマドリッドのビールで、あと「エステリア」「クルーズカンポ」という三種が飲みやすくてお勧めです。


で、日本食に満たされて復活するであろう22日のリサイタルに臨みます。
老い行く毎日、一応ひとつの区切りと考えていますので是非お出かけ下さいませ。






2018年9月15日土曜日

ガナッシュplus 終演




ガナッシュplus リコーダーアンサンブルのコンサート。





韓国人のリコーダー奏者:ジ・ヨン・ファンさんを招き、三木楽器さんの主催に於いて本日、満員のお客様にお越しを戴き、先程無事に終了を致しました。

お聴き下さった沢山の皆様。関係者各位、みなさまに深く感謝を致します。



六重奏ではアレンジャーに僅かばかりの自由が与えられる反面、一人が自分を含め6人の音と和声を聴き取る必要があるため、集中力が増し、多彩な音楽表現になります。木管数重奏が名作曲家に多いのもうなずけるのです。


個人的には6人で限界、それ以上はサウンドのカオスですので完成度の高いオルガンでどうぞ。

まず、スキルの高さは当然、通常でもプロが同日同時間に多国間で時間を合わせるのは至難です。加えて短時間でお客様に楽しんで頂ける選曲と進行をどうするか。
無事に終わって何よりです。


隣国とはいえ、会話は通訳は使わず全て英語です。
オケ等では当然なのですが、ウィーン音大出身の彼女の場合は音名はドイツ語。
挨拶はこちらが韓国語であちらが日本語。
それでもコミュニケーションは楽しいもので、音楽のパワーに変わっていきました。


多分もう無いこの経験を力に、来週には手前のイタリア作品でのリサイタルに臨みます。




ゼクステットのリハーサル




先だと思っていてもその日はやってくるもので、リコーダー六重奏の演奏会へのリハーサルを2日連続で行い、明日が本番ですので我が家で軽い前夜祭をしました。





プロの演奏に大切なのは経験と尊敬と信頼関係です。
厳しく楽しく、ただただ「音楽」を大切に育て上げていきました。


おかげさまでお客様も前年に続き定員に達し、モチベーションも上がっています。
皆様に楽しんで戴けるよう素敵な演奏をお届け予定です。


2018年9月13日木曜日

六重奏のコンサート 




信じられないのですが、、、
ソウル在住の友人が土曜日のコンサートのために今日、木曜に来日してくれたのですが、その行程に驚愕で気の毒に過ぎました。





現状、ほぼ満員に近い方々に関心を御持ち戴き嬉しく思います。



鋭意、準備中なのですが、友人の来日に件の関空閉鎖の影響で大変な目にあいました。

1:ソウルの空港から関空へはキャンセルになり、融通が効かないため、ソウルの自宅を5時に出て韓国の新幹線KTXで釜山駅に。

2:釜山駅から釜山空港に。(結構不便な経験あり)

3:釜山空港から名古屋セントレアに。ここで入国審査に1時間っ、、、、。(増やせよ公務員💢)


4:セントレア駅から名鉄で名古屋駅に。

5:名古屋駅から新幹線で新大阪駅に。

6:新大阪駅から地下鉄御堂筋線でリハーサルの本町に・


この時点で14時間、、、、、、、、、、、、、、、、


通常のフライト(70分程度)なら市内からで空港待ち時間を入れてもせいぜい5時間。
信じられない出来事。気の毒ですし、我が国側も気も遣います。


日本語で「名古屋駅まで」「新大阪までひとり指定席を」などを文章を送り、駅員に見せるようにしてもらいました。役立ったそうです。勿論、新大阪に迎えに行きました。


彼女のモチベーションに感謝ですが、良い演奏には逆に反映されると思います。

台風22号は影響なく、レアなプロ六重奏を大阪で演奏出来る事が嬉しく思います。


2018年9月12日水曜日

大阪クラシック 2018



大阪の大イベント「大阪クラシック」の公演を無事に終えました。
編成の妙ゆえに滅多に演奏されない名曲を2曲お届けしました。


素敵な笑顔な超精鋭集団と終演後に大阪市中央公会堂の控え室にて



若い大阪フィルメンバーと共に、音楽の素晴らしさを聴衆のみなさんと共有出来たと感じています。


終演後にチェンバロを見に(写真を撮りに)来る方の多さに、関心の高さとまだまだの古楽器の認知の低さを目の当たりにしました。


素敵な機会になったと思います。


で、、すわ、あすから韓国人の友人を(関空閉鎖のため)中部セントレアから受け入れて、この土曜日の「開成館」でのリコーダー六重奏の演奏会の連日の練習。

気のせいですか、少しやせましたw



帰宅




ほうほうのていで帰宅したらば納屋の屋根が崩壊していた。
40年ほど置きっぱなしの不明物が多いが水浸し。これを機に断捨離をせねば。


で、もう大阪クラシックの本番が迫る。
大阪フィルの若手精鋭メンバーと中之島公会堂にて。

「練習三昧」の夏です。



2018年9月10日月曜日

名古屋セントレアへ



名古屋へ


香港の空港で65番付近のラウンジにいたのだが名古屋便は27番との表示。
とにかく大きい空港なので時間の余裕が必要。

名古屋行きはしょぼいB777-300で中近距離使用で横7席。
多分我々のような人もいると思うが満席だ。

私が連絡し、返信を貰った時点でのPCサイトでのシート確認の際には余裕があったので次々に埋まったのだろう。
東京便のように長距離便をうまく使うのにあたれば嬉しいのだが、古くてしょぼいのは関西と同じだ。汚れもある。


