2017年3月5日日曜日

お仕事



バリの休日が嘘のように動かなくては自営業というのは生きていけない。
インフルはおろか、口内炎など発症して同情されたら終わり。
だからといってガツガツしていては人は去っていく。
突出して上手で謙虚でなければいけない。それがプロ。

遠慮や謙虚も度が過ぎると嫌みに過ぎない。


いかに相手に覚えて頂いてその心を開いて数度そこへ通ってようやく何とかうっすら建設的なおハナシを戴く事が出来る事がある。
節操無く何でもこなせる器用さは無いし、目立つ事も権威を持つ事も興味が無い。

固定給でそこそこ無難に生きる事に比べ楽しくはあろうが、それだけに人の数倍、気持ち、語彙、行動で示さなければ建設的なハナシは進まない。そう言う時代に突入した。

あの東芝と三菱自動車や様々な組織の聚落は見るに耐えない。リーマンしかりだ。
ただのおっさんに陥る位なら、芸は身を助くという先人の言葉のごとく己の技能を磨くしか無い。



今日はどうにかして獲得したいハナシに全精力を傾けた。
側近の数名でも知り得ない自分の孤独も感じた。それだけ大変な事でもある。

大学組織は死に体と化しつつ将来に展望がまず見えない。
幸いバリ島旅行後に次々と自分を必要として下さる方に数人遭遇した。


考えて考えて満身創痍になってはじめてハナシが進み出す。


命がけで仕事を戴くが、これにも共演者に温度差が出たり、
肝心の日程が合わなかったり。

老体の哀愁に同情され始めたら私は引退し、今までついて来てくれて弟子に全てを任せたいと思い既に準備をしている。

何をするのもヘロヘロだが、50代はまだまだ頑張れと言って下さる人に感謝したい。