2013年2月10日日曜日

ザ・市内へ ①







セントーサ島、最後の朝食会場はもう中国だった。
もの凄い数の中国人。正月と週末が重なったのですね。と、言うか、そういう設定か?
スタッフは彼らの無理な要求の連続と節度のない席取りに苛立ちを隠せない。
明らかに昨日までの余裕の空間では無く、今までの人格でもない。

逆にそれだけこの時期に売り上げがあるという事でもあり、そこに頼らざるを得ないという
事情、事実が見える。

退席する際にはコックさんがホテルの偉いさんに説教されている場面に遭遇。
耳にした英語では→「40人のチャイニーズが増えたからといってお前が~うんぬん」
多分、メニューの量が追いついていないのだろう。確かにね。

とにかく恐ろしい分量を取ってくるのだからサラダの葉っぱすら少なくなっていた。
それにも対処しなければレベルは下がるだろうし、客はリピートしないだろう。

頑張って下さい。


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今からこのホテルをアウトして市内のザ・フラトンホテルにタクシー移動する。
一応、最高級の部類に入るホテルだが、日本では考えられない価格なのでご心配なく。

考えてみれば未だに日本のホテル(特に東京)は異常に高価だと思う。
シンガポールの部屋単価はざっと3分の1かと。

11時前後に移動をした。フロントで精算、タクシーを呼んでもらい、簡単移動。
およそ10分、しかも千円以下でタクシーが便利だ。

シンガポーリアンに共通するのは、どこかに必ず笑顔があり、基本的に親切であること。
しかし少しクールで必要以上の押し売りや世話はやかないのが心地良い。

レストランでは分量が多い日本人だからか、シェアしますか?などとあらかじめ聞いてくれる。
例えば、スタンドで売られているジュースを売るお姉さんですらニコリとサンキューですと。


ザ・フラートンホテルのルームからの眺め。右のスイソテルに去年宿泊した。


さて、午前にも関わらずチェックイン。
由緒のある高級ホテルだからか、ベルボーイが「高齢」でタクシーからスーツケースを下ろすのを
私が手伝った。これはご愛嬌。

しかし即座に名前を聞き、ウエルカム、ミスター・アキヤマ!!と声をかけてくれる。
格があるので少しビビっていたが、親しみが湧いた気がする。

スタッフは有能で、フロントを探してキョロキョロしていたら、即、声をかけてくれてフロントに
連れて行ってくれる。
しかも、今日の夕方5時からは中国の正月にあたり、ほとんどの店が閉店するよ、との情報を
くれた。旧正月の連休だ。


フロントの対応はまた別人で完璧。英語も上手だ。去年のスイソテルのお姉さんは難しかった。
いわゆるシンガリッシュで聞き取り辛い事が多いのだ。

6階の景色の良い部屋をお勧めしますが、2階に比べて如何ですか?と聞かれ、承諾した。
去年見下ろしていたホテルを見上げるシンガポール川を望む完璧な景色だ。




部屋は改装された後、との事でとにかく綺麗で豪華。
居心地が素晴らしく良い。調度品も申し分ない。
デスクの中には蛍光ペンから定規、ホッチキス、クリップ、ポストイット・・・。
因みに、アイロン、アイロン台、ミネラルウォーター、シャワーブースは別でレインシャワー付き。
これまた溺死に危ういバスタブに大バスタオル、DVDプレーヤー・・・。素晴らしいです。

簡単に荷ほどきをして、備蓄用の食料とランチに歩きに出た。
徒歩圏内の中華街を目指す。

道の上に蛇が


夕方から全ては閉店するようだが、既に半分位の店は閉まっている。
しかし、賑やか。

ここで、レモンのジュースを1ドルで。
その後、近所のホーカーズ(屋台村)でチキンライスをシェアしてランチとした。



地下鉄のタンジョン・バガー駅からシティ・ホールに移動する。
この際、去年購入した ez-link カードに金額を補充しようとしたら、
去年の空港駅で全て払い戻した為に使用不可だと。
窓口の係員に説明を受けた。まぁ、もう一度購入すれば事足りる。

地下鉄ノース・イースト線で程なくシティ・ホール駅に。
去年、宿泊したスイソテルの下にあるスーパーで買い物。



地下鉄で少し休みにホテルに戻ると外は豪雨。
今年は晴れ後、豪雨が続いている。

ここのホテルもネット環境は完璧。
もちろん廊下やホテル内の空間全てにおいて非常に洗練されている。


夕方は短パンでは寒いくらい快適です


19時頃に再び出かけた。一応マーライオンを拝んでシンガポール川沿いを
クラーク・キーからロバートソン・キーに至る行程。

なんだかんだと、ほとんどの飲食店はあいていて世界各国の料理屋が
軒を連ねているので楽しい。

迷った挙句のドイツ料理というのも変だが、店の雰囲気で。




シーザーサラダとウィンナーシュニッツェル、ガーリックトーストをシェアする。

シンガポールの凄いところは各国の料理が本場に劣らないところだ。
例えば、日本のうどん屋や居酒屋もそのままで、アメリカで食べるパスタ等とは異なる。

とぼとぼホテルに戻ると部屋はナイトステイ用にアレンジされていて隙が無い。
これくらいのクラスでは当たり前だが悪くない。

このフラートンホテルはホンコンのグループの系列らしい。
明日は日曜で旧正月にモロに当たるのでどうしようか。

これぞ、THE FULLERTON HOTEL !!


この記事の仕上げにかかった0時頃,爆音の連続で何事かとベランダに出たら、
真反対側だが、新年の打ち上げ花火の連続だったようで、あるビルの反射でそれを
垣間見る事が出来た。

ベイが見えない部屋のあらゆるホテルの客は戦争爆撃か、と勘違いしたのではないか?
それくらいの爆音と振動を経験した。

あけましておめでとうございます。