さて定刻にプッシュバックされるが離陸渋滞でなかなか飛ばなかった。しかし三時間ほどのフライト。
現在は台湾は高雄の手前から台中の辺りで昼食のサーブが始まる。食べていれば着くだろう。しかし、機内食にも飽きが来た。そういえば塩と胡椒が無かったか。


とにかく帰国難民は免れたが、さて、新幹線等はかなりの間、乗っていないので妙な気持ちだ。
無事に帰国するまであと2時間を切った。順調に事が運びますように。
事前に調べたら、とにかく関西空港の打撃の余波を受け入れているのは中部セントレアだからだ。
融通を効かさない連中。ガラガラの神戸空港などの運用をすぐにせ~よ。
そもそもこういう事態を想定もしていない事に驚いた。

@那覇の東側



セントレアに15時過ぎに到着。最新の顔認証システムで数秒で再入国を通過。
因みにこの空港、ガラガラだったのだが、、、、

荷物を預けにヤマト運輸に行くとアメックス所持で無料とな!


名鉄で駅員に切符購入操作をしてもらい、良い時間のエクスプレスに乗車。
名古屋駅で新幹線に。まともに当日切符を買う事等無いのでまごまご。

で、存外ホームが離れているので焦ったし、何だかもったいないやるせなさが襲う。
でも50分で新大阪とは早い。在来線に乗り換える時にはラッシュのよう。

大阪はこの一駅間がいけない、凄く混むのは関空事故も関連しているのだろうか。
西宮に着いて滅多に乗らないタクシーで帰宅。およそ22時間。疲れた。



感情論では無く、関西の幾ばくかは中部で補えようが如何せん規模が異なる。ワタシの帰路のように名鉄と新幹線がいくらか儲かるのは確かだろう。

やはり起きてはいけない「人災」で多くの人間が迷惑を強いられている。非常に疲労した。自国とは思えない。



13日にガナッシュplus公演で来日するソウルの友人の奏者も、そもそもソウル〜関空がだめで、列車移動の釜山〜中部でしか大阪には来れないそうで、もの凄い無駄が生じる。この事態、一体何がどうなったんだろう。



香港ナウ

♫ 香港到着  曇天 26℃

20180910

すぐに一日が過ぎるのが欧州から西へのフライト。地球の自転に反行するため往路より早く、正午に乗って半日で翌朝になる。しっかり眠れば時差ボケになりにくい。

定刻に半時間早く香港に到着した。
今回はしっかり調べておいた65番ゲート至近の「ピア」というラウンジを目指した。
大正解。


超高級ホテルのロビーの8〜10倍程の面積にヌードルバー、ティーカウンター、カクテルカウンター、シャワー室、仮眠室などなど、素晴らしい。関空など比較外だ。

先程のマドリッドのラウンジもこれに比べれば駄目だ。
東南アジアは時としてこの豪華さが過ぎて楽しい。ここなら何時間でも過ごせる。
皆、紳士で静かなラウンジ。因みにここにも優雅な日本人の高齢者夫婦がバッジをつけていらっしゃる。


これでせいぜい四分の一。豪華!


シャワーは10分程の待ち。皆同じ考えで機内での汚れをさっぱり落としている。
その部屋は豪華でバスタブがあれば五つ星ホテル並の黒い壁に金の宝飾品で天井シャワーまである。
シャンプー、リンス、ボディシャンプーもブランド品。勿論高級ドライヤーに特大タオル。ため息もの。無料。さっぱりした〜〜!

9時半のボーディングで名古屋へ。15時には着くようだ。とにかく日本に帰れる事が命題で少しドキドキする。後は新幹線で、とかで記入します。



@香港ピア、ビジネスラウンジ

マドリッド〜香港



0909 快晴 帰路 マドリッドから香港経由で帰国へ


CX320は定刻通りに離陸。
離陸してしばらくするとバルセロナ上空から地中梅に出たのだが、経験の無いもの凄い揺れが始まる。飲み物が小グラスからこぼれる程の横揺れでクルーも着座。
さて、マドリッド空港には市内から一律30ユーロのタクシーで移動。ホテル前が乗り場だし、重い荷物は運んでくれるし、30分以内なので思いに荷物と二人なら結構なこと。
マドリッドは買い物天国で楽しい。パエリアのお米。安過ぎるビール、バルサミコ酢など。重いが二人で80キロまで可能。




空港ではまず一般区域で免税品の手続き(が面倒)だが並ぶ。スタンプやら何やら。品物は見せる必要がないのでその後はチェックインカウンターで預けてしまう事が出来る。
長蛇の列のチェックインではCクラスのおかげで全く待たず、どうぞ。「名古屋までですね」「まぁ、、、そうなりましたかね~~」。

