2017年9月14日木曜日

研究成果



まもなく大阪の中之島は中央公会堂でイベント「大阪クラシック第53回公演」に出演します。
先般、島之内で行ったリサイタルでも披露したのですが、再び練習やら研究していてハ長調の冒頭の演奏法(形態)に気付きました。





どう考えても聴こえようがない「ドレミファソ」がリコーダーパートに書かれており、しかもそれは冒頭の数小節のみ。それ以降は弦楽と通奏低音により前奏としてのメロディーが続き、満を持してオクターブ上の高音域の「ドレミファソ」が出て来ます。

要するに、聴衆に背を向けて「指揮、合図」をしていた痕跡では無いかと。
先般、背面にアンサンブルを抱えて三拍子の(自分にはない)一音目の合図をどうしたものかと感じてはいたのですが、これで合点がいきました。

例えば、ヴィヴァルディの四季等でのプリンシパル・ヴァイオリンにも適用出来ます。

あと、友人とのアレンジですが、バッハはBWM731に適しているのはバロックリコーダーではなく、ルネサンスのソプラノでした。時代考証的には考察しにくいものの現代のお祭りには音響が的確です。おそらく非常に合うと思います、



以上を明日の17時から。