2017年3月31日金曜日

帰国


昨日香港のエアポートホテルで朝にチェックインし、昼に短時間睡眠、夕方には懸命に町を歩き、夜は長く深く眠り、時差を調整した。

今日はホテルをチェックアウトして第2ターミナルの「香港エキスプレス航空」のカウンターに向かう。
とにかく広大な空港なので第1ターミナルの端に位置するホテルからそこまで15分程を歩かなければならない。

それで、この航空会社を予約する際、LCCで行う最前列シートなら少し良い事があるよ、に申し込んでおいたのだが(まぁ首都近郊の普通快速のグリーン車席みたいなもので)チェックインもU-ファーストという優先ラインを使用、席は1番前で優先搭乗というのがその内容。ピーチ・アビエーションのような優先荷物ピックアップ扱いは無い。

さて、気が抜ける程簡単にチェックインを済ませたがその後がなかなかの修行であった。
第2ターミナルといってもチェックインカウンターとイミグレ、荷物検査だけで結局は地下深くを走る乗り物で第一ターミナルへ大移動することになる。

カウンターからイミグレまでが遠いし乗り物に乗って地下何階やねんという程に下がる。
第一ターミナルに到着すると3カ所に別れる構図。今回のゲートが521番という途方もない数字の場所だったが、要は第一にはあれど、地上階でバスに乗らされるというわけだ。LCCでは珍しくはない。

これはこれで薄暗くあまり人のいない空間でゆったりは出来はした。会社のHPにとにかく3時間前から業務をするから早く来いと書いてあるし、何度もメールが来るからキッチリ3時間前にチェックインしたものの、2時間をこの空間で途方に暮れた。
LCCのルールとして飲食物を持ち込むのはマナー違反なので惨めな空間の小さなショップで無難なサンドウィッチとコーラを食しておいた。これ下さい、と言うと、自分で取って!と。はいすみません。


さて、トイレに通っていたらその間に大阪関西行きが呼ばれたようで既に列が出来ていた。おかしい、優先の筈がその気配がない。仕方なく80人目位に並んだ。
搭乗券チェックの際には優先搭乗させられなくてごめんカードをくれる。次回の香港からの当社利用の際に使って下さい、だそうだ。無いな。

で、バスに乗るが、そこまで一台に乗せるかという程の人数がもう怖い。日本人は恐らく私のみの様子。これほどに香港の人が大阪に行くのかと国のウエルカムキャンペーンに関心する。

で、ここから愚痴になる。バスに載せ、沖止めのシップに着く、当然だろうが開く扉は一つなのでなかなか進まない。閉所の恐怖は続く。
降りたら日本の会社と違うのがどこの席だろうがさっさと機内に入れ、となる。
私は1のABC/DEFの通路横のDだったのだが、ここからドラマが始まる。Dの頭上の荷物入れが用品が詰めてあり使えないのだ。そんなアホな。一番の席は足元に置けないのでいかん。
何とかC側に収納して事無きを得た。今後気をつけよう。もし荷物を後ろに入れられたら一番に座っていて一番に降りる事が出来ない事があるのだ。大手なら扉の開く前に持って来てくれる。
そう言えば以前にJALで釜山に飛んだ時、シート上に荷物を入れられず、気をきかせた乗務員が私の荷物をビジネスクラスにも乗せてくれたもんだ。

で、座って色々考えていた。50も過ぎて一時期なら定年を迎え、悠々自適。今までにそこそこの才能も開花し、それなりの生活が出来たただろうが、何なんだこの惨めな感じは。よく揺れるし座り心地が悪いは尻が痛い。
これでも需要のある台湾に飛んで、お役にたち、感性を高め、人を感動にお導き出来ればと可能な範囲で普通の生活から離脱して苦労を買って出ているのに。自営業で音楽などお勧めしない。公務員か金持ちのボンが良い。


で、機内だが、次の移動バスで押し寄せてきた女3人に多分広東語で捲し立てられた。しかも囲まれて突然だ。要はこの女共のシートがC/EFだったために私のDと女のCで席を替えてくれと怒鳴っているわけだ。

むかついたので「英語で言えやっこらっ!」と怒鳴り返した。人にお願い事をする時は謙虚な方が良いぞ。圧倒された私だったが結果は幸せをつかむ事になる。

Cに変わってやったのだが、Bが来ないし後ろも来ない。完全孤立で広々空間を確保出来て結果は良かったのだった。女子に感謝ですね。
5分早く離陸。女の子の壮絶なトークが個々のスマホ操作、睡眠に代わり、非常に静かになった。
この振り切り具合に慣れない限り、アジアで日本はやはり最上ではあるが、逆に律儀でおとなしく綺麗で浮くかと思う。



今回は台湾、スペイン、香港を月の半分をかけて回ったが、食事や謙虚さは日本に限る。まだマシな国を訪問した方だとは思うが、結局は日本食を食べていれば戦争などはしないと思うのであった。
しかしだ、そもそもたまに見る日本のニュースの下らなさは何なのだ。何をしているのだこの半月我が国の偉いさんどもは。己らより俄然世界に出なくなった若者を何とかせいと言いたい。

どこにも日本の若者がいないのはどういうわけだ。スペインは圧倒的に韓国人観光客だったし、この便も私のみで香港人らしき中華系人だらけだ。昔は世界に出て嫌われて好かれていたはずがほぼ皆無な同朋。今。春休みなのに何をしているのだろう。


ところで、人間はどこか満たされない根本がると戦争に向かう歴史がある。資源を独占しようと考えた先人は全体主義の歴史だと考えて、仏教伝来や他の宗教を受け入れつつ静かに食文化を守る我々は素晴らしい。
それだけ日本食以外が自分には合わないのでストレスになる事が多い。また男女同権は理屈上理解するが外国人の女性のこの圧倒的な偉そうな主張っぷりとタバコと厚顔無恥ぶりにもいつも閉口する。少々贔屓目に見ると台湾の女子は日本に近いかと思うが、なでしこに軍配が上がる。なので日本女子が外国でモテるはずだと思う。


一つ不思議だった事がある。飛行機や男女共同トイレで常に便座が全部上がっていた事だ。女性は座っていなかった事になる。須くそうなっていたのだった。除菌シートで吹いて座るという概念はないのか聞いてみたい。

あと数時間で家に戻れる幸せがあるが、哀しいかなもうすぐ新学期が始まる。


2017年3月30日木曜日

香港1−2



幸い10時にはホテルに入れて、風呂にシャワーでさっぱりした。
とにかく時差調整しなければならないので(薬は飲まず)3時間程眠った。

起きれば14時過ぎで、ここから空港〜香港駅のMRTで移動。
香港島側をうろついた。以前食べた雲呑麺の店を発見出来ず。

ならば、九龍側に地下鉄で移動。ジョーダン辺りから半島を下り歩いた。
舞台に出して戴いてから二年ぶりかと思うが、またまた相当変化している。
数日前いた台湾よりは激しい感じに少々疲労した感。クラクションが凄まじい。

