2019年9月20日金曜日

茫然自失




昨日、掛けている常用のメガネがパキッと壊れた。また、2代目のスマホの表面に覚えの無い傷がついていた。何か嫌な予感である。






季節が良くなると学期が始業。
何よりだ。涼しくなって学業に向く上、教える方もその気になるのだ。

アルバイト講師になって29年目。
今年度から栄枯盛衰の終末処理係の如くに後期だけの授業となり、そんな期間で(当然)楽器と古典音楽を深く教えられる訳も無く、しかしだれも悪くはないだろうから、ちゃんと教えに行かねばならず、ただ一コマだけのために一日を割いて出向いた。

それでも前向きな授業と学生がいれば、こちらはやり甲斐があるってもんだ。
バロックを演奏を通して学ぶなんて素敵だ。音楽学部なりこそである。


登録上はたった6名で、これもギリギリ合奏が可能な人数だろうが、生まれもっての真面目さで、前もって万全の用意とプロとしての覚悟で臨む。
自費で用意した説明用紙、カタログ類からひも解く概念、専門的なDVD、、、、。




現れたのは2名、、、、、、、、、、、、、、、、




☆「あれ?これだけなのかな?」

★「始めの授業なんてみんな来ませんよ〜」(←私が古い人間ということか?)

☆「そ、そうなん?。で、この授業のシラバス(内容と進行)は読みましたね?」

★「いえ、、、楽しいリコーダーですよね」

☆「えっ!、、、、まちがいではないか、、、、」ぎゃふん


音楽史にわぁ〜バロックという時代があってぇ、そこんとこの理解をリコーダーを通して学ぶんですよ〜

「へぇ〜、、」


ジャーマン式とバロック式って何の事かわかりますか?

「知りませんでした」




心、モチベーション、やる気が三位一体でバキッと折れた。
帰路の記憶はない。なぜか怒りも嘆きもない。



これが現実だぜっ!
何かのモラルとルールが崩壊してゆく様。



●世界観で言えば、以下のよう

飼い犬に餌をやらなければ死にますか? → 多分死にますよ。





落胆を通り越して、転職を考えております。
どなたか、香港、シンガポールあたりで仕事があれば日本語教師とかで呼んで下さい。
あす飛びますから。