2024年9月16日月曜日

動画

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共演した大阪フィルのチェリストがユーチューバーでして、先般の公演の裏側動画を制作してくれました。ようやるわ、と感心するくらい、よく出来ています。


本来は知られたくないプロの裏側をご覧いただく良い機会です。まさかの公開リハーサル(←本気で吹いていない、、、)の状態や、楽屋に訪れるマエストロの登場もあります。


↓↓↓

https://www.youtube.com/watch?v=1bKK-BJsYtQ


2024年9月11日水曜日

2024 大阪クラシック

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大阪クラシックの公演で協奏曲を二曲吹いてきました。アンコールがバッハの特別な作品。

ようやくこのイベントにも少し慣れて、かつ、メンバーの雰囲気もよくなってきて、音楽に没頭出来る環境になりつつあります。若手ヴィオラ奏者は入ったばかりですと。当たり前ですが、皆さんプロ中のプロです。




重要なのは、プロ同士の演奏でいかに音楽の魅力を引き出せるか、と言う事です。

これが大袈裟に言えば、命懸けです。その証拠に(暑さも含め)帰宅して五時間ほど、ぶっ倒れておりました。命を削るんです。年齢もありますね。ついで10年前はこれほど暑くなかった記憶です。




イベントとはいえ、凄い数のお客さま。支えてくれるスタッフにボランティア。ここにミスはあってはなりません。ましてや酷暑の中です。

いわゆる一般にいう緊張はしませんが、心的圧力を強く感じる訳で、それが身体にくる年齢になってしまいました。完璧主義傾向にあるのでしんどいもんです。自分の演奏に「甘さ」、が嫌です。




逆に、会場の雰囲気のおかげで、私の楽器が神がかったサウンドを発揮しておりました。竹山氏制作の現代ピッチのつげ製アルトリコーダーで、つけた名前は「メシア」。この楽器は貸す、触る、ことも長く禁止しています。特に、圧倒的な本番でしか使用しません。思えばこの楽器が演奏の機会を引き寄せてくる感じです。

ここまでくると、ピッチだのトリルの数だのの世界では闘えない世界。音楽芸術の域です。ましてや難関をくぐって来たオケのメンバーに容赦はありませんからこちらは経験知見と技術で対等に闘うのです。そもそも聴きにくる方は「圧倒される」ことを望んでいる筈で、言い訳や屁理屈は全く無意味です。音量、バランス、視覚、進行、時間等まで精査が必要です。




大阪の印象は商都ですが、このイベントは大阪ならではで、ついに在阪オケ全体の参加になっています。配布されるパンフは数万部。そこそこ名前は知られて来たかもしれません。

思うに、技術はまだ伸びているし、楽器を鳴らす技もようやくわかって来ましたのでも少し頑張れそうです。とは言いながら次世代にも機会があればと思いますが、やはり、全ては「演奏」だと思います。



2024年9月10日火曜日

散水車

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昭和99年の9月。未だに不快な暑さが収まりませんからいつの日かカナダに移住しようと思える日本の夏。それでも神戸大丸周辺では散水車が大活躍しておりました。さすが神戸市です。


冷やし中華とおかゆ


午前はその神戸で教室、午後は銀行の相談室?、その後ショッピングモールで過ごして夕方に帰宅したら、居住家のトイレが地獄の暑さでした。ここにしばらくいて急に気分が悪くなり、明日の本番に影響しないかと肉体、精神面がやられてしまう始末。皆さんのお手洗いにはエアコンが付いていますか?。平家の冷やし方を教えて下さい。



大丸にしかないポール・ボキューズ



来年からは7月中旬から9月初旬も夏休みにしようかと考察しています。自分の身を守る行動をとって下さいと国が言ってます。何より熱中症でいきなり施設人生になる方がいるとか。怖い事実です。


関西に比べ、最高33℃ほどの沖縄が随分涼しいようですね。



2024年9月9日月曜日

美味しいものでも食べて Ⅱ


都合、義理母の特別養護老人ホーム入居にその娘の夫、第三者として付き添いました。

その内部の凄まじい現実を目の当たりにすれば、私の人生設計に役立つ事に加え、やれ仕事だのと忙しがる日本人が増えた現実には自分を充当させたくないし、しっかりと人生の最終的な流れと向き合いたかったからです。何より横で感情を入れずにハナシ聞く人間が必要かと思います。死生観は強要出来ませんが、この事実に寄り添えないよりはマシと考察します。