結局、ホテルの部屋でゆっくりしたいので、チムサーチョイにあった新しいイオンで日本の米を使用した弁当を購入し、コンビニで調整して戻った。

この時点でこちらの夜を感じているので時差調整がついた。
これを記載しているのが香港の夜中1時であるから大丈夫だ。

なるほど欧州のクルーなどはそうしているのかもしれない。
到着、少し寝て、歩いて、長く寝て、朝のフライトに備えるのかも。

で、日本食が恋しいし、愛犬に会いたい。
いつも帰国が楽しみなので純日本人なのだろう。

サンドウィッチからして美味しく無いです。



@香港 空港隣接ホテル


2017年3月29日水曜日

香港1



全くキャセイパシフィック航空は時間に正確で相対的に信頼が高い(私の意見)。

マドリッドを定刻に出るまでラウンジパスを使って空港ラウンジを堪能し、定刻のCX320に乗り込んだ。なぜこうも満席なのだろう。我々はプレミアムエコノミーの19席中の2席だが全席満員。B−777の大型なのに満員。そんなにスペインに行き来するものなのですね?しかも毎日就航。
これを思うと関空なんて全然だめ。日本の会社の遠路線がほぼ無いですもん。


で、このシートは昔のビジネスクラス並みに広くて快適なのだが、前のシートが倒れて来ると最悪で狭小空間になる。自分が倒しても後ろがそうだ。これは時代遅れで最新のロンドン線などはシートが前にすれるジャル等のものらしい。行きの人は倒して来なかったのでありがたかったが、今日は狭小空間となった。

食事もクルーの働きも非常に良いし、時間に正確なのは信頼出来る。
にしても13時間弱を欧州の正午過ぎに出発して地球の自転と反対に飛んで来るもんで、夜中に着いている筈が即ち早朝なのだ。着くと非常に眠いという理屈。今頃スペインは夜中。

で、私のみ自分への褒美?と探究心で香港に入国して宿泊(1泊)。
以前にも利用した空港隣接のリーガルエアポートホテルを予約していた。
本来9時にチェックイン出来るタイプで、8時にはイミグレを通り入国。
チェックインにトライしたら10時には入れます(と、あくまで丁寧親切に)と言われて戸惑う。どうしようか。マッサージはないそうだし。

こちらは風呂に入ってひと眠りするつもりだ。

仕方なく明日搭乗する新しい香港のLCC「香港エクスプレス航空」のチェックインカウンターを探しに歩く。13時間のフライトの後は歩くのが気持ちいい。
で、何と!第2にターミナルという建家が出来ているではないか!

第1ターミナル横に空港エキスプレスの駅があったのだが、真反対にほぼ同じ規模のターミナルが出来ていて、しかもカフェ、コンビニ(セブンイレブン)に店舗が充実。今、カフェで空港のWi-Fiにのって記載している。

もうしばし、ここにいて半時間程でホテルに入れる事を祈るばかり。


@香港国際空港第2ターミナルパシフィックコーヒーにて

2017年3月28日火曜日

スペイン発〜香港



7時過ぎに起床し、荷造りをしてホテルをアウト。
前の道にいるタクシー(一律30ユーロ)にてターミナル4に向かう。

時間に余裕をもって出たが少々の渋滞。
チェックインは3時間以上前から開始して待たず、
出国もさ程ストレスはなく進んだ。

免税品の払い戻しに二社があり、案の定異なる方に並んで並び直す。
もう少しわかるようにせーよ、と思うが、出来るだけ返したく無いようにわざと作られてある。なにせ建家の柱で見えないところで渋滞。

ここもさ程親切ではなく、持ってけ泥ぼう状態。貧しいのだろう。
そう言えば数年前のドイツもひどかった。前の人に時間をかけ、後ろを搭乗に間に合わせなくするのだ。せこい。

ラウンジが豪華なのでこころをお腹も満たされる。
プライオリティパスでは今までで一番豪華なラウンジでもったいないほどに飲食可能。

程なく搭乗し、半日かけて香港に向かう。

@マドリッド空港




スペイン7 トレド



今日が滞在最終日。トレドに向かう。あいにくの天候だが少しばかり暖かい。
前日に購入しておいた駅にあるトレド観光センターの一日パックBにはアヴァントという特急の指定席券、乗車券も含まれているので面倒さが相当減る。
で、乗車時間20分前に駅に行く。

スペイン国鉄は時間が正確。9時20分のアヴァントが14番線から。
半時間でトレドに到着した。

そこから二階建てのバスに乗車するとトレドの近郊を一周して市内に入り込む。
おかげで川の中に浮かぶ要塞のようなトレドの町が一望出来た。
良く出来たパック。

*******
最後の夜ということでマヨール広場のレストランで夕食。
ここで、今後の自分の為に諸事まとめておこう。

まず、

☆副流煙が凄い国=歩きタバコと喫煙の多さには閉口する。

☆「パエリア」は特に二人前以上で、とされない店では必ず一人前で。
何より、ビールにパエリアだけでもパンがついてくる。

☆ビールとタパス一皿、サラダくらいが適当。
タパス二皿のみでふたりで充分。

☆バルは遣いやすく、エスプレッソにトイレ付きと考える。

☆スペイン製の靴が素敵で安い。

☆本当にみなさん「オラッ」と言ってにっこりする。

**************

トレドは月曜だったため「エル・グレコ」博物館やらが休館なので少し損な気もするが、それでも散策で充分歴史にトリップ出来る町だった。カフェ等も入りやすい。
「剣」を扱う店多数で坂だらけ。靴は滑る。


帰りは駅まで歩いたが、要塞の町から下界に降りる超ロングエスカレーターが面白かった。駅まで半時間弱。景色も素敵で、面白い事に駅まで歩道にはピンクの線が描いてある。

20分前に乗車可能になり荷物検査。
今回のチケットは往復進行方向だったのはトレド観光センターのおねえさんのおかげか。
しかも相当新しい車輛で座り心地良く、うとうと帰ってきた。

少しぼーっとするのでマドリッドでは危ないと考え、一度部屋に戻り休息。

その後、最後の散策に地下鉄で再び「ソル」駅を目指した。
まぁとにかく都会なので四方に商店が並んでいる。特に靴屋は本当に多い。

今回、一週間の行程だったが、相当濃い内容になり、片言のスペイン語を覚えた。


何せ遠いのでそうそうは来ないだろうが、欧州の中では歴代一番気楽な国のように思う。
物価も高くはないし、特に気取ったりしきたりも無く食も豊かで公務員以外はモチベーションが高くて基本的に親切かと思う。一応水道水も飲用可能。

再訪はあるかと思います。


明日、正午過ぎのキャセイで香港に飛び、良日の早朝に香港に到着する。


@マドリッド

2017年3月26日日曜日

スペイン6 アランフェス



今日サマータイムに投入した。
要するに7時に起床したら8時なのだ。
因みにこのブログの日本時間が22時20分で、スペインは15時20分。

今日はアランフェスの宮殿へ近郊線で出掛けた。
ここの国鉄はなかなか非合理的で慣れるまでに、まず切符の購入が難しい。
わかるまでに数日かかるだろう。

寄って行ったトレド・センター(明日行く予定)の姉さんに聞けば、
土日は左のチケットセンターは当日用の売り場に、
明日以降はそこの右がセンターになるのよ〜

教えてくれて理解したのは、昨日けんもほろろにされたからで、即ち公務員の態度らしさを感じたからだ。スペインは公務員が多い。逆にサービス業の人は愛想が良い。資本主義経済の根本だ。民営化の意味がわかる。人としてどうかと。我々自営業など愛想の固まり。

で、アランフェス行きの3号線の掲示を待つ。これ自体が日本ではない事。
阪急梅田の1番線は京都、9番は神戸なのだ。

7分後に7番線、と表示されホームに待つもスペイン語で阿やら言っている。
長年の感で、6番に変更、と気づいて急移動!もう電車が入って来ているのだ!
老人には向きませんね。走った走った。

