2019年12月27日金曜日

年末





19年は急激に肉体が衰えた気がする反面、重責な仕事の現場にそれほど緊張も無く取り組めるようになった年、と振り返るとそう思います。やり甲斐と達成感が重要。

病気や風邪は予防出来ているため、昔のように倒れないようにはなりました。
その分、治らない肩や腰の痛みに閉口しつつ鎮静剤を飲んでしまうという感じです。


お仕事は時代の流れや国の問題もあり、私学では今までにないような屈辱的な授業削減を受け、(しかしそこそこの予想はしていたため)実業としての音楽家活動を本格的に考察せざるを得ない一年となりました。幸いリコーダーを好む方は横ばいで微増しているので生きてはいけそうとも思います。鶏口となるも牛後となるなかれ。




本年は昨年に多くの演奏会に出演したため、少し控え目にした分、公共でのセミナーや講義の依頼を戴いたため、ひたすら資料作りとデモ、練習にと時間を費やしました。

大きな演奏会はやはり大阪クラシックでの演奏での圧。
そして、先生?としては先日の文化庁からの重責の任だったかと思います。




来年にある、ある記念式典での演奏を京芸での教え子?たちである元弟子とナウ弟子と臨むため、リハーサルとそのままの忘年会に突入。


堀江リコーダー倶楽部には実に男性が5人!

そういえば気付けば周りに男性が多くなりました。京芸のリコーダークラブも半分以上は男性。他の教室もそこそこ男性が増加。

京芸。黒服が男性。学部内比率は圧倒女性ですが、凄い倶楽部です


20年の目標などは特にありません。柔能く剛を制す、という謙虚なスタイルは変えぬまま、元気に過ごせればと思います。よろしくお願いします。








2019年12月20日金曜日

加齢とipadと重責と達成感



気付かないままどえらい年齢になっていたとここ数日実感している。
先日の学生の発表会、先生方への専門講習と続いて気付いた。

周りは皆さん相当若いのである。阪神大震災を知らぬらしいし。

京芸講義演習終了後の一枚。パワーが凄くて若過ぎる。

学生にとって、私は既にお父さんの年齢を越え、芸術系講習の小中の先生方は多分8割は若かったと思う。なぜ今まで気付かなかったのか。
おまけに私の授業でシニア入学されている学生の方が年齢がタメなのは良かったが、断捨離を始めていると語っていた。もう死ぬ気か?。
確かに私も実はもう楽器を購入する事は無いと思っている。引退しても弟子だった人達に任せて行けるように若手をどんどん排出せねばと感じる。他の楽器では当然の事だが。

超高齢化も自明の理。50も半ばになれば、過労か鬱か理解出来ない位に物事に億劫になる事が多い。超変速な変態な仕事柄、いわゆる「普通は」が全く充当しないし、孤独。

とにかく、目が腫れるわ、鼻血が出るわ、睡眠は浅いわ、胃が小さくなるわ、痔になるわ、トイレが近くなるわと枚挙に暇がない。
先日の京芸リコーダーの定期演奏会の日、私だけが学生の3倍は手洗いに行っていた事が相対的に分かってしまった。過活動膀胱はもうごまかせないのだ。そういえば若い頃は日本とイギリス間の飛行機で窓際に座り、トイレはせいぜい1度だったが、今はソウルでも3回は行くのかと。

第3回にもなれば楽器紹介も部員が完璧にやり遂げます。


しかし、加齢も悪い事ばかりではなく、ようやく重責でやりがいのある仕事も舞い込む事が出て来た。それには高い達成感がある。以前、東京の業界の代表的な先生に一度相談してみた40台の頃。先生は「あきやまくん、音楽家は50代からだよ〜」とおっしゃった事が理解出来るようになった気がする。確かにその道のプロとして迷い無く「何を」しているかが「確定」して来た気がする。節操が無くなる事が無くなり、尊厳をもって遂行する事に迷わないかも。同じ土俵に人も確かにいない。


加えて最近、(一側面だが)若手の優秀な演奏家が近くにいてくれるようになって来た。
可愛がってるのではなく、可愛がってもらえるようになった気がする。

私の指揮に完璧に合わせるトップを吹いた30代の元弟子には感動した次第。
特にモーツァルトの宗教作品の表現に絶対に妥協は許せないのだが、先日は私の指先に忠実に従ってくれた結果、他のメンバーもそれにつられて素晴らしい演奏をしてくれたのだった。皆がリコーダーは第2専門の楽器なのにこれは嬉しかった。
「優秀」というのはこういう事だ。素敵なプロにもうなっている。


孤独と重責で自由席


さて、ようやく19年の学校仕事も終了。年度はまだだが少しゴールが見えた。
異常に固くなった身体を信頼する整体の先生に完璧にホグして頂き、しばらく正月冬眠に入る。

何をするかというと、ペーパーレスに対応し、物欲で購入した i pad pro に資料を入れ、今後の現場の先生への指導案や実践テキストを作成するのだ。勿論その電子機器の使いこなしも研究せねばならぬ。古くて小さい i pad で kindle の i pad pro の本を見つつ、、。
真面目なこった。






2019年12月19日木曜日

京芸リコーダーアンサンブルグラブ



京都市立芸術大学に誕生した「リコーダーアンサンブルクラブ」の第3回定期演奏会が行われました。これ、存外大変な事なのです。全て自主運営。一切の楽曲と楽器は私の提供、しかしそれはその価値がとてもあります。

今回は過去の弟子でもある現役のフルートの江戸先生、卒業生で最近レッスンに通い始めているファゴットの院を修了した高島君というリコーダー演奏に精通する先輩達の側面支援もあり、見事な演奏を繰り広げました。トップの引っぱりで音楽は変化します。

音楽に力を与える事が若過ぎる学生に、うまく融合して音楽を引っぱり、歌い、響かせて行けたのは高次元でした。

アヴェ・ベルム・コルプスでは涙を流されている聴衆の方も散見




先般の文化庁と京都芸大でのセミナーから何だか京芸づいているのか、一般のお客様に加え、専任の先生方も複数名御拝聴下さいました。

何をするにもフレッシュで聴覚に異常に訓練を受けているいわば特殊訓練済みの集団ですが、まぁ一般には経験することは到底出来ない事柄が展開され、ことごとく成功したと思います。非常に珍しい集団。


何と言うか、いい具合に情熱のコントロールを出来る若者達のきびきびとした行動も、ある種ひとつのパフォーマンスと言えましょう。

終演後には2人の新しい部員もゲット。未来も楽しい事です。
何より、優秀な大学の学生が実際に動き始めているのですからリコーダーも未来がありそうです。


愛好家でもなくプロでもない、しかし耳に炊けた飛び抜けた若者の演奏をお届け出来ましたわけで、やり甲斐と達成感はありますが、逆に疲労が否めません。帰宅して鼻血が出ましたw