さて、この時勢、自分は特別だと信じて疑わない高齢者が存在し続け、それに振り回される(逃げない)中年層の一部が精神を蝕まれ、交通事故やうつ病を発生するのは珍しくありません。実際にそれだらけです。必ず人生には終わりが来るのに考察しないなんて愚か。

そのモヤモヤを解決するには、せめて近くで意見する同志がいることは必要なです。



①自宅で脳出血:発見〜救急車:搬送

②急性期病院:入院

③リハビリ病院:入院

④老健:入所

⑤特養:入居

という順番が、いわばスタンダード化しているようで、突発死や病気や癌ではない場合のコースかもしれません。そこそこ覚悟しましょう。現実を知っていると、アドバンテージがあるでしょう。


しかしそこには、非常に丁寧なプロの職員の方々が仕事を展開されており、全く頭が下がる想いでした。およそ私には出来ない事だらけです。

上記、「入院」と「入居」には物凄く違いがあります。入居は即ち、終の住処。



さて、いわゆる「入居者会議」に参加しました。そこには、職員の方々、ドクター、ナースがおられます。実父の入院時にも「会議」に参加しましたので経験者です。

ここで、多々質問をされ、希望も聞かれます。救急時に搬送して欲しくない病院を告げましたら、ドクターに「それを言ってくれたほうが良いのです」とお礼を言われました。意見が無いのにモンクを言う輩がさぞいる、という事でしょう。不細工な事です。

このような事は感情を入れずに、また、書類や積年の想いがある身内の頭がいっぱいの場所では横から告げるべきかと思います。




昼食に立ち合いましたが、その場所の光景は言葉に出来ない程でした。ご自分で食べれるだけ良いのかと感じます。

質問しましたら、最高齢が105歳、最低が40代だそうです。もう他人事ではありません。



二時間程で帰宅する際に艶やかなお部屋を見たら、すわ。「ここは、看取りのお部屋なのです」と。要するに、間も無く天使のお迎えが来る方がおられ、詰所からいつでもわかるようにしてある場所、との事でした。会いに来ない家族もいるそうです。お一人で寝てられました。


くれぐれも「健康なうちに、美味しいものを食べて、行きたいところへ行きましょう」。




最終的に「空海」が書いた著書にあるように、

名誉などは幻であり、その幻を越えたところに万物の本質が横たわっているのだ〜〜と。


ところで、

兵庫県、しがみつく名誉職。人望ゼロ。我々の税金。情けない人物です。




2024年9月7日土曜日

美味しいものでも食べて


私の年齢に達すると、御多分に洩れず 知っている方が亡くなります。それが10年来の教室の生徒さんであったりして哀しみが広がります。

自分より年が下の人が無くなる、という同じ教室の方の一言でしたが、とても的を得ていました。

共に驚愕、落胆していたら、「まっ、元気なうちに美味しいものでも食べて、、、」


確かに、と。そうですよね。


老後のため、と言ってなんでも我慢する人生など、既に老後を送っているようなものです。


ポジティヴな人生でありたい、という訳で、暑くて下痢になる家を出て、美味しいもの探訪に行きました。兵庫県の中部を攻めます。ここには蕎麦屋さんと喫茶店が昭和な感覚で存外多く残っています。で、車の中は涼しくて結構。


二八か十割か、など私はどうでも良いんです。そもそもお蕎麦です。米はうるさいですが。


シンプル過ぎて大変結構でした。二八、抹茶、十割


昨日の大阪フィルでのガチガチのリハーサルの気分転換にも最適でした。車の免許は決して返納せず、安全装備が進化し続ける新車にどんどん買い替えるというD .I.Yのお師匠は既に80歳。素晴らしい。車あってこそです。


友人の奏者が作成してくれた動画です↓ プロ奏者同士の緊張が緩和して瞬間のレア映像。

https://youtube.com/shorts/VNbrz53bPhs?feature=share



グーグルとは凄いもので、「近くのカフェ」で検索すれば、口コミつきでスマホに表示され、経路も車に表示されるのです。



こだわり抜いた素敵なカフェが見つかりました。


コーヒーゼリー、コーヒー付き


確かに美味しいものを食べると幸せかと思いますね。


2024年9月4日水曜日

炭水化物で脳の活性化

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なまじ半月以上、夏休みをとってのんびりしていたので脳がボケそうで、何だか吃音気味にもなるので、そうだ、(8月は暑くて絶対に行かない)京都の行きつけ烏丸イタリアンに行きました。こういう時は炭水化物、糖質で脳を働かせるようにします。


