2025年3月2日日曜日

帰国

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辛いのは5時起きで空港に向かう事。全て航空会社の都合で仕方ないかと。機材の有効使用の犠牲となるのは世界共通。それでも夜行便よりは楽で夕方に大阪に到着するのです。時差は一時間ですから時差ボケはありません。因みにANAの東京行きは7時過ぎでした。大変ですね。



驚いたのは、大阪へのフライトにほぼ日本人がいない事です。確かに多くの便が飛んでいて、日系に搭乗してはるのかもしれませんが、昭和63年に伊丹、シンガ、ドバイ経由で渡英した時など、またコロナの前は日本人で溢れていました。安くて安全、CAが美人というのは常識です。現在は超優良会社、最新鋭の機材、定時出発と早着となりました。それだけこの国の成長は凄まじいものなのです。



実際、物の価格をシンガポールのダイソーで比べたら、110円の品が280円でした。セブンイレブンのスポーツ飲料500mが380円。それはそれは日本に来て爆買いする筈です。この国力の低下は現在でいう「ヤバい」事態です。彼らの給与は今やとても高いのです。

そう言えば日本の演奏家への対価は40年変わっていません。教員の給与もです。勿論、幸せはお金ではないのですが。何だかもやもやしますね。全てが抜かれて行くことを目の当たりにした旅となりました。これから日本の私大は半分が外国人になりそうですね。


とにかく、貯金を善とする間違いに気づかなかったことは反省すべきです。相続税と固定資産税で国に取られるようにデバイスがかかる仕組みだったのがわかります。本来なら資本主義社会では投資が重要ですからお金に働いてもらう事。しかし、品性を性善説の観点で間違ったのでしょう。海外の老後と日本の老後がこれほどに異なるのか、を実感しました。しぬ事を懸命に考察し、断捨離を美学と間違え、生きる知識と見識を失うのです。(主観)



ただ、関空から西宮へ車での帰路。この国には実に高級輸入車が多く走っている、という不思議な安心感はありました。ポルシェ、マセラッティ、ボルボ、ベンツ、BMW、アウディに抜かれました。うちはスズキです。




コロナ前後の旅行の変化を総括します。海外旅行を大手航空会社はスマホでQR搭乗券が送られて来て、空港ではそのQRを自動マシンで荷物タグまで自分で行います。持ち込み荷物検査時もオートでパスポート。検査は旧態依然。イミグレも自動パスポートマシン。

実際、シンガポールでは全く並ばないで5分程で制限区域に入れました。


メルキュール・ブギス


ホテルはバウチャーなどの提示は不要で、パスポート提示のみ。クレカは必要ですが、とにかくVISAカードですね。タクシーはいまだに現金推奨です。

免税品はシンガポールでは100ドル(11000円)以上の消費税9%に対して免税措置があります。店では積極的に手続きをしてくれます。空港ではリファウンド自動マシンにパスポートを一瞬読み込ませ、現金かクレカのどちらかを選択すれば終了。購入品を係に見せるなどは時代遅れ。例えば、購入してすぐに使っても免税扱いになります。こういうシンガポールの進化は再訪を楽にさせますね。


日本入国は日本人は自動マシン。税関はQR登録すればオート。荷物のターンテーブルは昔と同じです。これは仕方がありません。


最後に、関空到着ロビーのスタバのアイスコーヒーサイズが一種類になっていました、そろそろですか。それと「大阪万博」の宣伝は全くのゼロでした。役人のそういうところですね。