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一コマのために一日が潰れるがそれは手前の運命だろう。あまり考えない事だと悟った。
で、準備しておいたコーヒー飲料を移動の車で、いや教室で飲もう、、と出掛けた。
絶対に遅刻しない僻。プロとはそういうものだ。
その上、1時間200円の駐車場に2時間以内、90分授業を行わなければならない。
前後15分しか余裕が無いなどは駐車場を廃止した側は何も想わないだろう。
さて、ガラガラの校舎の教室の電気をつけ空気も調整し、気持ちを教える側にしてゆく。
そうだ、少し落ちつく為にコーヒーを、、、無い、、あっ、家の冷蔵庫だ、、、忘れた。
喉が乾いている自体が危険だと聞いているのでスーパーより高価な学校の自販機で購入。
6人履修に2人が来た33%の学生は、果たして2回目の今日は何%になるのだろう。
開始して2分。先週の二人に一人加えて3人となった。50%だ!まだ来ないのも凄い。
2人なら半分にして個人的にレッスンしましょうか、と言った瞬間に事態が変わった。
3人なら三重奏も出来るけど、そもそもこの授業の目的は知っていますか?
シラバスは読みましたか?
「はい、さっとは見ました」
「さっ?、、そっ、そうですか」
こうなれば自分の為にもしっかりとバロック音楽を教えようと決意。
リコーダーの歴史、意義、ディヴィジョン、オスティナート、通奏低音について等を教え始めた。
ロベール・カーの小品を7割吹ける状態にし、私が(ピアノではあるが)伴奏を。
なんとか無事に終了したら、おひとりさまが。
「タンギングってどうするんですか?」
まだまだ己に勝てない日々が続く。
しかし、全員が非常に古く、特に安い楽器を持参しているという事を受け止めにくい。
メーカー側も購入後三年程したら爆発するとか溶けるとかの技術を投入すればまた売れるし、皆が幸せになると思うがいかがか。。。
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