2014年9月19日金曜日

短絡思考




実に誤解の多い事象があるのですが、

俗に言う「ミリタリー」に興味がある人物が、すなわち戦争好き、あるいは闘争心や興味がある、
という短絡思考。それがいかにも平和ボケ日本かと。そんな人はいるのかとΣ(゚д゚lll)





私自身は神戸生まれですが、中高の6年の長崎の暮らしで、原爆被害教育を受けました。
市民をえげつなく巻き込んだ愚かな歴史の側面です。
当時、これは関西圏在住以上に叩き込まれたはずです。

また、長崎、広島の原爆資料館やひめゆりの塔へも訪れたものです。
油と金で軍国主義に突き進んだ我が国の歴史の結果を目の当たりにします。




私の場合は、方法論としての「紛争解決論」や「ミッション」に興味があり、それに伴う解決策や現実に興味があるのが現状です。それに伴う書籍や映画、ドキュメンタリーの研究は確かに私の趣味です。

例えば、アフガニスタンの現状を知る日本人は非常に少ないでしょう。
パシュトゥーンの掟、は特にそうでしょう。そして彼らの内戦的紛争も。

また、殆どの米国製作の戦争映画はそのミッションの「失敗」と「反省」である事も知られていない
事実かと思います。スピルバーグやピーター・バーグなどの名監督も、綿密な取材を行いつつ、
名作を製作しています。


世界の紛争地域の多くは宗教的対立、及び、民族的対立、そして、知性に欠ける権力者の
権力行使によるものである事がほとんど。非常に人間臭い歴史と現状かと思います。


世界の軍隊の特殊部隊に興味がある事は確かですが、そのほとんどは自国民の人質の奪還と
紛争の解決に生命を欠けた人間達で構成されており、また、ベトナム戦争などで行われたゲリラ戦は皆無に等しくなっています。逆に言えば、現代戦は「空爆」がその手段に変わりつつあり、衛星や無人偵察など、歴史的な人間臭い愚かな個人の命を同士で戦わせる戦術も減少しつつあります。
特に先進国に於ける軍事費の削減もそれによるものでしょうか。





今回のスコットランド独立が反対に終わりましたが、なるほどグレート・ブリテンでは紳士国
よろしく、賛成派と反対派が民主的に投票活動を行っていたのは、少し洗練された国々だったから
でしょうか。もし、独立が成功していたら、我が国の琉球国独立に急速に拍車がかかったこと
でしょう。

しかし、「平和的解決」という理想は、我々個人レベルでも、その知的、知性のレベルが互いに
両立していなければ成立しないのではないでしょうか。低い人にはトラブルが多いでしょう。

先日記載したゲーテの名言もさもありなんですが、馬の耳に~、@@につける薬はない~、
@@は死んでも治らない~などなど先人は色々とうまいこと伝えていると思います。


短絡思考・・・ わたしにはとても怖いハナシです ♫