2025年11月9日日曜日

東奔西走

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さすがにくたびれ老いた身体は、週末には健康不全になり、一日寝込んでおりました。我々の「狭間の世代」は、現高齢者の元気さにはかないません。

おまけに世間の物価高は100円ショップで文具の下敷がもうA5サイズでしか存在が無いという状態にまで陥っています。おにぎりの価格も異常です。100円以下の食品が無くなりつつあります。賃金は学生時代と変わらず、買うものは二倍。生きる意欲が保てるか心配です。



そう言えば、珍しく中国の教育委員会から教員用のセミナーの依頼があり、でかけます。そこの受講する人の半分は現役大学生(半分は教員)らしく、これも珍しい事です。多分ですが、教育学部の学生がリコーダーの特化したセミナーを受講する事は、大学との連携かと思います。逆に慣れている世代とも。若いひとに影響を持てるのは良い事です。




さて、神戸女学院の授業をしてすぐに移動し、5時間の拘束を経て、帰りは京都、とこれは東奔西走になってきました。もう引退したいと思って生きていても、逆にやることが多くて戸惑います。CPUが追い付かないのでダブル・ブッキングまで発生させる始末。




時代の変化は良し悪しで、考えられないことも多発しつつあります。

今度は自動車ですが、我が家の第2営業車がどうも窮屈なので、最近発売された5ドアに乗り換えようと思いましたら、(良い車なのに安い価格のせいで)2年待ちだそうです。


4日間で5万台の予約を受けた衝撃の事実ですが、未だに半導体やら部品やらで、製作が遅いまま、との事。しかも、注文してから更に抽選だそうです。

要するに買い手市場では無くなったのです。コロナ前との市場の概念が変化した典型です。他のメーカーも似た車を作ればと思いますが、ここは独占市場のようで、高価ならジープの形はいくらでもあれど、5ナンバーサイズでは唯一の存在。予約も来年の1月末だそうです。


あと何回桜が見れるか、という年齢になっても欲しい車があることは、実は幸せかもしれません。


上の写真は自家製のシイタケで、二年弱かかり完成したものです。木の養分を吸い、それは美味しかったのです。原木は(買ったのでは無く)自分で切り、コマ射ちまでいたしました。




2025年11月5日水曜日

東奔東走

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急に冬になりましたら、謎の咳と凄まじい疲労感にやられます。とにかく忙殺。

物価も高くて我々世代は大変。おにぎりが二倍になっても給与は上がりません。


さて、東京に、看板の無いとあるゴッドハンドがいらっしゃるので、この際、行ってきました。藁をもつかむ状態の身体。入院したいと医者に相談したら、精神病院くらいだそうです。

他の人がどうであれ、自分の健康が最重要なのは自明の理。


運慶


午前の京都教育大での授業を終え、初めて京都から乗車し、東京へ向かいます。関西で忙しい身、ましてや新幹線など国際線より乗りませんから、シートベルトを探しましたw。

折角なので国立博物館の「運慶展」へ。リコーダーもそうですが、この造形美は洋の東西関係ありませんので、鑑賞の価値ありです。凄過ぎるのでした。感動。こういうものを見ると感性にきます。


ただ、東京の狭小のホテルと多すぎる人と外人の多さで喘息になりそうでした。それだけ素晴らしい所に住んでいることがわかります。




翌、最近連結された中央線のグリーン車輛に乗ってみました。狭小でも快適。関西ではやってくれないのですよね。

ゴッドハンドのお陰で、目が大きくなり、肺に空気が沢山入るようになりました。




そこから横浜に友人に不動産の質問と説明を乞いに。プロはプロです。お前の年齢でそれは無理なのであきらめろ、で撃沈。まぁ固定資産税の無い海外に移り、安い土地と中古の家に移ります。カナダが有力です。そもそもアルバータ州エドモントンには子供の頃に2年住んでおりました。




