2023年1月16日月曜日

いちいち (やや辛め)


大阪の大学の授業が開始。しかしラスト授業。


ここは教員の駐車場が無下に廃止され、毎回毎回近所のコインパーキングを探すという手間だけでモチベーションが下がる一方。電車代は出すが家から駅へのバス代は強制廃止されたので尚更であり結果大きな楽器持参は回避するし重い資料持参も少なくなるので気の毒なのは学生かと思う。だから車で行き、クオリティを保つ努力はしている。

こちとて前後の仕事からの移動手段であるし、電車などは伝染病感染リスクが格段に上がるわけで車の通勤はやめられない事情がある。こういう教員の大きな悩みのヒアリングは一切行わずに決定していくというのは世も末。尤も、これは大人の事情というやつかもしれない。全く組織によって大きく異なる点だ。給与にモンクなど言えないのも悪しき習慣かもしれない(東海大は別)し、言ったなら大阪湾に遺体で浮いているかもしれない。理論武装して来ないのも怖いところ。


さて、年明けだが最後の授業ではあるものの、若者はあくび三昧だし、スマホいじりは健在。悪気など毛頭無い。どうもえらい時代になってしまったと思う。正社員が注意をするべきだが、恐らく事無かれなのだと思う。

いわゆる平均的な社会的緊張感が無いし、学ぶ気など無いのかもしれない。そういえば「私の成績は一番良いですか?」などと平気で脅しをかけてくるから怖い。学生時代は先生に食ってかかった自分は、この何でもすぐに叶えられる時代の教員には向かないと思い出して来た。出来たフォーマットがディズニーランドよろしくデフォルトからこちらが与えるばかりだ。


授業をするという他にシラバス作り(授業内容の記載)、成績の熟考と提出、資料の作成も仕事のうちであり、例えば、「助詞」一つのミスも指摘される事があるので、苦労も多い。また、それを全てPCでしなければいけない。これも最近の事象で、役人気質の工程らしく、昔の先生は授業回数も適当、補講も無く、出世もするし、せいぜい成績を出すくらいで、ましてやモンスターペアレンツもおらずに非常に楽であったと感じる。だから自分を成長させるし、逆に良い時代だったはずだ。しかし、その時に学んでいた我々にはまさかの時代になった。また、物価は上がるが、、、である。



未開封:ステルス分量減らしですやん



それに加え、本屋で目にする平積みの書籍に「70代はどう生きるか」等のタイトルが増えつつある。確かに50代後半にかかる自分は30代の元気や意欲はもう無いわけで、さすれば「60代をどう生きるか」を真剣に今のうちに考察しようと考察している。


実は40代後半には「50」からはこうしよう〜とし、演奏、講習活動でも世界に出て実現してきた。知られていないが台湾では有名だったりする。また、物質的な事で言えば旅行や自家用車とかもそうなのだが、そもそも「将来は〜」という将来が「今」で、ついに「老後は〜」に変化してきた感があるのも確かだ。加えてコロナ前後や余生を計算すると、フィジカルな部分が劣化することは明らかであり、少し急ごうと思うくらいであり、のんびりとはしていられない。平均して「75」が一つの段階とも聞いた。確かに目や関節は顕著。脳もか。4月に父が亡くなって9ヶ月が過ぎた。88だったのでマイナスすると30年しか無い。血圧を正常に戻したし、体調管理は厳しく行なっている。

とにかく、欲しい物は早く買わないと死ぬまでの日割りをすれば実に勿体無い。



結果として、来年(或いは来年度)からはとてもメリハリのある行動に移す計画を立てている次第。そもそももう「我慢する」、「頑張る」、「実績」などはもう良いではないか。もう嫌な事はしないで良いかと。我慢せず頑張らず健康で60代を楽しくである。


YMOの高橋さんのまだ70で誤嚥性肺炎での訃報や、萩原健一がさん67で亡くなった等、コロナや南海トラフも加えればいつ肉体が滅びてもおかしく無いラインになってきたと思うわけだ。


アラジントースターとドルチェグストですわ


さて、人生を「計画をする」楽しい一年にしたいと思います。