2022年6月1日水曜日

円山

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芸術に携わる場合、逆にそれに触れる事も大切です。ただ、個人的には良い物を何となく感じる事、で良いかと。「勉強」するなら我々は「練習」した方が良いのですが、練習するけど無知や無教養は貧相な音楽になりそうです。因みに下手な物(事)は避ける事も大事。嫌いになりますから。

故に、例えば、美術館に遊びに行く、という言い方をしないように「研修」に出向くわけです。うまく言えば、遊ぶ事など私にはありません。バリ島でも釈迦の仏教(小乗仏教)に触れに行くのです。遊びではありません。ふふ。


以前記載しましたが、楽器と仏像(特に慶派)の黄金比について述べました。

今回は仕事帰りに円山応挙だらけの通称「応挙寺」なる大乗寺へ。有名な薬師如来が目的でしたが、あては外れました。



拝観料金は高めですが丁寧な係の方の説明付き、画像鑑賞付きでとてもよく理解出来ます。

簡単に言うと、応挙の作品は現代で言うトリックアートそのものでした。


郭子義の足の向きが見方で変わる説明


何より、遠いのに高野山は金剛峰寺の真似をして作られているというのも興味深い所。確かにそうでした。



でもって、円山応挙やそのお弟子の作品を堪能してきました。まっっっったく知らなかったのですが、どうやら足の無い幽霊を描いた初めての人は応挙らしいですね。



帰りは豊岡は円山川を下り、昔、国鉄が通るのを拒んだ出石で皿そばをば。


皿に皿、更に追加で皿に皿が


何より、下調べ無く「大乗寺」行ったのですが、丁度いま勉強している本が「大乗仏教とは」、だったという偶然に更に驚きという自己満足でしたw