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国公立は10月から後期が始業します。
京都の芸大に出講したらば、それは贅沢な今風の素晴らしい校舎でした。
が、(例えば、色分けなりするなりの)建屋の工夫が無く、カッコいいのでどこも同一に見えて、脳がバグる始末でして、現場で教務を探して困っていたら、学生数人が建屋と建屋に架かる橋の上から「センセ〜」なんて呼んでくれるなんて嬉しいもんでした。ありそうで無い事ですね。
学生にとってもまだ開始されたばかりで色々何かあるようですが、逆に言えば、こんな贅沢な校舎の、なかんずくトイレの綺麗さは素晴らしいものでした。しかし、わかりにくくて遅刻者続出。
面白いのは役人さん?公務員さん?かわかりませんけど、私には合奏の授業で「合奏室」をあてがわれ、ご丁寧な案内までして下さったものの、その教室には椅子と譜面台が無いという状態!!!。勿論、悪気などないでしょう。鏡を貼ればダンスが出来るほど美しい何も無い部屋でした。地べたでガイダンスで終了。
無い、、終了 |
すみません、来週までには椅子と譜面台を必ずお願いします、、と言って来ました。また、楽器の数が半分ほど見つからない状態で、これもどうしたものかと思います。
いつの時代も現場で事件が起こっております。
まっさら |
次のコマは教室が変わり(実際は楽器移動をせねばならず、これも困りもんですが)快適な講義室へ。私からは新幹線やら自転車に乗るおじさんがよく見えます。これもカッコいいガラス配置ですが、教員としては少し集中しにくい現場と感じます。
どこがどこやら |
何でしょう、、、なぜ、、「現場の声」を聞こうとしないのか、、、。合奏に譜面台無しとか、立って授業とかありませんやん、、、日本はどこへ向かうのか。
とか言いつつ、ここの、また、京都の学生のモチベーションが高いことには救われます。
そう言えば、留学したロンドン市立ギルドホール音楽院がそっくりでした。使われていけば心地良くなるのでしょう。因みに食堂も自販機もありません。
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