空港での荷物検査はファストレーンが使えて待たずに通過。素晴らしい。ターミナルをサテライトターミナルへ地下列車で移動。ここで出国審査。なるほど分配すれば行列は減る。
ワンワールドのイベリア航空のラウンジに入った。その前に税金還付に並んだが、百貨店などの大手は楽。普通の店は手間がかかる。二カ所の並ぶなんて

時間が悪かったのかラウンジは凄く混んでいたが、たいてい奥の方が空いているんもので奥に進んだら空席空間。
日本からの生活と心が豊かそうな熟年夫婦のグループ旅行のおばさま達が奇声を上げていた。

一人やカップルなら静かな日本人はなぜ集団でなら騒ぐのか。周りの客が引き程だったので国民を代表して申し訳ないという顔をしておいた。
しかしガイドが付いて思考せずに世界遺産が見れたり考えないで料理が来たりなど凄い事だ。多分高額なのだろう。


さて、帰国だ。とにかく愛犬を抱きしめ、白いご飯を食べたい。みそ汁も良い。およそ10日でホームシックになる年頃である。


往路は最新の英知の結集であるA350-900だったのだが、マドリッド発の便はB777-300ERでこの会社が初めてのボーイングの購買顧客で当時(20年前)に話題になったもの。スタイルはとにかく胴長でエンジンが双発なため4発で燃費の悪いジャンボ機がついに消えて無くなる原因を作った機種である。因みに日本の政府専用機も近日これに交換される。

行きより機齢が高いため、少々古いバージョンんだがそれでも幅のある機材に横4列で一人で畳1.5畳分くらいはあるかと。この半個室は最高。




しかし、ビジネスクラスが超満員で(手洗いまでが待つ始末なのだが)どこもお金がない、などは嘘だ。これも情報操作で格差だけだと確信する。満席。

私はリサーチを毎日していて安価で安定したチケットを探すのだが、多分他の乗客はツアーや会社の費用だろう。
以前、15万でパリ往復のビジネスが出て台湾経由で往復したものだ。今回も相当安価だったのだ。(これでマイルも戴けてどこかの無料で行ける)


先程はシチリア島での揺れだったようで現在はイタリアはナポリ、ポンペイの上空に。安定してからランチが始まった。コーラに前菜のイベリコ豚の様々。これからメインが選べる。
会社によるが、これはもうありません、は無く、全ての料理をカートで持って来て見せて説明し選ばせてくれる。勿論、毎回毎回ミスター・アキヤマと呼ばれる。
食事が終わる頃にはアラビア半島上空にさしかかるが、どこの国かがわかならいのでまだ教養が低いと痛感。コースは本当の南周りだ。

さて、旅行などは「経験」と「教養」があればスマートで、だから自分ではそれを「研修」と呼んでいる。普段一切の遊興をしないので許してもらおう。
この御時世、「権威」などよりは「教養」がある方が良いかもしれないと日本国では特にそう思う。プラド美術館で思ったもんだ。見地、知識は必要。
もちろんお偉くなりたがったものだが、全く無理だったので、人の言う事は聞かず、自分のしたい事だけを必死でして死ぬまでスキルを上げる事に決意したのは、50歳を機にだった。

日本人の常識では生きるのが難かしくなったのも御時世だろう。例えば、銀行の金利は何なのだ。「いざ」の時の貯金?。今の所車のフロントガラスが割れたのが「いざ20万円」だった。
最近「いつ引退するのですか?」と訪ねられ非常に納得した。カラヤンが来日して振り間違えた公演を目の当たりにした事も思い出した。ホロヴィッツもしかり。老体は哀れで同情の拍手でしかない。
人に迷惑と思われても自覚が無い等死んだ方がまし。即ちミスをしたら引退する。あとは弟子に任せて海外に行きますので。

とにかく自分の音楽を表現出来なくなる前がその時と決めている。幸い全員が同じ事をする国民性とは対象的で、手前のスキルと通奏低音でバロックの素晴らしさを伝えるのみだ。
しかし、即興やジャズがあれだけ熱狂的に受け入れられる外国に対して、なぜ自国では不評なのだろう。特にイタリア初期バロックとジャズの組み合わせは今回は好評だったが、日本では勇気がないので考えられない。
なんでジャズを、ジャズは、という人に驚き、落胆し、保守的な島国民族を感じるなどは愉快では無い。その点では非常に差がある。

さてさて、退屈だが、まだ9時間以上もある、香港までで。今はトルコとかかなぁ~アレクサンドロスってどこです?。あっ、イスタンブールが見えた(モニターの地図で)。
今から寝て東洋の深夜と思い込ませ、数時間寝てから身体に朝だと思い込ませなければならない。
遠方の旅行は即ち修行だ。でもフルフラットのなるのでした!凄いです!明後日に協奏曲だから大変です。

@トルコ上空



中国の町、西都上空でシートを戻した。残り2時間なので朝食となる。
暖かいおしぼりが配布された。

上記のトルコから(あまり寝た気はしないけれども)浅くは眠っていたようで、気が付くと残り3時間半に。更に一生懸命にうとうとしていた。
何せ180度横になって2メートルある。寝ているだけで重力による疲労が少ない。
やっぱりもの凄くもの凄く楽。これが関西直行なら良いのに。

