2017年12月28日木曜日

変わりゆく都市



復路の機内にて時間があるので記載中。


帰路はLCCの香港エクスプレス航空なのだ。
往路はマイルの特典でブルジョアなビジネススイート(成田発)だったのだが、復路を関西行きのANAでマイル特典予約を取り出したら身内一人の時点で席が埋まってしまったという事実。

で、香港から片道を私は(大手ではほぼ往復の価格がかかるため、)この春にも利用した比較的綺麗で新しい香港ベースのこの便にしたというわけだ。

ANAより半時間早く出発し、到着し、関空でしばらく待って落ち合う。抜かれたりして。






今日の最終日は移動帰国のみ。
ホテルを11時前に出てタクシーでエアポートエクスプレス駅に。
タクシーもどちらかと言えば親切で荷物を降ろしてくれてバイバイと言ってくれる。
で、九龍駅でシティチェックインを済ませれば荷物は運ばないで済むから非常に便利。
なぜ日本(特に関西)はこういうところはうまく行かないのかと思う。列車と飛行機が近いのは良い。


私はLCCなのでANAに両方預けてしまう。
ANAはビジネスクラスなので関空で優先に出て来るわけだ。

6分も待てば列車が来てしかもガラガラ。こちらも手荷物のみになっているので楽。
車内にはUSBポートやWi-Fiも完備されていて快適。
日本には選択肢があるがここまでのサービスがあるのだろうか。

空港で列車を出ればカウンターを経て同じフロアで荷物検査とイミグレになる。
非常に簡潔。階段など無い。しかも広いが列が出来ずにまた快適。
関空や仁川は劣悪だったので香港の空港の完成度を痛感する。さすがのアジアの最高峰な国際都市だと思った。

制限区域内に入ってカフェでランチ。程なく別れて私はLCCらしい、どえらい遠いビルの最先端のゲート201番に向かう。大空港で地下移動列車で二駅も移動。

ほとんどがLCCのために作られたであろう最新の施設はありがたいが、まぁこの歳でこういうのって自営業らしいと思った。ビジネスマンは皆無。
彼らはJALやANAでしょう。イミグレの後にすぐにゲートがある。しかし、少なくとも空港の深層を知るにはこれも楽しい。
で、日本語のアナウンス等は無いので言葉が苦手な人にはお勧め出来ない。


さて、この飛行機。一人通路を挟んで同じく自営業か節約社長らしき日本人が座ってるが機内はほぼほぼ香港人かと思う。

まぁ飛んでからは思わないが先ほどまでは馬鹿でかい声の会話や隣の大丈夫か心配になるほどのいちゃつくカップルに若干引いた。ひたすらイヤホンで音楽を聴いておいた。丁度古楽の特集をした雑誌を購入して持参していたのでお勉強しながら飛んで来れた。


年末年始の日本などに行ってどうするのか聞いてみたい。香港の店は大抵は22時半~23時までは開店しているので、日本の普通のお店の21時閉店などの常識ぶりには戸惑うだろうと思う。もしかしたら日本人の知らない何らかの情報はあるのかも知れない。



さて、3時間半で関空に着くが今回の香港の総括。


24日はえぐい人で半島先端のハーバー付近には怖い程の人で賑わう。本当にえぐい。
25日は祝日でその8割ほどになるが真っ直ぐは歩けない。
26日はボクシングデーという祝日らしい。経営側が従業員を休ませボックスに入ったプレゼントを渡すのが由来だそうだ。

と言う事で何も知らないで例えばイヴの夕方以降に日本から来ました、なんて事をすると想像を絶する時間を要して簡単にはホテルに辿り着けないという事に。
まぁ当分は控えよう。確か既に記載したが、人の多さによる広東語なりが耳に非常に悪い。多分難聴になるだろう。

以前に比べて香港人に笑顔が増えた気がするのは経済の円滑さの証拠かと思う。
マセラッティなどの高級車がバンバン走っているし。

食事は間違いない。
逆にネイザンロード等にあった看板類に圧倒されたのは昔で、現在はシンガポールのように綺麗になってしまった。

排気ガスやPMによる空気はえげつなく悪く一週間は無理だと感じる。グーグルから空気が危険レベルとの通知が来る位にだ。

どの宝石店にも中国人らしき家族連れがおり、身なりはハウスウエア。楽しそうなのは何よりだ。



日本人などは壊滅したほどいない。
インド人の「社長、偽物時計あるよ」は場所を広げて活躍している。

少なくとも何かと楽しい町に変わりはないものの、非常に体力と聴力に疲労感がつのる。

で、機内1番に座っているがずっとトイレの匂いがしている。ここまで来ると早く愛犬に会いたい。

あと二時間十五分の我慢だ。
やはりLCC、シート自体のクオリティが悪いので座り心地が悪い。



@到着した。ドトールで身内待ち。店員の機嫌がすこぶる悪いのが興味深い。まるで他国だ。
先日まで税関でもパスポートをスキャンされたが今日は簡単に記入した紙を渡すのみ。コロコロ変わる。

何より日本人の少なさに驚く最近だが、これに出国税などという阿呆の考えそうな馬鹿げた税金を課したらますます出なくなるのではないか。
日本人の少なさはここ最近の帰国時の再入国ですぐにわかる。とにかく誰も並んでいないのでせっかく自動登録したのに機械の方が時間がかかる始末。



香港訪問は英国留学中に寄港してからもう10回程で30年になるが、ホテル日航香港も無くなったし、何より免税であろうがフェラガモやヴィトンを購入する意欲も今は昔なのかもしれない。寂しいやら余裕が無いやらより、移動欲等、興味が無くなる事が国力の低下に繋がるとは言い過ぎなのか。


2017年12月25日月曜日

Mr.Henry



何度かお会いしているが、香港でプライベートには初めてヘンリー・フォーさんと会食の日。

ランチにはまぁ素敵でモダンな広東料理店に連れて行ってもらった。
想像と違うインテリアのどちらかというと高級高層ホテルの洋式ロビーかラウンジのような店内でバーも併設している。明るい日差しが差し込み、眼下にペニンシュラホテルの屋上とヘリが見えた。


味は文句無しでさすがだ。あっさりしているが食べ応えとしっかりとした味が付いている辺りは食は香港にあり、だと思った。

リコーダー事情も色々と聞き、同じく留学世代と古い世代がハッキリ別れて活動している事も我々に似ていた。簡単な大合奏指導か独立したソロイストかに別れるのは同じ状態かも知れない。彼は私のロンドン時代にアムステルダムに留学していた。



すっかりごちそうになってしまい恐縮しつつ、別れ際には我々が行こうとするMRTに直結するエスカレーターまで見送ってくれる丁寧ぶり。あくまで静かな紳士なのだった。
自分の業績など語ろうとしないのは楽だし、とにかくゆったりと時間が流れていく。



かなりのお喋りをしてからMRTで運気を上げると言われる有名な寺院に参った。


今日も祝日らしく町中はえぐい人だったが昨日のイヴの日曜よりはマシだったかと、


東九龍のスクエアでサラダにビールをのみ、スーパーで買い物をし、ハーバープラザを散策し、昨日の雲呑麺をほおばり、ホテルに戻るもクタクタである。



先ほど気付いたのだが、歩く人の多さは流れがあるとして、とにかく声のボリュームが大きくて耳がやられるのだ。因みにグーグルによれば空気が危険な程汚れていますよ〜らしい。

赤ちゃん連れや乳母車の多さにも驚いたが果たして大丈夫なものなのだろうか。

そして相変わらず(多分本土の人達が)ラフに宝石や時計、ブランドを買いまくっている。

で、日本人にはほぼ遭遇しない。一頃は日本人だらけだった筈。それだけに日本語表記が減少しつつあると思う。あくまでも親切で(どのアジアよりも)英語が通じるので楽ではある。しかし、時代の変わり目に生きているのを実感する。

為替の関係もあるだろうが日本航空に日本人はほぼおらず、日航ホテル香港は無くなり、町中には日本人らしき人がいないのだった。



イヴの香港は相当な覚悟が




昨夜のフライト話を少々。
シートはビジネススイートという新しい中距離用。フルフラットになる面白い考え方。全員が通路に出れる方法のもの。横に6席なので前記のアシアナ横4席にくらべれば随分幅が狭いものの、日本人得意の狭小空間の居心地の作り方は天才的だ。(が、窓際シートは立つときにまず間違いなく天井の二室に頭をぶつける)


窓の席には通路に出る通路がある。ほぼ荷物入れに頭をぶつけた。


ん?と思ったのはウエルカムドリンクが無い事と、大抵は配布されるペットボトルもくれず、メニューは既に冊子入れに入っていてわからず、という点。

食事はさすがJALとうなるものの非常に残念な気がした。
先般搭乗したキャセイやアシアナはそういう面も完璧だったからだ。どうしたのだろう。


よくぞ考えた空間。窓4つ分は凄いCクラスのシート



香港の空港へは上空待機のため遅延。しかし到着後は夜中からか空港のイミグレも荷物もほぼ待たないで空港横のリーガルエアポートにインした。

風呂で疲れをとり、すぐに寝付き、翌日はまぁまぁの時間にはアウトして空港鉄道でさっさと移動した。電車はガラガラ。

いつもそうだがこれが非常に便利でクーロン駅までなら24分で到着し無料のバスに乗れる。
これもいつもそうだが運転はスマホ見ながらだし世界1荒いので心臓と重力に弱い人には向かない。座っていても滑り落ちるので何かに掴まる事が重要。
まずはシェラトンで次が我が「パークホテル香港」なので楽な方。

