2020年2月20日木曜日

駄文:将来と現実



駄文

以前、建築関係の権威的雑誌に「愛読書」についての解説と考察の記事を、たまたまだが依頼されて書いた事がある。そこには「世界の特殊部隊」なる本からの事柄と世界情勢の変化、それに伴い我々日本も近日他人事では無くなるだろう、と綴った。

事象は異なるが予想は当たってきた。今現在、国力がみるみる落ちており、対処もあとでに周り、判断力が酷い状況だと言えなくはないだろう。自分の話ばかりをする人間が増えたし、他人に非常に興味がない故の惨事。下手な言い回しで逃げるし、追究も感情的に過ぎる。要するに頭が良く無い権威側が多い、とは言い過ぎか。

ワンチームなどは当然で、それを言っている自体がバラバラな証拠になるから嘲笑に値する。専門家とは何か、をもう一度考察するべきだろう。権威より実際的な現場の力を生かす事が死ぬ程下手だと思う。即ち能力の低下、日本人個々のリテラシーの問題だ。

いわく、数年前、否、先日までは、やれ世界のどこでテロだ、民族排除だ、ヘイトだと世界の耐えない紛争と暴力や差別等が非常に多く、人間臭い争いが絶えず勃発していたし、尚続いてもいる。政治の展開を観るに、確かに平和に過ぎる政治家達の戯れで我が国がここまでは来れたものの、ご存知の通り、世界は数年や数ヶ月で世界情勢はガラリと変わってしまう。

テロが平和を裂く愚行だとして、果たしてこの新型ウィルスによる多方面での混乱は完全にフェーズが上がり、大混乱する事を予想すらしなかったのかとも思う。


そこで思うんですが「将来」こうしたいとか、もう今の時点でそういう夢物語を乞う時代では確実になくなった現実を感じざるを得ない。明日、死ぬかも知らないという事。

例えば。単純に「香港」等は気楽に楽しく数日間の旅行が出来た最高の街だったが、どうだろう。若者が民主化で闘っていた所にまさかのウィルスで国境封鎖でモノ不足などは酷いらしい。中国大陸も近くて非常に遠い国になった。中東では大紛争勃発寸前である。また、これからの台湾はどうなるだろうか。
日本のご多分に漏れず超高齢化と潔く良く無い老人が多過ぎる。五輪等が分かりやすい。

アメリカではインフルで1万人超の死者。欧州では移民対策やEUが揺れている。豪州では何億の動物が犠牲になる大火事と大洪水。地球の自然と人の危険なフェーズが変換している。降雪は無いし、物資が滞り、資本主義の根幹も揺らぎ始めている。


私見に過ぎないが、いつ地震や災害が起こりこの世界から天に召されてもおかしく無い今、将来行きたいと思っていた、したいと思っていた、食べておきたいと思っているもの等をもう今そこそこ潰して行こうと思っている次第。

私は死ぬ事を賢明に考察しても人生はつまらないと思うし、そう言う人の非建設的な一般論にはてんで興味がない。どうせなら如何に元気に今を楽しく生きるかの方が仕事柄もチーベーションとなり得ると感じる。大金持ちで不幸な人も多くいようが、そうでもなく幸せな人もより多い。なぜ、己ではなく人を幸せにしようと考えないのかなぁと思う人、思う事が多いし。

単純に元気なうちに違和感を排除して自分に快適に生きるかをよく考察している。
若い頃に観た映画「シンドラーのリスト」を50半ばになると正視出来ない。若い頃はピンと来なかった「一人でも救えた人をなぜ救わなかったのか」と嘆くシーンが理解出来るからだ。

そろそろもう若く無い事を実感しつつ、若さでは出来ない事が逆に出来るようになったりする事を面白がろうと思う。

時代と年齢、体力やモチベーションを平均化して楽しく生きるべきかと思うナウだ。