2019年12月15日日曜日

文化庁のセミナー




文化庁、全国芸術大学コンソーシアム及び京都市立芸術大学が主催する令和元年度芸術系教科等担当教員等全国研修会に京都市立芸術大学より派遣され京都市教育センターにて小学校、中学校教員の音楽研修会で講師を仰せつかりセミナーを終えて来ました。初日には文部科学省視学官、文化庁教科調査官、彬子女王殿下の特別講演があったようです。




全国の学校に案内がされたようで北海道から沖縄まで小中あわせて80人強の先生方が(居眠りなどは一切無く)とても熱心に受講、演奏をされていた事はとても印象的でした。こちらも以前に海外用に作成していた著を日本版に練り直し作り上げた教材を妥協無くアレンジしてお教えした次第。小学と中学で内容も変えて行いました。存外時間のかかるえげつない作業を要します。


4時間たちっぱ


どうやら国がこのような新しいシステムを立ち上げたようですが、全ては子供達の幸せのためになるように導く素敵な事だと思いました。頑に学校の先生方しか受講出来ないシステムですが、その講師を芸術大学のド専門家が教授するという言わば当然のシステムが始まった訳です。知っている先生はただ一人だったのも印象的。

何らかの方法で講師が選ばれていてそれはその道で活躍するプロだと言う事が明記済み。




以前の台北の国家音楽庁での演奏からの教員と愛好家へのセミナー以来の重責に少し緊張して臨みましたが、数年ぶりに大きなやり甲斐と達成感を感じた次第です。
それと共に非常に冷静しかし熱意のある日本の先生方の取り組む真剣過ぎる態度にも感銘を致しました。真面目で誠実な方々の集まりだった事は間違いありません。

きっと子供達の新しいリコーダーへの方法論がじわじわと伝わっていくと信じています。



2019年12月12日木曜日

冊子に



地味な方の私。届いた冊子にひっそりと掲載されておりました。
指揮者の大植さんと大阪フィルの方の対談の記事の中でです。





左側で大阪フィルの皆さんとバッハはブランデンの2番を演奏している中央公会堂での一コマ

実際は写真を撮られている事も掲載される事も知れないので、ある時に驚いたりします。




2019年12月10日火曜日

神戸




神戸リコーダー倶楽部の皆さんが久しく総員集合したので初めて記念撮影をしました。

元は朝日カルチャーだった母体が、ある日突然の崩壊通告。
ならばと自主的に継続し、ほぼ刷新され、現在は江戸町でほのぼのと楽しく基礎と合奏をしています。はるばる岡山、大阪の方以外はほぼ神戸近辺の方々です。



珍しく写真撮影


アンサンブルを楽しみたい方々でほぼ変わらずゆったり20年程続いています。


ほんこん



以前にも記したのですけど、香港で招待されていた教員向けのセミナーが吹っ飛んでしまった今回の政治的な問題。

当然ながら航空会社にもおおいに影響を与えているのです。当然、行きにくいし利用しにくくなりました。国民が自国の未来を想って命がけで闘っているのですから我々は「桜」程度で済んでいるのは随分マシなのかも知れません。



どうでも良い事ですが、全日空や日本航空のマイルには3年の期限があり、相対的に高飛車です。アメリカ系のマイレージには期限がありませんが、路線が使いにくいのです。




私は香港経由が多かったり台湾に用事があるため、香港のフラッグシップであるキャセイパシフィック航空の会員でもあります。で、それはアジアンマイルと言い、これも今までは期限が3年だったのです。

今日、通知がきて、提携カード利用か1フライトがあればそこから3年に、に伸びました。申し訳ないのですが、今回の政治的混乱のおかげとも言えますので根底は嬉しいのですが気の毒な事です。
おかげで貯めまくれていつの日かファーストクラスで欧州にも行ける可能性が出て来ました。

https://www.bbc.com/japanese/49445145

いずれにせよ、平和について側面から考察させられる事態でした。
各国間の航空協定に、実は政治が深く根付いている事はご存知でしょうか?




2019年12月7日土曜日

まずいまずい




気になる大阪の梅田事情を見に、久々に出掛けて来ました。
もう、梅田の闊歩には無理な年齢になっている事を忘れていて、です。


まず、みなさんご存知のヨドバシカメラ。その新館を見学に。
まぁ、梅田らしく無い面白さはあるかと。ダイソーやスーパーが出来たとは新鮮。

週末という事もあるのでしょう、およそ2億人位の人、人、人。

企業さんも少し考えてという程、100%男子トイレの個室は満杯の連続。
しかもなぜか無音なので不気味。
要は緊急事態に対処不可な施設と思うのですよ。
いっそ、有料にすれば良いのに。少し困った次第です。

2億人にもめげずグランフロントのトイレで何とか、、、。




よせば良いのに空中庭園の新梅田シティのクリスマスマーケットで3億人の中に。
身内のホットワインに付き合い、ノンアルコールホットワインを頼んだら世界2位程の不味さに震えた次第。カップは可愛いですが。





よせば良いのに福島の方向へ、新福島駅の不便な事。

とにかく、途方も無い人の多さとトイレ個室の使えなさに辟易した次第でっす。

2019年12月5日木曜日

20年6月第3土曜公演 島之内教会



ゲストで演奏するヴィヴァルディ中心のコンサートがあり、その顔合わせと打ち合わせと音合わせを致しました。午前にヴィヴァルディはなかなかキツいのです。


リコーダー、バロックオーボエ、バロックファゴット、バロックヴァイオリン、バロックチェロ、コントラバス、チェンバロというバキバキの古楽での7人のプロプレーヤーでの布陣です。



ヴィヴァルディの残した、少々ファゴットとリコーダーに重きがあり過ぎる意味深な「室内協奏曲」(この場合、一般に言うところのソロと弦楽、通奏低音という形態ではなく、多くの管楽器が登場するオリジナル版かそれに近い版)を中心とする構成です。


誤解を恐れて言うなら?演奏していて少しバカっぽい音符の進行の中に、当時の演奏していた側の楽しさを見いだせる希有な作品群。大阪は島之内教会にての公演です。





2019年12月4日水曜日

京芸リコーダーアンサンブル




今日は京芸リコーダーアンサンブルクラブの総合練習がありました。
音楽学部に存在する珍しい音楽のクラブです。指揮、ピアノ、木管などの専攻学生です。




音楽学部の学生ゆえ、耳が非常に訓練されている上、専門用語が解禁ですのでお稽古は全てがスムーズに進行し、一回言えば理解をし、うまくなっていくのはとても興味深い事です。