さて、帰宅した翌日は新潟県は燕三条まで。これはスズキのガソリン車で。身内がクラヴィコードを求めるため、古くからの友人の匠に会うためです。

燕三条は6度。人がいな過ぎて喘息になりそうでした。


バッハの愛用した楽器



そこから、楽器を車に積み600㌔を帰宅。凄く疲労しました。しかし、我々は楽器に頓着しないといけません。運、縁、で出会う楽器は、必ず良い運気を呼び込みます。

余談ですが、この帰路、電話があり、名古屋の私のセミナーの定期化(数回シリーズ)が決まりました。少し関西以外での活躍が出来そうです。


へぎそば


また、8月は全日程をバリ島で過ごす算段でプランを立ていたのですが、昨日、8月始めの教員用(200名程)のセミナー講師の依頼がありました。以前、大学の授業のようで小学教員には難しいか、という声も聞いたので、まぁ私がしないでも、と思っおりましたら、逆だったらしく、創作を伴う内容のセミナーは珍しいようで、断れず。結局、8月始めのセミナーの終わりで関空に行って、そこから飛び、ひと月の滞在とします。


現在、楽譜の制作が順調で、販売も進みそうです。


夏は、五線紙とパソコンがあれば仕事が可能になるのです。また、そのようにしていきたいのです。とにかく関西の平屋は地獄ですから、さわやかな南国に逃避すると。

因みに、プール付き、キッチン付きで皆さんの予想の半額以下で家を借りれます。




また、世代交代真っ最中。若い弟子(音楽学士&教員免許、音楽修士)が活躍し始めました。昨日は大阪で、私の出版譜の録画のためのレッスン。その後、メンバーの女子と情報共有。明るく快活なこのふたりはハナシが弾みます。実は私でプロリコーダー界を潰そうと思っていましたが、どうやら大丈夫そうです。私のレッスンは緊張したそうです。素敵な事です。



2025年10月30日木曜日

FP

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私はプロなので、「蛇の道は蛇」じゃないけれど、その道のプロにしっかりとハナシを聞く習慣にしています。例えば、車、笛、料理、税制、控除や高齢者の通る道などは全てその道のプロがおります。

というわけで、脳みその小さめな私は普段からFPや弁護士の友人夫婦には相談にのってもらうのです。私より随分若い人が優秀な大学を出て、専門の経験を積んでいるのでとても心が充実する事に加え、古い知識の思い込みで生きている人がまだまだ多い事もわかってきます。




さて、私はなぜか未だに「土地」を所有しておりません。兄妹はなぜか既に所有しています。不思議ですが結構なことです。これも私の周りに驚愕される日々ですが、事情があるのです。福沢先生は嘘をついているのです。

さて、て事で、20年後くらいに住むには「駅近」が良いか、と、FPに相談にのってもらいました。それ以前に東京の(一番古い)友人(大手住宅会社)にもしばしば電話で話を聞いています。それでも情報は不足しています。住宅購入控除額などはご存じですか?また、大手不動産会社は販売価格はほぼ同額だそうです。FPからは新築はあきらめろ、とも言われました。少し傷つきましたがそうですね。そもそも考えてみれば、お前がどこに住もうが知ったことか、ですわね。ペットと駐車場を希望するだけで非常に狭まります。中古マンションはほぼ不可能という知識もつきました。


と、いうわけで行動力。数日後に横浜まで行き、友人に相談をします。弁護士夫婦は京都でお食事予定。心が温和になります。


関西に住むと新幹線って乗りませんね


まだ関西ですから東京のような異常事態は起きていませんが、どうなるやら。次は大阪が土地バブルになるそうです。阪神間はまだ大丈夫のようです。


自分は知識が欠落していると謙虚に考えていれば、将来、何か道は開けそうです。


リコーダーのことは何でもお聞き下さい。

ゴホゴホ、、




天才の発見


プチ投資家としては今回の日米首脳の面会だけで高騰したので、この政権は成功です。日本もアメリカも最高値になりました。資本主義の根本です。共産圏のような必死で空虚な反論をする野党に失笑。足を引っ張る器って恥ずかしいと強く思います。恥でしょうか。

さて、

大学で音楽家の卵に授業で専門知識を教授する機会があることはとても有意義です。幸い、例えば毎年は100名程が近畿に広がっており、かつ、本年度から(教員も含め)IQが高い大学のみです。言葉が少なくても伝わることが非常に新鮮であり、多様化がもたらした二極化の上のほうです。幸せな事になりました。



ひと頃とは異なり、授業で「私は偉いのだ!」、「私の高い本が教科書である」というおバカ先生の時代遅れ感はハッキリしていて授業評価システムにより若者に淘汰されつつあります。