座席のお尻はいたく無く、肩は凝らない。半個室のプライベート空間でサイドテーブルも広く、身近な荷物も広げまくれる。電源もありUSBもある。
何より全席が通路に通じるのでコミュニケーション無くふらりとトイレにいける。
恐ろしい事に今日から二週間以内に重要な三公演に加え悲惨な大学も後期が始業するので自己管理がいかに仕事のうちかがわかる。

日本食で完成している自分の身体は海外のお水や食事、その仕方やシステムで自律神経が損傷する事が多いため、幾多の医者に相談したり、自分で研究したりしておりその成果は今回達成出来た。
異には「セルベール」で粘膜を強くしてから食事。食後は何らかの消化剤。神経系は何らかのどの医者でもくれるであろう安定剤を朝一番に飲みなさいと。
結局、自己移動等は神経が疲労し、それ故に内蔵が動かない、というのが人体とのこと。これで下痢や便秘、イライラが無くなった。不確定要素に振り回され無い事だ。

さてさて、もう良いかとも思うけれど、航空旅行の何かの参考に。

座席指定がなるたけ左通路のA側で=食事の選択はほぼ前方から行われる(特典航空券は飛ばされるが)
前方の手洗いはだいたが二つあるので、見れるのでそこに行って待つ事は無いので助かる=加齢のせいか三割が水で出来ている人間だが片足分は水分が出て行きたがるのでかなわない。
実はLCCも前方をとればクルーのサーブが始まるとすわ手洗いにいけるのでそうしている。若い頃は膀胱と根性があったのか?。実は結構膀胱の膨れは深いなのにウエルカムドリンク、水、飲み物、コーヒー、野菜、果物がサーブされ、しかも機内は結構寒いのでこうなるのだと思う。
はやくプライベートジェットを買わないといけない。

昼に搭乗したら夜になりよく翌朝になる12時間



そうこうするうちに香港まで54分となった。香港までは無事に東に進めた。
しかも到着時間が早まった。


ここでトランスファーを行い、名古屋行きの便に乗り換えるのだが、なんて事だ、松井知事さんの怒りに賛成。タンカー会社一社がどえらい迷惑な事をしたものだ。

台風時に橋に近づいてはならないのは車で侵入禁止に侵入してはいけないほど単純な事。やはり許せない。われわれは被害者で50分の乗り換えが三時間にずれ、名古屋に飛び、名古屋駅から帰宅しなければならない。
どうしてくれる私費だ。キャセイさんには大阪に一番近い空港で頼む!といったら応じてくれたので感謝だが、大丈夫かニッポン。


機長のバリバリのオーストラリア訛りで「マンダ~イ」と言ってはる。半時間で到着、26℃だそうだ。間もなく到着する。


2018年9月9日日曜日

最終滞在日 マドリッド




0908 寒い曇天


ゆったり起床しても10時前には出掛けた。
必死でどこかに行くのは避け、反対側の大きな公園を散策する。

古書のスタンドがあったり、ジョギングする人が大勢。犬の散歩などでそれぞれが大都会の中の深い森のような場所を活用している。

大きな池に辿り着き、なんとか何世の像の階段に座るひとときで昔、さみしかったロンドンでの生活を思い出した。することが無いので公園でボ~ッとしていた事があり、寂しかったもの。


その後、お買い物に中心街へ。マドリッドは楽しい。何かが合うのか。
(チーム・レアルにロナウド無き現在のオフィシャル店は去年と比してガラガラ。凄いスターを手放すと町の経済効果も変わると思う)


こちらの有名なデパートでまず旅行者特別の会員(5日間有効)になる。パスポート提示。それで一部を除く品が1値割引になるというシステムを調べ上げた。8千円の物を買えば次の買い物が800円引きになる。

で、それで3千円のシャツを買うと今度は3百円の割引になってゆく。もちろん税金還付の手続きも可能になり、相当にお得。

こういう事もウェブで調べてみるものだと思う。エルなんとかなんとかというスペインの百貨店で各都市にはあるので始めに手続きするべきだった。
ただし、英語力は必要。また、売り場のおばさんは存外英語が駄目なのだが、出来る人に交代してくれるし、あくまで親切。


そのスポーツ館みたいなビルの上にレアル・マドリッド経営のレストランがあり、12時半開店で食事をした。
店員に日本人の兄ちゃんがいるのだが一番クールで愛想無し。頑張っているのだろう。その後はこちらの人とやりとりしたがよほど親切という始末。
頑張りをみせようとする日本人のいかんところですな。
(その点、グラナダの日本語情報センターの方々は親切に過ぎる程です)



一旦部屋に戻りしばしの休憩。回復して18時から無料になるプラド美術館に。
グレコなどが揃うのだが、凄い行列。およそ半時間並ぶが皆さん静かに寡黙。
本当に受け付けで無料券を貰いチェックされ、荷物検査と人体検査。二時間で出ていけになるものの、まぁ二回目なら十分。有名作品は神戸の博物館に貸し出し中だと、、、。