アランフェスも宮殿は、欧州の歴史上ありがちな贅をつくした大宮殿。
これでもかの庭園であった。

ランチとして久しぶりに(カフェで)ハンバーガー。
久方ぶりの牛肉、これが上手かった。

程なく近郊線で駅から戻るも、あまりに列車が停車していて、しかも同じホームに違う車輛が存在しているもので、これも混乱する。
終点まで必ずしも行くとは限らないので途中の駅行きも選択肢になる。しかもそこで英語案内が欲しいが無し。勘が必要。確信して乗車したら逆にアトーチャに行くか?と聞かれる立場に変わる。で、列車内の駅案内は英語ありなのだ。駅で頼むわ。しかも左側が北に行くのでまるで左側通行だがそうではないのだ。あぁしんど〜。

スペインのホテルは質実剛健でドイツのそれに似ているが今回全部屋がベニア板並みの音漏れが凄かった。隣の鼻をかむ音、くしゃみ、シャワー、トイレ音はもれなく聞こえる。

眠れれば良いのだね。

ホテルに戻り休憩。このあとマドリッドの買い物中心に向かう。

********

夕方、ホテル至近の地下鉄アトーチャ駅から中心部のソルへ出た。地下鉄は券売機で理解しやすく乗りやすい。ただ、すこし気味が悪いので注意。

で、
つくづく方位磁石を忘れた事を公開するほどに地下鉄の駅出口もさながら、この駅を中心に放射状に何本もの道が広がっていた事で少々パニックに。まぁ太陽が南から西へ行くだろうから、だいたいは理解出来る。
昨夜行ったオペラハウスに通じる道を発見して安堵。

しっかし、とにかく店が多く活気に満ちている。大都会のショッピングゾーンにふさわしい。その代わりにそれ相当の警官がどこかしこにいる。自爆テロでもあれば大変だと思う。人混みはきらいながら、例えばレアル・マドリードのオフィシャルショップなんてものにも入ってみた。それと靴屋の多さに驚く。しかもスペイン製品が安くてお洒落。


昼を贅沢したので夜は安価のパスタを、と入ったお店のまずさに閉口。
イタリアと戦争になるのではないか。。。

マヨール広場をうろつき、金暮れ爺さん、婆さんの波をかき分け部屋に戻る。

明日は近郊「トレド」に日帰り観光をする。

そろそろホームシックであるし、日本食が恋しく、愛犬も恋しい。


スペイン5 マドリッド再1



列車は無事にアトーチャ駅に到着。
明日トレドにも行こうかと自販機に挑戦するも最後の支払いで何度も玉砕。友人受付に行くも明日の切符は売っていないや何や。今日現在の日曜でサマータイムになる関係か?

で、ホテルにインしてランチを部屋にて。その後、休んで王立歌劇場はオペラ・レアルに向かう。数日前にゲットしたヘンデルのロデリンダの公演。



これが、今度5月に行う己のヒストリカル・インフォームド・パフォーマンスそのものの演奏で、偶然とは言え大変な刺激になった。その手では有名なイヴォール・ボルトンの指揮ながら、王立歌劇場のオケは見事。普段はビゼーとかだろうに多分、通奏低音群は古楽奏者で、チェンバロ2台、テオルボ、リコーダー2本、ナチュラルホルン、オルガンに現代楽器の編成であったものの統率されていてお見事。



ここまで来ると、正直、特別に古楽のオケが必要とも思わぬ秀逸な演奏で、逆に戸惑う程。それは見事な装飾法、非ヴィヴラートや歌手のでミニューションに至まで、とにかくヘンデルの音楽が確実に引き出されていた。

イタリアオペラにはイタリアン必須


正直、スペインでこれほどの舞台を鑑賞出来るとは思っていなかったので、存分に刺激となり、5月の同じスタイルで行うリサイタルへの素晴らしいモチベーションとなった事は間違いない。

スペインの良さは19時に開演した長編オペラが22時20分に終演したとて、周りのバルやレストランが24時までだだ空きなところ。
早速、気持ちよく雰囲気の良いバルでビール、歩いてホテル近くでビールとアヒージョを食した。

2017年3月25日土曜日

スペイン4−2 グラナダ〜マドリッド


ホテル予約の際に何かの手違いか、今朝だけ朝食込みだったために7時に起床(といっても23時には寝たので充分)し会場に。
メリアホテル系列らしくセンスの良い食事が並ぶ。

しかしである、この後の80分のバス移動が待ってるのでほおばれない。
悲しき神経質と厳しい万全管理なため控えめに。

タクシーでホテルから駅に行って待機。何何何何行の代替えバスに乗る。私はバスが大の苦手、狭い空間、匂い、揺れである。だから列車を選択したのに新線改良工事のために代替えバスとは「もって」いない。

もっていないと言えばもうお笑いなのだが、この移動中の3列車、すべてシートが後ろ向き。せっかく前向きに生きようとも思っていたのに。しかしこういう列車も事前予約していないと乗れていないかもしれなかった。

第一、グラナダのえきからの何とか駅までのバスが完全満席で発車。駅員による完全改札チェックで完全満車だった。ひとりの老女が席が見つけられす私の席の前にある階段に座ったから後ろのシートで荷物を置いてやがる輩を発見し、マダム、あそこが開いていますので行って下さい、と案内した。礼を言って頂いたが、東洋の女が荷物をどけないではないか。驚いた。こやつに尊い命等ない。で、見かねた後ろの青年が即座に連携してシートに座らせてあげたようで決着。あの女は何だろうか。国鉄職員か。将来自分が老いていくのに腹立たしい。

また、列車車両番号が例えば9とあったとしても必ずしも上り(首都行き上り)が1号車とは限らずホームの真ん中にいて停止したらオラ~って叫びながら走らなければならない、老人には無理だろう。取り敢えず乗ってから移動しよう等甘い。荷物を入れる人や車内販売、検察、意味不明の立っている人が邪魔で、どえらい面倒な目に合うだろう。何を比較してもインフラやサービスは日本が上。

ただ一つ、飛行機に搭乗する際の老人の扱いは数社の中で日本は糞。香港のキャセイ、シンガポール航空等はビジネスクラスよりも大事に扱っている。JALは非常に不完全な経験があるし、ANAも冷たい時がしばしば。

さて、程なく何とか駅に着くと駅舎に入るのに厳重な荷物検査。
バルセロナの原理主義者によるアヴェ爆破事件の代償でとにかく徹底している。がぁ~思うにそこで手榴弾なりを爆発させるとか、自動小銃を連射するとか、フェンスを乗り越えれば何でも出来るのだから、結局は善良な市民が迷惑を被り恐ろしく手間がかかっているだけでほぼ無意味に思える。第一、今現在ロンドンで警官が巻き添えに合っているではないか。警官とて市民だろうし。

で、このままこの新幹線はマドリードを終点に向かうようだが、如何せん後ろ向きのシートまでは良いがコンパートメントになっており、この上なく気まずい。
4人掛けで他人と一緒のシートで顔が合いつつガツガツ食べれるデリカシーは持ち合わせない人生感だからだ。
おかげでダイエットが可能。そう言えばセビーリアからも4人掛けでランチをぬいた。おかげで努力せずにウエストもしまって来た。なぜか腕時計もくるくる腕でまわるようになって来たので腕も痩せたかもしれない。

しかしながら、腹痛や下痢、発熱なども無いので無事に旅行を遂行出来ている。
勿論、酔わないための安定剤(酔い止めは不必要な薬品が含有されているため絶対に服用しない)、胃薬や消化剤、嘔吐袋まで万全であるから慣れたもの。
先ほどのバスで男性が急に立ち上がり運転手にビニール袋をもらった事態を見てこちらの緊張感が高まったのは言うまでもない。連鎖を避けるため車窓の見る方向を変えた事は言う前もない。あとは妻とひたすら喋り続ける事で気を紛らわした。