要は以前にも記載した「承認要求」の強い頭そこそこの専任教員が増加したせいでもあります。マクドナルドなりでアルバイトをして、人に接する態度やマナー、順番や心遣い、愛嬌に笑顔を身につければ良いかと思います。これはどこでもどの場所でも重要で、学生に教えるというよりは、学生ひとりひとりの人生で如何に役に立つか、を前提で講義をするべきかと思います。こちらの圧倒的なプロ意識は必要ですが、少し演奏すれば瞬殺です。



幸い、手前は全く出世せず、まぁ自由で忙しくない関係で、人生が尽きるまでの仕事を見つけました。これが楽譜づくりです。組織でこき使われるよりは合わせです。年金の額ぐらいはつらいですが、NISAですね。

パソコン一つで仕事が出来るので、マレーシア(固定資産税が無い)にも移ろうかと思います。


さて、最近、去年受講していた女子学生二名とお近づきになりました。下衆の勘繰り休みに似たり、とは歴史の言葉で、もちろん変な感情はないですが、この世界は年齢男女に関係無く、大人の名誉名声は無駄になるほど、若い天才が存在している事がわかってきます。

それを掘り出すことに心血を注ぎ、今回の譜面の出版までこぎつけたのですが、まぁ勝手にやっております。





経過は話せませんが、一人は作曲、アレンジの天才。一人は、ピアノ、採譜の天才と出会いました。

採譜の天才とは、聴いた音楽を脳内で譜面に起こして、楽譜にしてくれる、という事。

これは、例えば、ジャズで即興のアンコールでメランコリーな楽曲があったとして、その動画を渡しておけば、数日で自分が弾けるように楽譜にしてくれる、という事です。



これをもう一人の天才に渡せば、それをリコーダーの重奏にして、楽譜をアレンジしてくれる、という流れになる、というわけです。正直、和声の美学に乏しい楽譜が蔓延している現在、これは明るい未来が、少なくとも私の合奏教室では展開されそうですので良いハナシだと感じています。




と、いう事で、この二名を私なりに明るい未来の力になるつもりで、更に話をつめる予定です。聡明な人格は余裕がそれを創造し、他人格を尊敬する余裕があります。それは年齢に無関係。


で、心血そそいで必死で取り組んでいたら「喘息」で咳が出てきました。なかんずく後期は忙しすぎます。移動の時間が無駄ですし。


なんということでしょう!



2025年10月27日月曜日

物理

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知能のレベルがことごとく合わなかった大学を辞して、最近ふと気づいたのですが、「喘息」が無くなったのです。下痢も口内炎も。これは、アスベストなのか航空燃料の排気なのかメンタルなのかは知る由も無く、まぁ自分の身体を捧げてまでする場所でも年齢でもあるまいと強く思うので、いつものように自己判断は正解だったかと思います。


日本人は「現状維持バイアス」=「普通なら」が強いので、辞職しました、というと、未だに驚かれる事があるのです。この時代、現状維持には未来がありません。

我々音楽家は男女関係ありませんし、女性首相の誕生もようやく先進国の仲間入りが出来て何よりです。しかし、その初の女性総理の(「議論」ならわかりますが)表明演説にヤジを飛ばす野党の男性議員がいることが下品極まりなく、殊更あの何やら民主党はこの国のゴミの部分をわかりやすくわからせてくれます。明るい未来を創ろうとしない人格は虫以下。





さて、わたくしの楽譜が発売され、大人の(特に女性の)同年代の同業者や経営者からは祝辞を多く頂きます。これを「余裕」と「品格」と感じます。とても嬉しい感情が沸きます。確かに人生で書物を出すことが出来たのは、それに協力してくれた方々のおかげでありがたい事です。


日本は相対的にもう力がありませんが、台湾のリコーダー業界で私の楽譜をシェアして広げようとする友人がSNSで現れました。なぜかいつも「応援」してくれる台湾人がいるのです。

韓国でも、以前にお世話になった楽器店の社長からも反応を頂く始末。私自身は自己宣伝が下手なのですが、多分、台湾、韓国ではヒットする気がします。



そう、これがクールジャパン。持ちつ持たれつ、ではなく、そんなの関係ねぇ~という感じ。冷めてますよね。そこは実は好きですが、協力の仕方は抜本的な見直しが必要ですね。




さて、今日は老化した自分の車の「物理的鍵を無くした」せいで警察署に行きました。もの凄く冷たい姉さんに会話を遮られてまで書類を欠かされ、「紛失届」を頂戴しました。その足でMINIのディーラーに行きました。非常に丁寧に、いかに保険で私の価格を抑えて再発行するかを数人で考えてくれました。

ドイツから取り寄せるので、すみません、2~3日かかるかもしれません、、いえいえ、年内は無理かと思っていました。お手数をおかけします。思いやりがあります。





要は、公僕に「謙虚さ」が薄れて来ている、という事です。要は人間の「器」です。

何だか「自己承認要求」が強い輩が相当増えた気がするのですが、勘違いでしょうか?







