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2016年9月10日土曜日

西日本リコーダーコンクール




数年ぶりに仰せつかり「西日本リコーダーコンクール」の審査員をして来ました。
2年前にソウルでプロ中心の国際コンクールの審査をして以来でした。
皆が真剣勝負ですからいずれにせよ過酷な仕事です。

個別にアドヴァイスを記入するのも、より良くなって頂きたいので真剣。手書きなのも大変です。

数年ですが、愛好家とは言え半分程は出演者の顔ぶれが変わっている印象で、荒廃の一途を辿るように思えたこの楽器にも一縷の望みを見た想いです。小学生はエントリーが去年の倍になったとの事。減るよりは良いですね。


表彰式風景



日本人に多い傾向の無難に合わせる、小細工をする、はほぼ無く、純粋にリコーダーアンサンブルを楽しんでおられるであろう皆さんのスタイルに少し安心した次第です。
ともすれば吹奏楽での流行を取り入れた場違いと勘違いが発生し、音楽的にも楽器的にも不適切な舞台に陥る事もありませんでした。妙な動き演奏も減っていて安心しました。


子供達、も多く出演しているのですが、一人たりともプロを目指さないのもリコーダーの著しい特徴です。不思議な理由がありそうですが、私が考えたとて。でも衰退産業では哀しい限りです。

非常に上手な高校生の女の子グループに我慢が出来ずに閉会後に引き止めてこちらから簡単なアドヴァイスをしました。声をかけた時の驚いた顔は気の毒でした。
あちらにすればこの顔が急に引き止めるので驚くのも無理はありません。でもこうしたら絶対に良くなるからね、に対して「わかりました、頑張りますっ、ありがとうございますっ!」とは可愛いですね。

ビブラートとアーティキュレーションさえ直せば、どれだけ良くなることか!など、
もったいない若者が散見されました。それだけリコーダーが他の楽器と表現方法が異なる証拠です。難しい楽器なのですね。


近隣諸国で若者が台頭している中、非力ながら、我が国も少しでも若い人が魅力を感じて続けてくれるのを祈るのみです。