欧州で時差を伴う非日常の移動を伴う旅行は精神、肉体共に緊張を伴い、バリの旅行とは真反対の修行となる。それだけに個人の自由さと語学力、緊張が団体旅行の無駄と法外な料金、安心感との差異となる気がする。

この旅行も折り返し、今日からマドリードに3連泊する。宿は駅前の2つ星で必要最低限だが便利この上無く、日帰りでトレドやセゴビアに行こうかとも考察。また後ろ向きの席かもしれないが。

このあと13時過ぎにマドリッド・アトーチャ駅に到着しホテルに入り、19時からの王立歌劇場のオペラに備える予定だ。 


追伸:途中で正面の爺が降りたが若い姉さんが電話で喋っているのことよ~そんなに電話の用事って世界的にあるものかっていうほど列車やバスでひとりで話している人は多い。恥ずかしくは無いのだろうか。内容がだだ漏れ。
まぁ友達が多くて結構な事だが車内マナーはこの上なく糞である。よくスペインは素晴らしいと~と聞くが、他国も素晴らしいと思うが。確かにそれなりの役を持った人間の対応は親切。しかしこれはオランダもそうだ。

そうそう、そう言えばスペイン郊外の風景はハワイ島に似ている。何も無くて星の上にいる感じ、一方、町中はスイスの感じがした。グラナダなどは寒いが太陽は強烈で店が綺麗で親切。水は飲用可能でタクシーも親切だからだ。
マドリードの駅前はアジアな感じで非常に気持ちが悪いのと警官の数が半端無いのが新線。空港はわかるが町中で自動小銃を真近で見れる事もそうない。宗教的対立の歴史を色濃く残し、それがまた「らしく」もあるのだろう。

そう言えば滞在中に来年の台湾でのコンサートが決まった。今度はコンサートホールで大々的にするそう。このスペイン往復旅行で実はマイレージが溜まり、台湾は無料という賢い運用法なのであった。何より絶望より希望のある国に呼ばれることには素直に感謝したい。私がなぜかアンサンブルのボスなのだそうである。因みに一番の年寄りでもある。日台の若い人を繋げる機会は大事にしたい。



@列車内移動中(曇天、砂漠にオリーブを植えた変わらぬ風景)

2017年3月24日金曜日

スペイン4 グラナダ2



7時半に起床したら快晴。
だめ元で近くの広場からA3のバスでアルハンブラ宮殿入り口に向かう。

チケットは完売やねんっ、と偉そうに姉さんが言っている。
最近の入場規制のせいで、人を引き寄せておいて断るというあくどい遺産商売だねやはり。なまじ世界遺産になったら即ち金が入り高飛車になるという方程式があるのか。

HPで3ヶ月先程までに事前予約せよ、或いは騙されているのを理解して大手の会社に申し込めという事。まぁ宮殿は入るものだけでなく観るものでもあるので、くぐれる門からアルバイシン地区へ散策に向かった。丁度洞窟でもフラメンンコの場所で昨夜行った道路を歩いていた。これが大正解。未体験の町並みを歩く事が出来た。どこを見ても絵になる。

サロ族が住み着いた洞窟が博物館として存在しており、何よりここから臨む景色がすばらしかった。宮殿、丘陵、町並みが素晴らしい。快晴の天候も相まって素敵な体験となった。

少し歩いて行き当たりのレストランで宮殿を見ながらビールにサラダ、ポテトオムレツ。

その後、散策に散策しホテルに戻りナウ。

***

で、至近のデパートでバルサミコ酢等を物色。まだマドリードに移動するので荷物は増やしたく無い、と、言いつつスペイン製の靴を安価でゲット。さりげなく洒落ている。

夕食は昨夜は部屋食だったので、レオンという地元人気のレストランに出掛けた。
ビール、ハム、そして、海鮮パエリアを戴く。久しぶりにお米を戴いた。

明日は本来の特急列車がバスとアヴェ(特急)にてバルセロナに戻る。
旅も終盤になるが、王立歌劇場でヘンデルが待っている。


スペイン3−2 グラナダ



列車は途中の何とか何とかという駅でほぼ聞こえないアナウンスの中、英語で喋る人を探して自ら確認。ゆったりして事情がわかっていない韓国の青年に英語でグラナダに行くには今降りるんだよ!と親善の気持ちで伝えた。驚いていた事に驚いたが、とにかくついておいでと言い、無事代替バスに乗車。これに80分ほど。思わぬバス旅行となったが、疲労して寝ていたという始末。なるほど、途中の線路を真新しい架線を貼っている。近づくとないので今までは気動車だったのだろう。

バスが本来のグラナダ駅に到着したのは15時過ぎ。すぐにタクシーに乗り、ホテルへ。
ワタシ好みの綺麗なレセプションで最上階の部屋に入る。落ち着いていて良いが格安。
メリアグループのメリアグラナダ。

その後、とにかくカテドラルや何やらを周り「日本語センター」を尋ねる。親切な人で相談にのってくれるところによれば、ここんとこアルハンブラ宮殿には予約者が多数で当日はその予約の(特に団体の)キャンセル枚数の裏返しだそう。30人大丈夫の日もあれば300人大丈夫の日もあるそう。昨日の人は8時の開園に5時に並んでアウトだったらしい。何だかアホらしい。

団体様も結構だが、こちとら英語力や旅慣れる努力をして来ているのに結局はまとまった金なのかと落胆。もう行かないことにした。昨日のセビリアの邸宅で充分。
その代わり、芸術家の端くれとして洞窟で行われる本場本物のフラメンコショーに。
これが大当たり。
夜景鑑賞でアルハンブラを見学したあとにワンドリンク付きで鑑賞。

初めての体験だったが、ダンサー、歌手、ギタリストの組が3組。
それぞれの詳細は不明でも、そのタイプや個性が異なり、間近過ぎて迫力と気迫を体感した。
ダンサーが完全にトランスして踊り狂う姿と歌、ギターのコラボが完璧。
およそつたない文では伝えきれない。これは観て下さい。
何か凄い分野の芸術だ。

凄いもんで4時間程をかけてホテルに戻ると午前様。
明日はどうしたものか。しかし旅の疲れも出てきた。
と、いいつつ洗濯も頑張った次第。

スペイン3−1グラナダ



今日はセビリアからグラナダに向かう。ホテルを早めに出てタクシーで余裕で駅に向かってカフェテリアでしばしを過ごす。日本を出て台湾は高雄、台東、高雄、香港、マドリッド、セビリア、そしてグラナダである。

スペインでは初めてグラナダで連泊する。とにかく不確定要素が多いので欧州旅行は時間に余裕と忍耐が必要。今日も待ちに待ってグラナダに行く列車が掲示板に表示された事を確認。11番線と表示され、そこに行くもそこに停車している列車番号が違って戸惑う。なぜなんだ!。

しかも列車の窓が一枚割れていてベニア板で補強されている。ようやくふらふら現れた(車掌は軽装のスーツ姿の)おっさんに切符で確認すると、そうだこの列車だという。それで乗り来んだは良いがドマン中だ。前向き、後ろ向きの二人席では無く気まずい向かい合わせのファミリー席。まぁアジアの若い男性二人が夢中で無言でスマホをいじっているので良いものの満員の列車で気まずい事この上ない。