チェックイン時点が10時台だったため2時に戻って来てね、荷物は預かるので。
で、非常に快晴なため久しぶりにビクトリアピークへ。
20年前程に行った雰囲気の良い「ピーク・カフェ」にて正午の混む前にランチ。
少々高いものの美味。香港は食べ物にはずれが無い。


うろついてワンチャイ行きの二階建てバスに乗って降りてきた。
因みに日本のスイカのようにオクトパスカードなるものをを持っていると便利。
このバスがおよそ160円位で簡単に乗車出来る。
乗車時にピッとするので案内があれば降りるだけ。(漢字、英語は必須)

降りて乗り換えるMRTはクリスマスイヴのために既にごった返していた。東京のよう。
ホテルへのチムチャーツイ駅で降りて足の角質を取りに。
恥ずかしい程取れるので恥ずかしい。

チェックインはしてあるのでパスポート確認だけして部屋に。
多分グレードアップされて通常より明らかに広くて快適で清潔。
さすがのパークホテルグループであるが、一泊二万を切って予約をしたので上手くいった。特にクリスマスなのだから尚更なのだ。

で、クリスマスイヴは大変な規制線を貼られ、車の中心部への流入はほぼ駄目になる。
ようこそ午前に市内のホテルに着いていたようなもので、殺人的に人が溢れるのだった。

これは実にうかつ。英国の統治下にあったとはいえ人の多さと店のセールは半端ない。
コンビニなども入れないほどに。しかも乳母車に子供が深夜にお出かけしている。所々で赤い帽子をかぶって音楽を奏でている。皆さん楽しそう。

素敵なのは、街全体のイルミネーションでこれまた半端無い。
九龍と香港島同士の高層ビルが競うように可愛いイルミネーションを表現している。
個人的には、やはりペニンシュラホテルの上品な飾りが気に入りだ。



さて、一通り湾の周辺を歩きに出る。
ホテル近くで最高に上手い雲呑麺33ドル(かける16円)が今日の夕食。
どうやったらこれほどに美味しく出来るのかというほどに美味しい。

歩き廻って東九龍地区で欧州風カフェで外のテーブルで生ビールを。
後に男人街、上海街をうろついてヘロヘロ。

しかし12月は20度程で晴天が続き、通常に想像する蒸し暑そうな香港とは全く違う。湿度も少なく雨もなく、何より熱さで参る事もないのだ。
ここへも実にもう10回程は来ていると思う。

香港島に沈む夕陽に遭遇。


特に何も無いのにうろつく、安くて美味しいものを探すだけで集中力が高まり、非日常となるのだった。(人がめっちゃ多く、空気汚染は最悪だけど、、)

明日は香港のリコーダー奏者、ヘンリー・フォーさんと会食する。




2017年12月23日土曜日

香港へ



この2日、人の多さに辟易したため、可能な限りの乗り継ぎ移動をやめて新宿から一気に成田空港を目指す事にした。

少々贅沢だが何せ往路のビジネスクラスがマイル利用で無料なもので、ならばと特急の成田エクスプレスを利用して快適に成田空港に移動。

ターミナル2の方が古いというのが面白いがそこに予めスーツケースを送ってあるのでピックアップ。更に荷物パッキング場というスペースがあるので出来る限りまとめられた。この場所は良いと思うし、ある意味さすが古い空港だと思う。

凄く珍しく荷物検査も通過。自動ゲートで出国は楽勝でJALのラウンジに。


ここでまでで思ったが、都知事の問題で話題になったがビジネスクラスごときではあまり特別感がない感じだ。昔なら凄い上級な感じだったはず。

カウンターもファーストや上級会員との格差が凄い。
こちらはもちろんほぼ並ばないが、ごく普通のカウンターがあるのに対してあちらはクリスマスオーナメントにプライオリティレーンの使用が出来る。先日のソウルもそうだったがビジネスは普通レーンなのだ。関西は違う。

結果としてはそれほど苦痛ではないが、都知事さんの気持ちが少々わかるというもの。
まぁ普通にラウンジにはいないでしょうけど。

ラウンジは親子連れで2割が子供。パパの会社がお金を出しているのだろう。誠に羨ましい事だ。

ロス行きは遅延らしいが我々は定刻発の最新鋭のボーイング787−9に搭乗する。
気圧調整、湿度管理などがされており快適。


実に日本の東にいる気がするが5時間と20分もかかるよう。ただ、個別スタッガードシートでフルフラットになる機材のようでワクワクする。
これはエアラインファンなら当然。移動も楽しい。やはりLCCは味気ないので。





@成田国際空港





横浜、東京




仕事を終えて関西空港で車を預ける。
何日でも五千円というパシフィックパーキングという業者が便利だ。

初めて「スターフライヤー」社のフライトに搭乗した。
結局は全日空の共同運行なため地上係員等は全日空職員。

乗客もほぼビジネスマンで慣れた感じで静かなフライトとなった。
180席を150席にするとこれほど広いのかと。
エコノミーとしては秀逸であった。飲み物とチョコレートにサービスがある。





1時間弱で羽田に着くもターミナルまではバス移動。
しかしウィングを歩かないで空港出口なので鉄道駅までは意外近い。

京急線で都合横浜に向い、乗り換えて元町中華街駅で降車。
随分と久しぶりだったがその中華街の「馬さん(まーさん)の店」で食事。
中華街は一頃より人がいないし何だかとても綺麗になっていた。
店の味は申し分なかった、というより美味しく安価であった、、、が香港に向かう向かうのに。

実は「ワンハーモニー」というホテル会員のポイントが貯まっていて、失効も近かったためJALシティ関内に無料宿泊した。モデレートツインの部屋が無料。


翌日は元町中華街駅から東横線で渋谷へ出て東京に至る。
渋谷、新宿をぶらぶらするも電車からして人が多過ぎて疲労。
よくぶつかって来はる。ソウルもよくぶつかられたか。

考えてみれば凄く久しぶりの東京だが、何だか外人さんの店員さんが関西の比ではないくらいに増加していている事に驚いた。


まぁする事もないので東京の宿泊所に移動した。
父の故郷は東中野なのだが、そんな小さいスポットでも何でもあるのが便利。


明日成田空港から香港に飛ぶ。


2017年12月21日木曜日

京芸リコーダーアンサンブル公演



なんと!
学生諸君によればこのような大学のクラブ活動の校舎内公演にこれほどの方々が聴きにお越しになることは今まで無かったそうで、実に50人に及ぶ聴衆の方が京都の奥までお運びを戴きました。京都大学のクラブの学生さん、近隣県のアンサンブル愛好家の方々、高校生が2グループ等多様でした。




リコーダー自体は専門楽器ではない学生とは言え、オーボエ、ファゴット、トロンボーン、歌など、ほぼ若手プロの音楽家の集まりですから、第1回とは思えない充実したコンサートとなりました。リコーダーを通して皆がつながってゆく等は素敵な事です。

ばりばりのバロックの授業で奏法を授業で学んだ上にそもそもが和声法、対位法、指揮法、管弦楽法なりオーケストラの授業等で鍛え抜かれている精鋭部隊は俊敏に動き、演奏し、私への気遣いまで高次元でこなしてくれます。




何より、当方からすれば20代前半の若者達の行動力とフレッシュな音色などには充分癒された次第です。

私とて未経験だった本日の公演。感慨深く濃い意味深い一日となりました。





京都へ、関東へ



大阪の大学の方は都合、今年度の授業を終了した。
昔は写真や何やとあったが最近はドライで振り返ればもう誰もいなかったりするのが興味深い。確実に時代と情が変化している。「一年間お世話になりました」などは我が国ではもう死語なのだろう。私にはそれが楽ではあるが、そう思ってしまうこちらも変化しているという証明かもしれない。自分を含め皆が必死でよくわからない事を頑張る事に頑張っていて、目的と「心」が無くなって来ている。その点、外国の友人がまだまだ優しい。


それにしても齢53に90分×4コマ連続はキツい。権力側に言い続けるもうざがられクレームは瞬殺で一蹴される始末。仕事があるのはありがたいと思え、ということか。初老のバイト講師にしてはキツい。


さておき、明日は京都芸大で新設のリコーダーアンサンブルクラブの第1回定期公演。熱心な学生に頼まれて監督にしてもらった?だけに、精神的な責任感が湧くのは否めない。ここは優秀な学生の集まりだからほとんど私には何もさせてくれないのが何とも可愛いが、やるからには音楽学部の学生だけに非常にスキルの高いアンサンブルを望みたい。実に9名が在籍している。



で、その後日、関東方面に用事を済ませプチバカンスに成田からクリスマスの香港へ飛ぶ。香港のリコーダー奏者ヘンリー・フォーさんと会食やクリスマスセールが楽しみ。
外国人ときたんなくハナシをするのは非常に楽で楽しい時間だと思う。


毎度飛行機のハナシで恐縮ながら、関西空港からスターフライヤー社機材の全日空便で東京羽田へ。これは普通席。通常180席が多いA-320の機材に150席しか配置されておらず、全員が広くて優雅だと聞く。北九州をベースにする格安でもないが休めの価格一万円は軽く切るのでありがたい。


