後に写真をUPします
HW449の機内である。ラウンジから早めに移動。
34番という途方も無く遠いターミナルの端まで延々歩いた。
既に機内への案内は始まっていたから乗客は優等生だ。
定刻より早くプッシュバックされ、離陸した。
C-クラスはウエルカムドリンクがサーブされるが、シャンパンかワインかパイナップルジュースの三種類。さぁ困った。機内でのアルコールは控えているし、フルーツの中でもパイナップルはかなりのランク上位で嫌いだからだ。
しかし、ハワイであるからしてパイナップルを流し込んだ。やはりだが気持ち悪くなる。フルーツには強烈な酵素があるのかしばらく身体が拒否反応を示した。
さて、順調に離陸して案内される時間は関西まで9時間50分。
予定に早く到着するようで何より。
程なく、昼間だが夕食のサーブが始まる。そこそこのサービスで十分だが、例えばルフトハンザのようにノンアルコールビールも無ければジンジャーエールも無い。結局は緑茶に落ちついたが、前のシートの高齢者はハイネケンをガブ飲みしてはる。
月刊エアラインの情報だがこの3月からメニューが刷新されたとのこと。多分、和洋を選べるようになったのだろうが、結局は和食とは言え、ハワイアン和食であった。何とか漬け物が美味しい。
どでかい、ど甘いケーキとコーヒーで食事は終了。ハワイアンスプリングなるお水ボトルが置かれて自由時間となった。
現在は日本時間の10時40分である。
ハワイアンキルトの毛布 |
飛行機は嫌いではないのだが、過活動膀胱との闘いがいつも相当辛く感じる。
この場合、LCCの方が1番の通路をおさえると自由自在に行けるのだが、大手の場合は食事サーブ時には非常に困難。
ましてウエルカムドリンクで膀胱がふくらみ、食事前の飲み物で膨らみ、デザート時のコーヒーで膨らむので四六時中溜まり、たまったものではない。これさえ何とかうまい事ならないものか。
今、窓のシェードが下ろされた。ここで少し眠ると日本での生活に仮眠の形で適合するはずだ。さて、眠れるか。2世代は古いタイプだが決して悪くは無い角度まで背中は倒せるようになっている。
飛び立ってから3時間半で退屈が過ぎる時間帯が襲う。
行きは地球の自転に反して飛ぶので6時間だが、太平洋を西へは自転を追いかけるため
10時間弱となる。ゆえに往路はエコノミーの上級でも良いが復路のシートグレードを上げたわけ。最近では片道をアップさせて購入できるのもで費用帯効果を鑑みてこのような手段もこうじる事が出来る。
このシート、下手に革張りなのかツルツル滑ってしまう。例えば、足の置き場のプレートも回ってしまい、存外、足の置き場に困惑するのである。去年だったか、羽田~ジャカルタ線の全日空のマイレージ使用で乗った中距離用ゆりかごシートは抜群に良かった。
どこかで身体をうまく支え、所在もうまく行くようになっていたのはさすがである。たかがシート等というなかれ。それだけの会社、例えば「レカロ」「ブリッツ」などのメーカー、およびドイツ車の持つ独特の固さはその頂点で疲労が大幅に軽減される。とは言うものの幅は広くてご機嫌ではある。前方トイレがコックピットに向かって細くなっており天井が低いため3度頭をぶつけたのはご愛嬌である。
ハウィ島について少しまとめておきたい。
ここはリゾートというより自然観測の研修地と言えよう。
全ては火山やそれに伴う事象を避けて通れないし、非常に興味深い。溶岩が流れ出た跡地を使って飛行場を作ってしまう辺りは合理的。噴火を続け、海に溶岩が流れ出ておる状態が続いているのも生きている島と感じる。
日本のようにどこかしこにコンビニ等は皆無でそれ相当の覚悟でドライブしなければならない。それだけ日本は夜中に田舎を走行していてもほぼ何か食にありつけるが、そんなには甘くはない。
それでもドイツ等に比べればリゾート地はまし。とにかくAという町からBという町までは何もない。しかしその町にはガソリン、大型スーパーが必ずあり週末の午前にはファーマーズ・マーケットをやっている。
車についてはもの凄い数のレンタカーが沖縄のよう。これも非常に便利が良いがタクシーを一週間で3台程しか見なかったので運転無しでは不便極まりないように思う。ガソリンは安い。
言葉はわかりやすい英語であり観光産業が全てであろうからほぼ親切。存外、あいづちが少ないように思ったが、相手のハナシをじっくり聞いているという面で理解は出来る。
南国の暑さは東南アジアに比して全く別のもので太陽光こそ暑いが基本的に湿度が少なく意外な程涼しい。なるほど世界的リゾートが点在する訳である。
食事はしていないからわからないが何ら魅力がなく、だからといって不健康ではない。水道水は飲めるそう。
物価は日本に1.5から2倍か。安いと思う物は無く、魅力的な土産物を探すのには困難。これはアジアに一日の長がある。せいぜいココナッツ何とかだ。
印象としてハワイ島にいる人がほぼ親切で笑顔な事。イタリア人が古代の遺産で食っているくせに偉そうだ、とか、反日的、人種差別は感じる事は皆無。
沖縄に似ているところもある。「何来るない」思想で、ホテルの部屋の備品にミスが多発する。鍵が開かなくなる、まだ掃除してないのか~い、等がそう。プリンス系列でもそんな感じ。
やたら話しかけられる事が多々。旦那が海に行っちゃってあたしゃプールよ~オッホッホ等。
車の運転は関西に比して上品。割り込み、譲り合い、ぶっ飛ばしが無い。
ハワイアン航空の職員は非常に愛想が良い。当然悪くは無いが緩い。よく喋ってはるが、楽しそうに仕事はこなしているようい思う。シートベルトサイン点灯でも着席しないし、乗客のトイレも止めない。多分だが航路の気流が安定している傾向で確かにほぼ深いな揺れを感じない。
パイロットの腕か着地がとにかくうまい。
そんな感じ。
以上: 時差ボケで帰国翌日の早朝に起きてから
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