2025年2月21日金曜日

番外編

 ♪


飛行機に興味の無い方はどうでもいいことです。


珍しい B787−10


SQの大阪便には長らくエアバス A−330というかなりのボロい機材が長らく飛んでいました。いつの日も東京には素晴らしい機材が展開されています。それはどの会社でもです。

機材からはトイレも異臭が放たれ、湿度もカピカピで、東京に比べれば次元が異なるレベルだったのです。それがここ最近、日本では使用されていないボーイング787の10型機になり、超快適になりました。ANAやJALもこの10型の機材は持っていません。非常に快適でレアな機材です。

湿度、シート、シートモニター、静寂、トイレに至り相当に上質になりました。



スペインに行った時はビジネスクラスで、シートごとに少し部屋に入る感じのフルフラットでした。その時はシンガポールからマドリッドへも最新鋭エアバスA350の900型で、これは長距離なのでビジナスは横に4列で大きなソファ様式でおどろいたものです。


エコノミーで十分なプリファード席


ところで、最近は非常口席を少しの追加料金で指定ができます。その代わりに緊急脱出時のフォローはせねばなりません。命懸けなのに追加料金という二律背反が妙です。しかし、とにかく足元は広く、2メートルはありますし、前のシートが倒れてくることはありません。

この圧迫の無さは疲れ軽減につながります。少なくとも狭小の恐怖は全くありません。しかも、五歩以内でトイレですのでフライイングで行けます。加齢による過活動膀胱対策には最高です。しかも、ここの所、形式的な救助協力の説明も無くなりました。

とにかく、私は閉所恐怖症で行列嫌いなので、この旅のフライトは大成功でした。

偶然、大阪からシンガポールと、そこからデンパサールは同型機で同じ席にしました。58番。

やはり(腰と尻は痛いですが、)かなりのお得感です。しかも結局3席に二人でした。




些細な事かと言えば、私にはそうではありません。多くのフライトを経験し、この人生では遠慮する会社も多くあります。飛行機のそれは、卑屈な気持ちで旅は台無しになります。具体的には主観がありますが、いつも嫌な気持ちになる会社はあります。

逆にSQのニュースでは準売上が2.5倍とありました。これは寄与していますが、時間に正確で、ロストバゲージもありません。着陸もうまいのです。食事も悪くありません。そして最新の機材で満足度が高いというわけです。




おまけに、全日空と同じアライアンスなのでマイルが貯まりますので、帰国すれば国内旅行はマイルで余裕で行けるのです。例えば沖縄往復。

さて、私がロンドンに留学する時はSQでした。時代はまだ昭和。確かジャンボ機だった気もしますが、伊丹からシンガポールでトランスファーしてドバイ経由でロンドンだった筈。当時は行動力と精神の弱さが釣り合わず、ひたすら憂鬱だったもんです。盲目の人が蛇に怖じない感じ。

あれから40年。私の人生にエッセンスをくれるのがSQであり、バリだとは思っていませんでした。21回も来ると新鮮味と感動がなくなります。それでようやくベテランに枠に入ったきもします。


たかが飛行機ですが、私だけの人生の思い出のフライトを司る会社なのです。