成田からはJALの新しい機材のB-787で香港へ。関西からよりも随分時間がかかる事に驚いた。5時間20分だそうだ。関西からは3時間半。
これはマイルでビジネスクラスなのでご機嫌。JALのビジネス等はバイトでは夢だ。


しか〜し!
復路の香港から関西は私だけマイルで席が取れずにLCCの香港エクスプレス航空なのだった!前にも乗ったが事故でもあったら日本人は多分私だけだろう、というくらい香港色が強い。日本人常務は無く、日本語のアナウンスなどあろう筈も無いのは逆に楽しい。

最後のフライトが残念ではあるが、まぁ気温18度前後の香港で楽しんで一年の自分の労を労う事としようかと思う。

また詳細はご報告します。



2017年12月18日月曜日

機材 

♫  

マイレージ使用、同じ飛ぶなら良い機材を狙いたい。
週末なら夕方の118便はB777が飛び、ビジネス・スマーティウム・クラスのシートに充てがわれる。勿論調査済みであり、研究してある。





現在二人並列のタイプはマイナーになりつつあり、スタッガードというジグザグレイアウトが主流。これは本来、横に2、3、2、だったシートが4になり即ち贅沢。
一人当たりの占有面積は横のテーブルや棚を含むため、一昔の3人分のスペースと考えられる。これをスタッガード方式と呼ぶ。





これは小型や中距離せんの場合は使用されないものの、週末の関西線では有効。

とくに偶数のAかEは窓よりで引きこもり感まであって言う事なし。
ましてやシートは180度フラットにもなるし、サービスも至れリ着くつくせり。

残念なのは大型機なために1時間10分と少しであること。長距離時に搭乗したい。
なかなかセンスも良い機内は快適そのものであった!


2017年12月17日日曜日

帰国



ホテルがソウル市の東大門にある日系の東横インで、チェックアウトならびに10時までに部屋を出ないと掃除はせんぞコノヤローと書いてあったので、過労しまくった事だしホテル前から空港行きのバスが出るので10時は乗車して出てやった。

さぁ、ここから外国。

3列シートという日本にはない空港バスは快適そのもの。時間に超余裕がある場合のみ有効だ。1万5千ウォン(1600円ほど)と高いが良いだろう。
運転士座席付近の札入れに2万ウォンをいれたら左の違う機械から5千ウォン紙幣が出てくる。勿論しっかり受け取った。

疲れているのでウトウトしかけた頃に、誰かが取り忘れとのだろう、「おつりは取ったか〜〜!!!おめーでねーか!!」みたいに私を見ながら指名絶叫される。
今思えば戴いておけば良かったが正直な日本人は「もう戴きましたよ〜」。
あぁびっくりした、、、声が大きいねん。


70分程度で空港のドマン中に到着。これで11時5分頃か。
アシアナ航空のガラガラのビジネスカウンターでチェックインで快適。ユナイテッド航空で貯まったマイルを使用する。
機材は刷新されたスタッガード式の横4列、即ち窓際にひとりのみというプチ贅沢のシートになった。これは嬉しいし、まぁ贅沢だ。
アシアナ航空のB−777は今まではビジネスでも横7席だっただけに。
長距離機材を狭間で近距離で使うためこのシップが使用されるのだった。(航空マニア)人見知りの人にとってはありがたい。隣が無い。

と、これは良しとして、この阿呆なインチョン空港にはいつも閉口する。
荷物検査の行列はおよを500人がひしめいている。しかも確認しても通常はファーストやビジネスは専用レーンが使えるのに通常レーンなのだと。なんじゃそれは。

荷物検査を終えて出国審査を終えるまでに40分を要した。こういう無駄な時間がお好きなようだ。(テロリストとして自爆するなら荷物検査前のここだな、とは悪い冗談)

空港はそもそもサービス業の筈で使用料も取られているのだ。世界何位とか宣うが全くそうは感じない。いつも不満だ。
スカイトラックス社等の調査員はどうやら出入国をしていないと思う。
劣悪、非道なのだから。多分乗り遅れる人も多いだろう。
因みに私はチェックインから出発まで6時間あるので余裕だが、、、


チェックインからラウンジまで45分を要した




疲労がひどいのと意味不明な大学の文科省に対してか何かの己の今年度の「業績書」を提出させられるのだが、本年度はあまりに業績が多いので記入が大変なので元からこのラウンジで書こうと持ち込んだ次第。



おかげさまで2時間弱で書き上げた。出世も関係しないのに書類ばかりの荒唐無稽さは笑える。必修科目はさておいて、選択科目の授業では学生の授業履修希望が多ければ即ちそれが評価に直結すると思うのだが。




勉強の出来る残念な役人と専任職で出来た国なので外国育ちの私には実力主義の私は未だに馴染めない。ろくに英語も喋れないのに偉い役職で偉そうにするなどは笑える。まぁどうでも良い事か。


ところで、ビジネスラウンジはまぁまぁ快適だが、赤ちゃん、ガキんちょ騒々しいのはなぜだろう。パパの会社のお金でそうなっているのか?いっそ遊園地でも作れよな〜。
周りに迷惑だしと注意しないめでたい親が世界に依然多い。
ファーストクラスはそのためにあるのかと思う。

@仁川国際空港

マイナス7度




どうやらソウルも異常気象だそうで今日はマイナス1から7まで寒く、日本の感覚とは違って顔が痛い系?には参る。

朝は南大門で常連になった眼鏡やさんで老眼のスマホ用とお洒落舞台の譜面用を作るも込み込み8千円なり。もう5回目位でこの顔を覚えてくれてとても人懐っこく親切にしてくれる。高いものを売ろうとしないのが良い店だと感じる。

あとの行きつけでも、やれお茶を飲んで暖まってね。ボタンだけを付け替え希望で行ってお父さんの店ではお店からコーヒーまで運ばせてくれる。

知的侵害のいけないマフラーを売る老婆とも折衝し簡単に3分の2になった。

常連の店の人(通称山田君)がお昼の美味しい店を紹介するので、といって市場のレストランに至っては紹介サービスでトッポギまでサービスしてくれる始末。

基本的にもの凄く親切な待遇を受けている感は否めない。楽しい事だ。


****

さて、今日は先輩の方の夢のこの地でのコンサートの一躍を担う仕事がある。

先方の用意してくれたホテルに移動するのに地下鉄が安いので使ったが、まぁ未だに階段国なのでいささか疲労した。

東横インが東大門にあるのでから便利。基本は日本と同じ。しかもメンバーなので4時のつもりが我々は3時にオッケーでラッキー。地下2階もレアだ。

その後、ワンシムニ駅近くの開場で二回公演。



非常に珍しく、2回目までにアルコールが許可されて、勢い飲んだものの、二回目までの不確定な時間に気分を少々害した。体調に無理もあるのだ。吐きそうな気分を取り戻す魔法の薬で事無きを得たが、まぁアルコールが入ると憑依が凄くておよそ日本ではお聴かせ出来ない程のインプロヴィゼーションが演奏可能だった。なぜ1回目と違う?アルコールだ。

予定の時間を20分過ぎて開演。滞り無く。
次のステージは23時。私は適さない時間だが仕事に集中するしか無い。

結局、地下鉄は無し、タクシーは寒いと捕まらないので、何と知り合いの知り合いのタクシーでホテルまで戻れた次第。

愛情や時間配分の約束が乖離するので、予定の立たない不確定要素で気分が悪くなって困った。恐らく音楽家には向いていない、何より酒で盛り上がる人々のノリが理解出来無し。



疲れ過ぎたので、明日は5時間前には空港に到着して孤独になり、平常心で日本に戻ろうと画策している。


あぁしんど

2017年12月15日金曜日

移動の無駄さ@KIX~SEOUL



縁があってこの時期だがソウルの飛ぶ。
関西は存外、安近短なのは良いのだが、どこの空港もターミナルでの出来事でストレスが多い。

毎週移動するなんて仕事ではなくて良かったとつくづく思う。
待たされる、並ぶ事に疑問を持つ性格なのだから仕方あるまい。


自宅から自家用車で1時間程で関空に。
関西の空港にはKIXカードというモノがあってポイントが貯まり何かと優遇されるので便利だ。
例えば駐車場などは一日無料になるし、それ以降にも割引になるので最近の空港の駐車場は存外車が多い。


今回はピーチ・アヴィエーションの5便で午後12時45分発の便が往路なのだが、これがターミナル2(1から連絡バスで7分)を使用している。
復路はアシアナ航空なのでターミナルは1。さて自分の車をどうするか。
元気なうちに1に停めておいて、帰路を楽にしようという事に。


でもって、(特段に混まない)連絡バスでターミナル2に移動する。
LCCの自動チェックイン機が2時間前に起動するのだが、10分程前に到着してしまう。

それでも韓国人らしき乗客が30人は並んでいる。
かえって半時間後等に来た方が並ばないのだと思う。
で、預け入れに荷物に並び、Wi-Fiを受け取り、荷物検査に並ぶ。
出国は自動ゲート使用だから良いが、機内に入るのに並ばされ、飛行機直前で並ぶ。


さて、国力低下の側面をみたが、使用機材遅れのため遅れます~は良かったが日本語と下手な英語のみでアナウンスされるから韓国の人たちは遅延するのにぞろぞろゲートに並び出す始末。我々日本人は理解するので待ち合いに着座しているのに気の毒な事。結局、25分後にようやくだったのでまぁ忍耐深い方々なのかと思う反面、なぜソウル行きなのだからあちらの言葉でアナウンスして上げないのだろうと思った。