リコーダーが上手かどうかよりも、どちらかと言えば音楽的達成感があります。
例えば、ここは平均率では無く純正律で、なども具現化出来ます。



卒業生、先生の協力も含め、この12月18日19時から音楽棟内にて第3回目の定期演奏会です。






2019年11月30日土曜日

見えない目立たない



思えば高校時の学園際で、ギターの伴奏で私はアランフェス協奏曲のピアノ伴奏を弾く舞台があったのだが、当日のプログラムに記載された名前が「その他」、、、。

別段目立ちたい性格では無いが、字数が同一なのにこのセンスの無い処置に対し、当時の高校教員達の限界を感じ、若いなりに傷ついたものだった。



それ以降も頑なに名前が出ない巡り合わせか、秋本さん、偉い方の秋山先生、記載漏れ、プロフの改ざん等、枚挙にいとまが無い人生だったと思う。
幸い、有名な割に下手くそと言われるよりはマシだが、何を言いたいかと言うと、、、



存外、目立たない仕事の為に時間のかかる配布用紙をコツコツ作り上げている事が多いのですよ〜という事です。各セミナーで各々におぞましい資料とそれなりの経験で作り上げる経験資料を、全く一般には宣伝をしていない省庁の事業(一般の人は受講出来ない)でプロ奏者として講演(公演ではない)をせねばならない等。これ、実は結構怖い、、。

こんな事は当然黙っていれば良いのだが、意外と「暇なんでしょう」などと思われる事が少なからずなので、少しつぶやいてみた次第。

本来は演奏会が多ければ良いのだが、大学の授業(種別三つ)と最近は専門的なセミナー等の余生になりつつある。それがまた相当地味なわけだ。

こういう紙をゼロから作り上げる


コツコツと講義内容をワープロで整理して作成してゆき、別の資料を縮小コピーし貼り付けて作成するというアナログな作業には時間がかかる。まじめや性格だ。


これが休日の過ごし方である。

2019年11月27日水曜日

新旧




私も余生を考える年齢になっていたと気付く事が多発してきました。
超高齢化のせいで自分の立ち位置が分からなくなっていたわけです。校長先生が年下とかになっております。

体力の無さが気力を無くしていくのも気付いた事ですね。17歳の頃とは異なります。
寝ても疲労は取れず、虚は虚にして実にあらず、実は実にして虚にあらずと感じ、あきらめることが増えました。
ドン・キホーテの店舗内が怖くもなり、渋谷の交差点は観るだけでダメ。


何より、

①食べられなくなった食物が多くなった事実に驚きます。美味い不味いではありませぬ。
②自身と才能で満ち溢れていた方向感覚が低下し、迷わぬ道に迷うようにも。
③音程の悪さと高音域が不快ですので、居酒屋は卒業。

挙げ出したら大変ですのでそこそこに。



①については同意される方もおられると思います。

取り敢えずは牛乳。牛になりそうです。

マクドナルドのハンバーガーは多分一生無理でしょう。モスは大丈夫。

総菜売り場のほぼほぼが無理になりました。油系、サラダ系も。

ビールが一缶開けられないようになって来ました。

中華料理の卵系もダメです。



別のハナシ。時代も進んで価格も熟れて来て暖房機の新旧を写真に。これこそが時代の進化ですよ。楽しい発想と優れた機能が素敵です。暖まり方が違う上、火傷をしません。

新!ダイソン(英)の温風対流機





2019年11月23日土曜日

紅葉の秋山




入試のため授業が休み。
一日と半日で紅葉ドライブをして来ました。

兵庫県は宍粟郡(しそうぐん)山崎(やまさき)にある最上山のもみじ山。





揖保川(いぼがわ)を下り、御津、室津、相生、赤穂へ。(みつ、むろつ、あいおい)

シーサイドラインという道路の紅葉も綺麗でした。


伊和都比売神社(いわつひめ)から小豆島が


穏やかな瀬戸内の海


牛肉の焼豚w


2019年11月21日木曜日

疲労困憊




何度も書いてしまうが、高速の湾岸線が10日間の区間通行止めで災難な大阪。
当然、迂回するので普段混まない道が動かなくなる。これ、経済は大丈夫なのか。

仕方なく電車で動く事にした。インフルや人混みが苦手なので普段「車」移動なのに。
満員電車は心臓がバクバクして苦手なので、折りからの忙殺と疲労かつ午前の仕事をこなすためポイントを上手く使って難波のビジネスホテルに夜の内に移動する事にした。


夜に24時間数百円の兵庫の駅前駐車場に車を止めて、阪神電鉄で夜の難波方面に向かう。
この駅名は難波ではなく大阪難波。そこに着き、地上に出るも完全に方向が分からなくなってしまってパニクった。ググっても確信が無いし実際には掴めないものかと感じた。


這々の体で何とか辿り着いたが、おおいにメンタルが落ち込んだ次第。インバウンドで街の変化が激しいのもあるが、湊町周辺には4方向に阪神高速の高架と無限に地下街があるのだ。

相鉄のホテル、、相鉄ってどこ?w


そんな中、出来て間もないホテルのチェックインがマシン手続き。そこに人間の係員が来ていちいち説明する辺りは結局自動では無い感じ。しかし、なぜか先日に続いて、シングルをダブルの大きな部屋にグレードを挙げてくれた次第。再訪の可能性のある日本人中年にも良い事があるのかも知れない。大きなシモンズのベッドは快適だった。


朝はひと乗りで仕事場に。それにしても、兵庫と大阪南部との利便性は悪い。阪神電車で移動出来るが異常に時間がかかるのだ。車でおよそ35分なのが100分程も!

とにかく阪神高速湾岸線は完成以来の大工事中なのだが、結構近隣市民が悲惨な被害者になっているというハナシです。

2019年11月16日土曜日

9万キロ



今まで13台位の車(33年)を乗り換えてきた私の人生。
三菱、トヨタ、ホンダ、ズバルなどからBMWに至っております。

で、現在の愛車が未踏だった9万キロ(5年半)を本日突破しました。




外車が壊れるなんていうのは嘲笑に値し、今は昔。

よくリコールがある分、部品交換がそこそこ行われ、全くくたびれていない状況です。
結果的に高い買い物にならぬ理由がわかりました。






2019年11月14日木曜日

微妙な幸不幸感



音楽家というのは、そもそも幼い頃から、或いは音楽専門の大学などで相当に特殊な訓練を受けた経験の人生を送る事になる。相対的な優越感などは意外と無く、人に喜んで貰える仕事、という特殊性は案外良かったかと思う反面、生活音に苦しむ事も一般と異なる事になる。

エアコンの音、プラズマテレビの起動音から冷蔵庫のモーター音、様々に至る。
飛行機での地上電源からエンジン電源に切り変わる瞬間まで理解している。
最終的に皆さん平気の平均率も古楽奏者には実に気持ち悪い。



