2020年5月6日水曜日

空気震動の重み



毎日毎日毎日毎日ころころころころ変わる多系統からの連絡、考察、返信とネット環境での遠隔授業の準備に追われております。まさか学校が休みだから先生が休んでる等と思うなよ、ってな感じです。

ところで、2月頃から現在に至り、
こんな中、「絶対」に何があろうと、何とかして、お稽古に来られる方がおられます。罹患や消毒にも互いに気をつけて行います。
勿論、こちらはむしろ歓迎です。こういう方々は交通事故以外は絶対に継続されています。

音楽演奏のオンライン活動等はアピールや力付けには良いとしても、実際的に互いの疎通には大変違和感があり、個人的には大きく否定的です。薄くてペラペラのイメージ。

世知辛く出口が見えない中、絶対にリコーダーを吹きたい、お稽古して欲しいという方。
さすがに、車移動というように手段は限られますが、レッスンをしてみると立体的な空間と音響の震動が如何に素晴らしいかを実感。

今回の騒動で、今後の方針を再考察、引退等を検討している中、こういう体形を維持して下さった方には素直に感謝する気持ちになりました。ようこそお越し下さったと思います。要はこちらのポテンシャルを引き出して下さっている事になっている訳です。


間違い探しをエブリバディ


おくにの無策な中、学校活動の無理矢理な再開で現場受け持ち担当は当分てんやわんやですが、お稽古(演奏)は楽器の本質かも知れず、今後しばらくは学校で翻弄されつつ(人数をかなり絞ってですが)こういう事も継続して行かねば、と思いました。


ただ、今までのような元通りに戻るには恐らく2〜3年かかるでしょう。


我々の繊細な仕事は事態のフェースが下がらないと再開しないようですが、こちら側の心のフェーズはなかなか語られる事がありません。なかんずく芸術等は最後の段階です。
果たしてまんま元に戻るメンタルとモチベーションが全ての音楽家にあるとは限らないという事です。


てんやわんやと遠隔授業の準備と理解で御陰様で暇ではありません。