2022年1月2日日曜日

頌春

 ♪


年頭のご挨拶を申し上げます。本年も皆さまにとって素敵な一年になりますよう。


東大生の甥っ子と初初詣を(広田神社)


当方、年末から隣保の両親の家の一部屋の一世代前の書庫の片づけを開始。開始早々に大中国古典辞典とかの意味不明の大きな辞書は足小指を世界一痛い角度で直撃。内出血と痛みが現在も続いております。引力にムカつきます。


学び

①:本棚の片づけはスリッパを履くべし。

②先々代の片づけは先代にしておいてもらうようにしましょう。


その書庫の本を一旦全部出すわけです。およそ2万冊程でしょう。ほこりは氷河の氷の如く年を重ねていますのでマスクとゴム手袋は必携。本をからぶきして掃除機をかけて棚に掃除機をかけます。掃除機爺さんポチが大活躍。


祖父はえら~い弁護士、祖母は国文系教師を経てえら~い裁判所系で共働きの最後期でした。故に西洋以外のあらゆる本があります。永井荷風の初版が出て来たりします。(←全く興味無いですが)

図書館司書の資格を持つ妹いわく、辞書はどんどん古くなるので全て廃棄。なるほど、半死半生で言葉はかわりますので、ほぼ意味が無くなるんですね。辞書を捨てるって快感です。


ここからとても個人的::

司馬遼太郎の「空海の風景」を発見。これは名作で以降NHKが特集を組むし、その特集を本にするほどの物です。空海についてはフィクションはあるでしょうがほぼ理解出来ます。実は現在絶版で中古市場で文庫をゲットしたところだったんです。この方の文章が少しクセがあるものの、その表現が所々とても上手く的を得ている辺りが少し好きかもしれません。

「一個のたかが孔雀を、ここまで形而上学化して、ついには大日如来の化身ににせしめる事によって宇宙原理に参加させるという古代的想像力には、身を縮めて驚嘆するしかない。しかも極東の小さな島国にあってその想像力に参加しうる体質をもっていたのは、稀有なことだが、空海ただひとりであった」 など。




さて、オミクロンのせいでジムを退会しました。会費は比較的安いのですが休会費用までが負担になって来たためです。なかんずくワークアウトの爆音と鏡を見入る方々も相当無理でした。計算してみたら2か月半の会費でエアロバイクが購入出来るとわかりすわ注文。

これ、美学と笑って頂ければよいのですが、まず、酒に「酔っている人間」というのは苦手で、私には相当ランク下に見えます。特に今は父が病床で闘っているので真っ赤な顔をして駆け付けるなどは考えられない事。酔ってるやつが言った事はほぼ信頼不可。否定はしませんが信頼出来ません。

また、デブも苦手。自己管理が悪いという現れ。死んでも同情しかねます。180センチの私は70キロをキープすべきであり、また大腿骨を骨折したらほぼ人生が終わる事を知っていますので、人間に必要なものは「筋肉」、「エアコン」、「シャワー」でしょうから、これからは自宅で自己管理を厳しく気兼ねなく毎日可能になるという事です。


本年もよろしくお願いします。