2021年11月10日水曜日

ピンポンの先にヒューマン

 ♪


いち市民の小さな良い話なのですが、

神戸には「神戸13佛霊場巡り」という巡礼があります。私もたまたま本屋さんでそれを知りました。では、せっかくなので巡ってみようと思ったわけです。

因みに、人見知りの人には適さないかも知れません。例えば、西国33所などの大きくて必ず御朱印所に人が待機している訳ではなく、ほぼ半分のお寺(又は塔頭寺院)でお住い場所のピンポンを鳴らして伺わねばならないからです。これ、少しわざわざ感がありますので、少し強い気持ちが要ります。


さて、13のうちのひとつに私の秋山の祖父母が眠る寺院があります。どうせならそこで満願しよう思い、その他から現在も専用の御朱印に御朱印を頂きに廻っている次第。まだですが。




今回は、なんだかほっこりする事が(私自身に)起ったので記念に記します。


まずは「須磨寺」。御朱印の3百円は礼儀として札を出すより小銭を用意するべき事。しかし特にキャッシュレスな生活を進んで行う身でそれはそうと千円札しかありませんでした。

須磨寺は比較的大きな寺院ですので、快くお釣りを下さいましたが、全て「百円玉」。これはあと二つ廻ろうとする私にとってはラッキーな事です。でないと次でも5百円玉を出してお釣りを頂くか、どこかで缶ジュースでも買って百円玉を用意しなければっ気持ちがすっきりしません。


さて、次は「性海寺」へ。昔は凄い大きさだったらしい(大抵は焼かれたり、焼けたり、奪われたりで小さくなっている)歴史のある所ですが、お堂は閉まっており、かつどなたもおりません。

困っていたら社務所の改装工事をしている方が、横の塔頭寺院に行かれれば御朱印を頂けますよ、と教えてくれました。ご朱印帳を手に歩いていると、相手もわかりやすいのかもしれません。


お隣の寺院に伺いましたら、丁度ご夫婦と思しき御朱印を頂いている方がおられ、おかげでスムーズにご住職にお話しが出来た次第です。

その際に「素敵なカバンですね~」と初めて言われました。京都は東寺のグッズです。しばらく待っていると戻られて、私の御朱印帳と「これをどうぞ」と言われ、10個ほどの酢橘を下さいました。まさかお寺でこういう物を頂く等とは思いもよらぬ事です。とても感じの良い対応を下さるご住職でした。お坊さんも人柄ですね。

さて、心地よくなり、次の「石峯寺 しゃくぶじ」へ向かいます。ここは、以前にトライしたらばご不在で書置きの御朱印しか無く、諦めた所です。今回はおられますように、と祈りつつ。


この「石峯寺」ですが、現実離れしたというか、時代が戻ったような丘陵地にあります。ある部分をS字で道を登ると、山門が存在し、塔頭寺院が3つ、そして正面に階段が現れるのです。おまけに紅葉まで。





それは立派なお堂や三重の塔には、薬師如来や大日如来等々。今回は社務所が工事中で、少し歩いて「竹林寺」に赴き、ピンポンをして無事に御朱印を頂いた次第です。ここのご住職は様々兼務のようで、今日は大丈夫と強く想っていただけの事はありましたか。





残りは、3寺。年内には満願したいですね。


「ご本尊にお参りはされましたか?」と参拝の有無をほぼ聞かれます。当然でしょうが、スタンプラリーでないのだ、という事でしょうか。

半分は多分ですが、奥様が対応され、それは非常に丁寧です。

門を出るまで見て下さっていますので、必ず振り返って頭をさげましょう。

神戸で13所か、と思いますが、存外車であれ、そう簡単にはいきません。



また、ご報告します。