しかもこの線のグラナダへの線路工事に伴い途中からはバスに乗り換えるように切符に書いてある。まぁほとんどが同じような人だろうからわかるだろうがろくな案内もないのでとにかく私の性格には合わない気がする。不安いっぱいが毎度襲ってくるのが欧州旅行。日本が素晴らしいのは世界に来て毎回痛感する。例えば、のぞみ123号が248号になったりはしないからですね。

ゆるいというよりこちらがスタンダードなのかと毎度欧不安と不信の応酬である。定刻に発車すればどうやら間違いないだろうが、なぜかどの窓にもシェイドが掛かっていて素敵な風景も見れそうに無い。多分人間貨物列車気分で、サービスの概念が無いのだろう。


おっと発車したが後ろ向きだ。昨日もそうだったが運も悪いのか、或いはマドリードの切符販売の姉ちゃんにやられたか。窓のシェードがかかったままで開けるにも何となく話しかけねばならぬ状況でスペイン南部の素敵であろう景色は臨むべくも無い。ただただ無事にグラナダに到着するように願いつつしばらく放心状態に入ろうと思う。

@移動開始の列車内 3月23日17年

2017年3月23日木曜日

スペイン2 続セビリア



定刻に少し遅れてしっかりとセビリアはサンタ・フスタ駅に到着。
郊外の駅はまるで空港のような感じで、ほぼ観光客はタクシー乗り場に向かう。

少し並んで我々もイングラテーラ・ホテルにタクシーで。ほぼ千円程の料金。
こちらでの初のタクシー移動だったが荷物の積み降ろしや運転も含め親切。

ホテルも13時過ぎだが快適にイン。一万数千円だが非常にクオリティの高い内容。
パリやロンドンに比べるとスペインのホテルは安価で充分に過ごせる。
ホテル従業員のモチベーションは総じて高く、英語も結構。古代の遺産による観光産業とはいかに凄いマンパワーかと思う。

早速、カテドラルに向い数分並んで入場。圧倒的な広さと豪華さに言葉がない。
そもそも後世に凄いと言わせしむように作った1500年の建物なのらしい。
昨日のプラド美術館も含めてやはり全て楽しい旅行というより完全な研修。

次に、アルカサルという施設に数分並んで入場。イスラムの装飾やお庭が素晴らしい。
初めての雰囲気の圧倒されイスラム芸術のパワーと魅力を学んだ。


繁華街をうろついていたら道がわからなくなるので焦った。とにかく細かい道だらけで
縦横無尽。しかも景色や太陽が見えない建物の連続。それこそ方位磁石はマストアイテムかと思う。

それでも何とか地図にある教会に辿り着き、ホテル近くで見つけたスーパーで買い物(水、パン、菓子等)をして一旦ホテルに戻った状態。
日本の午前3時頃なので眠さが襲う。相方は爆睡中。
私はこうして闘うのだった。町中の教会の金が鳴っている、いびきと共に。


後、写真を掲載します。

一日だけのセビリアだが、おなかいっぱいな感じの観光。
マドリードに比べると非常に平和な世界遺産の町という印象。

マドリードから高速鉄道で2時間半なのでいかに遠い所にいるか。

ホテルのWi-Fiが快調なのも結構。
明日はグラナダに向い二泊する。

追記:その後、夕食にせっかくなので先ほど見つけておいた素敵なレストラン、バルに向かう。ビール2杯にサラダ、アヒージョなどでもせいぜい二人で3千円程と安い。しかも美味。
ライトアップされた名所を見ながら部屋に戻り就寝する。


2017年3月22日水曜日

スペイン2 セビリア



スペイン2日目は6時過ぎに起床。時差ボケのため楽勝。8時半には駅前のホテルながら駅に向かう。余裕が大切だ。

今日は南部セビリアの町に向かい滞在する。とにかく落ち着かないで南を目指旅行です。
まずは今から乗る列車インターシティの確認。荷物の盗難防止のチェーンを探す。
細いものは日本にも売っているがニッパでやられるらしく自転車用サイズを。それが土産物屋にあって(だkら細い製品など無い)購入して、サンドウィッチと飲み物セット(これがバッグに入っていて少し安い)をゲット。

試しに先ほど買ったチェーンを筈そうとするもテコでも鍵の部分が動かない。不良品と判断し、店に戻ったら当然交換してくれたがそんなものt堂々と売るのもす凄い。皆さんも何か購入するときは動作を確認してからレジへ。


さて、プラットホームに入るためにチェックインのようなチケット確認に荷物のX線検査。これで制限区域に入ってから掲示板に自分の列車が入線するホームが15分程前程ににわかる仕組み。バルセロナ行きは10分前に判明して皆さんあわてて走っていった。何せ15晩背あるのだ。とにかく非常に面倒だしテロ対策は理解するが非合理的。ハイジャックやスペイン国鉄の爆破などで被った被害と迷惑は計り知れない。もう宗教戦争ややめなはれと思うが。充分勝利していると思う。マドリードはとにかく数メートルおきに自動小銃を傾向するおまわりさんがどこかしこにいる。いるという事はそれだけそう言う事でしょう。特に駅は警察署かと見まがう。

で、モンクが多いが〜「ここで待て」が多い。
切符購入は専用オフィスで番号札で待て。乗る時も制限区域で待て。プラットホームが判明したらまた待て。ダブルチェックを受けてコーチの前に行くも電光掲示版が消えていて4両目がわからない。係に聴く。
乗車したら親好方向と反対向き。まぁ客は電話して大声で喋るし席を替えてくれと自己主張する輩の多いこと。車両からは完璧なテンポを刻むカタカタ音と定期的な爆音が聞こえ、よく揺れて景色は変わらず最高のPCタイムナウ。
良くよわないのは人類の発明である「薬」のおかげである。人類に大事なのはお金や権威ではなく「抗生物質」という漫才を思い出した。

セビリア駅についたらタクシーでホテルに向かうが、さて、順調に事が進むか。曇りのマドリッドからすれば天候が良くなってきた。 
@インターシティ(バルセロナ~セビリア間)




追記:日本で楽天海外SIMを購入したもののまぁ使えないこと。お勧め出来ない。首都で使えないなどはいけない。駅にはSIMは売っていない。空港で購入のこと。とにかくSIMフリーのスマホは便利。で、結局はこのスペイン旅行はWi-Fiフリーのところでのみ。でもプラドなどがそうだったので良かった。ホテルはまず問題ない。



追記:ホテルにタクシーで到着。全て良い感じ。部屋も格段にお洒落でスタッフも感じが良い。Wi-Fiもすぐに繋がったナウで、今から大聖堂を見に。

スペイン1 マドリッド



久しぶりな気がするのは、現在日本が午前5時半なのに対しこちらがその8時間前で就寝寸前で、ようやく落ち着いたから。今日は23時間に8時間を足した感じ。

さて、前の書き込みの後、身内と無事に落ち合い、更に数時間を過ごし(フードコートで潮州麺)定刻の深夜発にCX315に乗り込んだ。
もう考えたくない程に空港内で過ごしたが、前記の通りコンセントが合わないせいで結局はスマホをいじっていた事に留まった。しかもどんどんとスマホの電源量は落ちて行く。

結局は機内でUSB電源は席についてはいたものの、コンセントは無く、PCは絶命のまま現在に至ったわけです。

さて、14時間に及ぶフライトは地獄の沙汰。狂気。しかも異国の高雄のホテルを出てから数えきれない待機と移動をしたから結構痩せた感じだ。少なくともベルトの位置が一つ縮む結果に。それは機内で気分が悪くなったり、やたら手洗いに通わなくてはならぬようにならないためにサーブされる品のほとんどの米と野菜しか食べないせいでもある。