夕食。
駅前は洒落ていないので、いつも歩く道に合流する形で坂を上がる。
レストランは無数にあるが、タパス(小皿料理)と雰囲気の良い店を感で探した。

地元の人で混む所は美味しいので入ったが英語メニューがないではないか。
ビールはセルベッサというので簡単なのでそこまでは大丈夫。

対応の店員の兄ちゃんも英語が駄目。ならばとスマホ翻訳で調べていたら店長らしき出来る兄さんが説明しに来てくれる。
昨日はお気楽な指差しメニューだったが、その分、本当のマドリッドのタパスは戴けた気がする。


帰りに新しく出来た綺麗なスーパーで買い物。
ビールなんて缶が100円程度。しかも美味しいので数缶もし変えるのだ。

飛行機はひとり40キロまで預けられるので思考しなくて良いのがLCCとの差異。
バルセロナからグラナダではそれが故に買い物は控えたのだった。
因みに以前、LCC機内で購入した簡易計量器は必携。19.8キロとかに出来る。
最終パッケージをし、あいにくのシャワーオンリーのホテルでスペイン最後の夜だ。
欧州のホテル選びは基本三ツ星の1万円以内。それでも最近は綺麗になった。
因みに日本に必ずある湯沸かし器は全ホテルに無い。しかしカフェだらけなのでだろう。

明日は12時半の香港行きの半日搭乗し、翌、日本時間の朝7時に到着。
香港から関空便がキャンセルのため10時の中部セントレアへ乗り換える。

まさかの考えられない災害に己が関係し、不便をするとは思わなかった。
実に航空機関連では生まれて初めての経験だ。



セントレアから空港鉄道で名古屋駅へ行き、新幹線で新大阪へ行き、乗り換えて西宮に帰るのだが全部で何時間なのだ?

とにかく日本に帰り着く事が命題なので、名古屋から大阪の旅費は?などとは考えまい。航空会社も気の毒な事。

2018年9月8日土曜日

グラナダ〜マドリッド




マドリッド南バスターミナルには完璧な定時13時半に到着。これは素晴らしいし、運転手は4時間半トイレにも行っていないという事になるが、プロだ。

運転は悪く無いが車が長く大きいのと道が時折凄いので少し注意。
安定剤のひとつも飲めば酔わないし時間が早く感じる。

とにかく国鉄列車等でホームや自分の車輛がわからない事もない(去年は大変だった)。これからはとにかくALSAバスだ。プレミアムだ!



バスを降りて荷物を受け取り、乗り換え要らずでアトーチャへ一駅で済む国鉄レンフェを利用した。切符はマシンでも買いやすい方だ。英語にし、一番上のボタンでArochaを探す。こちらがアトーチャだと矢印がある。

ホームには係がいるので、アトーチャ駅へは?っと訪ねると、このホームで次来るヤツで一駅だよ、と。その通りで無事到着。駅は覚えているのでスタンドで簡単なホットドッグのランチにした。


徒歩5分程でホテル。簡単にチェックイン。3階だが以前より設備が良くなっていた。エレベーターが現代の物に。部屋は狭いがセンス良くなったと思う。シャワーのみだが落ち着くし安価。

シャワーを浴び、程なく地下鉄でソルに向かおうとしたが、ICOCAのようなシステムになってしまい切符は廃止。10年有効でカードの払い戻しがない。ならばと歩いた。
3駅くらいだが存外高額なので、その金額ならお茶でも飲んだ方が良いとやめた次第。


天候は快晴だが少し暑い。スペイン人にはくそまずいとされるスタバ(そういえばどこもガラガラ)で冷たい物をのみつつ中心地に散歩。何もかもが1年半で随分と改良され、道も店も場末感が払拭されていた。安全で良いが少し怖い感じが無くなりマドリッド駅前のカオス感が全くないのも寂しい。

中心地プエルタデルソルでうろうろ。基本的にコンビニ以外は何でもある。
疲れたら地元らしいカフェがおすすめ。。居心地が良い。なるほど外のシートが少し高いが、気持ちが良いのだ。私はエスプレッソとガス入りの水に氷とレモンが定番。


様々な店をみつつ、王立歌劇場方面へ。その近くの綺麗なタパのレストランにてタパを沢山注文し夕食。日本人には小さいくらいのお皿が良い。これに醤油と白米があれば、、、。
その後も酔い覚ましにふらふらし、アイスクリームをほおばりつつ戻った。
明日が最後の一日となる。


航空会社はウェブで無事チェックイン。
名古屋からどうするかな~と香港乗り継ぎ辺りで考えよう。

ところで、最近、イベリア航空(日本航空の共同運行便)が復活したためバルセロナよりは日本人を見かけたと思う。
団体や学生旅行などはもうひと昔の国力だったのかと日本語訳だけが無いガイドブック売り場を見て哀しく思った。

百貨店も中国語だけ。因みになぜかアルハンブルは韓国人のおばさん団体が異常に多かったがなぜだ。


2018年9月7日金曜日

日本の惨状の配慮して少し飛ばします。グラナダからマドリッドへ



20180907 快晴  (途中の数日間は後に掲載します)