2025年10月22日水曜日

物理的実物

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女性の活躍などは音楽の世界では昔から平等ですし、能力勝負ですから尚のことです。

その点、政治はおじさんとおじいさんがのざばっていましたが、そういう点ではようやく昔のイギリスに追いついた感じのある我が国です。ノーベル賞受賞から総理やら何から、最近は関西も元気です。

しかし、野党がどうしようもないのもどうかと思いますね。小さくてどうしようもない。


ところで、楽譜の実物を受け取りました、わたしの監修物です。これがえらい立派なのです。



西川さんには文才もあります。


京都市立芸術大学の作曲専攻に在籍している才能ある女子学生の確実な腕と理解力に出会えた事は「縁」と「運」です。小学生の時に既に才能には気づいていたようです。

内容の濃いアレンジ作品が我が国で出版される事は大きな喜びなのです。


これを、教員控室の、同じく作曲出身の(普段よくお喋りする)女性の先生(和声法、ソルフェージュ)お二人に謹呈しましたらば、物凄く喜んで下さいました。後輩が、また、教え子が関わっているのですから、こちらも差し上げたくもなります。

早速、譜面を読みつつ「内声が素敵~」と頭の中ですぐに音楽にされていました。その上、この譜面の流用(例えば、合唱や他楽器での演奏)をしても良いか、とまで聞かれました。

これは、素直にうれしかったですね。専門家に受け入れられることが快感であったという事です。音楽をする人間にはこのように品性や感情が豊かに備わっているべきです。そもそも、それが出来るから優秀な大学の教員なわけですが。


容量不足:京橋駅


しかし、そのあとの若者の授業は、遅刻、非集中、体調不良、無反応で、もー無理っ!と思った次第。この国の数年後は感情を無くしたように見える人で溢れるのか、と思うと少し怖い気がしました。尤も、その中から逸材を探しあてはしました。


最近、「ある事」を今しているのに、「その次」に向かいたい人が多すぎる気がします。


2025年10月19日日曜日

出版物2

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大人の学級会レベルの政治も平和で結構なんですが、最近、78円だったエビのかき揚げ天ぷらが値上がりし98円に。そして、ついに売り場から姿を消しました。油が高騰しているからでしょうか。

スーパーで売られる茹でた「うどん」が28円なのは大変結構ですが、つゆが値上がり始めています。ついに、100円を切るおにぎりも消えつつあります。

賃金が上がっているなら構いません。しかし、どうも変です。



さて、そんな中、新しいアナログ楽譜の出版が近づきつつあります。


2曲で千五百円!


デビュー45周年の松田聖子さんが歌った二曲をリコーダーアンサンブル用にアレンジしたものです。私は指示監修で、実際にはとても優秀な若い女性によるアレンジです。あるようで無かったこの二曲は、日本では70代の方々まで、と、アジアでも人気のあることから、反響があれば嬉しく思います。コピーはしないで!と思います。


思い出せば、私のロンドン時代での大学授業では「アンサンブル」という呼称は無く、イギリスらしく「リコーダー・コンソート」という時間がありました。あらかじめ先生が記入したアーティキュレーションの譜面を吹くので、比較的完成が早いのですが、この方法はどうも日本の愛好家の皆さんには向かないようで、本来の細かい指示は省いています。しかも繰り返しとダ・カーポも省いています。

確かに古典とは異なるため、自由に楽しく演奏されれば良いと思います。


さて、音楽家人生で、このような出版にこぎつける事が可能になった環境に感謝です。すべては「縁」と「運」です。もちろん尽力者が存在するお陰です。同じ、或いは「上」のレベルで思考出来る若者と、いかに更に「上」に向かうか、が命題なのです。他人のふんどしを嫌う分、大変な努力は必要ですが、誰も出来ないことをするのは楽しい限りです。


それについては(楽譜に記載の)編曲者の(天才)西川さんと、監修者の私の文章をお読みください。