搭乗規制には厳しいルールがある反面、安いから遅延してもそちらの言葉ではアナウンスしない徹底ぶりは見事だが、日本人の力としてはどうかと感じた。
親切心に欠けるではないか?
興味深いのは横から出発する中国資本の春秋航空のアナウンスが中国語優先で申し訳程度の日本語が後からプラスされていた事だ。これはあちらの国力かと思う。



さて、極寒の地に向かうのはそれほど嬉しく無いのは正直なところだ。
南国に向かうキャピキャピ感が全く湧いて来ない。
どれほど寒いのか、や、現在の情勢も情勢な故だろう。
仁川(インチョン)空港などは38度線ギリギリにある町なのだから怖い事である。

ソウル市内はマイナス一度

今日は市庁舎駅で待ち合わせ、夕食にて以前数回共演したジ・ヨンちゃんと会食。
とてもスキルの高い謙虚聡明な女性奏者で音楽を作るパートナーに最適な人物。
秋口に日本に招いてコンサートを催すつもりで楽譜を渡したり骨子を話したり日程を聞いたりする訳だ。



明日は夜に東大門から程近い空間で知り合いの日本人グループに依頼されたライブコンサートに出演。あさってには帰宅して、週明けはまだ続く大学の授業に出ねばならない。


で、半時間も遅延でソウルに着きそうだが、さてこの続きはどうなるやら。
バスで楽々ホテル前か専用空港列車(バス代の半額=さらにJCBで数割引き!)でソウル駅経由の地下鉄で行くか迷っている最中な機内。

*****

いつもの通り格安航空の少しだけグレードアップの最前列の1番席に座っているが、ABCは0人、DEFは日本人。珍しく後ろも0人という状態。
だからどうした。はは。


到着して降機したは良いが、入国審査までの移動には移動電車に乗らねばならず、もの凄い人で乗れない人もいる始末のぎゅうぎゅう。

並んで乗っているが同じ扉が開くため後の人が先に降りる始末。
二つあるエスカレーターは一つ故障点検中で凄い事に。
エレベーターで難を逃れたが入国で並ぶは並ぶ。まぁこれはどこでもあるかもしれない。
荷物は既にまわっており、すぐに取れたので良しとしてここからまだまだ修行であった。


リムジンバスで以降と決意したのが間違い。皆さん絶対に乗っては行けない。
まず大きな空港なので乗り場か二つある。
11Bで待っていると5Bに行けという。これで既に一本逃した。

バスに乗ると三列シートで快適なのだが、如何せん週末金曜の夕方のラッシュにかかったのだった。

待ち合わせが18時なのだが、目的地のバス停についたら18時5分。そもそも70分の予定に110分を要した。
バス停とホテルが近いので便利だが、時間を見る感覚がいけなかった。

何とかネットを使って連絡はしていたので先方には待たせて悪かったが、気が気でない。
よほど余裕が無い限りはもう一生乗る事は無いだろう。
大都会のえぐい渋滞で自律神経は崩壊した。


ホテルは数回来ている気に入りの小さめの上品なザ・グランドホテルミュンドンという所で、以前にお得意様カードを戴いたので提出したらば、2ランク上の広いお部屋になってこればかりは最高。

しかし、チェックインの後、シティホールまで(途中両替をして)駆け足で歩いたのでまぁ忙しい。何とか彼女に会ってとにかく遅れてごめんね、と。
逆に彼女が指定した場所で少し難解だったために気を遣わせてしまった。



連れて行ってくれた韓流薬膳中心のレストランは美味しくて、かつ打ち合わせや相互理解も上出来で譜面も渡せて未来が楽しみになった次第。

ホテルグレードアップの一環でいわゆる電子マネー千円分などもついて来たので水分などを買い込みホテルに戻ると23時。

お疲れさま。中身は濃いが、移動に無駄な時間の多くを費やした一日であった。

プライベートジェットとヘリが欲しい。高須クリニック。

2017年12月14日木曜日

ソウル、香港へ



自営業は地元のルーティンワークのみでは将来に不安が多く、故に日本のみならずアジア諸国のチャンスや関係を自らの(少々無理のある)コミュニケーション力で繋いで行かねばなりません。ただでさえ移動するには無駄な時間が多くどさ廻っているより出来れば地元での活躍が良いのですが、お笑い界よろしく多様化はとても良いのもののまだまだまだまだ上は詰まっているもので大変です。

待っていれば仕事がくるなど20年早いでしょうか。とにかく可能な間を見付けて自ら動きます。
これにはLCCもマイルも非常な助けとなるのです。行きは格安ピーチの五千円、帰りはマイル利用アシアナ航空ですわ。



怒濤の年末の中、この週末にソウルに渡り、現地奏者と近未来のコンサートの打ち合わせ、並びに日本人4人でのライブコンサートでリコーダーの演奏をします。
また機内からご報告を。
このくそ寒い中、更にポリティカルに不安定な中、更に北に向かうのですから風邪でもひいて情勢が変わればもうお会いする事もないでしょうw



更に、再来週のクリスマス前後は横浜へ。東京、成田から(マイルで)香港に渡り、リコーダー奏者と会食と消費税無きセールと食を楽しみます。
ここは特別区ながらどんどん大陸に浸食され思想的に変化のまっただ中ですが気候は沖縄以南ですから気が楽です。


年末は日本でゆっくりと過ごします。
お正月は日本に限りますよ。


2017年12月12日火曜日

グロテスク



グロテスクな内容につき、以下駄目な方はご拝読戴かないよう。








本日の朝、JR西宮駅にての出来事でした。






神戸方面での仕事のために肌寒いプラットホームにて乗りそびれた列車を
待っておりました。



異常に多いカラスを不思議に思いつつですね。
尋常ではない数のカラスがレールの上をひたすら塞ぐ訳です。



昨日ツイッターで確かに見た記事に、この駅での人身事故があったことを思い出し、
ゾッとしたわけです。

2017年12月10日日曜日

詐欺被害の手前



先日、ある大手新聞社の勧誘員?が来て、前の新聞を辞めた後にうちと契約する事になっていますね〜なる要件。そのロジック自体が理解出来ないが、そうだったっけなぁ〜となる人もいるのかもしれないだろうから新手の詐欺の誕生だろう。

そもそも取っていた小型の新聞自体が廃刊になったからそのまま新聞を辞めた次第だ。
ましてや他の新聞社を取りますよ契約など思想的にあろうはずも無いだろう。

書類を見て失笑してしまった。
全く見た事の無い文字でご丁寧に住所、電話番号にサインまでしてあるではないか。
その書類の写真を撮らせろ、と一旦取り上げて写真を撮影。筆跡が笑える程に異なる。
実は私自身、誰も書かないように字体をある部分全く逆に記す方法を高校生の時からしているのだった。教師なら間違いだと言い退けるだろう。存外役に立つもの。

「実に怖いですね、私達の文字では無い。あぁ怖い、こんな事が大手の新聞社にあるのですね、怖い怖い、ご苦労様、あなたも騙されているのかもね〜」とひたすら冷静に言い続けた次第。実際に大手新聞社が偽造書類を作成している事になる。まぁそこそこで帰って行ったがこういう事があるのですね。


良い機会で消費者庁のHPを閲覧したら新手の詐欺の数に驚いた。
みなさまも決して押されないようにして下さい。
香港の商人のようになんやらの言葉攻めで圧倒してきます(経験談)が、断じてそういう事実は無いと言えば良いでしょう。けんか腰はアホらしい事です、驚いて冷静に。


偽造文書作成を平然とやらかして勧誘を装うのが大手新聞社なんて事自体が随分世知辛いものです。

2017年12月7日木曜日

新設 船場リコーダー倶楽部アンサンブル教室



先行予告ですが、

2018年4月から12月まで計9回、「第3火曜の13時半から15時まで」の90分、大阪市中央区は南船場にて「船場リコーダー倶楽部」を開設します。

月に一度、長堀橋駅近辺のスタジオにてアンサンブルをお楽しみ戴けるようい鋭意準備中です。
指導は私が行います。
ご参加はリコーダーの運指をご理解戴いている方に限ります。



どうかキャンセルはご勘弁戴き、ご興味がありの場合は「私」にお問い合わせ下さい。



shigeru515monteverdi@yahoo.co.jp
タイトル:「船場リコーダー教室の件」


随時お返事可能な場合には致します。

8名で募集を停止致しますのでご了承下さい。

以上、先行予告でした。

2017年12月5日火曜日

休日と教材研究



実にありがたい事で、この家業でこの国で生きていくのに休日などはあるはずもなく、敢えて体調や自律神経を休めるために数ヶ月に一度、何もしない一日を作る事があります。今日がそれ。



で、銀行の用事(この御時世、あの金利で公的資金投入の過去も忘れたのかまさかの手数料を値上げする等の情報に驚愕!)や眼鏡の調整やらに自転車で。

眼鏡市場さんの「ゼログラ」というモノをかけているのですが、調整を頼むと、ネジから鼻あてなどを取り替えてくれて、0円でした。銀行とえらく違いますね。


久しぶりに大型書店に出向くと、とにかく縮小さらており、更に南側にあったカフェも廃止されていて寂しい限り。学術書はペーパーであって欲しいと思います。


気になっていた歌謡楽曲の楽譜を探し当て(自費で)購入。
帰宅して、ひっさしぶりに手書きでパート譜を作成した次第。
ほとんどの専門教本は「現在」の楽曲にマッチしておらず、こういうものをこしらえて授業で使うので先生は色々大変です。


