2022年4月17日日曜日

京都国立博物館

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本年から金曜前期は授業を辞めさせてもらえたので晴れてシャバに堂々と出れる前期。後期は達成感の非常に高い国立の京教さんですが、私立は時間を一年確保していても人数履修不足でいきなり首(給与無)にされ、何ら改革は無いし、人を馬鹿にするのもある程度までは我慢出来ても、初老はついに心が折れたので古楽の演習授業を辞めました。教えさせてもらえまてんが晴れ晴れしていますから不思議です。まぁ古楽以前の問題ですけど。


て、ことでとても爽やかな気持ちの金曜。京都国立博物館での「最澄と天台宗の全て」なる展覧会に行って来ました。東京と福岡でも開催されたものです。ラストが京都国博。

京都は相変わらず外国の方々は少なく、なかんづく平日の昼間ですので少ない人々の中でじっくり鑑賞する事が出来ました。凄い人物って上品なんです。最澄というお人にもずいぶん魅力があります。ほとんどの宗派の祖はこの弟子です。




最近は高速道路恐怖症なので地味に地道で行くと、住んでいる地域と1リットル辺り20円弱安い軽油の給油が出来て一石二鳥の亀岡市を経由します。

二時間をかけて国立博物館の西側の休めのコインパーキングに駐車。京都は東山地区に近いのですが、少しニッチな地区で駐車料金が安めで穴場です。


不滅の法灯の再現:延暦寺ではこの距離は無理


展覧会はそうそう見られない、揃わない品の数々の品。こういう仏教美術でいつも驚くのは千年も前から我々のしている漢字が使われている点。実際に読めますし、特に最澄の文字は繊細で素晴らしいものです。空海の事も記載してはりました。また、仏像も西洋楽器と同じ黄金比の美しさが見えます。

ちとお高い特別御朱印を購入して指定された場所に行くと多分ですが延暦寺のお坊さんが日付を入れて下さいました。




その後、教王護国寺(東寺)に寄ろうと、これまた正規ではないお安い駐車場を探すも満杯で玉砕。そのまま帰途に。天台密教に触れたので今日は真言密教は遠慮しなさいという事かも。基本は同じなんですが、勉強しているとアプローチが違うのですね。



いずれにせよ、少し心が現われた気持ちになりますから不思議な世界です。