阪神高速湾岸線の大工事に伴うストレス回避の為に朝の仕事に備え駅近のビジネスホテルに宿泊。遅刻と不安が自分を蝕むのでそうしたのだった。

なぜかシングルがダブルにアップされて上の階の部屋に充てがわれ、小さな幸せを感じていると、実は真ん前の鉄道音がそこそこ聞こえてきて、実に気になるという始末だ。

神経質ではなく、特殊訓練で「聴音」「リズム」をとってしまうのだった。
故に耳栓は常備傾向している。


想定以上の部屋で実に快適だが、想定外の音に不快という結果。
そもそもそんな大工事を一番落ち着いて動ける季節にするな、と少し憤慨している。

2019年11月11日月曜日

アルファベット




ショッキングな若者。
授業中の隙間の時間、いわゆる楽器の掃除をする、少し休んで共通の話題を共有し合う時に、スマホでマンガをガン見する者。2年前にもゲームをし続ける者がいました。注意などしようもんなら後が怖いので、こちらの焦点をずらす始末。

譜面台にスマホを置いて時折何かをしている事態は常態化していますが、これはほぼ否定なのかと驚きました。しかも、授業後にわざわざ「せんせ〜今日この授業に久々に来ました」と言いに来るという事態。「???」

私の脳は溶け始めました。こちらの理解を超えているのです。

しかし、教える方に敢えて嫌がらせをしているとは思えません。
今回は11人の中で1人、新種が発生、存在したということです。

そういえば、最近アルファベットで人間の症状を言い表す事が多くなりました。




ADHD などはアスペルガー・シンドロームなどに比べ、最近言われ始めた事象です。
注意欠如多動性障害。10人に1人。
(Attention deficit hyperactivity disorder)

一方で、MCI が400万人いると言われているそうです。
これは、軽度認知障害。(Mild Cognitive Impairment)


最近の若者は「音符が読めない」のはどうなのかしら?



いずれも、思い当たる人、思い当たる時がありますが、自分が果たしていつまで正常?でいられるのか心配になってきました。超高齢社会からみれば50代半ばを若く思うようですが、こちらも重力すらキツいと思うほどの体力と精神力で働いている状態。既に(前に比べれば)抽象能力は随分落ち、小さな意識障害、記憶障害もたまに起るようになりました。「記銘」、「保持」、「再生」は大丈夫ですが。


5000万円の自動車に比べれば500万の車が安いと感じているようなもんです。


あまり偉くなって小さな権力の中で仕事にかまけていると、人間関係に破綻を来すかと思いますが、幸い私は小さな一匹なので大丈夫かと思います。愛犬が優しさを教えてくれますし。


本屋さんに行くと、今まで頓着のなかっただけにもの凄い量の書籍が出ていて驚きます。
と、いうことで色々勉強を始めました。この国はえらい事になって来ていたと感じます。






2019年11月1日金曜日

いらいら



東京や札幌ではなく、大阪ではさほど国を挙げての行事もなく、日常の移動にそれほど非凡な事は多くない。車の移動が可能な都市だ。死ぬ程の税金と高速代金と駐車料を払うが何とか生きて行ける。

しかし、高速道路の一定距離を全面通行目にして10日間の工事などをするという。それが大動脈の阪神高速湾岸線であったりするので、何何暇無しの私の職業は一日3カ所を移動したりするから大迷惑である。当然、都市線にトラックが流入するので、空港リムジンを含め、恐らく大混乱するだろうから、プランを組み替えねばならない。知らない人は多分飛行機に乗り遅れるだろう。知らんけど。


ただでさえ、例えば、今朝の湾岸線は4キロの事故渋滞でいらいら。何とか間に合ったら出先のコインパーキングが満車3カ所でいらいら。その時に限って携帯を忘れておりいらいら。午前の1時間のみで既に過労して一時帰宅。昼飯。札幌オリンピックの大人とは思えない内側と、とんでもない英語のテストのドタバタを報道している。


で、今から、私学に出掛けるが、ここが車を使わない偉いさん達が教員駐車場を無くしやがったのでこれまたコインパーキング探しで一苦労、おまけに以前の休講の補講が強制されるので、色々終わっている。おまけに授業は減る一方で減給という始末。お恥ずかしい限りだ。
この授業に未だに半分しか出席して来ないのでモチベーションも達成感もまるで無い。
本来はバロックのトリルの回数までを音楽的、和声的に教え込みたいが、毎回ふえの運指を聞いて来る程度だ。


若者は私のような楽器と仕事を決して選んではいけないし、どうも時代にも自分があっていない気がする。やはり政治家位が楽しそうかとは言い過ぎか。






2019年10月26日土曜日

講演終了 ぜんにほんりこーだーきょういくけんきゅうかいぜんこくけんきゅうたいかいおおさかたいかい



長生きはするもので、リコーダー奏者として30年、当方の勉強不足も重なり、全くご縁の無かった「全日本リコーダー教育研究会全国研究大会:大阪大会」という団体の会に呼ばれ、二時間の講演をして来ました。




多分、教育系の活動をされている先生方の集まりだと思いますので、プロの演奏家やそれを取り巻く環境についておハナシした次第です。芸術系リコーダー?ですね。
参加された方々は非常に関心をもって好意的に聞いて下さいました。


同じ楽器なのですが、教育現場と芸術演奏で、こちらはもの凄い勝手にアウェー感。しかし、やり甲斐はあり、実は次に控える文化庁の芸術系教員のセミナーへも良いステップになった次第です。文科省の担当の方がたまたま?同じだったようで御丁寧にお声掛け下さいました。

普段、全く組織に属さず一人で用意し、考察し、孤独に苛まれるなか、弟子が声をかけてくれたり、わざわざご感想をお伝え下さる先生方もおられました。特に沖縄の先生方が印象に残りました。


結局は四の五の言わず、リコーダーを通して、いかに人を幸せに導けるか互いに頑張りましょう、という結論です。




2019年10月25日金曜日

蒜山高原



ごくたまに平日が休みになるので、愛する愛玩犬のメリーと共に自宅から二時間半程にある蒜山高原に出掛けた。



高原は曇りで温度は13℃ともう寒いくらい。
メリーはボーダーコリーの純粋種で本来は牧畜、牧羊犬なので高原を走り回る時に血が騒ぐのか、もの凄く楽しそうにはしゃぐのだった。凄いスピードで普段の数十倍は走り回る。可愛いのは言うまでもないw、、、。