機内は幸い静かで、シートもプレミアムエコノミーにふさわしい感じで効果はあったように思う。即ち明らかに身体疲労を少なく感じる結果に。この14時間強のフライトにビジネスクラスはほぼ個室タイプで良いものの、その他の我々を含むほとんどの人が良く耐え得るものなのだと関心してしまう。己は何らかの薬を飲んで時間を感じなく出来るのだが、相当強靭な人間だろうと思う。恐ろしく退屈だし、横になれないから足が膨らむ。

ワルシャワ上空からでもまだ三時間等の表示が出る程にイベリア半島は西にある。

で、無事に到着。ターミナルも至極快適でイミグレも並ばず荷物もすぐに無事に出て来た。
税関を通り、晴れて無事にスペインに入国。
私は初めての国。現地時間、朝の8時半。

急がないで行動しようと、カフェに入ると程なくにやけたアホなカップルが寄って来て、何かを食べたいので金をくれ、という。よくも空港まで来れたもんやねと失笑し散らしたが正直いきなりで引いてしまった。ひどい民度だ。

で、鉄道でアトーチャ駅に向かう。駅前のホテルに着いたら10時。
荷物をこころよく預かってくれて12時には入れてあげるからね〜。

では、と(実は早くインしてシャワーを浴びたかったが)マヨール広場を目指して歩き出した。程なく後ろに妙な気配を感じたらアホな若い女子が私も背負うリュックのチャックを開けているではないか!お〜いっ!と怒ったらヘラヘラして去ったが、また引いてしまった。
何という国だ。大概有名なお国は訪れたものの、ピカイチに醜い体験が連続した。未遂で終わっているものの、こちらの疲労を知っての所業だろう。むかつく。

更にどの角にもお金をくれ婆さんがいるわ、信号待ちで寄ってくる妙な金くれ男性はいるはで最悪な町。非常に気分が悪い。情景は確かに素敵だが。

と、言いつつ王立劇場で数日後にヘンデルのオペラチケットをゲットし、正午にホテルに戻る。インし、シャワーを浴び、歯を磨き、ひげを剃ってスッキリ。

その後、プラド美術館に向い、全く並ばず、相当数の名画を4時間弱かけて鑑賞。
もの凄い数に圧倒された次第。腰が痛くなる。

大事をとって明日からの鉄道チケットをゲットしにアトーチャ駅に向かう。
行っておいて良かった。調べはしたものの、チケットセンターが相当遠いし、番号札を取ってもそれなりに待たされる。
結果、3区間の移動を紙に書いて説明し、無事に席を確保出来た。特急は全指定等だし、グラナダからマドリードも戻る際は、駅からバスに乗らされ鉄道に乗り換えるというBSの番組のような行程。明日の希望時間の列車もほぼ並び席が難しかった状態。備えあれば安心。

部屋で夕食を食し、今から眠り、明日の朝、南のセビリアにインターシティで向かう。



2017年3月20日月曜日

台湾5.6 高雄〜香港




台東の最終日はセミナーが中止。まぁそれほどジャズとリコーダーの因果で興味も持たないでしょうから逆に楽になったと思考するとして、りょうさんの車で高雄に帰ってきた。

集中力や緊張が解けるので急激な疲労が襲う。幸い高雄での打ち上げも中止になったので、ひたすら高雄のホテルで休んだ。


外国は予想外、想定外、驚愕の連続でたまに心がもたなくなるが、物事がハッキリするので日本独特の「察する」文化を察することが出来ない私には良いかもしれない。



空港に向い、メンバーを大阪行に案内して、私はこれから香港(90分程)に飛ぶ。
キャセイパシフィック航空のマイレージでCクラスを無料特典でゲット出来たので、現在、高雄のビジネスラウンジで搭乗待ち。




香港の空港で身内と合流し、今宵のうちにスペインはマドリードに飛ぶ。

気温が27度というまぁまぁ過ごしやすこの場所から欧州の11度程の所へ行くが、日本もほぼ同じようなので、良いか。



さすがにこの路線(高雄〜香港)に日本人は皆無。
落ちたら日本人一名でわかりやすいだろうな〜という感じです。

台湾のフェスティバル:ミッションコンプリート。
来年は台中での開催との知らせ。

*******


順調に香港に到着するも、隣が「じょんうんさん」のようなタバコ臭い人で参った。

香港の空港でアライバルラウンジが見つからず、(会員制の)プラザラウンジへ。
狭くて混雑しており心地は悪いし、しまった!のはコンセント形状。台湾は日本と同じ。スペインはC型なのだが、ここが英国式なのであった。このPCもあと数分で絶命する。やはり前世界対応型充電機を持っておくべきでした。(二千円程)
ただ、次のフライトはプレエコで充電器はついているので少し気分は楽ですが。

しっかし、8時間の乗り継ぎはキツい年頃です〜



2017年3月19日日曜日

台湾4.5 コンサート修了



人々の協力や尽力があってこそですけど「手前味噌」をお許し願うなら、素晴らしい集団が始動しました。「アジアリコーダーソロイスツ&コンソート」。

昨日のリハより本番のゲネでは腕は上がっているし、半端無い集中力も極上。耳も良し。
何よりモチベーションの高さと品格や明るい性格が、ある意味期待を裏切って来て全て舞台に表現出来た気がしました。プロはある意味「楽」です。イニシアティブは取りますが、それぞれの音楽性を尊重しつつやんわり進めていきました。個々のテクニックがこのような時には非常に重要なのです。下手や不器用、いらぬ動きは命取り。当然全員が冷静です。




アジアの歴史上初めてであろう日台のプロのリコーダー合奏団7名による記念演奏会となり、それを終えて感慨もひとしおです。後は夜市と部屋で飲み会をして親交もより深まりました。

いつも思いますが。何より台湾のリコーダーの層の厚さには脱帽。あらゆる層に非常に上手なプロが存在しています。
その協力者やお膳立てもヒューマニズムと愛に満ちています。
パーソナルを打ち出すより音楽重視な思考が一致する演奏家は意外にいないものなのです。

在台中、在ドイツが2名づつ、と、我々日本からの3名で相当考えられない演目を演奏しました。





聴衆の皆さんの恐ろしいまでの拍手やかけ声、修了後のサイン攻めや質問攻めはその熱心さを物語っていました。恐縮です。協力的な台湾の皆さんには本当に頭が下がります。

気づけばもうジジイ。でも次の世代につながりを残せました。


来年は台中のホールで演奏予定ですよ。いつかは大阪でお聴き戴ければ嬉しく思います。

~~というような記事をフェイスブックにも書いていたら、CD制作の方からCDを作りましょう〜というメッセージを戴きました。将来が楽しみです。


2017年3月18日台東

2017年3月18日土曜日

台湾4 台東2



昨夜は疲労し、早めに就寝したのか深くは眠ったものの、その分早めに目覚め、もう眠れない。
いくつになっても真面目かバカかでセミナーなどの前は惰眠をむさぼれない。


朝の迎えを連絡するね、と言われたので部屋で待ち続けるが誰も現れないのがご愛嬌・・・。「先生」ひとりで会場に向い到着したら「おはよう」ですとw。
世界は広い。逆に日本が素晴らし過ぎるものだから心が収まらない事が多発する。

尤も、集中するには放っておいてくれるのが良いので結果的には良いのかもしれない。

で、リコーダーでジャズを吹きましょう講座、二時間をこなした。
建設的に的を絞り英語で行うのでそれなりの脳の働きがいる。緊張こそしないが、相手の理解が心配なので非常に気を配るセミナーとなります。






