2018年8月30日木曜日

CX321 香港〜バルセロナ


写真は後程掲載します。



CX321便でバルセロナに飛ぶ。


一年半前に加齢による遠距離移動の辛さを予測し、そこそこの年齢のうちに遠方に行っておこうとスペイン西方の旅行を計画実行した。

最新機の新しい贅沢な空間。居心地抜群のコクーンシート


その折に比較的気に入りの航空会社である香港のフラッグシップ、キャセイパシフィック航空のプレミアムエコノミーを安価で購入。
とにかく時間がかかるフライトなので少し頑張ってみたのだが、エコはエコで前の人が背もたれを倒して来れば新幹線より狭いのには閉口したのだった。

そのときに丁度新しいプロダクトとして非常に贅沢なビジネスクラス席を搭載している前方を観てしまったのがいけなかったのだが、ならばとにかく二人で頑張って人生で一度は搭乗したいと、ある限定イベントプロジェクトの財務を全て蓄えて今回の投資にと考察した次第。因みに日系二社のそれに比べれば半額以下で購入出来る。また、日本人乗務員はいなかったりする。



関西から香港に飛ぶ便は旧式の7列でお隣仲良しさんシートな事が多い。東京との格差が歴然としていて、それは空港施設やラウンジの規模等にも表れている。それだけビジネスマンの比率が羽田、成田が圧勝しているという事。実際にLCCのエア・アジアの格安ビジネスの方がフルフラットベッドであったりして今回も贅沢にも狭いと思ってしまった。
で、香港に到着したラウンジは前記の通りで、その後に搭乗したバルセロナへの便がすばらしいので記入しておきたい。


まず、営業運行を初めて2年程の最新機種であるエアバスA350-900。
とにかく新しい事尽しで時代の変化を感じた。




ビジネスクラスはコクーンというのか、お一人さま用の横4列で隔離感が素晴らしい。広過ぎず狭過ぎずに快適だ。センスの良いアメニティも戴ける。
シートモニターには3Dのマップが映り、手元のコマンダーも大きなスマホのようで例えば残りのフライト時間から目覚ましから何でも機能する。
価格はかかるがネットも繋がる。何よりフルフラットのベッドになるので13時間を快適に過ごせる。物入れは数カ所。USB端子あり。




トイレも広くて窓付き。エンジン音が先程のB-777に比べると異常に静か。とにかくお隣がいない上、全席が通路に出れるから気遣いが無用。

クルーに聞いたら初めての中国のデザインだそうで、なかなかな空間作りで素晴らしいと思う。クルーもテキパキ完璧なサーブをしている。(食事は美味しくはない、、)
こんな体験はそうそう出来ないだろうが、感性は十分に刺激される。正直嬉しく、おかげで眠れない。



ところで、そんな中での出来事。まず、このクラスにスペイン人の赤ちゃんが騒ぐ。通路は隔てるもののおじさんのいびきがえぐい。
わたしのモニターがフリーズと三連発。まぁ、頑張って眠ってしまおうと思う。


@中国重慶上空


その後、シートをフルフラットにして7時間程の爆睡。2メートルはあろうかという自分だけの空間が素晴らしい。しかも揺れないのが良い。
うとうとし始めた到着2時間前のウィーン上空で朝食となった。非常にフレンドリーなベテランクルーと談笑なども。

移動しているという疲労はあるが、まぁ横になって眠る行為がこれほど苦痛を和らげるとは残酷な事だと思う。

結局、香港出発時点がスペインの夕方で、2時間程して眠り現地の朝5時に起床している事になるので時差調整がもう出来ている事になる。
既に2時間を切ったが本当に時間の流れが早くて結構だと思う。


ミラノ上空で朝食を食べ終わり着替えて着陸の準備をする頃にはニースの上空。長距離の場合はズボンをスェットに着替えると心地良い。
さて、前回もそうしたが空港で一般区域に入って一旦はカフェテリアに入り、慌てずにカバンの整理と現地への備えの時間を設ける。

その時にでもお金をくれ、と宣う堂々とした大学生くらいのカップルが来て驚いたものだったので今回も気合いを入れなければ。


その後、レンフェという近郊鉄道でサンツ駅に向い、ホテルに入れれば入るか荷物を預けて散策をする。日光にあたれば時差ボケに効果がある。

バルセロナ国際空港の日の出


しっかし、この御時世、スペインの4人家族の赤ちゃんがのべつまくなしにぎゃーぎゃー騒ぐのだが何とかならないのかね。
他の客に悪びれていないの事に違和感がある。それにしても、凄い裕福なのだろうが。