2015年3月31日火曜日

不思議




昨夜、関空でボビーの「死」を知り、直接、妻の実家に遺灰を取りに周り、帰宅しました。
メリーは専門施設に預けてあり、翌日まで会うことが出来ませんのでか静かに対峙する事に。


余りに哀しすぎて涙も出ませんでした。遺灰を枕横に置いて、眠れぬ夜を過ごしました。
でも、そういう行為で自分が少しは落ち着きたかったのかもしれません。



不思議な現象が多々ありましたので記載します。


火曜に自宅からボビーを妻の実家に連れて行かなければなりませんでした。
本来、自分の家で最期を迎えさせてやりたかっただけに、また移動させる行為が嫌で、、
どうしても連れて行けません。

ましてやその夕方に仕事から帰宅したら、正視出来ない程に衰弱しており、
加えて若いメリーが少しの距離で見守っていたのです。

若い子なりにお兄ちゃんの異常な雰囲気がわかったのでしょうか。
見ていて、たまらず号泣しました。
メリーが膝下に来て私を慰めてくれたのも印象的でした。



ちゃんと距離をとり、静かに見守っていたメリー



用事で実家に先行していた妻に(情けない事で、恥ずかしい事ですが)一度帰宅を頼み、
たまたま訪れていた甥っ子と共に帰宅してもらい、何とか実家に運びました。

翌日の出発のために、実家から帰宅する時が私と彼の最後になりました。
これはもう辛すぎました。抱きしめる事すら出来ませんでした。
思えば、ボビーには悪い事をしてしまいました。






現実と対峙出来ない事を理由に、彼の最期は帰国まで知れないように妻に願いました。
プロとして、公私混同だけは避けなければなりません。私などは虚弱故、余計にです。

実家と妻の間では当然連絡はあったわけで、関空到着までは秘密にしてくれていました。




亡くなった日の午後、


台北のホテルでの自由なひと時にサーフェス(パッド)で調べ物をしていると、やたらとボビーが
現れたのです。勿論、写真ですが。

こういう現象はどちらかというと私は信じないタイプの人間です。


パッドはたまに指が不本意に画面に当たりますよね。それで、ではあります。
ただ、勿論メリーや色々な写真が入ってはいますから、彼の出現ばかりで異常だったわけです。

結果、嫌な予感は的中。死後、台湾まで会いに来てくれたのでしょうか?



深く愛していただけに、大きな失望が襲います。
自身の加齢による弱さも加わったせいでしょう。





メリーはというと、朝に施設に出迎えに行きました。
預けられていて不機嫌そのもの。

夕方に、少し臭うので思いっきりシャンプーをしてやりました。
その後、何となくこたつ布団を掘る仕草が多いのですが、ボビーを探している感じです。


フェイスブックやメール、電話にメッセージをくれた多くの人びとに感謝。
栄養注射先の医院の看護師さん、お花屋さんのお父さんにお兄さん、そして
色々な皆さんまでが涙を貯めて下さいました。
暖かい方々が多くて、素直に嬉しく思いました。








ボビーの死をおおいに哀しんで、しかし、メリーとの元気な生活に心を戻したいと思います。