しかし、たまには休むものですね〜


2017年12月1日金曜日

建設的展開 三題




先般、出来立ての京芸リコーダーアンサンブルクラブが大学の主催する催しに推薦され、学長室でミニコンサートを行いました。私は控えて出席しませんでしたが、他の教員や職員、学生などが集まり、この大学でのリコーダーへの認知が少し上がったようで嬉しく思います。

その放課後には私のお稽古の時間。
普段はオケなどの授業がある木管や打楽器等の学生が中心のため、第二専門楽器的感覚ながらも程よい緊張感や専門用語の応酬で、軽い叱責も可能ゆえに音楽の質を高めて行く事が容易で充実した時間となりました。月末の演奏会が楽しみです。



さて、今日の昼は台湾の友人が来日。3月に招聘されているフェスの詳細と未来への会合。先方がプロのマネージャーを帯同して来て3時間弱に及び会議をしました。
実に建設的で、いわゆる経営のプロがいる事で未来に光明をみた感じです。



音楽ではプロであっても経営はずぶの素人という人が多く、結局は「縁が切れる事」があります。少し食い違っていた感も否めない私の意見と今回で一致をみました。何よりです。



また、今夕はリサイタルにはほぼ演奏して戴いている友人とも夜に会食。

一年をかけて「イタリアバロックの作品集」のリサイタルを慣行する準備をする方向で打ち合わせ。コレッリ、ヴェラチーニ、ジェミニアーニ等を予定。
リコーダー、バロックチェロ、テオルボ、チェンバロで、恐らく19年の春に私のリサイタルをする方向です。ご記憶下さいませw

2017年11月24日金曜日

久しぶりの沖縄




実に去年の八月から一年以上で久しぶりに短い滞在ですが沖縄へ行って来ました。

そもそも、いつも行きたいと思いつつも前述のように本年度は異常な忙殺で日程が取れない中、片道五千円強のジェットスターのシートを往復押さえられた上に、中部の金武町にある出来立てのコンドミニアムの7千円程(一泊フルキッチン付き)の安さが重なって出向けた訳です。

さて、飛行機ですがLCCも群雄割拠の中、ジェットスターで1列目を五百円程度で指定すると(以前には無かった)優先搭乗が可能になっていました。これはストレスが減って良いのです。足元は広く、間違いなく自分の上に荷物を収納出来てほぼ一番に出る事が出来ますので。

で、楽天で予約したABCレンタカーが48時間で五千円、というのも手前味噌ながらリサーチ力の高さかと。車種はトヨタのヴィッツでした。

天候はご愛嬌。風呂の水が抜けたかのような雨、曇天、強烈な太陽などめちゃくちゃ。


車で走り始めたら横にパトリオットミサイル車輛。
保護施設で初めてヤンバルクイナを観て釘付けに。
海軍の豪の跡を訪ねるも戦争の悲惨さを実感したり。

ほぼ遊ぶ事無く真面目な小旅行になりました。


2017年11月19日日曜日

城崎にて




本年度のみだったが豊岡市民会館が主催する「学校訪問コンサート」。
計算してみると実に3647名!!

豊岡市立の施設を訪問し、リコーダー演奏や楽器紹介、その他の演奏を行いました。

 78名 小野小学校
219名 弘道小学校
 23名 寺坂小学校
118名 福住小学校
452名 日高小学校
 35名 八代小学校
 44名 静修小学校
 32名 高橋小学校
100名 清滝小学校
 60名 資母小学校
122名 三方小学校
187名 新田小学校
163名 田鶴野小学校
167名 三江小学校
737名 五荘小学校
 58名 港西小学校
101名 中筋小学校
388名 八条小学校
131名 神美小学校
110名 竹野小学校
 26名 中竹野小学校
 24名 竹野南小学校
142名 城崎小学校

40組 出石子育てセンター
50名 日高子育てセンター

小学校での驚きは、
その全てがジャーマン式であり、アウロスブランドのトヤマ楽器さんのモノであった事。100%とは凄い事です。子供達は須く真面目に聴いてくれました。先生方も。

同時に全ての学校にバスリコーダーは存在しておらず、知られてもおらず、喜ばれた事。
1校にテナーがあると聞きましたが、1セット足りとも1校にも無い事にも驚きました。しかしながら変に知られていない事で、実にリコーダーに対する興味が深く、実に素晴らしい反応と相容れてそのやり甲斐を感じた次第です。


駅近の食堂で実に美味ですが18時までに入って下さい。19時閉店。




最後は豊岡市に前入りしてビジネスホテルに宿泊。夕方に城崎まで出向いて「さとの湯」へ入り、魚屋の食堂「海中苑」にてお造り定食をば。もっと早く気付いておけば良かった!というくらいにお湯が良く、お味も実に素晴らしかったという、、。


さて、
将来に一人くらいは豊岡市出身のリコーダーの専門家になってくれたら嬉しいのですが。


2017年11月12日日曜日

小さな腹いせ😓



誠に小さ〜〜い事で恥ずかしいのですが、

阪神高速神戸線には姑息な手段の覆面ぱちょかーが数台、市民を守るよりは楽しく捕まえるのを生業にしておる権力側車輛がおります。税金投入先ですから苛立ちますね。

で、今日運転中に発見したので「適正な距離を保ち」4キロほど完全に追尾してやりました。車線変更も完全追尾。確かに指定速度で走ってはります。

私の乗る比較的早そうな車が不自然に遅いので追い越し車線で抜こうとする他の市民の車が須くスピードダウン。多分、20台の同志を助けた結果になりました。帰宅時も同じ事が起こり遂行しました。しっかし彼らも暇なのですね、特に晴天の日曜日は。日本に生まれて良かった。



それだけに少し気分が晴れた次第。


危険運転や完全なルール無視はまだしも、流れに乗る車の先頭を見つけるなど姑息な点数稼ぎを恥じ、公僕らしく本当に適正な方法で取り締まリなさい、と一市民として思いました。本当の罪を正面から取り締まるなど、子供に自慢出来るような仕事をして欲しいもんですね〜。


2017年11月10日金曜日

幸せか?



豊岡市の訪問コンサートも終盤。複数日で4校程を周り、およそ600人に音楽を届けて来ました。良い意味で純朴な感じの児童や一緒に真剣に聴いて下さる先生方を相手に演奏をしてると「やり甲斐」が非常にあります。間違いなく大喜びしてくれるのです。
大げさに言えば、幸せをお届け出来ているのかもしれません。




一方、私にはえらい不幸が襲いました。

素敵な余韻に浸って帰路の途中の踏み切りを渡った直後にパトカーが追いかけて来て強制停止。あの「威嚇体制」は例えば、中国人民解放軍が人民を攻撃した昔の事件のよう。
そもそも踏み切りでは停止しますよ。


若い制服の兄ちゃんが丁寧に「踏み切りで止まりましたか?」「もちろん」「私にはそう見えなかったけどなぁ〜」「はぁ?」、、、


さすが、権力。自分が正しいのだ感。威圧。

こんな若造との見解の相違で議論するのも時間の無駄。
取り締まりのための取り締まりをして点数を稼ぐ兵庫県警に楯突くにも嫌。
踏み切りを突っ切った車などならまだしもですね。小さい。平和で暇なのは良い事。

「ならば君の思う通りにしなさい、さっさと事を進めなさい、互いに時間の無駄でしょ」
と、徹底して逆に屈服して来ました。2点減点に9千円らしいです。嬉しい事でしょう。ノルマがあるようですから。

面白いものでこちらに説教をしたかったようですので論点を変えて、パトカーに燃費が悪い車を多く使う意味等を喋り続けてきました。で、

興味深いのは、結局、何が悪いのかの説明を果たしていない点です。証拠も無し。
私は停止している概念ですから反省がありません。踏み切り前には停止します。

事なかれ主義では互いに気が合ったとも言えますが、まぁ「人を幸せにする」仕事をしていない事は非常に気の毒だと感じました。まだ若いのに制服着用して田舎の単線の踏み切りを見張り、絶対主義を一市民に主張するなんて他の人生もあったろうに気の毒な事です。正義とはほど遠い事です。自衛隊はまだしも彼らは命がけの仕事もしませんしね。


私は今、子供達に幸せを届けて来た帰りですよ〜、と伝えて来ましたが権力側の若造には意味が理解出来たのでしょうか?
最後に「すみませんでした〜」と言われたのですが、どういうこと?