手前味噌だが、その姿は華麗で美しくカッコいい。
絶対に近くから離れないのも忠誠心なのか、果たして気が弱いのか。

ジュージー牧場では牛に向かって吠える始末。
その後、一斉に「なんじゃ、うらっ」という位に牛がメリーの方に集まって来るのも興味深い。




近くには塩釜の名水をくめる場所もある。

雨が降るとどうしようもないワンコとの旅行だが、何とか楽しめたという報告です。


2019年10月20日日曜日

キャッシュレス2



結局、スーパーの買い物でクレカ。
ブックオフwと移動の鉄道でスイカ。

空港では食事も土産物もJALカードやANAカードのクレカ。
飛行機に搭乗するのも購入したクレカをかざすだけ(ICチップを読み込まれる)。
関空で支払う駐車場代金もそう。



ただ、これにポイントカード関連があるのでプチパニックにもなる。
(趣味の範囲を超えていると思う程に効果する事がある)


例えば、
関空カードというのがあり、国内線で到着すると到着ロビーの読み込みマシンに入れる。
搭乗した証明証をスキャンさせるので2つの何かが必要。
片道10ポイント。往復20ポイント。
その20ポイントで空港駐車場一日分が無料になり、後は数割り引きになる。


その駐車場に行く前に小腹がすいたので関空のファミマでおにぎりを購入。
ここではTカードにポイント加算、関空カードで割り引き、クレカで支払い3枚必要。
そこにスマホを用意し、クイックペイ支払いで二割還元を狙うので4種みたいなものか。
(コンビニで全商品もれなく割り引きされるのは珍しい=関空カード:無料で作れます)

駐車場の事前清算機では駐車券を挿入、関空カードを入れて、クレカで支払うので3枚必要。


この作業で

搭乗券、関空カード、Tカード、駐車券、クレカを用意し、収納しなければならない。
この負荷がボケないためには良いのかと感じた。スマホも無くしてはいけない。

最終、大阪のコインパーキング以降は3日間現金を全く使用せずに帰宅したので、やはり時代は進んでいる。





2019年10月18日金曜日

キャシュレス




所用で東京に用事があるので二泊程。
ならば完全にキャッシュレスで貫き通してみようと思うので、それをレポートする。

可能なのは、クレジットカード数種類、クイックペイ、モバイルスイカ、楽天ペイという布陣である。どこまで可能か。



まず、午前は大阪市の南方で合奏指導のお仕事。
小さく安いコインパーキングでコインが必要。
いきなり玉砕、、、。元々「コイン」と言ってはるので仕方ないのか。

搭乗便まで時間があるので移動の間にあるショッピングセンター内でランチ:これはクレカ。
高速で空港へ。これはETCカード。

◆余談だが、空港でラウンジが使えるので入った。大人の空間。
入った時は札幌行きの乗客で混んでいたものの、一斉に出て行ったので角の席を取った。で、すわ、子供連れの4人家族が背中側に陣取り、繋がった状態の私のイスのみが揺れる揺れる。
何が惹き付けているのだろう。持っているなぁ。

広い空港だけに普通空間で走り回れば如何かと思うのだが、まぁ沖縄便利用のようで、もう少しでお別れという情報。昔は夏休みに琵琶湖くらいだったが、学校を休んで平日沖縄なんてモダンな感じだ。休日に授業をしている大学生とは比較にならない。


で、、、いきなりの機材到着遅れで半時間遅れる!との掲示と案内。やな感じ。


機種変更で中型になるが、シートも変更される事がある


◆非常にすいたラウンジの真正面に男性。まっ、それは良いですよ。
そこから考えられぬ程のパソコンのキーボードタップ音が響く。
どこのPCなのかね。因みにモバイル用のマックは音は出ないぞ。


関西圏で自由業ならばあまりラッシュで人に揉まれない人生を送る事が出来るのだが、到着時に17時を過ぎるので、実は慣れずに怖い事だ。




で、函館の修学旅行女子高校生(とても静だった)が200名程同じ便に搭乗。
機材も本来のA321からボーイングのB767に変更で静寂。これは良かったかも。
テイクオフは16時になって尚かつ低気圧で「劇揺れ」でサービス減少という始末。

羽田空港は一番遠いゲートに到着。相当歩いて京急に乗れたのは17時22分であった。
その後の人からの揉まれ方は想像に難く無いことはないと思う。しかも雨だ、、、、。


おっと、キャシュレスのハナシでした。
京急はモバイルSuica。
食事はクレカ。スーパーもクレカ。



しかし、、、こういう移動の時間に練習すればもっと上手くなるだろう。





2019年10月17日木曜日

京芸リコーダーアンサンブルクラブ定期演奏会






12月18日(水)午後7時開演で京芸リコーダーアンサンブルクラブの第3回の定期演奏会を音楽棟校舎内2階の大合奏室で開催します。

音楽学部のリコーダーアンサンブルクラブという物自体が非常に希少です。
ご興味のある方は是非お聴きになって下さい。


今回は新任のフルートの中堅若手で世間では大活躍中の江戸聖一郎先生(木管五重奏演習担当の講師)にもお手伝い戴きます。

学生主体のクラブですので、ほぼ若者達で活動をしており、私は演奏会ではヘンデルの指揮を担当します。




2019年10月11日金曜日

これまでに経験したことのないような




例えば、9月に祝日が二回(敬老、秋分)、10月に体育の日があるが全て月曜だ。
で、全て授業日。そこまで勉強させるだけ我が国は馬鹿が多いのかと思ってしまう。

この変な感じ、昔に誰が予想したろうか。
超高齢化の我が国ではもう敬老も許されず、体育に限っては意味が分からない。



ある所のあるひとコマの物語。



少子化は理解する。根拠のない倫理観と未来を読まなかった代償だろう。
履修人数は(学費に関係無く)5人以上でしか開講されず、一方的に授業を潰される。
これは理解不能だが、抗えない。給与も突如剥奪される。
人間としてモチベーションは保てるはずもない。


で、何とか6人履修で出席簿が出来てきた。
うち一人は早々に取り消したが、新たに一人受講で6名を100%と考えて戴きたい。



1回目:2人(豊田さん、鈴木さん)33%   全て仮名

2回目:3人(豊田さん、鈴木さん、松田さん)50%

3回目:3人(豊田さん、鈴木さん、本田さん)どうした松田さん!もう来ないのか?

