時代の進み方が急な現代です。それは楽器の素材でもそうです。
象牙製品は近年は密猟、惨殺の観点から「悪」となりつつあります。
しかし、古来より装飾品、贅沢品として特別な品でもあります。さて、どうしたものか。
最近では、科学の発展や制作者の知恵により、人工的に象牙の機能を持つ品が出来て来ているのだそうです。割れやすい、加工しにくい等の点が日がな改良されて行くという事。
ついに、数年前に依頼していた総象牙のリコーダーをゲットしました。
ほぼ、本物と見分けがつかない重量感のある逸品で、何より楽器の共鳴が木とは全く異なります。
Treble Recorder by H.Takeyama 2019 |
製作サイドでは、こんなに大変な製作の苦労はない、そうで、扱いも繊細に、との事。
初で最後の品との事。大事に育ててみたいと思います。
プラスチックとは全く異なる音響に仰天しています。
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