7時に起床しメールを確認したらようやく関空閉鎖キャンセル便への回答が届いていた!
関空閉鎖で通知が来たので、すわ対応し、たまたま正規割引きCクラス航空券+特別会員だったので功を奏した。香港経由だが香港までは問題なかったもののだ。


結果は香港乗り継ぎ、ラウンジでかえってゆったり出来、名古屋は中部セントレアへダイバードとなった。体験済みの空港なので助かるし、言う事を聞いてくれて嬉しい。東京はかなわないので。関空でもバスに行列など嫌な事だから結果良し。多分、行列の時間より名古屋から大阪への時間の方が短かかったりするかも。

シートもビジネスクラスのまま前方でアサインされ、既にコンフォームドされている。
とにかく帰国難民にならず、かつ同日昼に帰国予定で良かったです!!
各方面からのご心配に感謝です。


日本の航空会社と異なり香港のフラッグシップなので、つたなく低い英語力と上記の会員制度優先され何とか希望通りになったが、世界的に色々な特殊事情が頻発する今後は格安等には手を出すまいと思う。それと英語をもっと勉強せねばと思う。


お勧めは航空会社のHPにたまに搭乗する随分先のビジネスクラス航空券。尚かつマイレージと関連するクレカとは別のクラブ制度を持つならなっておく。
チケット種別で優先順員がもの凄く差別されるので知識として知っておきたい。
私はキャセイ・パシフィック航空です。

日系は私等は到底高額で乗れない。それに関空はほぼ見捨てられおり二社ともに東京シフトで選択肢にもならない。この二社はつくづく今回の空港事故で関空離れだったので災難を免れたでしょうけど。
東京のように国際航空地点を分散させるという事が出来ない政治的理由もあるのだろう。


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あくまで私感で恐縮だが、関空の台風被害には高い憤りを覚えた。(関係者皆さんは全力で頑張り大変だったと思いますし頭が下がります。)

関西の皆さんには力があるのは阪神大震災で経験済み。
しかしそれから半世紀。6000人?の行列、食糧難?
いったいどこの国なのだと。

あほみたいに税金、空港使用料、一体どれだけ巨額を払いつづけているのにこれはお粗末に過ぎる。小動物以下の扱いではないのか。だれが設けているのか。低い対応力と遅い判断力と薄い情報力がおぞましい。

勉強のできる馬鹿を賞賛するからいざという時にこれだ。頭が異常に悪い。

とうてい民度が低いとしか思えぬお粗末さに対してはなはだ未来に疑問が残る。世界の空港で橋に船がぶつかって通行止、移動はバスしかだめ。空港難民続出、など恥さらしでしかあるまい。沖縄に学んでいい加減台風に強くなるべきだろう。そもそも何カイリかの外海に出て待機だろうが。そこに船はいてはいけないのだ。どう保証するのか。


開港当時の責任者や利権者はがっぽりで、この世には既にいないだろうが、こういう事が今の日本の現状であり、責任者不在の仕事を事が多過ぎる。しかも高齢化とインバウンドと英語力の低さ。
因みにこちらに来た航空会社の日本語メールなど、もうしわございません、こちらにご連絡を=香港。あん?国力低下もヒドい。英語が出来ないとどうなったのだろうか。怖い。
連絡先を登録、PC持参、Wi-Fi接続、英語、判断力が絶対必要でないといけないのか?

我々市民が自分に投資したスキルでなんとか乗り切るなんてサービス業の割に不親切極まりない。スペインから見る日本のウェブニュースの報道は北海道100%だ。政治家も大阪の松井さんくらいは発進していたが、東京のエリートを自覚する田舎者達の情報網知見もそろそろ先進国らしくしないといけない。そこら辺は分散の上手いドイツに学ぼう。分散一極集中と高い棟を作ってはしゃぐのはアジアの貧国の象徴ではないか。
この偏光報道とはしゃぎ方と民度低下は何なのだと思う。

情報が北海道でぎゃーぎゃー騒ぐのでおかげでスペインでモバイルバッテリー大容量を購入する始末、あさってマドリッドから飛ぶが食料も十分に確保して日本国名古屋に飛ぼうか。
なんなのだ。とにかく情報が東に偏り過ぎで困る。

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閑話休題:

今日は快晴。21℃。過ごしやすいし日本に帰れるのが確定し、心の荷がおりた。

ホテルをすんなりチェックアウトしてタクシー(10ユーロ)でオートバス駅に向かう。15分程。9番線から予約済みの9時発のマドリッド行きのALSAプレミアムというバスに。性格無比。



運転士が荷物を下にいれてくれてアテンダントの女性がチケットをチェック。乗り込むと(普段日本ではバスに乗らないので知識が薄いが)まるで飛行機と見まがう車内。



トイレ、リクライニング、Wi-Fi、モニター、飲み物に食事まで出て来る。ひたすらマドリッドに向け4時間半は知り続ける。鉄道の半額以下。飛行機より頻発。


朝ご飯ボックス。飲み物は何でも何杯でも!


