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「大阪クラシック」というイベントでは一週間大阪の町が音楽で溢れ、無料公演や格安な料金の公演で埋め尽くされます。大阪フィルが初めて今回で20周年、今では垣根を越えた他の管弦楽団も参加し、普段はオケの演奏をする奏者が協奏曲やアンサンブル、ソロを演奏するのです。そこのいわばバロック担当というわけで、いかに大きなオケがバロックを演奏しないか、という現実でもあります。でも、大阪でこそ可能なのですね。
今回で10回目の記念公演で、ザ・フェニックスホールが充当されました。ここは音が散らばらないので、例えば、中之島公会堂より良いよね、と桂冠指揮者の挨拶に来てくださった大指揮者の大植さん。私もリサイタルの経験があるので同感です。
さて、今回は大阪フィルさんからチェンバロも、との依頼があり、我々秋山部隊と大阪フィルの弦楽セクション6名の8名による豪華なメンバーとなりました。なかなかこちらが依頼してコンサートを催すことは出来ないことですから豪華です。いかに通奏低音の役割が彩りを添えるかが明白です。
四十年前に夢中で書いたバッハのシンフォニアも演奏に入れることが出来たのは幸いです。胡散臭いと判断されなくて良かったと思います。
今回はトリプルソリスト体制をひきました。
固唾を飲んで、咳払いひとつなく拝聴くださったお客様、和やかなメンバーに恵まれ、最高の雰囲気で、かつ、今回は指揮者デビューを果たしました。
モダンオケの奏者を背後に演奏するリコーダーの非力さに、まだまだ課題が残ります。さらに良い楽器と練習を重ねなければなりません。我々プロには企画力とひたすらの練習、誰もしないことをしないと次に進めないのです。
| ゴージャス |
珍しく、全員で食事に行きました。弦楽の世界、オケの人たちなど、またまた楽しい瞬間を味わえました。あと十年頑張れればと思います。
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