去年はバンドのメンバーが全員いて、ベース、ドラムス、ピアノがバックアップしてくれてサウンドがわかりやすかったものの、今回は基本ひとりなのだが、友人が上手い音源等を鳴らしてくれて助かった。




子供は良しとして、先生方の方が非常に熱心に「学ぶ」感じが台湾。
子供ちゃんはバロックの協奏曲が大好きな傾向。カッコいいようです。


学校の先生のようw


お昼を昨日食べた食堂で同じ陽春麺を戴いて、スタバで珈琲をしてから今晩のゲネ。
昨日よりみんな上手くなっていて結構。

いよいよ本番だが、こちらの4人も相当に上手なので気分が上がるし、何より性格が明るく笑顔が良いのが救われる。しっかり改善して来ているのも優秀。耳が良い。
昨日の緊張感よりは、しっかり音楽を楽しむスタンスでリハーサルを行えて良かった。

素敵なコンサートになるだろう。


追記:
宿泊先のホテル;トラベラーホテル台東は、古いもののまぁ綺麗に掃除がしてありミネラルウォーターも着いているしバスタブもあるのだがぁ〜
トイレットペーパーが後ろ過ぎ、
水の流れが変、
テレビリモコンの反応悪い、
ポットのお湯出の勢いが強過ぎて珈琲などが飛び散り、
廊下の音が入り過ぎ、
隣のドアの音が『ぎ〜〜〜」
車がフロントを通り抜けて屋内!(意味不明)
何となく傾いている部屋の重力を感じる、
など、楽し過ぎる。
一泊4千円程らしいけどw

あっ、隣がトイレの水を流しました!!

あすは高雄に戻りますぅ

2017年3月17日金曜日

台湾3:台東1



朝9時半頃に出発し、りょうさんの車で一路、台東に向かった。

高雄が排気やらPMで非常に空気が悪いなか、南東に進むに連れて太陽が見えるようになる。それだけ台湾の西海岸は空気が汚染されているのか、と驚いた次第。


3時間強で台東に着く寸前は快晴な上、太平洋が水平線まで見渡す事が出来た。



さて、昼を陽春麺?で済まして、会場に入る。
日本ではおよそ考えられない「台湾国立台東大学付属小学校」の校舎を借りた状態。

博覧会場、セミナー室、演奏会場が並んでいて施設もなかなかのもの。


今回結成に至った日台のプロ演奏家7名でリハーサルを開始。
ドイツの大学院に在学中の彼女やケルンの学生の彼女、台湾で既に先生状態の二名。

全員英語が喋れるため、通訳を介さないのと、理解が早く、腕が良いのでさくさくと進んだのは良かった。独特の拍取りはあるが基本的に非常によく練習がなされている。
当然か。

しかも他国の若者なので、妙な気も遣わないので楽。





ホテルは幽霊が出そうだが、掃除は行き届いている。
横にはシェラトンがあってその真正面に夜市があるのも混沌としていて面白い。

参加者で夕食に行き、その付属小学校の生徒達の合奏や独奏、先生方集団の演奏会を聴いた。

非常に意欲的で普段はあまり聴かない合奏演奏会であったが、日本人の編曲物が多数演奏されるのはそれだけ影響もある反面、日本人にはジョークとわかるアレンジを真面目に演奏してしまっている何とも罪悪な感じが私には戸惑いになった。真面目にアレンジをするべきかもしれない。

また、独特なポルタメントや頭拍の感じはどうしたものだろう。
口に出して指導が出来ない歯痒さが毎度あるのは事実。
もしかしたら中国語の口の中の問題なのかもしれない。
海外帰国組は解消されている気もするので。

大好きで吹いていて、例えばヴィヴァルディやサンマルティーニの協奏曲も平気で披露されるものの、良く吹くけれど指導側に難があるのは否めないかと。
勿論、そこから欧州を目指し、若いプロがどんどん育っているのでこれも行程の一つなのかもしれない。あの人のように達者に吹きたいから頑張る子供がいるのだろう。成長して留学するわけだ。

日本の20年前がここにある。

明日は、午前にセミナーと歴史的にも不思議と無かった?プロ集団のコンサートをリードする。いちいち楽曲を説明をしてくれ旨。




楽しんで貰えるよう、脳を遣いたおして踏ん張ろうと思います。

なぜか、非常に疲労してしまった。


2017年3月16日木曜日

台湾2:高雄2



朝はゆったり、タクシーで観光名所の蓮池何とかに向かう。(195ドル=600円弱)

高雄のパワースポットとのことで、龍に入り、虎から出てくると良いらしい。
周りは淡水の池で蓮の花が美しかった。

幸い曇りで心地良い風が吹き抜けていく。







その後池をほぼ半周歩いて回り、その近くの国鉄および地下鉄の駅に出る。
少し困ったのがここぞというところにランチの場所が無い点。

結局は駅のビルで事無きを得た。

そこからレッドラインでホテルに戻る。
高雄の旧駅舎を発見。これは日本が作った歴史があるものらしいです。



今から台中在住の「りょうさん」と夕食に出掛ける。

駅裏の高雄駅舎なるお店(多分旧プラットホームか?)

もう長い付き合いになるが、我々の世話役をかってでてくれている日本語完璧な人なのです。明日は彼女の車でいよいよ東シナ海から太平洋側は台東に向かい、いざリハーサル!

日本には無い野菜などを美味しく戴きました



2017年3月15日水曜日

台湾1:高雄1



11時前のピーチ35便で関空第2ターミナルから定刻に飛んだ。
乗客の9割は非日本人。

第2ターミナルは増築改良で非常に閑散としていて超快適。
特に高雄便は前後に重なる便がないため、その乗客のみで建家に人口が少ない。
メインターミナルの行列は損だと痛感する。

荷物検査もイミグレーションも並ばないし、朝昼食のレストランもガラガラ。
雑然さが無くなり、更に人気が出る事だろう。



定刻に高雄に到着し、入国も荷物もストレス無く通過した。
中途半端な時間に飛ぶためランチを高雄空港の無難なスタバでサンドウィッチと珈琲。


その後、タクシーでジャストスリープ高雄駅前に移動。
空港から、ただただ一本の大通りを北上するのみ。295元(千円弱)で快適。

ホテルも新しくでこの上なくオシャレ。一回はTWGも楽しめるカフェ。
一応、かのリージェント系列のビジネスホテルなので洒落ているのが結構。


荷解きにしばしをかけて、まずは高雄駅前に散策に出た。
雑然として整然としている。何よりクラクラするほど空気が悪い。
大阪のど真ん中の方が数倍良いだろう。
PMもあるのかとにかくひと呼吸づつに苦しいのにはまいる。

しかし、一通り何でも揃う事がわかって安心。セブンイレブンしかり、駅弁しかり。
私はiPhoneのコネクターを忘れたが、雑然屋さんで簡単に手に入った。


これから夜市に出掛けて夕食とする。




お弟子ちゃん二人と海外遠征は初めてだが、それも珍しい事なので、良い思い出となりそうだが台東に移ったら容赦無い激務が待ち受けているので鋭気を養っておこう。


しっかし、マスクが必携かも。

海鮮に行きました:チャーハンが絶品という面白さ


@高雄


2017年3月14日火曜日

台湾 0



台湾に遠征する(前)日がやってきた。
予定はまだまだ先のような気がしていたがその日は来るものかと思う。


さて、小さい事から記録していこう。

今日は午前、昼過ぎのお仕事を終えて、(普段は自家用車なため)非常に珍しく空港リムジンバスで西宮北口から関空第一ターミナルに向かった。海外滞在が今回は二週間を超えるため仕方ないのであった。

このバス。西宮線が阪急、JR、阪神と三つの駅を廻るものだから高速に乗るまでに実に38分もかかる!
そういうものかもしれんが、どれだけかかっとるねん💢と思いつつ、渋滞無しの90分強をかけて無事に到着。



私はこれからの激務に備えてホテル日航に前泊するのだ。
荷物は宅配便でしっかり事前に送ってある。

日航と大倉のワンハーモニーという会員で、いつも大事にしてくれるのか、シングルからツインの一人使用にグレードを上げてくれて結構なハナシである。さい先が良いではないか?


