2023年8月25日金曜日

時は流れ

 ♪


O君が18時にホテルロビーに現れ(迎えに)来てくれました。実に30年強ぶり!

しばらく言葉がありません。固く握手をし、彼の家の近くの行きつけのバーまで。歩き出して喋り出すと止まりません。結局、渡すつもりの即席麺とガイドブック等を忘れたので、食後にホテルまでまた取りに来てこの時点で23時半。(翌日は6時起床で空港へ)


現地でギタリストとして在住して30年とは恐れ入ります。紆余曲折の人生なようですが、やはり彼もこれという人に会ったのがきっかけで公立学校の先生としても働いていました。

物価はこちらも上がり続けているようです。



私が可愛がっていたのが大学4年と留学時です。覚えていないですが、その頃に即興をピアノで弾いたりしていたそうで、真面目な彼はそれを凄いと思ったとのこと。私は勉強が苦手ですが耳は悪くないので何かを生み出しますが、存外「楽譜」に捉われる教育を受ける日本独特のシステムの犠牲者かも知れません。集団心理、同調圧力ですね。


それに打ち勝たないと音楽家として自立出来ませんが、色々と学んでいるようです。民族差別も。これは私も英国で経験したもので、バスクやカタロニアの民族問題は、日本の東京と大阪の違いのような鼻くそ以下のレベルではありません。


しかし、嬉しく思いました、頭が良く、真面目な面は変わっていませんでした。

30年の時を経て、「友人」の大切さを彼も学んだようです。ご両親も他界し、帰る場所が姉の家では気も遣うと。わかります。「兄弟は他人の始まり」ですから、帰国したら我々が受け止める旨、伝えました。日本の先生方ももう少し弟子を気にかければ良いのですが、お爺は自分の保身で政治家と同じ。結局、荒廃しますよ。

現在、シンガポールのWi-Fiに乗って書いていますが、帰途は別の機会にします。