今日はセビリアからグラナダに向かう。ホテルを早めに出てタクシーで余裕で駅に向かってカフェテリアでしばしを過ごす。日本を出て台湾は高雄、台東、高雄、香港、マドリッド、セビリア、そしてグラナダである。
スペインでは初めてグラナダで連泊する。とにかく不確定要素が多いので欧州旅行は時間に余裕と忍耐が必要。今日も待ちに待ってグラナダに行く列車が掲示板に表示された事を確認。11番線と表示され、そこに行くもそこに停車している列車番号が違って戸惑う。なぜなんだ!。
しかも列車の窓が一枚割れていてベニア板で補強されている。ようやくふらふら現れた(車掌は軽装のスーツ姿の)おっさんに切符で確認すると、そうだこの列車だという。それで乗り来んだは良いがドマン中だ。前向き、後ろ向きの二人席では無く気まずい向かい合わせのファミリー席。まぁアジアの若い男性二人が夢中で無言でスマホをいじっているので良いものの満員の列車で気まずい事この上ない。
しかもこの線のグラナダへの線路工事に伴い途中からはバスに乗り換えるように切符に書いてある。まぁほとんどが同じような人だろうからわかるだろうがろくな案内もないのでとにかく私の性格には合わない気がする。不安いっぱいが毎度襲ってくるのが欧州旅行。日本が素晴らしいのは世界に来て毎回痛感する。例えば、のぞみ123号が248号になったりはしないからですね。
ゆるいというよりこちらがスタンダードなのかと毎度欧不安と不信の応酬である。定刻に発車すればどうやら間違いないだろうが、なぜかどの窓にもシェイドが掛かっていて素敵な風景も見れそうに無い。多分人間貨物列車気分で、サービスの概念が無いのだろう。
おっと発車したが後ろ向きだ。昨日もそうだったが運も悪いのか、或いはマドリードの切符販売の姉ちゃんにやられたか。窓のシェードがかかったままで開けるにも何となく話しかけねばならぬ状況でスペイン南部の素敵であろう景色は臨むべくも無い。ただただ無事にグラナダに到着するように願いつつしばらく放心状態に入ろうと思う。
@移動開始の列車内 3月23日17年
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