2019年12月15日日曜日

文化庁のセミナー




文化庁、全国芸術大学コンソーシアム及び京都市立芸術大学が主催する令和元年度芸術系教科等担当教員等全国研修会に京都市立芸術大学より派遣され京都市教育センターにて小学校、中学校教員の音楽研修会で講師を仰せつかりセミナーを終えて来ました。初日には文部科学省視学官、文化庁教科調査官、彬子女王殿下の特別講演があったようです。




全国の学校に案内がされたようで北海道から沖縄まで小中あわせて80人強の先生方が(居眠りなどは一切無く)とても熱心に受講、演奏をされていた事はとても印象的でした。こちらも以前に海外用に作成していた著を日本版に練り直し作り上げた教材を妥協無くアレンジしてお教えした次第。小学と中学で内容も変えて行いました。存外時間のかかるえげつない作業を要します。


4時間たちっぱ


どうやら国がこのような新しいシステムを立ち上げたようですが、全ては子供達の幸せのためになるように導く素敵な事だと思いました。頑に学校の先生方しか受講出来ないシステムですが、その講師を芸術大学のド専門家が教授するという言わば当然のシステムが始まった訳です。知っている先生はただ一人だったのも印象的。

何らかの方法で講師が選ばれていてそれはその道で活躍するプロだと言う事が明記済み。




以前の台北の国家音楽庁での演奏からの教員と愛好家へのセミナー以来の重責に少し緊張して臨みましたが、数年ぶりに大きなやり甲斐と達成感を感じた次第です。
それと共に非常に冷静しかし熱意のある日本の先生方の取り組む真剣過ぎる態度にも感銘を致しました。真面目で誠実な方々の集まりだった事は間違いありません。

きっと子供達の新しいリコーダーへの方法論がじわじわと伝わっていくと信じています。