4回目:4人(豊田さん、鈴木さん、本田さん、川崎さん)



という状況。この絶対に揃わない感じが新しい未来感だ。
未だに2人を見た事は無い上、一人は1回しか来ていない。
二人は真面目だがひとりはよく吹けてひとりは運指を理解していない。


シラバス(進行内容や条件)はほぼ読んでおらず、楽曲が吹けずに凄まじく進めない。
あくび、スマホなど気にしてはいけない。


魔の川、死の谷、ダーウィンの海



令和は凄い時代になりそうだが、新しいと言えば新しい人間の域。
仕方が無いので、キッチリと内容重視、演習重視で取り組む事にした。何が悪い。
人間が楽器の音を操り、楽曲を音楽に導く事が我々の生産事業なのだ。



深く考察すると気が狂いそうである。
少なくとも誰も助けてはくれないし、誰もモンクを言わないこの惨事は永劫続くのだろう。

因みに、上記と「真逆」の風景も他所では存在している。多分、そちらが宇宙人か。


2019年10月7日月曜日

報告誌



先般の「大阪クラシック」でのブランデンブルグ公演。
最近の大阪フィルさんの冊子に掲載戴いたようで、友人が写真を送ってくれました。


第2番の演奏模様





2019年10月4日金曜日

辟易



もう10月だが、

(一部で)せんせ〜指がわかりませ〜ん、難しいですぅ、忘れましたぁ〜等で内容を進行出来ずに辟易している。何かがどうかなっているので途方に暮れる事が近年増えている。
リコーダーなんざの運指などは超簡単な筈。「音楽」にするのは確かに難しいが。


ならばと理論や丁寧な説明をすると無反応の上「大あくび」をする始末。



悪気が無ければすべて許されるらしい、、。
因みに、未だに出席せず、一度も現れない輩も履修登録の半数存在しているから驚く。
何々のびっくり箱や〜!


どうしたニッポン。






そんな中、来年の20年、バルセロナとその近郊にてコンサートを催して戴けそうな連絡を頂きました。
モンセラート麓、去年の夏と同じ教会で出演させて戴けるかも知れません。追ってお知らせします。





2019年10月3日木曜日

新製品



リコーダーを取り巻く環境に少し変化があります。

まず、日本も興味深いのが「全音」が「古楽器」としてのリコーダー、即ち、バロックピッチ(暫定 : a=415Hz)のプラスティック製品を開発して売り出した事です。




教育用の物は何千という桁で現場に行きますが、こういうニッチな製品をこの時代にとは興味深い事です。つくづく30数年前の学生時代にあったらば良かったのにと思います。

反面、我々プロ奏者がどこで使うのかも興味があります。日常の演奏は木製が当然ですが、古楽に誘(いざな)う初めての製品として人にお勧めする事が勤めかとも思います。


a=415Hzのアルト、実物は迫力があります。

確かにバロックの奥深い響きがして、木製ともモダンピッチの楽器とも完全に異なります。この「たかが半音」が実はもの凄く異なる世界観を演出する重要な点です。



次に、先日私の元に来た総人口象牙のアルトリコーダー(a=442Hz)。
日々の吹き込みで徐々になついて来ました。


これまた木製ともプラスチックとも別物で、響きは未体験です。
一年程すれば舞台で使用出来るかと思います。


2019年10月2日水曜日

近隣事情



後期が始業して真剣に向き合うのでクタクタ。しかし我が国の平和を実感もする。


香港市民にしてみれば、市民を守る公僕の警官にピストルで撃たれるなど、想像をしなかったか、逆に予想をしていたかだろうし、そろそろ経済構造も危ういだろう。個人的にはこの国のフラッグシップのシルバー会員なので利用して遊びに行きたいものの、空港占拠がまたいつ起こる、等は不安に思う。

楽しい所なのに残念だが、高校生からして身を投げ出して将来に対する事で体勢と真剣に闘っている事には共感出来る部分がある。撃たれた高校生だが、肺に穴が空く「気胸」(経験済み)を起こすため、実際にはほぼ呼吸が出来ない状態になる。治療は猛烈な痛みを伴う。心臓を逸らした警官の発砲は訓練されており、計画的かつ能動的だと感じる。(心臓部と頭を撃つダブルタップという打ち方ではない)


一方、考えてみれば分かりそうなのもだが、えげつない便数を飛ばしていた韓国の航空会社。日本側は事を見据え、予定していたのかという程に数便を他国に就航させて特に問題も起らないようだが、あちらは従業員の強制無休休暇が発生しているとのこと。ドル箱路線の国を敵視して自ら首を占めた事になる。関西便だけでも凄まじい減便。

日本の全日空の位置に充当するであろうアシアナ航空。日本から欧州、米国便のビジネスクラスが11月ならペア購入で二人で30万円(一人往復で15万!)という価格が発表になった。仮に全日空なら軽く百万円コースだ。フルフラットの贅沢シート。

これが意味するのはどういう事か興味は尽きない。通貨危機等もだ。相対的に価値が劇的に下がる事になる。


日本も、ともすれば島国らしく周りの見えていないガラパゴス状態になりがちだが、1年前には想像しなかった「行きたくても行きにくい国」が二つ誕生し、確実に情勢は変化している。存外リコーダーにもお影響が出ているのです。


一方、歴史的な改革、「キャッシュレス」による「還元」を、様々な学生に問うも、ほぼ「現金ですぅ」、というのも如何なものかと感じました。確かに学生でクレジットカード等はもっていなかったかも〜、と。彼らはお金をあまり持っていないのに。


要はクレカを持ち、ネットを使える市民が美味しいという偏った改革。
今日買ったパンは普通に5%還元され、かつキャンペーン登録で20%還元されるJCBのシステムを使った。100円がいくらになるか。これが1万円ならどうなる。





この先も時代を読まねば、と思います。


2019年9月30日月曜日

8%最後



2019年9月末日。間もなく税率が変わります。
最後の買い物は「胃薬」2個でした。消化が悪い神経の持ち主ゆえ必携です。


小さいハナシをしましょう。

自動車連盟のJAFに入会していると毎月冊子にクーポンが送付されます。
これを切り取り保存。

★関西地域で通常は1680円(税別)の三共胃腸薬を「ジャパン」(スギ薬局系列)なる店で1174円(税込み)で購入成功。(←1品に限りのクーポン故)

★スマホのあるスギ薬局アプリに今日だけひとつの品限り15%引きの画面が来ましたので、同じ物を同じ買い方でゲット。
およそ3500円の物を2348円程でゲットしたのですが、しかも、



☆これを前記JCBのキャンペーン、クイックペイで支払いましたので、来月の請求時は20%還元されます。すんごいお得です。(まんまと買わされている気はしますけど、、、)


当分は常備出来そうですが、胃が痛くなるような話でした。


2019年9月28日土曜日

経産省と大蔵省と財務省と経産省




総務省は「休日」、「祝日」と定めても、文科省は大学生と先生は授業をせよ、というねじれた時代。

ところで、
28年連続の債権国ニッポン。大丈夫。借金はあれど真面目な国民の預貯金は1860兆円なんて凄い教育だと思う。

★数日後、財務省による消費増税でついに10%になるが、経産省がキャッシュレスに向けてシステムを使いこなせば還元をしてくれる。ならば、やってやる!



