12日目
今日はスイスホテルをチェックアウトする日だ。
6泊とは少々物足りず、名残惜しい事この上ない。
印象はとても良い。大切にされた感が大変心地良かった。
スタッフの士気の高さが印象的でアウトの際に再訪を誓った。
さて、出ていくものの、空港のクラウンプラザホテルに移るため、
これと言った帰国準備は必要ない。
それでも荷物をまとめるのには時間がいる。
11時半頃にアウトしてMRTで空港に向かう。半時間ほどで到着。
| ターミナル3に隣接するクラウンプラザ チャンギ エアポート |
クラウンプラザ チャンギエアポートの通常のチェックインは2時なため、
ダメ元でフロントに行ってみた。
私はこのホテル系列の会員(プライオリティクラブ)なので、
アーリーチェックインをしていただけます、らしい。
ラッキーではないか!
しかも、ランウェイサイド(滑走路)を願い出てみたら快諾してくれた。
部屋の窓から(風呂から)も様々な航空会社の航空機が鑑賞出来る。
マニアにはたまらないロケーションの部屋と言えようか。
| そこが連絡橋、滑走路で、奥にはシンガポール中心部が見える |
ところで、会員(無料!)なのに特典をよく把握していないのが良いのか悪いのか。
主観的お薦めだが、
インターコンチネンタル、クラウンプラザ、ホリディ・インはプライオリティ・クラブ。
全日空ホテルもこれに属する。
ハイアットグループはハイアットゴールドパスポート。
JALホテル、オークラホテルはmyJALホテルズ。
会員になるのは無料。HPで簡単に手続きが出来、会員証が届く。
これを持参し提示。最低会員でも良い事が起こる可能性が高い。
4連泊したら格が上がって、尚お得になったりする。
ついでにホテル日航関西空港はホテル独自の会員システムがあり、
頻繁にメールポイントが届き、以前に一万円分のお食事券をゲットした
事がある。ルームグレードアップなど安易に貯められるのも良い。
二度ほどスイートルームにアップされたのも事実だ。
「知らぬが仏」とは、これまた先人の言葉として言い得て妙だ。
とにかくラッキー!で部屋に荷物を置き、プールに入った。
| 三方を囲まれた木の多いホテルプールからは飛行機が✈ |
ホテル棟に囲まれ、管制塔が近くに見え、
滑走路から飛行機がひっきりなしに飛んでゆく姿を見つつ、
とてもオシャレで高い木々に囲まれたという超快適なプールである。
この国は水が上質なため、安心なのも重要なファクタ-である。
しかもセンスが抜群に良い。一応高級ホテルらしい安心感も備えている。
クールダウンをしてから一路「カトン」、「イーストコーストパーク」を目指した。
プラナカン文化なる本来のシンガポールの街を見学するためだ。
歴史も複雑なため独特な軒を連ねる街並みが広がる。
結構な距離を歩いたが、中心部とは異なる雰囲気が楽しい。
その後、シンガポーリアンが楽しむ海沿いを目指した。
沖にはおびただしい数のタンカーや中型貨物船が停泊していて
夜になるとオレンジの漁火のような見たことなのないような景色が広がる。
それを見渡せるレストランで夕食。
タイガービールはシンガポールの象徴だが、なぜかフィリピンのサン・ミゲル。
海を眺めるデッキでの最後の夕食は悪くない。
食後にタクシーで空港に戻る事にした。
タクシースタンドにはかなりの行列だが、仕方ない。
大抵なら歩く性格だが、キッチリと並んでひたすら待つ。
半時間ほどで順番が来て、一路空港に戻る。
安い価格で優雅で結構。
さて、ホテルに戻ってから「消費税還付」の手続きに行くことにした。
チャンギ空港は24時間で、オフィスも空いている。
翌日に出発前に待たされ、じらされ、払い戻されないトラウマがあるので、
どうも苦手なのだが、出発の12時間前から可能ということで、
空港ホテルにいるアドバンテージを充分に感じる事が出来る。
結構な額を払い戻してもらうための確認のオフィスで承認の印鑑を押される。
後はイミグレーション後の制限エリア内で、別のオフィスにその書類を持参し、
金額を受け取るシステムだ。
ややこしいですね。実に面倒だ。そしてイライラする。
面倒でやめてしまいたいという衝動にかりたてて儲けようとしているのでは
あるまいな・・・。
なので、香港は消費税無しで、上記の手続き無用ゆえに「買い物天国」なのですね。
ホテルで帰国のための荷造りを済ませ撃沈。
シンガポールにて購入したスーツケースに払い戻しの承認印鑑をもらったからこそ
そのケースを使い始める事が出来る。素敵なリモアを手に入れたのだ。
既に2時だ。明日、というか、帰国の今日は8時半の便なので5時半には
起床しなけらばならない。
旅先こそ2時就寝、9時8分起床という超規則的なリズムをつくっていただけに、
明日は相当辛いだろう。
シンガポール最後の夜はこうして過ぎて行った。
| ホテル客室から最新鋭A380のプッシュ・バックを眺める |
13に続く
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