2017年4月15日土曜日

三月の話し合い



夜の打ち合わせまでは滅多に出掛けない台北市内観光として国立歴史博物館と問屋街をうろついた。数年前に関係者に連れて来て頂いたいわゆるお茶屋さんも見つける事が出来、本場の入れ方で本場の烏龍茶を戴いたが、まぁ美味しいのは別にしても利尿作用が半端無いのだった。今日で身体の半分の体重になったのと違うか、と思える程の水分が出て行くのには参った。

お読み戴いている方々にはご存知かと思うが、毎年3月に台湾のどこぞの都市で行われる「十月笛場リコーダーフェスティバル」という祭典があって、その発起した音楽家と昔からの付き合いがあるので、とにかく未来に向けた建設的なイベントを計画してゆく。
ドイツに多くが留学するリコーダーの若者が帰省する事と日本人が春休みである事で3月という事。そもそもの「十月」には何か意味があるそうだが。


私の一回りは若いが、行動をする男性で、時として暴走しては壁にぶつかってはいるものの、その行動や尊敬心には協力していきたいと思わせる情熱がそこにはある。どこか冷め、自分を使ってもらう前提傾向のありがちな日本人とは異なる、犠牲心も含めた建設的な未来を切り開きたい、という気持ちだ。
私も若い頃は自分も自分で道を開いたもので、彼もここで諸先輩達と闘いながら現在も発展しているのがとても良いと思う。下手に就職していなくて落ち着かない人の危機感から何かが生まれる事もあるだろう。

催事を行うには意識は勿論だが、人とのバランスや裏付けが大切だが、確かに「友情」も介在するだろう。ビジネスライクに過ぎるとお金が無ければその人も無くなるわけで、マンパワーの使い方で好感が持てたり逆だったりする。

国が違っても人間は変わらないのね、みたいな話も多く可能な限り相談にのるようにしている。

結局、台北で午前1時くらいまで話ていたが、今から深夜バスで台中に帰るとの事。
若くて貧乏で元気なのは通過点。来年の譜面を確かに手渡しました。

台中で三月下旬の週末に立派なホールで日台プロ奏者7名のコンソートを致します。