2019年2月4日月曜日

バリ B

(^^)

成田(NRT)からデンパサール(DPS)へ



朝5時に起床。この時点で少しリスキーな旅程を組んだものだと少し後悔した。
事情はこうだ。毎年、バリ島に僅かな休暇で赴く事にしている。
ポリシーとして安価でも快適、豪華に、と毎日ネットで調べる日課を過ごす。
エアライン、ホテルをとことん様々なサイトで調べ上げ、キャンペーンやポイントをフルに使うのが趣味かもしれない。



今回などは去年(2018)のバリからの帰国早々に発売になった19年の(インドネシア)エアアジアXのビジネスクラスにあたるプレミアムフラットベッド席が3万円代というセールを見つけたのだった。
早朝成田からなのだが、前日に成田に来れば良いと考えすぐに1番A、B席をおさえた。


帰国は(マレーシア)エアアジアXのクアラルンプール経由の関空行きも安価でおさえたわけだ。これが18年の3月。
時が過ぎて帰国便の廃止が発表されて相手側からの提案がバンコク経由のダウングレードで乗り換えに9時間というものでこれを拒否しキャンセル。

復路はガルーダインドネシアの直行便で普通席にせざるを得なくなった。まぁ6時間程の深夜フライトなのでそれほど気にはならないだろう。(近年は片道チケットを購入出来る時代になったのはありがたい)


成田の隅っこにバス移動して搭乗


問題はこの往路だ。ニュースを賑わせていたのがこの会社が成田空港に使用料を払っていない状況という前代未聞の事件。おまけに路線廃止が発表されたこと。


故にか12席あるプレミアムシートが我々だけである。
普通席に130人程いるようだが半分位の搭乗人数。安全の説明を我々の反対側通路で照れくさそうにやっているのも興味深い。どうせなら(このゾーンには他に乗客はいないのだから)我々にやれば良いのに。


地上スタッフが記念写真をあちらこちらで撮影しているのは珍しい事。それだけ新興LCCはドライに路線を取りやめてしまうという新しい事業スタイル、かつ、日本とは世界観が異なる様子を実感している。利益が無ければすぐ撤退する、わかる気はするが切ない。




フライト自体は見事に時間通りで、シートもサーブも文句なし。この会社では今まで10フライト程を数えるが嫌いではないだけに残念だ。ころころころころ変わる事情はやはり外国的かと。
ただ、
繰り返すがフラットベッドで片道3万円代!など考えられない価格だから惜しまれるのだ。


ライフラットですがほぼベッドになり、眠れるのです



大手は責任と赤字補填などを事業として行うため急な廃止は無いが、国内ではバニラが廃止されピーチに統合されるなど、安価な分、先が読みにくいのが新しいビジネススタイルかと思う。反面、信頼感が薄いのは否めない。

ところで、成田空港だが関西が24時間で慣れているのもあり、この田舎ぶりには正直驚いた。半端無い農村地帯。
まず、6時にならないと空港自体が開店していない。
チェックインこそ第2ターミナルで全日空が代行している感じでスムーズだが、何とっ、荷物検査とイミグレが7時15分にならないと開かない。田舎の空港だ。


LCCだけにチェックインに対する時間は絶対に守らなければならないから手続きを済ますのに、いかんせん荷物検査にイミグレ等の制限区域に入れないとは全く先進国の首都圏空港とは思えない。



開かないゲート前の椅子で結構過ごす違和感の成田


結局、外のロビーの椅子で45分を待つ始末。どこの国だ、、、。
入ったら早々にゲートに向うが、シップにはバス移動でクタクタになる。


2020年なり4千万人訪日なりを語る以前に、出国税に加えて空港使用料を徴集しておいて市民(客)に不便を強いるとは田舎者の途上国感この上ないとは思わないものか。

厚労省と言い、最近の日本のお偉い人々の思考がわかりかねる。
なるほど我々の出発第1便の後は9時発のJAL便なのでそれを想定して空港とタッグを組むのもわかるし、この数日でエアアジアが撤退してくれれば荷物検査員もイミグレ係官も楽になる訳だ。こういう点は空港先進国を見習うべし。



さて、7時間20分をかけ、赤道の南はデンパサールに飛んでいる。
関空からよりも1時間多いのでそれだけ東からの飛行ということなのだろう。

機内は至極快適でトイレなども我々が独占出来る。繰り返すが12席のプレミアムシートに我々2人だけという珍事である。

直陸航路上のレンボンガン島が見えたら到着寸前


巡航高度になるとすぐに食事を貰い、ベッドにしてうとうとしておいた。
浅い眠りで妙な夢ばかりをみるが、身体が完全に伸ばせるので非常に快適だ。

通常大手ならモニアーでどこを飛んでいるなどをみるのだがそんなもは無い。
で、あと1時間のところで起きた。昨日の移動や朝の早さで既にグッタリだが、
今から楽しめば良いか。いつの間にか入国カードは廃止されている事を知る。


@機内。