関空はFカウンターで8時45分にビジネス・チェックイン。
荷物検査は優先レーンを使え、出国は自動化ゲートを通りすぐに制限区域に到達。
しょぼ過ぎる関空のサクララウンジでしばし。これは成田の圧勝。凄い人の多さで朝ビール、朝カレーの人々に驚愕する。私はせいぜいコーヒーくらいしか飲めないからだ。しかしここまでしょぼいのもどうかと思う。成田は二階建てで非常に優雅であっただけに、この差別感はなかなか。関空は普通の待ち合いの方が格段に広いし快適なのだ。
で、早めに出て太陽光と機体を見ながら待っていた。定刻の25分前に搭乗。
今回は去年のほぼ一年前の日に押さえた全日空のマイルをフルに使った特典旅行でビジネスクラス。存外人気路線なので大きい特典だと思う。
行きは7時間の日中便で余裕で夕食を戴ける。帰りは6時間で夜行便なのでぐっすり横になれるのだった。この点ハワイ便は行きこそ7時間で眠れる人は良いが、帰りは朝に出て9時間半程かかった筈で身体に来る。
10時25分に搭乗した。ビジネスクラスの搭乗率は半分程度。
ビジネス路線では無い上、シーズンオフなのでこんなものだろう。
機材はエアバス330-300でシートは2列づつで横6席と少し古い仕様なものの充分過ぎる広さは良い。予めアメニティとアクア(水)は用意されているし、おしぼりとウエルカムドリンクもサーブされる。
先般の成田から香港へのジャルではアメニティも水もウエルカムも無かったので(食事こそ素晴らしいが)気分が上がるというものだ。15分のWi-Fiも無料なので時代も変わった。
フライトタイムは7時間10分。離陸から2時間程して今からランチである。綿密に航空券のランクごとにオーダーを取っているのもわかる。要するにマイル搭乗で支払いの無い乗客は後に回すのだった。
以前ルフトハンザでは態度にまで表す日本人乗務員がいて不快だったが、この会社は食事の希望順番程度。大抵は日本食はもうありません、となるが珍しく大丈夫のようだ。
飲み物でコーラは気が抜けていて駄目。その点はJALは一缶でくれたので上。小さいハナシだが興味深い。なんやかんやと2時間が過ぎ、あと5時間で到着する。
機内にはWi-Fiがあり15分無料だが、やはりか接続が悪い。尤も上空でまでネットをしなくても良いかもしれない。近日、それが当然になるらしく、故にシートモニターは廃止されていくそうだ。
乗客がパッドやPC等で自分のみたい映画などを勝手に観れば良い訳だ。時代がどんどん変化して行く。
2時間程寝ていた。170度になるシートで急激な眠さに身を委ねるとワープしたようで得した気分。あと90分程で到着する。1時間前に軽食のサービス。チキンサンドとエスプレッソを戴く。
担当のクルーの女性のあまりに綺麗な日本語に、どこで日本語を?と訪ねたら「お母さんが日本人です」なるほど。
サービスというかホスピタリティには秀でた国なので快適に過ごせた。
空いているしトイレは近くにありいつでもあいている。ペットボトルの水で乾きを癒し、シートも映画もある。現在LCCが躍進中でエア・アジアX成田からバリへの便が安価で購入出来るので今後どうなるのか航空業界に興味がある。
到着し、入国し、マルジャナさんの迎えを受け、両替をし、SIMを買い、ホテルに向かう。空港からは20分程のサヌール地区のビーチ沿いにあるフランス系メルキュールに3泊する。
到着前に2回程近隣のペニダ島を旋回して遅延到着。珍しく入国に並んだのが10人程度でこれは初めてなくらいにラッキー。
しかしながら荷物のターンテーブルが悪かった。待った挙げ句に台がチェンジになり延々出て来ない。15分程だが全員の苛立ちが伝わる。日本では考えられない遅さ。黙って待つのも日本人の良いところだろう。
結局現地時間18時過ぎに到着口に出る事が出来、無事にマルちゃんと出会った。何と大学3年生の息子がドライバーに。幼稚園の頃に会ったことがあり、それだけ年月を感じる事に。
バリ島のインフラは進んでいくものの、高速に乗るためのラウンドアバウトがそのために大渋滞。で、そのためのトンネルを作る工事中だとか。どこも行政はリアリティに欠いてる。結局は普通のバイパスでメルキュールに。
目が慣れないのと暗いのでよくわからないまま部屋に到着。フランス資本だけにセンスが良い。デラックスツインで八千円台なのだからやはり物価が安い。バスタブは無いがレインシャワーは完備されており、備品も丁度良い。
雨の中、しばしあるいて西洋人の多いレストランにてビールとフレンチフライ、現地料理のナシゴレンで夕食。あすは徹底してプールサイドで休む。
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