2013年2月3日日曜日

高齢化に向けて




普段は若手プロ、或は他専門ながら音楽専門の音大生、音楽学部生を教える立場が多い私にとって、あまり縁が無かった、しかし心から楽器を楽しみたいという愛好家の方々のお稽古をする、という、しかし、比較的年齢の高い世代が出現して来た感があります。
(若い頃から愛好されていて、年齢を重ねられた~を含む)

★素晴らしい事で、音楽の基本三原則で脳を使うことは勿論のこと、運指やお稽古を受講する、
という事柄が身体の活性化につながり、しかもボケの防止には最適で一挙両得と考えられます。
現代楽器のように、キーが助けてはくれず、クロスフィンガリングを駆使してヴィブラートをせず、音色と音程を考えて音楽に集中していくのですから大変な事です。


その一方で、私に問題が発生して来ました。



正直、あまり慣例になかった不勉強さで今、新たに、説明方法や「時間の使い方」を問われる
岐路に立たされつつあります。行動が少し遅い~という現象に「対処する余裕」というのでしょうか。
思いやり、でしょうか。

普段から愛好家を対象に優雅なお教室をしている先生たちにはもう経験済みなことでしょう。


せっかちで短気を理性や論理で処理出来る時期が私に、いつまで続けられるかが
新たな課題となりつつあります。なぜならこちらも確かに歳を重ねているからですね。
他人には優しく自分に厳しく、という美学は不変なのですが。

そもそも、せっかくリコーダーを好きで吹いてらっしゃるのに、
そんなにこちらが急かさなくても良いわけです。
いかんいかん。



こちらが学習をするまでもう少し努力が必要です。
そして愛好者の皆さんは自然なままでいて頂きたい!


いずれにせよ、年齢問わず、少しづつ愛好家の増加はポジティブな事です。