その後に寄った紅葉の素敵な場所で、暇で幸せそうな警官を捕まえて踏み切りでの原則を問うてみました。
タイヤが止まれば(左右の確認を怠っても)可、だそうですよ。


人を幸せにする、幸せだと感じて頂ける仕事をしていて良かったとつくづく感じた次第。
権力を持つと人は変わりますし尊敬は失うのでしょう。どの世界もそのようです。





2017年11月4日土曜日

シャルパンティエ



シャルパンティエの「真夜中のミサ」を大阪天満教会で演奏して来ました。

プロの演奏家というのは例えそれが愛好家の合唱団の方々のオケ担当であっても、経験と知識、技術で作品を本番までに深く読み込んでいきます。リハ中はスコアは勿論必携。
言葉に併せたア−ティキュレーションも必要で、宗教音楽に疎いと非常に違和感のある演奏になっていきます。



いずれにせよ愛好家の方々はプロではありませんので当然様々な事故も起こりえます。
途中で拍子やテンポが頻繁に変化する箇所などが「怖い」場所です。
一方我々は人を不安にする、ミスをする事はあってはなりません。

で、結局は音楽を支え続け進める事は当然、何気なくコンマ何秒で先導して行くのも仕事です。

個人的には作品統制の不安から軽い吐き気を伴いつつ前日を過ごし、当日も食欲は無く、しかしプロ側の本番力で無事に仕事をして参りました。終了と共に劇的に空腹感が襲います。特に管楽器は唾液の関係で一切の食事や炭酸もタブーです。

バッハ、ヘンデルに比べて耳にする事は少ない宗教曲に於けるオケのリコーダーパート。
作品力が高いのはともかく、とにかくアホ程読み込んで練習する事が結果を良い方向に導く気がしました。まぁ数年は無い仕事かと思いますが。貴重な空間でした。

2017年10月29日日曜日

合唱団へのゲスト出演



17年11月3日(金:祝)、大阪は南森町(大阪天満宮駅)至近の天満教会で16時から、「アンサンブル・だまにーしゃ」さんのコンサートにゲストオケ要員として出演します。

合唱団さんの頁から拝借したリハ風景


メインはシャルパンティエの「真夜中のミサ」。
弦楽にオルガン、リコーダー二本がオリジナルで指定された楽曲。
古楽オケでバロックピッチによる演奏です。みなさん真剣に取り組んでおられます。


バッハなどとは非常に異なる楽曲構成のフランスの名曲演奏をお聴き戴ければ幸いです。

2017年10月28日土曜日

苦渋




この写真は2年半前に台湾の台南のフェスで私のピアノトリオで自作と即興をやったときのモノです。実はこういうコンサートを日本でもしたくてたまりませんが、如何せん過去の集客が悪過ぎて怖過ぎて出来ない状態。他国ではロックコンサートの如く信じられない程の反響を戴きCDも飛ぶように売れるのです。難しいのは自国です。



正に真の叩き上げで、過剰にストイックな専門のバロックのリコーダー演奏では多くのお客様に御来場戴けるようにようやくなりましたが、こういうファンタジーのあるメンバー(その道のオーソリティ)と自身がジジイになる前にやりたい放題炸裂させたいものですが、日本という国はとにかく難しい。
お前がピアノ弾いてもなぁ、リコーダーでジャズなんてな〜という具合。

お客様と共感共有しあってこそのコンサートなので、外国だけで通用しているのが現状です。どなたかご興味ありませんか?実は1993年創立の24年のグループなんです。


音楽理論的にはクラシックロマン以降よりはバロックの概念そのものの発展がジャズなんですが、、、

2017年10月26日木曜日

つかまされる会社?




極めて個人の意見見解なんだが、SとBぁンク&わいモバイルの基本的に店舗で「つかまされる」事に皆さん注意されたし、と思った事があったのでご報告。


いろいろ整理したくて数ヶ月前に持つ回線を数年かけて全ての回線を解約した。
それも店舗に出向いてこれといった問題も無く終了。
軽い断捨離をしたつもりでいたのだ。


しかしだ、クレジットカードの請求に540円の請求が来続けた。
おかしいと思いつつ、数ヶ月。ようやく行動した。


「えくすぽコンテンツ」というスマホにかかる何らかの保証会社の請求が続いていた。
これを店舗契約の際にわやわやと入る条件とか言われたのだろう。その時は了解したのだろう。
当然回線を解約したのだからそれも解約されているだろう、と思いきや、なのだった。


グレーなのかブラックなのか、回線が無いのにそれに付随する何かに、しれ〜っと請求され続けていた、というわけだ。こういう会社の受け付け嬢はクール。多分引け目だろう。
電話番号はもうありませんよ、と、言うと、すわ、本人確認の住所と生年月日で解決。


そりゃ儲かるわけで、多分、数万人いますよね。くれぐれもご注意を。
因みに私は楽天モバイルに変えて全て単純明瞭になっている。
つり広告はあるが契約は明瞭。

ネットで調べていたら多くの市民の声が上がっている。
総務省か何か知らんがもう少し仕事をするべし。


2017年10月22日日曜日

コーラスのコンサートに




季節外れの台風の直前、神戸市北区の比較的年齢層の高い愛好家コーラスグループの発表会にプロ演奏家のゲストとしてお邪魔して来ました。雨にも負けず熱心な団員の方々と百名近いお客様と共に素敵な音楽空間を共有出来た気がします。うたの力も良くわかった気がします。ピアノ伴奏とギター伴奏の相違も。


是非に、と紹介した以前に違う演奏会で共演したことのある神戸在住のギタリストの方とCのブルースと情熱体育?などを白熱しながら演奏して来ました。
楽譜が無く(しかしコードパターンで)演奏する事がいかに瞬間的で楽しいか、なども解説させて戴き、また合同でコーラスに混ざりながら無事に終了。


神戸市帰宅は六甲山系の北ですが、我が家は南側の西宮。
台風と山の相関関係を身を以て知る機会になりました。
こちら南側が暴風、豪雨。


あす警報で休みにならないかな〜なんて子供のようですが、、、




2017年10月20日金曜日

迂回の法




現代まさに現在、とにかく仕事に翻弄され意味不明なお金を国に多く支払うためには何が何でも働かねばならない。やり甲斐があればそれは生きるモチベーションに繋がるので是でも非でもない。

しかしだ、インフラのいたずらで大変なストレスを強要されて参る。
この秋、大阪の阪神高速は湾岸線の集中工事で、身体で言う頸動脈的な道路が車線規制、即ち測道や迂回路も大渋滞。秋の音楽家は忙しいのだ。

それならば仕方が無いので電車で移動×3日するのだが、そもそも自動車税、重量税、取得税にガソリン税に消費税の二重課税など、非情な状態をもってして個人の自動車を所有していて、それに加えて道路料金+消費税まで毎度徴収されているのだからそれを封じられこれがたまらない。夜間にでも工事をせよ、と。
自分の空間を確保し、快適に移動する重要な手段でもあるのだ。
細菌の感染も少なくて良い。


おかげで兵庫から南大阪までの移動が不便で不快。
ましてや人混みをこよなく愛する方もいるであろう東京の人々と大きく異なる兵庫人は大阪のJR環状線や御堂筋線に耐える総合的な人間力を持ち合わせていない。到底理解出来ぬ高校生の態度やぶっ飛んでいるお爺お婆に551蓬莱の匂いなど、とにかく驚愕するばかりなのだ。


こわいよ〜


では、と西宮から大阪天満宮(地下鉄南森町=古来、国鉄と市営地下鉄&私鉄の仲が悪くて駅名が異なる乗客無視のお馬鹿ネーイング’ズ関西)で乗り換え、南海の天下茶屋に達するルートで梅田や難波を回避出来るのであった。

要するに、神戸方面から梅田方面に出ず、尚かつ難波に至らず南海に達する事が可能なのだ。

しかし、劇的に不便であり、道路公団、国交省、財務省、交通局なりはもう少し考察せよ、と思う。結局利用者無視の役所の考えなのかと。ぶーぶー!




2017年10月15日日曜日

アンサンブルコンサート



先日、大阪の老舗楽器店「三木楽器」の開成館という90年以上前に建設されたホールにて、三木楽器さんからのお声掛けを戴き、我々のリコーダー五重奏をお届け致しました。

以前に先方からご相談戴いた折に「リコーダーで何かを〜」という事項でしたので、弟子連との(普段の活動はしていませんが)アンサンブル(クインテット)を披露させて戴き、しっかりとしたプロ奏者の紹介を兼ね、次のジェネレーションに確実に受け継いでいく姿をお見せしようと考察したのでした。




併せたように近日メンバー個々にリサイタルを行う予定がありましたので、そのご案内とフライヤーをお渡しする良い機会にもなりました。聴衆皆さんの暖かいご声援を嬉しく思いました。関西人らしく価値観を決める主観が個々に鋭い感覚をお持ちかと感じます。

平日夕方18時という微妙な時間帯にも関わらず満席に近いお客様にお越し戴き、とにかく大変なご声援を戴き感激しています。

カルテットは世界中に存在しますが、木管五重奏団や弦楽五重奏はるものの、即席以外でプロ奏者により構成される日本ではリコーダー五重奏団は唯一かもしれません。



モーツァルトの弦楽五重奏曲と四重奏の相違に似て、旋律以外が作り上げるハーモニーがいちパート増えるだけで全く異なる音楽が出来上がります。実は5パートで構成されている楽曲やアレンジは非常に多く存在しますがそれこそ、より緻密に、より美しく、せねばなりませんから存外神経は疲労するものなのでした。

で、来年は外国の友人を招き、六重奏の予定です。






2017年10月9日月曜日

シャルパンティエのリハ始動



学校公演の6連続が終わりきや、11月に客演する合唱団の古楽オケ内のリコーダーパートで、「シャルパンティエ」の「真夜中のミサ」のリハーサル初日。

難しいのは声楽あっての器楽であるという点。宗教曲の特徴かと。

我々は楽章や小節で考察しますが、宗教曲はキリエやクレドなどの単位で楽章が言われます。それが複数存在し、また言葉にアーティキュレーションを合わせるなどで脳がかくはんされます。通常器楽では考察出来ない「三位一体」などからくる拍の重さや非常に難しい要求に応えなくてはなりません。