もともと現金を使っていない航空マイラーには逆にありがたいシステムだが、いずれにせよ時代の進化について行かねば損をする。各カード会社のキャンペーンもフルに使いましょう。


are you okay ?



私の場合、
ANAカードで登録してあるクイックペイをスマホのグーグルペイアプリで使う。
これで20年6月末までは請求時に5%還元される。

これで、JCBの「キャシュレスキャンペーン」に登録するともれなく20%還元になる。
鉄道系のスイカも入れてある。これもANAスイカカードから。



とにかく概念を勉強し、スマホを無くさないようにしましょう、という事か。



2019年9月27日金曜日

とほほほほ



一コマのために一日が潰れるがそれは手前の運命だろう。あまり考えない事だと悟った。
で、準備しておいたコーヒー飲料を移動の車で、いや教室で飲もう、、と出掛けた。


絶対に遅刻しない僻。プロとはそういうものだ。

その上、1時間200円の駐車場に2時間以内、90分授業を行わなければならない。
前後15分しか余裕が無いなどは駐車場を廃止した側は何も想わないだろう。




さて、ガラガラの校舎の教室の電気をつけ空気も調整し、気持ちを教える側にしてゆく。
そうだ、少し落ちつく為にコーヒーを、、、無い、、あっ、家の冷蔵庫だ、、、忘れた。

喉が乾いている自体が危険だと聞いているのでスーパーより高価な学校の自販機で購入。




6人履修に2人が来た33%の学生は、果たして2回目の今日は何%になるのだろう。

開始して2分。先週の二人に一人加えて3人となった。50%だ!まだ来ないのも凄い。
2人なら半分にして個人的にレッスンしましょうか、と言った瞬間に事態が変わった。


3人なら三重奏も出来るけど、そもそもこの授業の目的は知っていますか?
シラバスは読みましたか?


「はい、さっとは見ました」

「さっ?、、そっ、そうですか」


こうなれば自分の為にもしっかりとバロック音楽を教えようと決意。
リコーダーの歴史、意義、ディヴィジョン、オスティナート、通奏低音について等を教え始めた。
ロベール・カーの小品を7割吹ける状態にし、私が(ピアノではあるが)伴奏を。



なんとか無事に終了したら、おひとりさまが。




「タンギングってどうするんですか?」




まだまだ己に勝てない日々が続く。

しかし、全員が非常に古く、特に安い楽器を持参しているという事を受け止めにくい。
メーカー側も購入後三年程したら爆発するとか溶けるとかの技術を投入すればまた売れるし、皆が幸せになると思うがいかがか。。。



2019年9月20日金曜日

茫然自失




昨日、掛けている常用のメガネがパキッと壊れた。また、2代目のスマホの表面に覚えの無い傷がついていた。何か嫌な予感である。






季節が良くなると学期が始業。
何よりだ。涼しくなって学業に向く上、教える方もその気になるのだ。

アルバイト講師になって29年目。
今年度から栄枯盛衰の終末処理係の如くに後期だけの授業となり、そんな期間で(当然)楽器と古典音楽を深く教えられる訳も無く、しかしだれも悪くはないだろうから、ちゃんと教えに行かねばならず、ただ一コマだけのために一日を割いて出向いた。

それでも前向きな授業と学生がいれば、こちらはやり甲斐があるってもんだ。
バロックを演奏を通して学ぶなんて素敵だ。音楽学部なりこそである。


登録上はたった6名で、これもギリギリ合奏が可能な人数だろうが、生まれもっての真面目さで、前もって万全の用意とプロとしての覚悟で臨む。
自費で用意した説明用紙、カタログ類からひも解く概念、専門的なDVD、、、、。




現れたのは2名、、、、、、、、、、、、、、、、




☆「あれ?これだけなのかな?」

★「始めの授業なんてみんな来ませんよ〜」(←私が古い人間ということか?)

☆「そ、そうなん?。で、この授業のシラバス(内容と進行)は読みましたね?」

★「いえ、、、楽しいリコーダーですよね」

☆「えっ!、、、、まちがいではないか、、、、」ぎゃふん


音楽史にわぁ〜バロックという時代があってぇ、そこんとこの理解をリコーダーを通して学ぶんですよ〜

「へぇ〜、、」


ジャーマン式とバロック式って何の事かわかりますか?

「知りませんでした」




心、モチベーション、やる気が三位一体でバキッと折れた。
帰路の記憶はない。なぜか怒りも嘆きもない。



これが現実だぜっ!
何かのモラルとルールが崩壊してゆく様。



●世界観で言えば、以下のよう

飼い犬に餌をやらなければ死にますか? → 多分死にますよ。





落胆を通り越して、転職を考えております。
どなたか、香港、シンガポールあたりで仕事があれば日本語教師とかで呼んで下さい。
あす飛びますから。




2019年9月14日土曜日

大阪クラシック第68公演




無事に演奏を終えて来ました。
不思議と会場に参上したら気持ちは落ちついて、演奏ではとても楽しいという感覚。


大阪フィルハーモニーの俊英たち。素晴らしい音楽家、また、うまい世代交代の賜物です。


さっきのネガティブ指向はどこへやら。
ただ、皆さんが多種の一流奏者であることも逆に緊張をせずに済む要因ではあります。
何も心配がいらないという経験です。



演奏方法の解決:

モダン楽器(対義語:古楽器)のオーケストラは通常はラの音が442Hzにされて演奏しています。国際的、物理的には440Hzが割り切れる数字です。そこで、今回は441Hz(これでもプロには違う感覚です)でお願いし、第5番には本来ニ長調である「バロックフルート」を用いるところを、440Hzのモダンのニ長調特殊テナーリコーダーを用いました。古楽の場合は415Hzのニ長調楽器は存在しますが、モダンは制作者も稀です。故に、おそらく歴史的にもそうなかった出来事とご理解下さい。
平均率に調律されて演奏する事も和音が汚れるためにリコーダーとチェンバロでは通常ありません。この場合は古楽奏者が妥協するのです。全て耳と指で調整します。

第2番はオリジナルでバッハ自身がアルトリコーダーを明白に指定している楽曲で、即ちケーテンの楽団もそういうメンバーが存在した、ということです。
結局はそんな事はどうでも良いと思われる演奏を出来たかどうかなんですが、、、

なぜか勝手に撮影会となっていました。


満員御礼。600人?だそうです。
微動だにしない素敵なお客様には素晴らしい空気を作って頂きました。

こういうイベントって大阪くらいで、しか出来ないでしょうね。
多いに盛り上がり、沢山の拍手とブラボーを戴き感激しました。

リコーダーが他のオーケストラ楽器に劣らぬソロ楽器であるという事実を実に5年、大舞台でおよそ2千人強の方々にお伝えして来たつもりですが、いかがでしょうか。


2019年9月13日金曜日

小心者 (演奏前)




