6日目 インドネシア共和国からシンガポール共和国へ
7時には起床して半には朝食。
今朝もあいにく?快晴だ。
しかし10時にはチェックアウトし、今日はシンガポールに向かう。
気持ちはもう次に向いている。
浮気ものである。
世界のハネムーン向けホテル雑誌の表紙になっていた |
アジアの自由主義国家はたいがい訪れたが、シンガポールはトランスファーのみで
数回チャンギ空港を通過しているだけだった。
アジア旅行と言えば、例えばバリなら、
いつも夜までデイユースでホテルに滞在し、ガルーダ・インドネシア航空の深夜便で
帰るのだが、憂鬱な上あまり楽しめない時間を過ごすのが不必要なのは素晴らしい。
経験上、落ち着かない上に荷造りをし、濡れた水着をそのまま持ち帰り、
深夜のクタクタの状態で空港で行列に並ぶ。
しかも機内ではろくに眠れないために、帰国後ヘロヘロになるのだ。
その点、今回は次のディスティネーションがシンガポールであり、
14時45分発の便なため、ガラガラの空港でストレスは非常に少ない。
元気なのも良い。
10時のマルちゃんのピックアップを待ち、一路お薦めの
デンパサールとクタの間にあるカニスープを食べに行く。
確かに安くて美味しい。さすが地元の人だ。
インドネシア料理もあまり続くと飽きるので、少し安堵。
要するにチャイニーズ・レストランである。
さて、また(面白い)ハプニングが起きた。
今日のフライトはジェットスターである。
事前にネット予約をしてあり、完璧な用意済み。
ネットでは便を選び、私の場合は最前列を僅かの差額で押さえる。
非常時の手伝いと英語は条件だが、LCC独特の狭さはなく、
いち早く降機出来るのもイミグレーション手続きでは有利だ。
意外な位に横に誰も座らなかったのはラッキー。
まぁ安く飛ぶのにわざわざ高い価格(千円程度)席を予約はしないか、
興味がないか、語学力か無いかは知らんが
行きのエアアジアも今日のジェットスターも快適過ぎる!
左が乗って来た Air Asia 右は今から搭乗する Jet Star |
で、ハプニングだが、LCCの場合は飲食は全て購入というシステムだ。
考えてみれば確かに空の上で飲み食いせんでも良い。
で、予約したのが随分前なのは確かで、支払いも搭乗券の印刷も
システムの説明も全て完備、完璧であるはずが、
搭乗した1のBとCに着座。
クルーが対面で真ん前に二人着座。
クルーはお兄さん二名。こういう場合の気まずさというか、
あまり慣れないコミニュケーションがまず日常は少ない。
当然、簡単な挨拶をする。そして日本のどこから来たか、
今からどこへ行くのかなど、たわいもない事を語り合う。
もしかして非常口席に座る人の英語力のチェックかもしれんない、
と思いつつも、そう言えばジェットスターのクルーはフレンドリーさが
特徴、と物の本には書いてあったっけ。果たして?
さて、我々の国民性からは想像を絶するが、この二人が真ん前で長い足を組むから
離着陸時、我々の足が組めない。
組めないのは一向に構わないが、CAが足を組むか?
文句を言うつもりはないが君たちの足は我々スレスレなのだ!
しかも二人がシンメトリーに組むから、笑ってしまい、思わず
その旨言ってしまった。
また、この路線はオーストラリアのパース発、デンパサール経由シンガポール行きで、
クルーから「なぜ日本人でこの飛行機に?どういう広告を見たの?」と質問された。
「これこれで日本からはマイレージでタダ旅行、航空雑誌で情報は毎月知っているし、
お宅には興味があり、飛ぶ時刻が良いので選んでんやんかぁ~。しかも今度
ジェットスタージャパンが設立されるやんっ」と返した。
その時には後ろのクルー(女性)まで私らの前にいて、
「おぉ~!!」
「よく知ってるねぇ」
「素晴らしい!」
「日本は素晴らしいよね、行ったけどみんな親切だったわ」
云々
ほんまでっか
で、もう一つ私の恐らく記憶力不足だが、
頼んだつもりの全くないミールと飲み物がサーブされたのだった。
想像通りまずい料理。 しかしコーヒーは絶品でした。足のすぐ先がクルー席!! |
どちらかというと14時45分発17時20分着のフライトタイムに
機内食を自ら頼むとは思えない。
予約時に何かにチェックをしたか、チェックを外し忘れたか定かではない。
まぁ、いずれにせよ格安であり、困ることは無いのだが、そろそろ記憶力に
自信が無くなってきたのは事実だ。
それでも、アジアのLCCを外国で経験してみたいという要望は叶えられた。
乗ったらわかるそれぞれの特徴を主観と共にお伝えしよう。
(2年前にトライしてイギリス資本のeasy-jetとは雰囲気がかなり異なる)
☆
まず、ジェットスター。この最前列は最高に広い。他は相当狭い。
「ABC通路CDE」の両端窓際は機体の丸みのため狭い。
特にAはドアのシステムボックスがつき出ていて駄目だ。
Eは良いかもしれない。お勧めは以外にもB、E.
上記、スタッフが非常にフレンドリーなため、目を合わすようにしよう。
会社自体はカンタス航空のLCCでありあまり心配はない。
☆
一方、エア・アジアは最前列5列までは優先搭乗という特典がある。
自分の荷物を自分の上の棚に置きやすい。
スタッフは冷めたモデル級の若いお姉さん達で、目を合わすどころか、
こちらが勝手にどぎまぎする。が、素敵な事だ。サングラスで乗るか。
最前列は当然広い。最初に降機するメリットもバリ等では有利だ。
(とにかくバリのングラライ空港はひどい時は大行列で時間がかかり不評だ。)
荷物も早くターンテーブルに出て来た。
共通するのは無駄を省いて、割り切って安価に自宅で予約。
支払いはクレジットカードで、搭乗券を印刷して終わり、という点。
リスクは、チェックインは遅れたらオウンリスク。
乗り継ぎミスの責任はとらない。余裕を持って行動せよ。
空港でのバス移動が多々、という点か。
ほとんど旅行者は移動体には興味がないだろうから、どうでも良いかも
しれない。しかしこれから時代は変わるだろう。
確かにもう日本でもLCCのような形だけの会社は数社存在しているが、
まだまだ高額過ぎる。
また、外国の会社が我が国内を結ぶ事もない。
実質自由化されていないためだ。
ユナイテッド航空の羽田~伊丹便等が存在しない。
英国のヴァージンアトランティック航空はヴァージン・オーストラリアや
ヴァージン・アメリカ等、他の国内でも国内線として格安に飛んでいるのだ。
現在、韓国インチョン空港にはボロ負けの日本。
貨物船もプサンにボロ負けである。
どうにかせい・・・。
近日就航を始める日本のピーチ・アビエーションが関空から
展開する価格やルートには大いに注目である。
ジェットスタージャパン(JAL)とエアアジアジャパン(ANA)も
どう展開して行くのだろう。
因みに、現在、関空から台北はジェットスターで七千円である。
と、書いた日の日経にジェットスタージャパンの日本国内線就航が発表された!
通路左のDEFには壁があるが、我々ABCには無い。 |
さて、次のディスティネーションであるシンガポールまで、あと一時間程だ。
快適な天候は雨季なため望めないだろうが、実りある経験にしたいと思う。
まずは入国して、ターミナル1からT2に移動。
MRTにてシティホール駅に向かう。
今度は迷わず行きたいもんです。
取り敢えず機上にて。
✈