果たしてこの楽曲に対して本当にリコーダーが指定されたのかも疑問に思う事が逆に興味をそそりました。延々C管なのですが当時に専門用語で言う5度フルートがフランスで使われたのか?ですね。イギリスなら作品自体があります。

いずれにせよ非常にキリスト教に深い関連性があるため、いかに西洋の人々には身近であれど東洋人の私には遠い概念かを痛感した次第。しかし芸術的音楽作品である事は事実ですので、素敵な演奏が出来るように訓練して披露出来るようにしようと思います。


2017年10月8日日曜日

いよいよコンサート






三木楽器は開成館に於けるアンサンブルのコンサートが近づいて来ました。
専門に過ぎないように、しかもマニアックにならぬよう配慮しつつプログラミングをしました。毎度申しますが吹き過ぎると下品な楽器ですので、いかにハーモニーを美しくしつつ音楽を生かし切るかのプロの演奏として構成していますので皆様にお楽しみ戴けるかと思います。




2017年10月6日金曜日

三日目



三連ちゃんの公演の最終日は城崎温泉の円山川北端にある「港西小学校」で50名程。
このような人数の場合は音楽室にて行う事が多く、より身近に聴いてもらうのです。




歓迎の文字も作って頂き、少ない人数ならではのコミュニケーションが生まれ、非常に楽しい公演になりました。公演が終わったら「握手してください〜」なんて可愛いですね。2年生くらいなのに「ありがとうございました!」とひとりずつが言ってくれるのでした。こういう所の先生方は反応が非常に良いのも印象的で余裕と品格を感じます。


この学校の音楽室から見た運動場の素敵な環境に驚愕。反対は海です。
おまけに国道に出た所には海の幸を売る市場が。カニには少し早いので朝にあがったばかりのイカやカレイを購入しました。まぁぷりぷりです。




二校目は随分と南下して「中筋小学校」にて100人ほど。
あいにくの豪雨で体育館に打ち付けるあの雨の音に苦労しつつも、我々と皆さんの集中力で無事に終了しました。驚くような顔をしてリコーダーの音色に耳を傾けてくれるのは嬉しいですね。自分と同じ楽器でこんな事が出来るのか〜という感じでしょうか。こちらもありったけのテクニックを駆使します。




帰宅時にようやく美味しいと思えた出石そば店(個人の見解です)でおやつ代わりにおそばを戴き三日ぶりに帰宅しました




児童、先生共に全ての学校(現時点で3千人ほど)で、非常に行儀良く熱心に聴いてくれる事実については「やり甲斐」があります。


反面、様々なサイズのリコーダーを始め、プロの演奏家の演奏をこれほどに聴く機会が無かったらしい事も驚くところです。バスリコーダー等の紹介では地鳴りがする程に喜んでこんでくれるのですが一校たりとも実物を見て聴いた経験が無いという事になります。
特に音楽専科の先生がおられない所が実際に「私も始めてです」と。

実際に学習し身近な筈のリコーダーですからもう少し教育現場での方法論がありそうなもんですが、これが(今回は豊岡市の)現実なのかと思いました。

いずれにせよ押し付けない程度にプロの演奏を届ける意義は今回の反応で強く感じました。来月にあと6校程を廻ります。







2017年10月5日木曜日

こうのとり



今日は豊岡市立「三栄小学校」で170名、「五荘小学校」」で740名!の二公演を。

一校目の近くにこうのとりの公園があり、何と学校の横にもこうのとりの巣がありました。校長先生曰くここで6羽のヒナが巣立ったそうですよ。実際に飛ぶ姿を目撃しましたが、羽を広げると2メートルだけに雄大でした。




のどかな地区で素敵な空気の中で演奏をして来ました。

そこから市内のマンモス校に移動。しかし市内の端の肌に校舎があり、およそ700名を超える学校には思えない環境。ただ、きっちり体育館にいっぱいの児童にエネルギーを吸われ?クタクタに。それだけ反応も上々で凄いのですが、公開処刑的な楽器紹介や体験コーナーでは神経が磨り減っていくのでした。


ここはフルコンサートピアノでした


さて、私もいよいよくたびれて来たのか、疲労が妙な感じで襲って来ます。
例えば、演奏の合間に猛烈にしんどくなったり、(今日は泊まりですが)食事に行っても食欲がそれほど無いという状態。せっかくですので日本海の幸は頂きましたが、すぐにいっぱいになってしまい、足が熱くなり、神経痛が襲います。じじいな感じ。

演奏が出来る幸せと、釣り合わぬ身体の老化が始まって来たのははかない事実。演奏は訓練で変わらないのは幸いです。
そもそも、若手に仕事が回れば良いですが存外失敗や特に失言が絶対許されない公共事業ですので宿命と割り切ってもう一日二校を乗り切ろうかと思います。

2017年10月4日水曜日

豊岡市「訪問コンサート」後半の連続週




今日から豊岡市で三日連続、各日2公演で「訪問コンサート」に出向いています。

早朝に兵庫の南から北部の豊岡への道路をひた走り、9時頃には現地に着きます。
規則正しい生活がこの早起きで乱れるものの、演奏に支障をきたしてはプロとは言えませんので車内ではとにかく喋って舌を回しておくのです。


今日はまず「日高町子育て支援センター」にて幼児とお母さんのためのコンサート。
おこちゃまが走り回り、叫ぶ声が轟く中、なかなか生演奏などは聴けないとの事でどちらかといえば実は大人が対象のコンサートをするのでした。
説明や演奏に熱心に聞きいって下さいました。清潔感のある非常に綺麗な施設に街の温かみを感じた次第です。2~3歳の子に説明や演奏中に襲われそうになるのもご愛嬌。




ランチを経て田鶴野小学校へ移動。
立派な体育館に180人程の非常に挨拶がキビキビした子供たちと、先日も感じた通り熱心に聴いて下さる先生方が素敵です。
リコーダー、コントラバス、うた、ピアノでの演奏はもちろん、体験コーナーやみんなで歌いましょうの楽曲など、多くのメッセージを伝えてきました。
あすは市内のマンモス校公演が控えています。




2017年10月2日月曜日

豊岡市 巡業




本年度は豊岡市の行事で前期15校、後期もそれくらいの小学校公演にリコーダー奏者として参上しています。普段は都会で十分忙しいため地方に出向くひまも機会もありませんので珍し事ですが、本物のリコーダー演奏を聴いてもらえるなら嬉しいコトです。

http://arts-tabi.jp/12.html

今日は豊岡市立新田小学校にて180人ほどの児童と先生方に。


田んぼの真ん中にポツンと立つ小学校


昔と異なるのは児童では無く先生方の態度です。
児童に寄り添いながらきっちりと聴いてくださるのですね。

私の活動では学校公演というのは決して多くはありませんが、昔は人をなめたような態度の悪い男性教員が実に多くいたもので、現在の環境や人間性は良い方向に変化しているように感じています。マットで寝ているおじさん教師がまぁいたものです。そりゃ国力も落ちますわね。

今週は7校の訪問で2千人ほどの予定。前期15校に続いてやりがいがあります。



帰宅時に出石付近を通過したため、名物のお蕎麦屋さんに。皿そばは有名ですが、それに対して特に興味はありませんので私は暖かい「にしんぞば」を。

しばし待って丁寧に運ばれてきたものの、まるでコントのように私の前でお盆が傾き、だし汁が大量にズボンにかかりました。猛烈な熱さが膝の部分に「あっつ!ぎゃー!」。

店員さんにはもちろん悪気などあろうほどもなく、「どうしましょう!」と大騒ぎ。他の店員さんも出てきて大騒動です。

とにかく(熱い、ズボンが濡れたものの)いいです、いいです、気にしないで下さいね。
なぜならゆっくり食べたいわけですし、一切のあなたには悪気は無かったのですから。
許して差し上げたかったのです。

さて、結果です。
元々だし汁が大量過ぎたためそのままお蕎麦をいただき、濡れたタオルで膝を冷やし、気にしないで下さいね、と告げて店を出ました。クリーニング代に二千円をお気持ちでしょう、それは頂きました。パートであろうその店員さんの時給から差し引かれるのでしょうね。気の毒なコトです。

帰宅する自家用車の中で自然乾燥を試みたものの、まぁ乾くにつれ、だし汁とニシンに匂いが車内に充満。その上、どうやら痛いではないですか。

結局、部分的に真っ赤に腫れており薬局に飛び込んで軟膏を。積んでいた替えのズボンにその薬局で着替えました。軟膏とクリーニング代で計算式に合点がいきました。

そして、なるほど大きな路面店の薬局にお手洗いがあるのは、やけどをした客が薬を購入し、それを塗り、ズボンを交換するため、だと知った次第。


人生、何が起こるやら。






2017年9月29日金曜日

リコーダーフェア 三木楽器



最近、心斎橋は三木楽器さんからお声がけを頂きます恒例のリコーダーフェアが開催されるようで、その期間の21の土曜午後に選定助言者の依頼を頂きました。午後に会場に在中致します。

と、同時に再びガナッシュリコーダーアンサンブルの開成館で演奏会の宣伝も掲載して頂いたのですが、メンバーがそれぞれにファンの方に支えられており素晴らしいことに多くの方々にご予約を戴いている状態です。
基本的にはグループでは自主公演はしませんのでとてもありがたい事です。