これは良い。とにかく時簡には正確で外国人も多いため英語で大丈夫。あとはマドリッドのバスセンターにゴールする。そこから去年止まった駅前のメディティオナ。ホテルに二泊する。マドリッドはまるで大阪。ぐちゃぐちゃでセンスが良いカオスが好きだ。


マドリッドから香港に飛び、あいにくだが名古屋セントレアに。
近鉄か新幹線で西宮に池いければ良いが。とにかく二日後に大阪クラシックの重責がある。

で、で、実は関空のデリバリー駐車場に我が家の第二営業者を預けてあるという少し気になる事はあるが、水没、横転していないならまぁ取りに行く等とるに足りないかと。



@ALSA Busでモドリッドへ

2018年9月4日火曜日

演奏会の講評が掲載



市役所のウェブに掲載され、、、

https://www.flickr.com/photos/collbato/sets/72157700917994965/



会報に掲載されました。
オルガン協会の方も報告を書いて下さったようです。
カタルーニャ語ですがおおむねお褒め戴いているようです。


http://www.collbato.cat/

以下はスマホのスクショです。




2018年9月3日月曜日

その3 本番





素晴らしい外観と空気感。何よりとても多くの方々に興味を持って頂いて来場者は多数の地元のカタルーニャの方々でした。とても真剣に聴いて下さいました。



敢えておハナシをしました。堅苦しい極東の外国人と思われないように。英語でもジョークはしっかり理解を戴きました。あと、もの凄い拍手に引く程です。嬉しい悲鳴でした。

圧倒的なサウンドの教会内。空間を支配することが一番の芸術表現なのかと思います。


自画自賛は避けたいですが、

今回の古典音楽から即興、ジャズへの以降するプログラムに高い?評価を戴きました。アンコールで(昨日希望され急遽楽譜に起こした)カタルーニャ民謡の「鳥のうた」では完全に聴衆の空気感が変わり、(生まれて初めて)全ての聴衆の方々にスタンディング・オベーションをされまして、実に泣きそうになりました、、、。
それほどの賛辞を戴くとは誠に恐縮だったのです。

大阪という難しい境遇で生きてきましたが、今日は、今までの経験や練習、人間関係にひとつの結果を出せて、演奏家を続けていて良かったと思いました。




本場欧州での演奏は非常にプレッシャーがあるもので、
まず、与えられた空間を生かす事。(残響、バランス、空気感など)
練習は完璧であり、かつ「歌える」演奏への要求があります。(正確無比、杓子定規は嫌われます)。

これは存外怖いものです。



昨日までは食欲不信や眠れない等、色々と苦しい想いもありましたが、食欲は戻り少し元気になり、少し上手くなった気もしています。
で、どうやらバルセロナ市内の教会で、また、コイバトで再来年の冬に!

あすからは遊びます。

その2 本番前



4の5の言わずにお写真を。
とにかく素晴らしい場所の素晴らしい教会で天候にも恵まれました。

モンセラートの麓、コイバト村。左が演奏する教会です。快晴。
モンセラートの山は特別な風景です

演奏会の案内が入り口に

内部を二階から撮影


モンサラート寺院にある「黒いマリア像」はここにも。素晴らしい内観です。響きも極上。

♫ 

2018年9月2日日曜日

BCN5 本番



その1。


9時に起床。12時半にお迎えに来て下さるのととにかく本番当日なので部屋で待機。周りはお掃除が始まっている。(時差はこちらに慣れて来た)

サンツ駅前のそこそこのホテルだが床がタイルで冷えるのは良かったが、おかげで隣や上下の音が反響して凄い。
カツカツと歩いて椅子をギーっと動かせば結構驚くレベル。部屋は広いのだが日本にはあまり無い発想。多分何かだったビルを改装したのだと思う。きっとそうだ。妙な広さだもん。


予定ではこの後、車でお迎えを戴きコイバト村に向い、ランチを戴く。
教会に移動してゲネプロ。

本番は19時から。終演後は軽く祝杯をあげてホテルまでお送り戴けるとの事。
とにかく余計なおせっかいは一切無しで、キッチリとして戴けるのはとても嬉しい。
気を遣う等も最小限で音楽に集中させてもらえるのは、かんどうさんがプロの演奏家だからかと思う。


こちらも若く無いし、酒で騒ぐのも好きでは無い。
存外、大宴会が苦手だったりするのでとても助かります。

では、行ってきます。


BCN4 コイバト




20180901

もう寒いくらいのバルセロナ。
今日は現地リハーサルなので午前にランブラス通り周辺の繁華街へ出て頭を使わずぶらぶら。そういえば肉を食べていないのでハンバーガーを食した。欧州ではこれにコーラが合う。

ホテルに戻り準備。この場合、頭の切り替えも必要。観光客から演奏家へ。

こちらでそもそも演奏会の機会を作って下さった先輩のようなオルガニストのかんどうさんに駅で合流する。レンフェの4号線で昨日行ったモンセラートの山の真裏にあたるコイバト村に向かう。この列車のある地点の揺れ方はアトラクション。

彼女は実に、私の学生時代に宝塚ベガホールで共演して初めてオルガンと演奏した人なので実は古い知り合いのバルセロナ在住の名オルガニストなのだ。


到着駅にはそもそもこの音楽会シリーズを組織しているという現地のオルガン協会のご夫婦が送迎に。コイバト村には鉄道駅は無いので20分位はかかったが本当に昨日の山の逆側に到着。モンセラートだけは非常に特徴のある山なのですぐにわかる。