プロの音楽家など、一瞬は非凡で凄く思えるかも知れませんが、そこは単なる小心者の孤独な闘いの世界なのです。
ある一瞬の空間芸術のために何十年も孤独な練習をしてきて、何日も訓練した楽曲の公演がたまたま成功すればそれが当然という答えになるのですから情緒の安定と健康維持も大変です。

反面、そんな事は全く知らずにどなたか一人でも演奏を聴いて幸せな気分を感じて下されば、誰もが出来る仕事をしている事ではないかとも思います。これが愛好家との相違かと思います。もう自分だけの音楽ではなくなっているという点。


演奏の日なんて、残酷なまでに胃腸の調子が悪く、体温は乱れ、譜面と向きあい続け、ストイック過ぎる状態を保たねばなりません。
こんな事がいつまで出来るのかは正直わかりません。



非常に重要なのが、当日会場の状態(湿度と気温)と聴衆の「気」です。
人によっては調律もとても重要です。
多くが一体となって、ようやく成功や達成感を得る事が可能です。


今日も夜に大仕事。
即完売したらしいバッハを演奏しに行きますが、どうなるやら。
きっとうまく行くと信じて舞台にのぞみます。


2019年9月12日木曜日

甲府であたり




所用で甲府市に車で。
リスキーな暑さの神戸で仕事をしただけに、途中の八ヶ岳付近の24℃は喜びでした。

甲府市のビジネスホテルに夕方に車で入るには一苦労。再開発されていない狭い城下町の地区で雨の中、提携駐車場へ、はややこしいことですが、まぁフロントはすんなりイン。


ツインの部屋が面白い事で、扉を開けたらいきなりユニットバスがあり、それを挟んで左右それぞれにシングルベッド、テレビ、エアコン、時計、ライト。さすがにこういう構造は始めてでした。東横イン甲府南口1。なぜ、中央にバストイレ?
寒がりと暑がりにの二人には完璧かも知れません。テレビは違う番組を観ると雑音。


徒歩で駅前に至り、夕食に出て久しぶりの大正解。
駅前からの再開発の大通りには良さげなお店が多数並んでいて楽しい事です。



地鮎の天ぷらは2種類の塩で。お皿が波を思わせます。



西日本に比べ、こちらの人はあまり表情に見せないのか、よし!と思って入った日本料理屋だんの初動が、えっ?お客?みたいでした。段々と慣れてきたようでしたが。

うめ茶漬け


雰囲気、皿、味の割に安くて美味しく大正解でした、という普通のハナシです。

2019年9月7日土曜日

ブランデン:第2回リハーサル






大フィル会館のホールで2回目のリハーサル。
皆さんは昼本番後の2時間立ちっぱなし。若いです。

2019年9月5日木曜日

アイボリー・ニューゼネレーション



時代の進み方が急な現代です。それは楽器の素材でもそうです。

象牙製品は近年は密猟、惨殺の観点から「悪」となりつつあります。
しかし、古来より装飾品、贅沢品として特別な品でもあります。さて、どうしたものか。

最近では、科学の発展や制作者の知恵により、人工的に象牙の機能を持つ品が出来て来ているのだそうです。割れやすい、加工しにくい等の点が日がな改良されて行くという事。

ついに、数年前に依頼していた総象牙のリコーダーをゲットしました。
ほぼ、本物と見分けがつかない重量感のある逸品で、何より楽器の共鳴が木とは全く異なります。

Treble Recorder by H.Takeyama 2019


製作サイドでは、こんなに大変な製作の苦労はない、そうで、扱いも繊細に、との事。
初で最後の品との事。大事に育ててみたいと思います。
プラスチックとは全く異なる音響に仰天しています。



2019年9月4日水曜日

旅券の受け取り




10年弱ぶりの旅券の切り替え。10年有効の申請をした受け取り可能な日です。


実に面倒でなぜ1万6千円も費用がかかるのかの謎はさておいて、一週間で完成するとの事で今日は取りに行きました。

神戸市の場合は、申請と同じ三階に上がり、一番オクにある「緑」の収入印紙購入個所へ。

「10年ですね?」

「はい」

「現金のみで一万六千円です」

「はぁ(この時代に現金紙幣でですか?)」



お金を払って後ろにある台で印紙を貼り、サインをして「オレンジ」の受け付けに提出し、しばし待ちます。まぁ10分以内かと。

受け取りの時に、先程サインした用紙の「滋」の文字が達筆過ぎるので、もう一度横に書け、と。はぁい。


っで、本籍地(私は兵庫県)、西暦での生年月日を言わされますので覚悟をしましょう。
たまに私は1900に昭和年々をミックスして、1939年などと言ってしまいます。



無事に2029年まで有効な旅券を受け取った次第です。

が、イギリスの議会制民主主義の国会のあり方、香港の行方が懸念されるナウです。


2019年9月2日月曜日

ブランデンブルグ リハーサル



そもそも「ブランデンブルグ協奏曲」なるキャッチーな名前はバッハ自身が付けたモノではありません。作曲も年代がバラバラで最後が5番として知られるバッハ自身がベルリンで購入してきたチェンバロでの演奏披露を想定しソロの部分を増強した作品です。これが後のチェンバロ協奏曲の原点となります。初版は少し短いのです。(BWV.1050a)

また2番は(トランペット、オーボエ、ヴァイオリン、リコーダー各ソロ指定の)様々な器楽のための協奏曲です。

で、本日大阪フィルハーモニー会館でリハーサルをして来ました。
2番は、あのバッハだけに、アルトリコーダーの音域をとても響かせる事が可能な音符記載ではありますが、トランペットとオーボエ、モダンのストリングスとチェンバロにかなうわけもありません。しかし、バッハも想定内だと思いますから、リコーダーの聴き所はトランペットのいない第2楽章でしょうか。




10名のメンバーの中で気付けば私が一番の老人という事が発覚。愕然としましたが世代交代の上手い企業はやはり一流というのは周知の事。敏腕若手に翻弄され少々疲労しました。しかし、どんどん皆さんで音楽をよく作り上げて行きますからさすがです。
今回のリコーダーは脇役です。


13日なのですが、驚く事に1日の時点で中央公会堂の500席は売り切れたそうです。
凄いイベント力だと思います。またの機会はそう無いとは思いますが、持ち得る実力を発揮出来れば幸いです。


が、、、結構、適所適切に楽器を鳴らせるタイプっですが、「平均率」は苦手だし、「音量」もリコーダーって楽器はとにかく非力ですわ😢。
ピッチも442Hzから441Hzへの変更をお願いし、より安定して演奏出来るように考察しています。