2017年9月21日木曜日

日帰りで名古屋へ



自宅のある兵庫県西宮市には兵庫県の芸術文化センターなど文化施設が多く、やれウィーンフィルやベルリンフィルは来るものの、古楽分野で勉強、刺激になる外タレコンサートに出会う事は滅多にありません。多分、たまたまそうなのだと思います。

で、名古屋の電気文化会館コンサートホールまで出掛けました。施設の古さは否まないものの、綺麗でリサイタルに丁度良い空間。これが実に羨ましい。要するに完全に音楽に集中出来る訳です。




車で実際的にドアtoドアで2時間半ですので日帰りが可能。
ファビオ・ビオンディはいつも東京、名古屋止まりなのです。
以前はお隣の「しらかわホール」で彼とその楽団を聴きに出掛けました。

昼過ぎに出掛けて名古屋らしい喫茶店でサンドウィッチとコーヒー。
栄の辺りをうろうろ。
知らない人ばかりで挨拶無用の名古屋にて、じっくり特別な時間に浸って来ました。

多いに刺激的でした。






おとこぐみ



もう長いのですが、大阪はアンリュウリコーダーギャラリーが行っておられるリコーダー教室にて初めて男女比率が同等になりました。リコーダーでは珍しいかもしれません。
即ち男性が5人となる珍しい事象が現実になったのです。大抵は女性の集団なのですが。

という事で記念写真を撮影。




皆さん熱すぎず明晰でうさん臭さは微塵も無くいつもクールに淡々と受講されている紳士の方々です。



2017年9月18日月曜日

私学後期始業




後期の授業が、「総務省が休め」という祝日に「文科省がやれ」と言うために私学が始業しました。これにほとんどの学生が真面目に出講して来ます。主席をばっちりとります。

「慣れ」とは恐ろしいもので「憲法」に堂々と違反し、「敬老をするな」という文科省のシュールな命令に慣れてしまいました。
仕事に向かう道すがら、小学生が法を守って休日然と遊んでいる事が逆に不思議な程です。彼らに敬老は任せます。


慣れや違反以上に、後期始業をいきなり休む学生の勇気には敬服。
だって後期授業のガイダンスで非常に大事な事項を話すのですから。
こういう学生さんは一体法的には正しいのか倫理的にはそうでないのか。


ねじれに疑問をもたず、いよいよ大変な時代になっていく瞬間に携わっている感です。
日清、日露、太平洋戦争に向かった全体主義傾向にある血の思想が少々怖くもあります。




2017年9月15日金曜日

2017大阪クラシック 終了




とても嬉しかったのですけど、ブラボーから凄い拍手からおよそ普段の演奏会では考えられない大人数の聴衆の皆様に感動。何だか素晴らしい時間をそこにいる全員で共有出来た事は私の演奏人生でも大きいものになりました。

魅力的なメンバーや事務局の計らいなどもあるでしょうが、多くの公演の中、リコーダーの協奏曲を聴きにそれほど多くのお客様にいらして戴い事が凄いと思いました。


メインは没後250年のテレマンのヴィルティオーゾ協奏曲作品。
アンコールでバッハ、ヘンデル、ヴィヴァルディをお届けしました。


孤独で単調な練習を乗り越えるとその先に感動があるので頑張れるのかと思います。
もう数年、テクニックを更に磨こうと思いました。


3年になる大阪フィルに在籍するストリングスメンバーの皆さん


2017年9月14日木曜日

研究成果



まもなく大阪の中之島は中央公会堂でイベント「大阪クラシック第53回公演」に出演します。
先般、島之内で行ったリサイタルでも披露したのですが、再び練習やら研究していてハ長調の冒頭の演奏法(形態)に気付きました。





どう考えても聴こえようがない「ドレミファソ」がリコーダーパートに書かれており、しかもそれは冒頭の数小節のみ。それ以降は弦楽と通奏低音により前奏としてのメロディーが続き、満を持してオクターブ上の高音域の「ドレミファソ」が出て来ます。

要するに、聴衆に背を向けて「指揮、合図」をしていた痕跡では無いかと。
先般、背面にアンサンブルを抱えて三拍子の(自分にはない)一音目の合図をどうしたものかと感じてはいたのですが、これで合点がいきました。

例えば、ヴィヴァルディの四季等でのプリンシパル・ヴァイオリンにも適用出来ます。

あと、友人とのアレンジですが、バッハはBWM731に適しているのはバロックリコーダーではなく、ルネサンスのソプラノでした。時代考証的には考察しにくいものの現代のお祭りには音響が的確です。おそらく非常に合うと思います、



以上を明日の17時から。

2017年9月11日月曜日

ダンケルク



来週から大学授業の後期開始。秋の本番シーズンだけに怒涛の日々が予想されます。

休暇最後の月曜に生まれて始めて二週続けてで、戦争映画を観て来ました。
イギリスでは有名なフランス海岸、ダンケルクからの勇気ある撤退がテーマ。







イギリスに居住歴があるので、ドーバー海峡からの距離感などがわかっていて気持ちが入って行きました。画面は散らばるものの秀作だと感じました。(銃撃や機銃、爆発音で耳が変になりますけど、、、)




映画の中で、市民の老父漁師が命懸けでフランス海岸へ救出に向かう折、引き返そうと提案する乗員に対して、

「我々世代の起こした負の遺産を若者が背負っているのに放っておけるか!」


日本人には無いイギリス紳士らしい言葉でした。
負の遺産だらけ、、、、、





2017年9月9日土曜日

夏休み旅行




去年の夏休み沖縄旅行で駐車場混雑やら空港ターミナル混雑やらでフィジカルに懲りたのもあり、人の多い8月はとにかく家か仕事かに限定して今年は移動は一切しなかった。

で、9月のこの週末付近に車で自宅から3時間弱の岡山と鳥取にまたがる辺りの蒜山高原と大山の麓は愛犬と泊まれるコテージに。(去年も来ました)

気温は24度以下で快晴、湿度も低いためとても快適。
まずは夏こそのスキー場で愛犬と戯れる。牧畜犬の本能か表情が変わり走り回って可愛い事だ。




メリーも走り廻ってヘトヘトな表情も。





ジャージー牧場や何何の丘など人の少ない快適な場所を巡り、Wi-Fi環境はあるしキッチンに食器に何でもそろうにログコテージに宿泊。
ちと狭いが寒いくらいの高原の環境は来るコンサートへの鋭気を養うのにも良い。



牛の後ろは尻なり



2017年9月5日火曜日

パンク被害



我が家の第2営業車がパンクしていることに乗る前に気付いた。
幸い第一営業車は休日で使用できるので身内はそれで出かけたのだった。

私はリハを自宅で、だったので基本は在宅。
で、営業所に電話して(購入時の)担当の人を、と伝えると、あいにく辞めました、と。ハガキの一枚くらいくれたら良いのにね~しかしよく「辞める」営業マンが多い気がする。第1営業車の担当の人ももう不在なのだ。


で、超クール、しかし敏速な人に対応される。感情、営業トークは一切なし。
早速、エマージェンシー・センターからレッカーを手配し、営業所に運んで、みます。

現在の車はスペア・タイヤを積んでいないのでえらくたいそうな事。
下手に修理材を入れるのも怖いし。



しかし1時間もしないうちに引取りに来てくれて3時間ほどで直しました、と電話。
なんでも、ネジが溝に埋まって空気が漏れたよう、とのこと。うちの前が建築ラッシュなせいだな~と。穴を埋め固めたとの事。
建築側さん、医者の手術後の如く釘一本ネジ一本確認してくれないものか。



さて、雨の中、寂しく45分歩いて車を引取りに行った。非情に不便な事です。
ただ、高級な喫茶店のようにおねいさんが美味しい飲み物を出してくれて、引き取りに加えて修理費用は=3400円!

美味しいアイスコーヒーと安い修繕費で少し癒されたものの、規制緩和も考えものと感じた次第。

2017年9月4日月曜日

謎の指示



ギスギスしそうなハナシを後ほど。

珍しくお稽古の後に映画を鑑賞しようと梅田に移動。
議員の税金無駄遣いなど平和ボケも度が過ぎると戒めになる映画は良いと思う。





お洒落な梅田イーマなるビルは良かったが、如何せんシアターにある7階の環境が狭小。
しかも日曜。で、


横の第4ビルの地下などは玉石混淆感があって楽しいので時間を潰していた。
その折にどうやらスマホを手洗いに置き忘れたか落としてしまった。←すでに映画の劇場に入り、映画開始直前に気付いた。


さて、映画の心理描写や結末に憮然と不機嫌になりつつも、ガラケーで家に電話しスマホの(比較的少ない)営業所を探してもらう。この点、スマホは便利な器具と思う。

JRで帰宅予定もとにかく回線を停止してもらうために阪急の梅田にまで足早に向かった。
ここから不思議な物語が始まる。



停止して欲しい→ここでは出来ません、心斎橋営業所かセンターに電話して下さい。
あっセンターの営業は18時までですね、早く電話して下さいね! = はぁ〜あんたは何もしてくれないの?


むかついたので、まぁ通信専用SIMだし一晩放置しておいた。

翌朝、センターに電話した→あぁ、それなら当社のサイトでお願いします=えぇぇ〜!!
せめてPCで誘導して下さい、お願いしますぅ(卑下、屈辱、意味不明)



売るだけの商売屋など「こころ」が無い。必ず破綻するからなっ!=とつぶやいた。
回線停止、SIM再発行で3千円(税抜き)で相手は儲かり、一応物語は終了です。