2015年2月9日月曜日

ウブド 演奏




今朝は9時に朝食。5種類のコースメニューから個々に注文し、それぞれにサーブされる。

私を記憶、認識していた女性のスタッフのつたない日本語が最高に可愛いのだが、
配膳が終るや、私らに向かっていわく、「どうぞ」では無く、

「はい、いただきま~す!」


正しくはないが間違ってはいない・・・)

久しぶりに園児の気分も悪くない。
かわいい間違いな日本語である。そして、正そうとは思っていない。


通常は、

「はい、どぞ」

と言うスタッフが多い中、楽しい認識である。

もちろん、

「いただきまぁ~す」と言って戴く。




正午のお迎えで演奏会場に出向く。台中まで南下したがいよいよ赤道を超えて演奏する。

詳細(通常通りのリコーダーとピアノのプログラム)は良しとして、それより、たまたまウブドから
サヌールに向かうプランだった関東からのジャズ・ミュージシャン(ピアノとパーカッション奏者と
エンジニア)の方々が、こちらの知り合いからの連絡で急遽我々の演奏を聴きに来られた。

我々の正式な?プログラム演奏後に、せっかくだからとセッションしようという提案になる。


ジャズとは楽しいもので、CのブルースとDドリアンの即興を演奏した。
たまたま13年の台北で講習を行うに辺り、ジャズメンの友人に教えを乞うていたため、
経験や講習で乗り切れたものの、やはり本物のジャズ専門家との演奏には緊張した。

音楽は才能と経験であり、その経験はジャンルで生涯の総演奏時間が異なってくる。
たまたまフランスバロックや通奏低音が歴史的にも方法論も同一ゆえ、何とかなるものの、
門外漢なら楽しくはならなかったかと思うので、助かった。

そもそもがリコーダーとセッションなどは相手の方が前代未聞であろうが、一応、ちゃんと褒めて
下さいました。


バリでは不思議な縁や人間関係がつながるもので、パーカッションの男性は我がバンドの
ドラマーと友人だという。

何より、心地よい疲労と経験を積んだ。


しかし、自律神経とは凄いもので、昨日までのふわふわ感は昨夜から一切無くなり、
お仕事モードに切り替わった。
即ち、日本であろうがバリであろうが、緊張感は職業モードに完全に戻るわけだ。

楽しんで頂く側にまわるわけで、楽曲の選定や進行、司会や空気に配慮しなければならない。



無事にお勤めを終えてホテルの戻るも、ウブドの散策は欠かせない。
失敗は嫌なので以前に食したカサ・ルナというレストランで食事。

ビールに前菜にメインにコーヒーにで千円強と、やはり安価。21%の税金も入ってである。


明日は、ようやくこのホテルのプールでふわふわ出来そうだが、ひたすら晴れを望む。
スタッフとの談笑でわかったが、雨季にしても、降りっぱなしの異常気象が続いていたそうである。