2015年4月1日水曜日

Transasia TPE~KIX




帰国の日。
世話やきで親切な台湾人リコーダー奏者のチンウェイがホテルに来て合流。

台湾元を日本円へ両替するのに、一番良いレートの銀行をあらかじめ調べてくれていて、自ら
駆け足でその作業をしてくれる。
折りしも不運な円高のせいで個人事業主が大変な日本人をあくまでも情熱で支えてくれる。
ありがたいことです。

ついで、仕事までをキャンセルして一緒に空港に行くという。
じゃ~ランチでもしょうか~、ってなわけでタクシーで移動した。

その間、台湾を取り巻くリコーダー界の状態を教えてくれる。未来へのアドヴァイスなども要望。
私に共通するのは、業界の未来を考えている事。台湾は第一世代が50代なので、30代でも
活躍出来る反面、パワーゲームや派閥が多いような感じを受けた。
どの国もやっている事は似ている。

尤も、様々なパターンがあればこそ、栄えているとも言える。




ランチでも多くの会話をし、チェックインカウンターに向かった。
2時間半前に少し早いだけでひと組のカップルが待機している。

その次に並ぶが、彼も徹底してガイドをしてくれる。
無論、必要ないが親切に乗っかって全てを任してみた。
ツアー旅行ってこんな感じなのかもしれない。




さて、ここで楽しい出来事が起こった。
残念な事故が2回連続したこのトランス・アジア航空。
往路のビジネスクラスシートはなんと10席が空席!

なるほど、基点となる桃園では、お一人3000元(約1万円強)でビジネスクラスに
グレードアップと記載されているではないか。

しかし、3時間弱なので必要ないだろう、と断った。
そうしたら、2人で3000元では?と尋ねられた。

こちらは3人なので、もう良いです旨。



さすが異国である。


3人で3000元にディスカウントされ、ならば、と、グレードアップ。
せめてもの褒美である。



近距離路線の通路一本のA-320ではなく、中距離用のA-330のシートは豪華。
素晴らしい体験となった。




当然、搭乗は優先。足は届かないほど広い。180度フラットシート。夕食のフルサーブ。
13インチモニターにオンデマンド。荷物は優先タグでさっさと出てきた。


よく事故を起こしてはいるが、クルーのモチベーションは高く、質は悪く無かった。
片言隻句、アナウンスを聞いていたら、エンジョイ、サクラなんて事をアナウンス。
安いが非常に満足で、素敵な帰国の途となった。




来年は再び3月の末に台南で開催され、招かれる予定である。