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本年度は、あるグループのメンバーの一員として兵庫県は豊岡市が主催されている「訪問コンサート」で前期に10校程の小学校に伺いました。今日は前期最後の公演でした。
小学生と先生方を前におよそ1時間に及ぶ公演の前半をほぼリコーダーで占め、演奏と楽器紹介、体験コーナーを行うのですが、まぁ児童達の反応は全校上々でやりがいがあります。
卒業間もない頃にさせて戴いたアルバイトでの導入講習と今日の日々の指導経験が全て生かせます。残念ながら一切の「緊張」は無くなりましたが、これはベテランになったからかしら、と考察。
また、(かなり世代交代が進んでいる)先生方にこの楽器の真意深層もお伝えします。
大抵は歴史感よりもプロの存在と楽器価格についてですが、まず驚愕され、それを見た児童に先生との一体感が生まれるようで興味深いものです。価格の相対価値判断は児童にはまだありませんから私のこの楽器は10万円です〜などと言うくだりがそうです。
体験コーナーでは簡単な音を学年ごとに担当してもらい、伴奏に合わせて楽曲を作って行きます。私が左手を上げればド、右手を上げればソ、とするとほぼゲーム感覚。しかし伴奏隊と共にそれを挙行すると立派なサンバ楽曲が成立するというわけです。
さて、ほぼ10校およそ800名程の児童達の持つ楽器は須くジャーマン式。
しかし教え方は三年生でまず「シ」から、と指導法には間違いがありません。
しかもよく吹いてくれますので嬉しい事です。
ここまでドイツ式が徹底されているので、持っていないプロの私が最近購入したという妙な事もありました。まぁバロック式、イギリス式はもうまず無理でしょう。私もドイツ車ですのでw
今回の機会に一人でもリコーダーに深く興味を持ってくれる児童が未来に出てくれればと思いますが、どうでしょうか。後期にも10数校あります。
今日に限り、豊岡から京都の大学へ移動し、古楽演奏の授業と器楽の授業の補講に赴いて西宮に帰宅。三つの案件を処理するにはかなり脳にきます。明日は教育大での指導演習という授業。少なくともリコーダーに於いても5つ程の引き出しが脳内に存在しています。
で、何より何をおいても「やり甲斐」が全てと思う年頃です。
人間は反応の生き物であり続けて欲しいと思います。
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