せこい生活術を公開するが(賢いとも思うけれど)、西宮北口のリムジンバス乗り場前がコープの店舗なので、そこで「お弁当+おにぎり、ビール(発泡酒)と缶コーヒー」を購入しておく。総額実に850円。

先日一人で関空の夕食時、これもターミナルにある「蓬莱」でお弁当を購入したら900円弱だったので凄く得をした気がした。ビールやつまみなどを購入していたら相当になる。
「小さい」ハナシですけど、空港で夕食を優雅に一人で戴く気にはなれないし、どうせなら海外で使いたいではないかと。


部屋はもったいない程広いので、ゆったりと楽譜を読み、勉強。
またセミナーの進行(英語)を一通り考察した。基本的に真面目であるw。


明日は9時前には周回バスで第2ターミナルでチェックイン。
ピーチの便で台湾南部の高雄に飛ぶ。





大移動



さて、いよいよ春の大移動が始まる。
関空から台湾は高雄に移動。高雄から台東に移動する。弟子を二人同行する。

台東では「十月笛場リコーダーフェスティバル」の第4回目が開催される。
第1回目からお手伝いをしているが、今まで、台中、台北、台南と呼ばれてきた。

主催者も様々でこのフェスで一般的に西洋人や高齢奏者の名声に肩を借りるものではなく、次世代にいかに回してパーソナルよりは楽器と音楽、可能性に炊けた思想で邁進している。

とにかく次世代ジェネレーションが結びつき、将来に備える事を軸として、気づけば私が一番の高齢者の演奏家なので必然的にボスとして責任のある仕事を完遂せなばならない。
知らぬ間にジジイになっていてショックである。


今回はオールプロプレーヤーの7人混合チームで挑むが日台では初めての試み。日本にもアジアにも無い。
リコーダーは一般的に愛好家の集団が跋扈するが、楽しいだろうが何より音楽の限界は否めない。愛好家とプロには恐ろしい差がある。それは責任かと感じる。


今回はプロを目指す真剣な若者により、私の決めた演目を演奏芸術として聴衆に届ける責任がある。同時にジャスを吹こうセミナーも担当するが、少なくとも保守的な日本の体制とは比べものにならない知的好奇心を持ち合わせているため、受講生は真剣。
シュミレーションで緊張して良く眠れなくなってきたが、それでよかろう。
少なくとも日本での仕事が皆目無いのに比べ、他国の依頼が多いのがその「差」。

少なくとも疲弊仕切った日本とは明らかに相違するモチベーションに応えるだけの事はあるので、やりがいがある。日本では必要とはされないので台湾には完全に追い越された事が残念ではもある。島国同士でもひどく相違している。

さて、台東を終えれば高雄に戻り、香港に飛び、今度は研修でスペインはマドリッドに移動、セビリア、グラナダを回る。私は実はさほど興味は無いものの新しい国への訪問も楽しみではありだろう。
しかし遠い。

帰りは香港にステイして建設的な話にでもなればよいが、いかんせん家にいて、依頼される仕事をこなしていけば楽ではあろうが、動けるうちに行動を取ろうとは思う。自分を高める行動はあと数年は続けたい。


アーティストは愛好家指導でのみならほぼ成長しない。良い壁が必要なのは明白。
孤独に追い込んで例えばアラビック音階などを感覚的に取得するのは建設的かと感じる。


今後、報告は随時致します。

2017年3月10日金曜日

はじめてかものかものさしみ



来る5月の協奏曲のリサイタル打ち合わせ会に難波は「おら鴨」というお店に出向きました。まぁ〜上品で素敵なお店です。

何より「鴨」のコース料理は経験あるでしょうが、鴨の刺身が7種類などは初めて。
最後は鍋にそばに雑炊に〜こういう店のビールは泡にまで工夫が!

気づけばメンバーの中で私が一番のじじいではないですか!まぁ若い事若い事!

20代を含む卓越したメンバーの力を借りて比類無き最高の演奏にしたいと意気込んでおります。弦楽は全て大阪フィルハーモニー交響楽団のメンバーの皆さんです。





2017年3月9日木曜日

曜日移動



少しばかり私もアンサンブルのお教室をさせて頂いていますが、従来、第一と第三の「火曜」13時からさせて戴いていた「アンリュウ リコーダー ギャラリー」でのリコーダー教室が、7月からシステムはそのまま「第一、第三の木曜」に移行します。

移行に伴いご参加戴ける方々がおられればご検討下さい。
広々した空間に場所も変わります。

とても楽しい雰囲気のクラスの皆様で長年進行しています。



詳細はギャラリーさんへ。






2017年3月5日日曜日

どぶいけ




丼池(どぶいけ)は大阪の中央区にある問屋街で、賑わうゾーンです。


今日は買い物に出掛けました。何でか。


来週、台東で本番がありステージ用の黒い靴が必要なのです。
ズボンはまぁ良いですが、黒いベルトも必要。


で、その後、スペインに向かいますけれども、
要するに台東で靴を履き捨てたい訳です。重いわけで、必要もありませんから。

で、さすが「どぶいけ」。


定価3900円の黒いシューズが2000円!
黒いベルトが390円!

いやぁ、捨ててくるのがもったいない代物です。

結局、世界で一番質の良い安価なものは大阪にあるのかもしれませんw


お仕事



バリの休日が嘘のように動かなくては自営業というのは生きていけない。
インフルはおろか、口内炎など発症して同情されたら終わり。
だからといってガツガツしていては人は去っていく。
突出して上手で謙虚でなければいけない。それがプロ。

遠慮や謙虚も度が過ぎると嫌みに過ぎない。


いかに相手に覚えて頂いてその心を開いて数度そこへ通ってようやく何とかうっすら建設的なおハナシを戴く事が出来る事がある。
節操無く何でもこなせる器用さは無いし、目立つ事も権威を持つ事も興味が無い。

固定給でそこそこ無難に生きる事に比べ楽しくはあろうが、それだけに人の数倍、気持ち、語彙、行動で示さなければ建設的なハナシは進まない。そう言う時代に突入した。

あの東芝と三菱自動車や様々な組織の聚落は見るに耐えない。リーマンしかりだ。
ただのおっさんに陥る位なら、芸は身を助くという先人の言葉のごとく己の技能を磨くしか無い。



今日はどうにかして獲得したいハナシに全精力を傾けた。
側近の数名でも知り得ない自分の孤独も感じた。それだけ大変な事でもある。

大学組織は死に体と化しつつ将来に展望がまず見えない。
幸いバリ島旅行後に次々と自分を必要として下さる方に数人遭遇した。


考えて考えて満身創痍になってはじめてハナシが進み出す。


命がけで仕事を戴くが、これにも共演者に温度差が出たり、
肝心の日程が合わなかったり。

老体の哀愁に同情され始めたら私は引退し、今までついて来てくれて弟子に全てを任せたいと思い既に準備をしている。

何をするのもヘロヘロだが、50代はまだまだ頑張れと言って下さる人に感謝したい。