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「フォン・ナーゲル」という現代の偉大なフランスの楽器メーカーのチェンバロがあります。
例えば、交響楽団などが所有するか、別次元の所得層の方が所有する楽器です。面白いのは、存外、音楽家は演奏したいものの「所有」は違う次元であり、例えば(極端ですが)ヴァイオリンでいう「ストラディバリウス」がそうです。財団が奏者に、というのを聞いたことがあると思います。また、己で言うのも何ですが、借りる方には信用と実績と空間も必要です。
あるご縁で、その楽器が(借用で)我が元に来ました。この楽器が家にあることは奇跡に近い出来事ですが、早い判断を促して実現させました。明日は今日より年をとりますので、「判断」はスグに、です。因みに、近くで「すき焼き」はご法度です。
そして、凄く良い楽器に教わることは、実はとても多いのです。道具に教わると良い作品が出来るという事でもあります。とりあえずは、と言うのはプロではネガティブな発想です。
まるで博物館(別の部屋にグランドピアノ) |
フレンチのタイプで、もの凄い音がしますが、あくまで上品。優雅。豪華。
従来のうちの楽器はフレミッシュタイプで、品の良いお嬢様な感じです。鍵盤数も少なめ。
微妙にフランス料理とベルギー料理が異なると思ってください。
ただ、我が家のリビングルームの占拠された状態となり、不便極まりない事ですわ。
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