さて、兵庫県西宮市から大阪は京橋駅へ。乗り換えて京阪のプレミアムカーにて快適。


京阪プレミアム座席

京橋から京都へ。寺町、新京極をぶらついてみました。えらく白人さんが多い印象でした。



レストランに行きシェフと会話。ここのバイトの学生の女の子が今度バルセロナ、マドリッドに行くと聞いていたので、去年使った地図に付箋で色々書いておいて説明をしました。先生と学生のようです。


モン・サン・ミシェルの小ぶりのムール貝


帰路、烏丸駅から阪急に乗る場合はほぼ座れないのですが、最近登場した指定席「プライベース」座席体験を。予約サイトで予約済み。まぁ品があって超快適です。さすが阪急。しかし「準特急」の意味が不明。特別な急行が特急ですから、それに準ずる特急なら、ほぼ急行ですよ。学生時代は十三から大宮までノンストップ40分でしたが、今は昔。よう止まります。





これぞグリーン車(ガラガラ)


阪急からJR大阪駅へ。神戸方面の普通に飛び乗り尼崎で乗り換え、西宮へ。車輌内が地味。

そういえば、明らかに京都の外国人が減りましたが、20円近い円高か、暑さのせいか。

ついでにJRの車内広告があまりにも無いのが心配。果たして日本は少しフェーズが変わってきたのかもしれませんが、少なくとも大阪駅周辺は活気がありましたが。




京阪の席は「プレミアムカー」と言い、指定券は駅ホームでの(英語表記もある)自販機でも販売されています。勿論、ネットでも。しかし、阪急はホームに自販機がありません。事前にネットか、乗って係員に申告せよ、だそうです。

この強気な感じが好きです。外国人に厳しい辺りがいかにも阪急ですね。排他的とは言いませんが、そう言えば、英語放送が最近ようやく始まり、関西圏のどこよりも遅かったのが阪急です。確かに外国人の割り合いが現在も非常に低い鉄道です。




見えてくるもの

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これも主観でどうかとも思うんですが、

60にもなると色々見えてくる事があるんです。存外大人と思っていた人がそうではなかった事が急にわかり始めます。人間の器の大小です。存外ショックでもあります。


例えば、現在、兵庫県の知事問題に見る「今まで優秀で勉強は出来たものの、かなりの馬鹿」という大人が実に多く、故に、最近日本も国連に「貧困国」指定を受けるようになったわけです。昔が良かったとは思いませんが、角栄さんや金丸さんなど、悪い事も壮大でしたが、国民に良い事もしたと思うのです。

今は総じて小役人化が進んでおり、例えば、大学教員などで顕著ですが、自分の生活安定が確定すれば学生の将来など全く興味が無くなる先生方の多発により、現場の意見を聞く等、ほぼ興味がありません。メンツが優先。ほぼ非正規で構成された先生の方が活躍度はプロです。




最終的には「心」の問題。私とて、決してヒューマンなタイプではありませんが、全て受け止めてくれる愛犬が死ぬことを経験している部類で、その悲しみは比類無きものかと思います。


人に興味が無い人には「目には目を」、としてこちらの興味も徹底して無くしました。これでかなり楽になります。乱暴にいえば無視すると自分の時間が奪われません。遅刻も待たないことにしました。また「いつか」も無くします。儒教の国ではありませんからこれも複雑。そもそも「敬老の日」に後期授業が開始されるあたりも総務省と文科省の方針に矛盾があり、教育面で敬老を否定しているわけです。


60歳になれば、もう色々良いでしょう。もちろんなつく人にはこちらもなつきます。最終、余生はこれで良いかと思います。段々仕事をしなくなり、田舎に篭りそうですが、、、


2024年9月1日日曜日

9月


在宅地には雨風無き台風が謎の動きをし、兵庫県知事さんが謎に粘り、総裁選で何やかんや、と、退屈なニュースの中、「大阪万博」の情報が消えて久しい事です。大人って怖いですね。

まぁ関係無いので、そんな小役人劇とは真逆な「芸」でイベントに出演するため、大阪フィルに出かけました。そしたら重いプレッシャーは変わらず、加齢も重なりクタクタに。涼しい別宅で寝込んでおりました。当方が演奏していたのは勝手に16分音符でしたが、そこは8分ですよね、、と直ぐに鋭いご指摘に御座いました。良い事です。謙虚になります。





2024年 大阪クラシック 第29公演にソロイストとして出演します。(立ち見のみです)

https://osaka-classic.jp/schedule/