2020年4月1日水曜日

新学期:大学の動向



一億二千万人の日本人口における相対的な罹患数を考えるようにしてみると、少し気持ちが治まります。インフル罹患は通常二千万人だそうです。


大学の始業にもおおいに影響が出ている今回の災害。
日本の未来にも影響する若者への教育、育成にも影響する大変な事です。

本来は四月の第2か第3週から始業されますが、私は関西の3大学の勤務で各大学から通知があったりなかったりの混乱の中、概ね五月の大型連休の前後からの開始となりました。その分、夏休みにしわ寄せが行く対策ですが、取り敢えずは妥当なのでしょうか。
今になって学生の罹患も多くなって来ましたので、各大学の所在地にも寄るようです。

それはそれで良いでしょうが、とにかく数年前からやたら「回数」にこだわる政策に変化。内容重視では無く回数重視になっています。我々の時(12回×2期)に比して年間6回も多くなりました。それにはどのような根拠があるのでしょうか。


実は個人的に、一番長い大学は今年度で実に勤務が30年目になります。
非常勤がここまで続くとは思っていませんでしたが、今回のような事態も初めてです。


時代の変わり目



何より、今まで通り音楽家としてどこまで持ちこたえられるかの方が問題です。
今までどれだけみなさんに支えて頂いていたか、また、自力の無力さを痛感します。
だからと言って、音楽家等は超専門家ですので、他に何も出来ません。

今の暗い闇が明け、一般の方が芸術を求める日が戻る事を祈り、プロとして練習や研究をしてスキルを上げて耐えるのみです。ただ、未来に向かう若者や中堅の悲鳴も聴いていると辛く思います。

◆他国には清潔さでは随分と勝る日本は誇りますが、国民を守る国家的な生活保証や市民への寄り添いには冷淡過ぎる政治対策の遅さと浮世離れの案には期待も出来ずに引きますが、今は科学、医学関係者の力に期待をします。


我々はちゃんと納税しているのですが、なぜこれほど対策が遅いのでしょう。マスクも。
安定所得者とはおぞましく異なる世界の人間も多く存在している事をもう少し知って頂きたいと思います。才能は適材適所。全員が公務員を目指す事になるとどうなるでしょう。