2023年7月31日月曜日

松江公演 

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松江に演奏で呼んで頂きました。20年前に神戸までお越しになって以来、続けていらっしゃる生徒さんのご尽力で実現したのです。その方を含め、とても素敵な仲間の方々が極めて高いモチベーションで支えて来れました。深く感謝です。


内容はリコーダーと(電子)チェンバロによる公演です。

リコーダーの本質、みたいな内容で、教育楽器のイメージを脱しない楽器なので、そうではない!!と、ヘンデルやフランスバロックのソナタを大真面目に演奏しました。島根では恐らく初めてだろうという事です。






さて、前日に入り、その方の関係の建物に伺い(せっかく松江に来ているので)お稽古をさせて頂きましたが、その際です。私個人に驚く事態が発生します。




何気なく置いてあったテーブルが、私が現在も使用する「祖父のものと同一」であったのです!世界に数ある家具の中でそんな事があるのか、と驚愕しました。なるほど、祖父が松江の師範学校に在籍し勉強机として使ったから、ですね。ですので100年モノです。しかも釘を使っていないしっかりした机なのです。互いに現役で使用中。強いご縁を感じました。



前日に会場である非常に魅力的な「洞光寺」さんへ伺いまして準備。暑さが異常で車の温度計は38℃。神戸より暑い次第です。汗が乾く暑さでもうドライヤーを吹き付けられている感覚。

それはさておき、非常に協力的な松江の皆様に支えられ、お客様は100超えに及びました。




洞光寺さんも素晴らしいご夫婦と設備で、何よりクーラー完備な上、本堂でのお前立ち的な位置で演奏をさせて頂いた次第です。これも非常に理解のある方々によるお計らいだと思います。

こういう空間は非常に集中出来ます。やはり特別なのです。教会もそうですが、お寺も格別です。臨済宗の禅寺ですから、余計にでした。コロナの時に仏教に勉強をしておりましたんので、少し理解も出来ます。


島根プライド、とでも言うのでしょうか、非常に高い集中力のある聴衆の方々が、アンコールでは手拍子を続けて下さる事態も生まれ、楽しい時間となりました。通常は無いことです。


わざわざお呼び下さり、大変な尽力を下さった方々には頭が下がります。お金だけの問題だけではなく、呼んで下さる方の人間力や繋がり、信頼が絶対に必要です。これが非常に高いレベルで行われ、すっかり松江のファンになってしまいました。




詳細を書けばキリがありませんが、単なる地方公演とは一線を画すひと時となり、久々に高い集中力で実力を発揮出来たかと感じています。これを次のバルセロナに生かせそうです。


次には、とあるレストラン、福岡殿も出来事の記事を書きます。


で、明日は出雲空港から(きょういんにセミナーのため)福岡空港へ飛びます。

暑い中忙しいことですが、とてもありがたいと思います。