2022年4月21日木曜日

天国と地獄:無表情と沈黙

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父が美しく天国に旅立ったほんの数日後、私は反面、地獄の時間と空間で超現実に戻されました。その後から感情もしばらく無くなりました。無。8時半~16時半。役人は冷たい。

そうです、速度超過違反の出頭命令の29日免除のための一日講習。朝の8時半から半時間の受け付けは遅刻厳禁なため、信頼出来ぬ電車も怖く、初めて伊丹市のホテルに前入り。県民割で半額は助かりましたが、父のお別れの式からの過労でグロッキーでダウン。お陰でホテルでは久々23時には寝入り6時に起床。これはこれで一人で哀しむ良い時間にはなりましたが。

8時半には阪神免許講習センターに余裕で到着。早すぎて罪人番号003番。


超無機質な待ち合い


さて、皆さん、私は免許返納するか、車に乗るのを辞めようかと思う程の「地獄」でした。

よく、「通夜みたい」「葬式みたい」という表現がありますが、考えてみればそちらにはそれぞれに「心」があり、感情や喜怒哀楽が存在しますが、この講習に参加した18名の表情は完全に「無」。一言も発する事は無い上に椅子が「板」で机が狭くて、尻、腰が地獄的に痛い。普通の更新講習はパイプ椅子なので、こちらはやはり罰ですね。(座布団持参推奨)


おまけに、9時までに絶対受け付け。3回まで階段。窓口3つ。講習料支払いの悔し事。

2階に降りて3番部屋へ。


 9時20分から説明。おじさん登場。

10時から50分講習、10分休憩。

11時から60分講習、55分昼休み。(おにぎり持参推奨)


13時から2階へ移動し、適性検査(非常に難しい)と休憩。

14時頃からシュミレーターで検査。結構酔います。休憩。

14時20分時過ぎから3階へ移動してビデオ(内容:ひき逃げはダメ)半時間、休憩。


15時29分から20分で40問の試験。休憩。

16時から説明と警官から説明と免許のお返し。合格でした。

終わったら16時半です。長い。罪と罰。おまけに「雨」ですわ。



シュミレーターでかなり酔って安定剤、腰板と肩板でロキソニンは必携。

法に違反した事をとても深く反省させられ、名前ではなく番号で扱われ罪人気分。ずっと地獄でした。明日から1年間違反は厳禁。もう嫌になりますよね。運転しない人以上におぞましい税金を払って、人を乗せたりしているのに。趣味嗜好だけでもないのですよ車は。


よって明日から人生最後にポルシェにでもして数年で運転を辞めようと思いました。取り消されたりしますし。充分「罰」は受けましたが、こんな事していては、今後は車は売れず、税金は取れず、講習料もガソリン税も消費税も自動車税も高速道路料金も駐車場代も車産業全般も壊滅するでしょう。宅配便もタクシーも無くなりまっせ。私なんて無事故38年ですもん。しませんし、出来ない車に乗っていますし。


違和感が二つ。

私は44キロ超過で確かに危険で罰を受けるべきですが、講習内容は、酒飲むな、左折に気を付けろ、高齢者がフラフラ出て来るぞい、みたいな内容で全くしっくり来ませんでした。

係のおじさんたちのテンションが高すぎて、教室の気圧の差異が地獄度を増していました。多分天下ったこなれたおじさん達、もう少し静かにしてくれたらいいのですけど、当然わざとかと。良いですよね。大学ならそんな指導では首でっせ。


反省して、久しぶりにビールを飲んで、タクシーで帰宅してやりました。

くれぐれもお気をつけください。65歳まで位でやめとけよってな感じの説明でしたよ。