いわゆるヨーロッパの絵に描いたような素敵な町に教会があり、入り口には我々のポスターが貼られている。
教会に入ると凄い空間で息をのむ。しばらく空気感に慣れない日本人の典型。妙に緊張してしまうだけに宗教観も異なりとりあえずは圧倒されていた。残響はあり過ぎるがバランスが良いのでリコーダーには理想的な空間。


としても、ちゃんと実際に演奏はせねばならないし、オルガンのストップ決めやリコーダーとのバランスや立ち位置など入念に行ったならば、すぐに二時間半で時間いっぱいとなった。


お世話下さる組織の方のリクエストでパブロ・カザルスで有名になった「鳥のうた」を可能であれば演奏を、と言われる。
なるほどカタロニア民謡で誰もが知っている楽曲らしい。逆に私がそういう知識に欠けているのがいけない。
(ホテルに戻ってネットで調べてすぐに楽譜を書いた=音楽家って大変なんですよ、、)


あす、ここで演奏出来るなんて嘘のようだ、と思う程の素晴らしい響きで、なるほど初期バロックの選択は正しかった。響きと楽曲構成がとても合う気がする。

当時も(国は様々だが)教会のオルガン楽曲を残した作曲家の作品は絶妙だったと感じる。
ジャズは私ではなくこちらの希望だったが、リハを聴いておられて非常に喜んでもらえたので明日も手応えがあるだろう。


モードが音楽家に変わり既に食欲はガタ落ちだが、明日は貴重なスペイン公演となるので問題ない。

本当に素晴らしい機会なので良い演奏をしたいと思います。


2018年9月1日土曜日

BCN3 モンセラット



20180831

早朝は豪雨と雷だったが、程なくやんで気温は20℃を下回る感じで寒い。
夢で誰かに「モンセラットに行きなさい」と言われたのでそうする事にした。お告げか。

サンツ駅前のホテルは存外便利でモンセラットに行くためのカタルーニャ鉄道の始発は二駅で徒歩圏内のスペイン広場の地下。歩いて10分程で地下が鉄道駅。


★モンセラットへの行き方。

相当気温が低いので真夏でも上着は必携。
カタルーニャ鉄道の往復と登山鉄道と美術館にランチまで付いたおよそ50ユーロのチケットを券売機を英語表記にして購入。親切な係(3名程いる)の人に英語で言えば代行してくれる。

少し失敗したのはこちらのホームがモンセラットです、と記載されていたので出る直前の鉄道に飛び乗った事。
R5かR50に乗るべきが途中駅までの列車だった。気をつけてください。


その途中駅で半時間の待機。結果はどこで待つかで始発駅でも同じ列車だったように思う。100分くらいかかったが登山鉄道へ引き継がれる駅に到着。ほぼ全員が降りる。進行方向に緑の電車が待機していて係にチケットを見せて乗車。

進行方向左がお勧め。重力的にも背を向けないように。
もの凄い角度で断崖絶壁を900メートル近くまで20分。これは絶景。
しかし雲の中に入っていったのであった。


到着すればインフォセンターで地図をくれる。すぐに聖堂内にある「黒いマリア像」見学の列に並ぶ。(聖堂に入る右扉側)
10時30分から12時までは閉門なので偶然だが11時30分位に100人目程で並べた。人数制限があるので第2派になるが我慢出来る範囲。


ゆっくり進む事になるのはそれぞれが像の前で各々時間をとるため。しかし誰も騒がず常識的で結構。この像に呼ばれたのかもしれないが非常に感動的な品で12世紀のものらしい。


見終わると普通に聖堂に入る。建物自体はナポレオンに破壊されたそうで(ヒドい奴だと思う)古さはないが荘厳さは十分。そこで13時からミサがあるので人が集まる。


鉄道駅前にあるのが広いカフェテリアでお盆にフォークとナイフを取って並び、係にあれをくれ、これをくれと言い、ラストは飲み物を取る(注ぐタイプでは無い)。
会計時に切符を見せれば無料で大丈夫。(物に寄っては有料)14時前に混む。


帰りは登山鉄道進行方向右に着座してまたまた圧巻な風景をみる。鉄道駅につながり、降りたら、来た時と同じプラットホームでバルセロナ方面の列車を待つ。
98%の客は同じ方向。存外時間がかかるので座れれば良い。
乗ればスペイン広場が終点。スリに気をつけて警戒して降車する。

天気の良い日の早朝がお勧めかもしれないが、カフェテリアは12時半からしか開店しないので注意。マリアも10時半には見れなくなるという事。
以上。



その後、バルセロナ大学駅まで地下鉄で行き、ロンドン資本のコーヒー店でお茶をしてカタルーニャ広場近辺からカテドラルへ南下。リセウ駅から地下鉄で戻った次第。
あいにくのお天気で本来のモンセラットからの景色はゼロだったが、マリア像は必見かと思う。


明日はリハーサルに出掛ける。オルガンのストップ決めやリコーダーの響きを理解するために時間を下さった次第。これまたモンセラットの麓の町らしい。